バディファイトLoveLive!サンシャイン!! 作:ヤギリ
前回の『バディファイトLoveLive!サンシャイン‼︎』
フェルドラグの力と、ドラゴンフォースの力を合わせて1ヶ月後の沼津に飛んだ千歌達、海が荒れ、地が割れ、天が轟く中で、ついに『三壊王』と対峙する。
曜とアラトは2人でアリュスリーガとファイトし、見事にアリュスリーガを撃破した!
梨子とレミーアも2人でディガルゾーロとファイトし、そしてディガルゾーロを撃破した!
ーーー
ーーー
曜とアラト、梨子とレミーアがファイトしている同刻、千歌、アダフ、レヴェルの3人とフェルドラグは赤い竜人と対峙していた。
赤い竜人『良いのか?1人でも仲間に付いて行かなくても。』
千歌「私は、梨子ちゃんと曜ちゃんを信じてる!」
アダフ「我々も、アラトとレミーアを、我が子達を信じるだけです。」
レヴェル「私も、彼女達を信じます。」
赤い竜人『………………信じるという感情は我にはよく分からないが、「心配するまでもない」ということか。』
赤い竜人は何か納得したような微妙な解釈をした。その時、赤い竜人は何かを感じ取った様子になり、他の竜人達が移動した方向を確認して、千歌達の前に降りて来る。
赤い竜人『どうやら、双方でファイトが始まったようだな。我々も始めよう。我は風を起こし雷を轟かす天空の破壊王 デグロドーザだ。さぁ、誰が我とファイトするのか………』
デグロドーザは、自分とファイトする相手を求めた………
千歌「なら私が………!」
アダフ「いや、私が行きます。」
千歌がファイトを受けようとした時、アダフが静止する。
レヴェル「私もいますよ、千歌さん。」
千歌「アダフさん、レヴェルさん………」
デグロドーザ『言っておくが、我とファイトするなら2人で来るがいい。貴様らが我を倒せる可能性が増すかもしれんぞ? それだけではなく、我は一気に2人の邪魔者を駆除できのでね。』
レヴェル「なら私とアダフさんで行きましょう。」
アダフ「ああ。」
千歌「待ってください!ファイトなら私が………」
アダフ「千歌さん、今回のファイトは私とレヴェルに任せて貰えませんか?」
千歌「え………」
レヴェル「千歌さん、あなたが曜さんと梨子さんを信じるように、私とアダフさんを信じてください。」
アダフとレヴェルの言葉に千歌は、アダフに言われた事を思い出していた。
「千歌さん、あなたはこの大きな力を持った事で、いつしか………いや、いつの間にか自分の意思とは関係なく、自分の力を過信していたのではないのですか?ドラゴンフォースがあれば自分1人で何でも守れる、何でも救えると………少し慢心を感じているのでは?」
その言葉を思い出し、千歌は、このファイトを2人に任せる事を決めた。
千歌「………………分かりました。信じます!」
レヴェル「ありがとう、千歌さん」
アダフ「では、ファイトを始めましょう!」
デグロドーザ『うむ。』
アダフ「御霊の竜達の祈りを聞き、最悪の未来に霊竜の鉄槌を下さん………ルミナイズ!〈御霊の竜王〉」
レヴェル「神のお告げにより、汝の魂を救済します………ルミナイズ〈御霊の救済〉」
デグロドーザ『吹き荒れる風よ、光轟く雷鳴よ、我は広大なる天空に座す破壊の王である。ルミナイズ〈天空を統べる破壊王〉』
オープンTHEフラッグ
アダフ「ダークネスドラゴンワールド」
◼️手札6/ゲージ2/LP10
レヴェル「ダークネスドラゴンワールド」
◼️手札6/ゲージ2/LP10
デグロドーザ『ドラゴンワールド』
◼️手札6/ゲージ2/LP10
レヴェル「私からです。ドロー、チャージ&ドロー!」
◼️手札6→7/ゲージ2→3
レヴェル「ゲージ1払いライトにバディコール(LP10→11)!〈救済霊竜 フォルドル〉」
◼️手札7→6/ゲージ3→2
★
救済霊竜 フォルドル
ダークネスドラゴンW/ドラゴンW
霊竜
サイズ2/攻6000/防2000/打撃2
◼️【コールコスト】ゲージ1払い、君のデッキの上から1枚をこのカードのソウルに入れる。
◼️このカードが攻撃した時、相手の場のカード1枚を選び、ライフ1払ってよい。払ったら、選んだカードを破壊して、相手にダメージ2!
◼️相手のアタックフェイズ中、相手は可能なら、このターンの最初の攻撃を場のカード1枚でこのモンスターに攻撃する。
【ソウルガード】/ソウル1
レヴェル「レフトに〈霊竜 ジィリア〉をコール!」
◼️手札6→5
霊竜 ジィリア
ダークネスドラゴンW/ドラゴンW
霊竜
サイズ1/攻4000/防1000/打撃1
◼️相手のターンの最初の攻撃で、君のモンスターが攻撃されている時、このカードを攻撃されているモンスターのソウルに入れて、攻撃しているモンスター1枚の攻撃力-3000!
◼️このカードがソウルにある〈霊竜〉のモンスターの防御力+3000!
レヴェル「ライフ1払い〈霊竜の杖 ファグロ〉を装備!」
◼️手札5→4/LP 11→ 10
★
霊竜の杖 ファグロ
ダークネスドラゴンW/ドラゴンW
霊竜
攻4000/打撃1
◼️【装備コスト】ライフ1払う。
◼️相手のターンの最初の攻撃で君のモンスターが攻撃されている時、君のデッキの上から1枚を攻撃されているモンスター1枚のソウルに入れて、相手にダメージ1!
◼️このカードが破壊された時、君のライフ+1!
レヴェル「アタックフェイズ!フォドルで相手に攻撃です!打撃2!」
デグロドーザ『ぐっ!』LP10→8
レヴェル「私はターンエンドです。」
◼️手札4/ゲージ2/LP10
アダフ「次は私だ。ドロー、チャージ&ドロー!」
◼️手札6→7/ゲージ2→3
アダフ「私もライトにバディコール(LP10→ 11)!竜の御霊よ………我が元に集い、黒金の竜王をここに顕現させよ。〈御霊の霊王竜 フェルドラグ〉」
◼️手札7→6/ゲージ3→0
★
御霊の霊王竜 フェルドラグ
ダークネスドラゴンW/ドラゴンW
霊竜
サイズ3/攻12000/防6000/打撃2
◼️【コールコスト】君の場のモンスター1枚をドロップに置き、ゲージ3を払う。
◼️このカードが登場した時、君のデッキの上から3枚をこのカードのソウルに入れる。
◼️"霊竜光召"【起動】このカードが攻撃した時、君のドロップからサイズ1以下の〈霊竜〉1枚を【コールコスト】を払ってコールする。そのモンスターは、場から離れるまでサイズ0として扱う。
◼️相手のアタックフェイズ中、相手は可能なら、このターンの最初の攻撃を1枚で、このカードに攻撃する。
【2回攻撃】【ソウルガード】【反撃】
アダフ「登場時、デッキトップから3枚をフェルドラグにソウルイン!」
フェルドラグ ソウル0→3
アダフ「さらに〈アクセルエンド〉デッキトップから5枚破棄して、1チャージ。」
◼️手札6→5/ゲージ0→1
アダフ「さらにライフ1払い〈霊竜の剣 ブレェジン〉を装備だ。」
◼️手札5→4/LP 11→ 10
霊竜の剣 ブレェジン
ダークネスドラゴンW/ドラゴンW
霊竜
攻5000/打撃2
◼️【コールコスト】ライフ1払う。
◼️相手のターンの最初の攻撃で、君のモンスターが攻撃されている時、このカードを、攻撃されているモンスターのソウルに入れて、相手にダメージ1!
◼️君の場の〈霊竜〉のモンスターのソウルが3枚以上あるなら、このカードは【2回攻撃】を得る。
アダフ「アタックフェイズを行います。フェルドラグで相手に攻撃!フェルドラグの能力発動!"霊竜光召"ドロップより〈霊竜 ジィルス〉をサイズ0にしてコールだ!」
★
霊竜 ジィルス
ダークネスドラゴンW/ドラゴンW
霊竜
サイズ1→0/攻4000/防1000/打撃1
◼️【コールコスト】ライフ1払う。
◼️このカードが登場したターン中、君の場の〈霊竜〉全ての攻撃力+3000、打撃力+1!
◼️相手のターンの最初の攻撃で、君のモンスターが攻撃された時、このカードをそのモンスターのソウルに入れて、君のライフ+2!
【貫通】
アダフ「ジィルスが登場したターン中、場の〈霊竜〉全ての攻撃力+3000、打撃+1だ!」
フェルドラグ
攻12000→15000/打撃2→3
ジィルス
攻4000→7000/打撃1→2
ブレェジン
攻5000→8000/打撃2→3
アダフ「フェルドラグの打撃3です!」
デグロドーザ『ぐぁぁぁ!』LP8→5
アダフ「ターンエンドです。」
◼️手札4/ゲージ1/LP10
デグロドーザ『我のターン。ドロー、チャージ&ドロー』
◼️手札6→7/ゲージ2→3
デグロドーザ『レフトに〈メラブレード・ドラゴン〉をコール、ライトに〈フレアファング・ドラゴン〉をコールだ。』
◼️手札7→6→5
メラブレード・ドラゴン
サイズ1/攻3000/防1000/打撃2
フレアファング・ドラゴン
サイズ1/攻3000/防1000/打撃1
デグロドーザ『フレアファングの能力で1チャージ、1ドローだ。』
◼️手札5→6/ゲージ3→4
デグロドーザ『そして2体のモンスターを破壊して、ゲージ3払いバディコール(LP5→6)………」
◼️手札6→5/ゲージ4→1
デグロドーザ『雷鳴を轟かせ雲を割り天空に座せ、我こそが天空を統べる壊王だ。〈天雷ノ壊王 デグロドーザ〉』
天雷ノ壊王 デグロドーザ
ドラゴンW
赤竜/太陽竜/壊王
サイズ3/攻10000/防6000/打撃3
◼️【コールコスト】君の場のモンスター2枚を破壊して、ゲージ3払う。
◼️このカードが登場した時、君のライフを1にしてよい。1にしたら、君のデッキの上から8枚をこのカードのソウルに入れる。
◼️このカードがセンターにいる時、君はダメージを受けない。
◼️"ラグナロク・スカイフォール"【起動】このカードのソウル1枚をドロップに置いて、手札を1枚捨ててよい。捨てたら、相手の場のカードを全て破壊して、破壊した枚数分、相手にダメージ!!"ラグナロク・スカイフォール"は1ターンに1回だけ使える。
【3回攻撃】【ソウルガード】
デグロドーザ『登場時能力だ。我は自身のライフを1にする。』LP6→1
アダフ/レヴェル「………っ⁉︎」
ーーー
ーーー
千歌「え⁉︎ 自分のライフを1にしちゃうの⁉︎」
ーーー
ーーー
アダフ「いったい、何を考えている………!」
デグロドーザ『動じるな。そして、デッキトップから8枚を我がソウルとする。』
デグロドーザ ソウル0→8
レヴェル「ソウルが8枚ですって⁉︎」
アダフ「なんと………」
デグロドーザ『我が【起動】能力!我がソウルを1枚と手札1枚をコストにして発動! 相手の場のカードを全て破壊する!』
◼️手札5→4
アダフ/レヴェル「………⁉︎」
デグロドーザ ソウル8→7
デグロドーザ『風よ雷よ、吹き荒れ轟き、全てを破壊せよ!"ラグナロク・スカイフォール"』
デグロドーザは片手を天に掲げ、風が集約される。そして集約した風の塊に雷が落ち、雷を纏う風の巨大な球体を造り出した。そしてその風と雷の球体を投げ付け、相手のフィールド全体を包み込んで破裂した。
フェルドラグ 破壊!
【ソウルガード】ソウル3→2
霊竜 ジィルス 破壊!
霊竜の剣 ブレェジン 破壊!
フォルドル 破壊!
【ソウルガード】ソウル1→0
霊竜 ジィリア 破壊!
霊竜の杖 ファグロ 破壊!
デグロドーザ『さらに、破壊したカードの枚数分、貴様達にダメージだ!』
アダフ「私達の破壊されたカードは………」
レヴェル「合計6枚………!」
デグロドーザ『そう、6ダメージだ!』
吹き荒れる風の中で、アダフとレヴェルは風に纏い付く雷に襲われる!
アダフ/レヴェル『うぁぁぁぁ!!』LP10→4
アダフ「ぐぅ………!こんな能力が………⁉︎」
デグロドーザ『アタックフェイズだ。』
アダフ「この時、フェルドラグの能力発動!相手は最初の攻撃を1枚でフェルドラグに行わなければならない!」
レヴェル「フォルドルも、同じ能力があります!」
デグロドーザ『ならば、フォルドルに攻撃する!』
今のフォルドルにソウルは無い!
アダフ「キャス………」
レヴェル「アダフさん。」
アダフ「っ⁉︎ レヴェル………」
アダフはソウルの無いフォルドルを守ろうとキャストしようとしたが、レヴェルはそれを首を左右に振って静止する。その真意は言わずもがな、ライフが少ない今、フォルドルの為ではなく、自分を守る為にカードを使うようにとのレヴェルの計らいである。
フォルドルも、撃破を覚悟にデグロドーザにぶつかる!
デグロドーザ
攻10000
フォルドル
防2000
フォルドル 撃破!
デグロドーザ『【2回攻撃】だ。人間共に攻撃する。打撃3!』
アダフ「くっ………キャスト!〈竜霊術:ネクロマンス・インダクション〉」
◼️手札4→3
竜霊術:ネクロマンス・インダクション
ダークネスドラゴンW/ドラゴンW
霊竜
◼️相手のターンの攻撃中に使える。
◼️【対抗】このカードを君の場の〈霊竜〉のモンスター1枚のソウルに入れる。入れたら、攻撃している相手のカードの攻撃の対象を、このカードがソウルにある〈霊竜〉のモンスター1枚に変更する。〈竜霊術:ネクロマンス・インダクション〉は1ターンに1枚だけ使える。
アダフ「このカードをフェルドラグのソウルに入れ、攻撃対象をフェルドラグに変更する!」
フェルドラグ 撃破!
【ソウルガード】ソウル2→3
デグロドーザ『ほう。ならば望みどおりに、フェルドラグに攻撃続行する。』
デグロドーザ
攻10000
フェルドラグ
防6000
フェルドラグ 撃破!
【ソウルガード】ソウル3→2
レヴェル「あ、ありがとうございます。アダフさん」
アダフ「ああ。」
デグロドーザ『ほう………だが【3回攻撃】だ。打撃3!』
レヴェル「今度は私が守ります!キャスト〈ミッドナイトシャドウ〉攻撃を無効化します!」
◼️手札4→3
デグロドーザ『ふん………、キャスト〈壊王力:豪壊破〉』
◼️手札4→3
★
壊王力:豪壊破
懐王
『懐王力』(君のバディが〈懐王〉のカードなら、このカードは、そのカードと同じワールド名のカードとして扱い、デッキに入れられる。)
◼️【対抗】君の場の〈懐王〉のモンスター1枚の打撃力+1して、スタンドする。『懐王力:豪壊破』は1ターンに1回だけ使える。
デグロドーザ『我の打撃力+1してスタンドする。』
デグロドーザ
打撃3→4
アダフ「くっ!」
レヴェル「そんな………」
デグロドーザ『デグロドーザで四度目の攻撃だ。打撃4!』
アダフ「………………」
アダフは自分の手札を確認するが、防御系のカードを持っていなかった。レヴェルにも目配せで確認を求めるが、レヴェルも首を左右に振り、防御系のカードを持っていない事を確認した。
レヴェル「ここまで………ですね。」
アダフ「ああ、後は千歌さんに任せましょう………」
デグロドーザは雷を纏う竜巻をアダフとレヴェルに放つ!
アダフ/レヴェル「ぐわぁぁぁぁぁ!/きゃぁぁぁ!」LP4→0
千歌「アダフさん!レヴェルさん!」
レヴェル「すみません………千歌さん………負けてしまいました。」
アダフ「出しゃばっておきながら負けてしまうとは………、全く、情けない限りです………」
千歌「そ、そんな事………ないです!」
アダフ「私は、この沼津が好きです。この街を守る為なら命を賭ける覚悟もありました………。千歌さん………後は、任せてよろしいですか?」
千歌「!………はい。任せてください!」
アダフとレヴェルは安心したように眼をつむり、気を失ってしまった………。そして千歌は2人に背を向け、デグロドーザに向き合う。
千歌「………………」
デグロドーザ『愚かなる小娘よ、我の力を見せつけられて尚、我の前に立ちはだかるか。』
千歌「アダフさんは、ほんとにこの街が好きだった。この街を守ろうとあなたに立ち向かった。私だって同じ、この街が大好き。だから立ち向かう、あなたがどれだけ強くても、私は何度でも立ち向かう、絶対にあなたを倒す!」
デグロドーザ『ならば向かって来るがいい。絶対的な我が壊王の力を存分に味あわせてやろう。』
千歌「全てを照らす光、眩き無限の烈光!輝きのルミナイズ!〈光輝なる超太陽〉」
デグロドーザ『吹き荒れる風よ、光轟く雷鳴よ、我は広大なる天空に座す破壊の王である。ルミナイズ〈天空を統べる破壊王〉』
今回も感想を是非‼︎
ーーー次回予告ーーー
『三壊王』も残すところ1体となった。
アダフとレヴェルを相手に驚異的な強さを見せたデグロドーザの能力に、千歌は徐々に追い詰められていく。だが、この街を愛して戦ったアダフとレヴェル、そして自分達の為に………負けるわけにはいかない!
次回『『三壊王』との決戦! 千歌 vs デグロドーザ』