バディファイトLoveLive!サンシャイン!! 作:ヤギリ
バディポリス管轄:宇宙管制局『ギャラディノン』
この施設では、スタードラゴンワールドのモンスター達と連携して、宇宙空間の管理や観測を行い、隕石などの予測などを行なっている。宇宙空間での異常などを観測すれば、バディポリスなどに伝達が入る。
管制室
職員「管制長、宇宙空間のレイトニングから伝達が入りました。」
管制長「レイトニングから?何です?」
管制室の巨大なモニターに宇宙空間とレイトニングが映り、報告をする。
レイトニング『管制長、宇宙空間で微かな時空の歪みを感じた。』
管制長「時空の歪み?」
レイトニング『ああ。多分だが………数分後には地球圏内で大きな時空変動が起きるはずだ。』
管制官「その時空変動の原因は分からないのか?」
レイトニング(心当たりはある………だが、あり得ない………アレは遥か
管制官「どうした?レイトニング」
レイトニング『………分からない。だが気をつけろ、時空変動によって現れる存在は、強大な力を持っている可能性がある。』
そう伝えて、レイトニングからの伝達は終わる。
管制官「『強大な力』………? 今すぐに各バディポリス支局に伝えよ!」
職員「了解!」
ーーー
ーーー
「あっあっ、あ〜〜う、きゃは〜〜〜!」
千歌「ああ〜〜〜〜ん♥︎かわいい〜〜〜〜!♥︎」
「あう、あ〜〜〜〜!」
千歌「見て見て、曜ちゃん梨子ちゃん、私の指握ったよ〜〜!かぁわいいね〜〜♥︎」
梨子「もう千歌ちゃん、あんまり騒がないの!」
曜「あはは………」
絵里「うふふ………
千歌「千歌お姉ちゃんかぁ………いい響き〜〜」
千歌達は今、盛谷家に来ていた。
きっかけは、たまたま買い物をしていた絵里と千歌達がばったりと会い、その時、絵里に家に招かれたのだ。
絵里「みんな本当にありがとうね。家事の間、咲笑の面倒を見てくれて。そんなつもりで招いた訳じゃないんだけど………」
梨子「いいんですよ。私達も咲笑ちゃんと遊びたかったですし。」
曜「千歌ちゃん、次は私だよ!」
千歌「うん!」
咲笑「きゃっきゃっ!」
梨子「んん〜〜♥︎かわいい♥︎」
千歌達は、咲笑を抱っこしたり、ほっぺを触ったり、色々遊んだ。
それからしばらく経って………
咲笑「すぅぅ………すぅぅ………」
千歌「咲笑ちゃん、寝ちゃったね。」
曜「うん。いっぱい遊んだからね。」
絵里「お疲れ様、本当にありがとう。」
梨子「あ、いえ」
絵里「はぁ〜………、子供をあやしながら家事するのは結構大変ね、世のお母さん達を尊敬する事が多いわ。」
曜「大変なんですね。」
絵里「あなた達にも子供ができれば分かるわよ?」
千歌「自分の子供か〜………考えた事もなかった。」
絵里「私もよ。いざ子供が出来れば親の大変さがよく分かる、私には妹もいるから、お母さんは私の倍は大変だったのかもね………」
千歌「絵里さん………?」
絵里「あ、ごめんね?咲笑の面倒を見てくれたお礼におやつを用意したから、めしあがれ。」
梨子「ありがとうございます。」
千歌/曜「いただきます!」
曜「そう言えば、希さんは居ないんですか?」
絵里「ええ、希はちょっとした用事で出かけてるわ。サツキも臨時で仕事が入っちゃってね。咲笑と2人だと寂しいし、あなた達3人に会えて良かったわ。」
千歌「私達で良かったら、いつでも咲笑ちゃんの面倒を見ますよ。」
絵里「ありがとう。また機会があればお願いするわね。」
梨子「ふふふふ………千歌ちゃんったら、すっかりお姉ちゃん気分だね。」
曜「そうだね。千歌ちゃんは1番末っ子だから、お姉ちゃんって呼ばれるのが嬉しいんだよ。」
梨子「ああ、そういう………。」
ーーー
ーーー
同時刻………
バディポリス 沼津支部に緊急の通信が入る。
オペレーター1「はい。こちらバディポリス沼津支部 司令室です。………………え⁉︎はい、分かりました!」
局長「ん?どうかしたのかい?」
オペレーター1「はい。宇宙管制局からの緊急伝令です。昨日あたりから宇宙空間で異常な周波数と時空間の微かな歪みを観測したらしいです。」
局長「宇宙空間で?」
オペレーター1「はい。それともう一つ………」
局長「何だ?」
オペレーター1「今から数十分後、いや数分後に地球圏内で大きな時空変動が起きる可能性がある。と………」
局長「大きな時空変動………? 分かった、十分に警戒してくれ。」
ーーー
ーーー
千歌達は咲笑の面倒を見た後、絵里とおやつを食べながら笑談していた。そして時間も5時を過ぎた為、千歌、曜、梨子はそろそろ帰ろうとしていた。
盛谷家 玄関口………
絵里「今日は本当にありがとう。咲笑の面倒を見てくれて助かったわ。」
梨子「こちらこそ、おやつとかいただいちゃって、ありがとうございます。」
曜「また遊ぼうね、咲笑ちゃん。」
絵里「ほら咲笑ちゃん、お姉ちゃん達にバイバイって。」
咲笑「あっ、あう〜〜!」
千歌「えへへ………、バイバイ咲笑ちゃん!」
千歌達が帰ろうとした時、梨子のデッキからバディである「超星竜ジャックナイフ」が現れた。
ジャックナイフ『梨子!』
梨子「ジャック、どうしたの?」
ジャックナイフ『空間が震えている………』
梨子「え?」
曜「どういう事?」
千歌「みんな!あれ見て!」
千歌が空を指差す。
すると、空が陽炎のように少し揺らめいてるように見える。そしてその揺らめきが少しずつ大きくなり、だんだん空間が歪んでいるようになる………
梨子「………⁉︎」
ジャック『気をつけろ、歪みが大きくなって来たぞ。』
ーーー
ーーー
バディポリス沼津支局
オペレーター2「⁉︎ 宇宙管制局から新たな伝令!地球圏内で異常な周波数を確認!大きな歪みが起きているらしいです!」
局長「宇宙管制局のレイトニングの言ったとおりか………、地球への異常は?」
オペレーター1「今のところは問題ありません。」
局長「そうか………」
ーーー
ーーー
盛谷家 玄関口………
上空の歪みは次第に大きくなる。すると空間が捻じ曲がるような歪みに変わり、中心に穴が空いて強い光を放つ………
その光に千歌達は思わず目を閉じる………
絵里「な、何………?」
曜「うぅ………ん………」
梨子「何が起きたの………?」
ジャックナイフ『みんなアレを見ろ!』
千歌「何………アレ⁉︎」
目を開けると空には、禍々しい黄黒いオーラを放つ青紫の球体が上空に浮かんでいた。
梨子「ジャック、アレは?」
ジャックナイフ『いや、俺にも分からない………だが、禍々しい感じだけは強く感じる。』
曜「その感じ、私にも分かるよ。」
ーーー
ーーー
宇宙空間
レイトニング『この禍々しい感じ………まさか本当に………、『魔星』なのか?』
ーーー
ーーー
千歌達は空に浮かぶ禍々しい球体を不審に思いながらも、盛谷家を後にした。
3人が帰路を歩いていると………千歌のスマホに着信が入る。
千歌「あ、ダイヤさんからだ………はい、もしもし?」
ダイヤ『千歌さん!大丈夫ですか?そちらに何か問題はありませんか?』
千歌「え?あ、もしかして、空のあの大きな球体の事ですか?」
ダイヤ『はい。何か異様な雰囲気がありますので、みなさんに無事を確認しているのです。特に千歌さん、曜さん、梨子さんは、異様な事態に巻き込まれる可能性が高いので………』
千歌「今のところは大丈夫です。曜ちゃんと梨子ちゃんも………」
梨子「⁉︎ 千歌ちゃん!」
曜「アレ見て⁉︎」
千歌「え?」
千歌が、曜と梨子の安全を伝えようとした時、曜と梨子が球体を指差して、千歌に呼びかける。
すると、球体のある位置から何かがゆっくりと降下してくる。そしてそれは、ゆっくりと千歌達の前に降り立つ………
ダイヤ『千歌さん!曜さん、梨子さん⁉︎ 何かありましたか?』
千歌「すみませんダイヤさん………、後で掛け直します。」
ダイヤ『ちょっと!お待ちな………!』
そう言って千歌は通話を切る。そして、目の前に降り立った何かを見る。それは、黄黒いオーラを放ち、殻のような、骨のようなモノが身体の至るところから突き出ていて、禍々しい雰囲気を纏った不思議なモンスターだった。
千歌「何………?あのモンスター」
梨子「見るからに危なそうね………」
曜「あの星みたいなのから来たのかな?」
『千歌………』
千歌「バルソレイユ?」
千歌のデッキからバルソレイユが現れる。
バルソレイユ『この禍々しいプレッシャーは………』
千歌「分かるの?バルソレイユ?」
バルソレイユ『ああ。奴からは元のモンスターの力の他に、何か別の得体の知れない禍々しい力を感じる………。もしかしたら、あのモンスターは何者かに操られているか、蝕まれているはずだ。』
曜「蝕まれてる………?」
バルソレイユ『ああ。奴はいずれ本来とは全く別のモンスターに変わってしまうのかもしれない。』
梨子「そ、そんな………」
バルソレイユ『っ! まだ来る!』
バルソレイユが指摘したとおり、空からさらに2体の謎のモンスターが3人の前に降り立つ。その2体も、黄黒いオーラを放ち、殻のような、骨のようなモノが身体から突き出ている。
そして3体の謎のモンスターはデッキを構える。
曜「「ファイトしろ」って事だろうけど、どうする?千歌ちゃん、梨子ちゃん」
梨子「大人しく逃してくれそうにないわよね?きっと………」
千歌「何だかよく分かんないけど、バディファイトなら受けて立つよ!」
謎のモンスターは、殻や骨のようなものが突き出て、見た目こそ変わっているが、原型は「ガルバニッックフェザー・ドラゴン」「ガンマレディアス」「ブラックドラゴン ディエンテス」のようだ。
3人それぞれの相手と向き合い、デッキを構える………そして同時にルミナイズを行う。
千歌「全てを照らす光、眩き無限の烈光!輝きのルミナイズ!〈光輝なる超太陽〉」
曜「紫紺の煌めきよ、悔しさと哀しみを漆黒の輝きへと導け!輝きのルミナイズ!〈シャイニングレイ・ダークネス〉」
梨子「私達の願いよ、輝きを放つ竜星となりて無限の彼方へ導け!輝きのルミナイズ!〈シャイニング・スターライト〉」
謎のモンスター達『魔星龍の命の下に………ルミナイズ………!』
梨子「スタードラゴンワールド」
◼️手札6/ゲージ2/LP10
ガンマレディアス『スタードラゴンワールド』
◼️手札6/ゲージ2/LP10
梨子「私の先攻、ドロー、チャージ&ドロー!」
◼️手札6→7/ゲージ2→3
梨子「ライトに〈超星竜 ジャックナイフ〉をバディコール!」LP10→11
◼️手札7→6/ゲージ3→2
超星竜 ジャックナイフ
サイズ2/攻5000/防5000/打撃3/【ソウルガード】
梨子「登場時、デッキトップから3枚見るわ。」
確認したカード
◼️竜装機 ストレングス
◼️剣星機 J・スラスター
◼️竜装機 エルガーカノン
梨子「エルガーカノンをジャックに【星合体】!残りはドロップ。」
ジャックナイフ ソウル1
梨子「レフトに〈竜装機 シルトファイター〉をコール、登場時に1チャージ!そして【星合体】」
◼️手札6→5/ゲージ2→3
ジャックナイフ ソウル1→2
梨子「さらにキャスト!〈スタージャック・リペア〉1チャージ、そしてドロップから〈竜装機 ストレングス〉を【星合体】」
◼️手札5→4/ゲージ3→4
ジャックナイフ ソウル2→3
梨子「アタックフェイズ!」
ジャックナイフ ソウル3
◼️竜装機 エルガーカノン
(ジャックナイフ 攻5000→7000/打撃3→4)
◼️竜装機 シルトファイター
(【対抗】ソウルからドロップに置いて、ダメージを0に減らす。)
◼️竜装機 ストレングス
(ジャックナイフ 攻7000→8000/【貫通】)
梨子「ジャックナイフで相手に攻撃!打撃4!」
ガンマレディアス『ぐぅ………ぅぅ!』LP10→6
梨子「ターンエンド」
◼️手札4/ゲージ4/LP11
ガンマレディアスは無機質な男性の電子音声でターンを始める。
ガンマレディアス『自分のターンだ。ドロー、チャージ&ドロー!』
◼️手札6→7/ゲージ2→3
ガンマレディアス『キャスト〈コア・リサイクル〉デッキから〈竜装機〉1枚をゲージに置く。』
◼️手札7→6/ゲージ3→4
ガンマレディアス『〈ドラグアームズファクトリー〉手札から〈竜装機〉1枚を捨て、2ドローする。』
◼️手札6→5→4→6
ガンマレディアス『ゲージ3払い、ライトに〈
◼️手札6→5/ゲージ4→1
サイズ3/攻8000/防8000/打撃3/【ソウルガード】
ガンマレディアス『ガンマレディアスの登場時能力、ドロップの〈竜装機〉3枚をソウルに入れる。』
ガンマレディアス ソウル0→3
梨子「っ⁉︎」
ガンマレディアス『アタックフェイズ。』
ガンマレディアス ソウル3
◼️竜装機 エルガーカノン
(ガンマレディアス 攻8000→10000/打撃3→4)
◼️大竜装機 フォトンランサー ×2
(ガンマレディアス 防8000→10000→12000/【移動】)
ガンマレディアス『ガンマレディアスでファイターに攻撃.打撃4』
梨子「きゃぁぁ!」LP11→7
ガンマレディアス『ターンエンド。』
◼️手札5/ゲージ1/LP7
梨子「私のターン、ドロー、チャージ&ドロー!」
◼️手札4→5/ゲージ4→5
梨子「ゲージ2払い、ジャックナイフを進化!〈超星光輝竜 ジャックナイフ〉!」
◼️手札5→4/ゲージ5→3
★
スタードラゴンW
ネオドラゴン
サイズ2/攻7000/防5000/打撃2
◼️【コールコスト】このカードを君のカード名に「ジャックナイフ」を含むモンスター1枚までの上に重ねて、ゲージ2払う。
◼️【起動】君のドロップから《竜装機》1枚までをこのカードのソウルに入れて、君のライフ+1!この能力は1ターンに1回だけ使える。
◼️このカードのソウルが3枚以上あるなら、このカードの打撃力+1して、君のカード全ての攻撃力+2000する。
【移動】【ソウルガード】/ソウル4
梨子「スターライトジャックはソウル3枚以上あれば打撃+1!さらに場のカード全ての攻撃力+2000!」
スターライトジャック
攻7000→9000/打撃2→3
梨子「ジャックナイフの能力!ドロップから〈剣星機 J・ アーセナル〉を【星合体】!そしてライフ+1!」LP7→8
スターライトジャックナイフ ソウル4→5
梨子「アタックフェイズ!」
スターライトジャックナイフ ソウル5
◼️竜装機 エルガーカノン
(ジャックナイフ 攻9000→ 11000/打撃3→4)
◼️竜装機 シルトファイター
(【対抗】ソウルからドロップに置いて、ダメージを0に減らす。)
◼️竜装機 ストレングス
(ジャックナイフ 攻 11000→13000/【貫通】)
◼️剣星機 J・アーセナル
(ジャックナイフ【貫通】【移動】/攻撃を無効化されたら【2回攻撃】を得る。)
ガンマレディアス『【移動】はしない。』
梨子「ジャックでファイターのガンマレディアスに攻撃!打撃5!」
ガンマレディアス『キャスト〈アースバリア〉攻撃を無効化してライフ+1だ。』LPLP7→8
◼️手札5→4
梨子「ソウルのJアーセナルの能力で、攻撃を無効化されたら【2回攻撃】を得るわ!もう一度ジャックで攻撃!打撃5」
ガンマレディアス『ぐぁぁぁ!』LP8→3
梨子「ターンエンドよ。」
◼️手札4/ゲージ3/LP8
ガンマレディアス『相手のターン終了時、ゲージ2払い………、魔星龍の命の下に、侵蝕せよ我が世界。』
イロウシェンTHEフラッグ
ガンマレディアス『魔星龍域』
★
魔星龍域
フラッグ
◼️「魔星龍域」は最初のフラッグに選べず、全てのフラッグでデッキに入れて使える。
◼️君は「魔星ゾーン」のカードを使える。そしてこのカードの下にあるフラッグの能力を得る。
◼️"魔星侵蝕"相手のターン終了時、ゲージ2払ってよい、払ったら、手札のこのカードを君のフラッグの上に重ねる。"魔星侵食"はファイト中1回だけ使える。
◼️君のメインフェイズ開始時、君の手札を好きなだけ捨ててよい。捨てたら、その枚数分、魔星ゾーンからカードを手札に加える。この能力は1ターンに1回だけ使える。
◼️君の場のカード全ては属性に〈魔星龍〉を得て、君はサイズの合計8までのモンスターを置ける。
スタードラゴンワールドのフラッグは黄黒いオーラに覆われ、見えなくなる、そして現れたフラッグは禍々しい龍の頭をモチーフにした、黄黒いオーラを纏ったフラッグだった。
梨子「何なの………あのフラッグ⁉︎」
ジャック『フラッグ自体から溢れ出る、この禍々しいプレッシャーは………⁉︎』
ガンマレディアス『ぐうぁぁぁぁ!』
さらに、ガンマレディアスの白い機体が黒色に変わり、身体を走るラインは紫に変わる。そしてガンマレディアスは黄黒いオーラを纏う。
ガンマレディアス『自分のターン。ドロー、チャージ&ドロー。』
◼️手札5→6/ゲージ1→2
今回も感想を是非‼︎
ーーー次回予告ーーー
突然出現した禍々しい巨星………
襲いかかる謎のモンスター達………
そして、謎のフラッグ『魔星龍域』………
次回『襲い来る魔星龍 梨子 vs 謎のモンスター』