バディファイトLoveLive!サンシャイン!!   作:ヤギリ

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グリスからの挑戦

前回までの『バディファイトLoveLive!サンシャイン‼︎』

 

 

ついに〈冥府龍〉との戦いは幕を閉じた。

敗北した「冥府龍王 ギラ」と冥府の塔は崩れて粒子となり、黒い穴に吸い込まれ、黒い穴も閉じて空から消えた。これで〈冥府龍〉は完全に消滅したのだった。

 

そして平和を取り戻した街を尻目に、グリスは千歌にファイトを挑むのだった。

 

ーーー

ーーー

 

十千万前の浜辺………

 

 

千歌「………じゃあみんな、帰ろっか!」

 

Aqours「うん(ええ)!」

 

グリス『待ってくれ、千歌。』

 

 

千歌達が十千万に帰ろうとした時、グリスが千歌を呼び止める……。

 

 

千歌「ん?どうしたの?」

 

真柴「グリス?」

 

グリス『千歌………、俺とファイトしてくれないか?』

 

千歌「………………え?」

 

 

グリスは唐突に、千歌にファイトを挑んだ。グリスは静かに千歌の返答を待つ。

 

 

千歌「……………そのファイト、今じゃなきゃダメかな?」

 

グリス『ん、いや、そんな事も無いが………。』

 

千歌「なら、今日はヤメにしない?」

 

真柴「グリス、千歌達だって疲れてるんだ。それに、俺もお前もボロボロだろ?」

 

グリス『そうだな………、悪かったな、千歌。』

 

千歌「ううん、でも、私もグリスと真柴君とまたファイトしたいし………、じゃあ明日ファイトしようか。」

 

グリス『受けてくれるのか?』

 

真柴「ありがとな、千歌。」

 

千歌「うん。じゃあ今日は帰ろう!」

 

 

Aqoursと真柴は十千万へ、サツキと炎斬は自分の家に帰って行った。

 

ーーー

ーーー

 

十千万………

 

 

志満『みなさん、お疲れ様でしたね。』

 

果南「えっと………こっちってどっちかな?」

 

花丸「見た目と声が同じだから見当がつかないずら。」

 

千歌「エンデュミアスだよ。」

 

善子「分かるの⁉︎」

 

千歌「うん。なんとなくだけどね。」

 

ダイヤ「姉妹の感と言うものですわね。」

 

志満「みんな、今日は疲れたでしょ?今日も泊まって行ってもいいからね。」

 

千歌「今日も?」

 

志満「千歌ちゃんの意識が無い間、みんな千歌ちゃんを心配して、ずっと家に泊まってたのよ?」

 

 

志満の言う通り、千歌が仮死状態の間、Aqoursのみんなは、千歌を心配して4日間、千歌の部屋の隣の部屋に泊まっていたのだ。

 

 

千歌「みんな………ありがとう、心配かけてごめんね。」

 

梨子「今さらいいわよ。千歌ちゃん」

 

曜「そうそう、でも本当に良かった、千歌ちゃんが目を覚ましてくれて………」

 

善子「ええ、もし千歌が来なかったら、私達も危なかったわよね。」

 

果南「できれば千歌にはあまり負担をかけずに終わらせたかったけどね。」

 

真柴「悪い、俺達がギラに勝っていれば………」

 

鞠莉「謝罪はノーサンキューよ。」

 

ダイヤ「はい。千歌さんが来なかったとしても、私達がファイトを挑んでいましたわ。」

 

ルビィ「でも、千歌ちゃんが来た時はホッとしちゃったけどね。」

 

千歌「でも、やっぱり言いたいよ。みんな、ありがとう。」

 

 

それから千歌達は温泉に入って疲れを癒し、夕食を済ませて、各々でお話ししたり、プレイマットを広げてファイトしたりしていた。そしてみんな床につく。

 

千歌、梨子、曜は千歌の部屋で、他の6人は千歌の部屋の隣の部屋で寝ていた。

 

真柴は6人の真下の部屋に泊まる事になっているが、今は、外に出て海を眺めながらグリスと会話をしていた。

 

 

真柴「なぁ、グリス?」

 

グリス『ん?』

 

真柴「さっき、何で千歌にファイトを挑んだんだ?」

 

グリス『なぜ………か……、俺はギラを倒す為に、ここまで戦って来た。そうだな?』

 

真柴「ああ。」

 

グリス『だが俺は、俺達はギラに負けた。』

 

真柴「ああ………そうだな。」

 

グリス『ギラと俺の実力差は結果の通りだ。俺の力は、ギラにはあまり届かなかった。』

 

真柴「でも、惜しいとこまでは追い詰めたろ」

 

グリス『惜しいとこまでが全力だったのだ。俺もお前もな。』

 

真柴「………!」

 

グリス『だが千歌は………彼女はギラに勝利した。俺達が負けた相手に勝った。俺達と千歌、いったい何が違ったのか………、いったい何が、力の差を分けたのか、それが知りたいんだ。』

 

真柴「それが、千歌にファイトを挑んだ理由か?」

 

グリス『ああ、一番の理由がな。』

 

真柴「2番目があるのか?」

 

グリス『ああ、なんと言うか………』

 

真柴「何だよ?」

 

 

グリスは少し言うのを躊躇うが、真柴に聞かれて正直に話す。

 

 

グリス『か、身体が疼くのだ………、ギラと千歌のファイトを見ていたら、身体が疼いて、熱くなって………なぜだか無性にファイトをしたくなってな………おかしい話しだと思うが………』

 

真柴「お前………、ぷっ………あははははははは!はははははは………!」

 

グリス『な、なぜ笑う!!』

 

 

グリスの話しを聞いた真柴は、何かが弾けたように笑いだす。その様子にグリスは照れるように怒鳴る。

 

 

真柴「いや、悪い悪い………っははは………!けど、何もおかしな話しでもないぞ。」

 

グリス『ん?』

 

真柴「お前、千歌とギラのファイトを見て身体が疼いて、熱くなっただけじゃない、身体の奥の方から何か熱いものが込み上げて来たんじゃねーか?」

 

グリス『ああ。』

 

真柴「ならお前は、触発されたんだよ。」

 

グリス『触発………?』

 

真柴「ああ、千歌とギラのファイトは激しくて凄まじかった、あんな燃えるようなすげーファイトを見てたら、身体が疼いて当たり前だ。実を言えば、俺も無性にファイトをしたくて仕方なかったんだ。さっきお前がファイトを挑まなくても、結局は俺が挑んでいたよ。」

 

グリス『そうか、俺は触発されていたのか………、それなら納得がいった。明日が楽しみだ。』

 

真柴「ああ。じゃあ寝るか!」

 

ーーー

ーーー

 

部屋で寝ていた千歌はふと目を覚ました。なかなか眠れない千歌は机のライトをつけてデッキ編集を始めた。梨子と曜は、千歌の机のライトの明かりで目が覚めた。

 

 

梨子「うぅん………千歌ちゃん………?」

 

曜「何………?」

 

千歌「あ、起こしてごめん2人とも、明るかったよね。」

 

曜「それは別にいいけど。」

 

梨子「デッキ編集してるの?」

 

千歌「うん、ちょっと眠れなくて………、それに明日はグリスと真柴君とのファイトがあるから。」

 

曜「そっか、挑戦を受けたんだっけ。」

 

千歌「うん。2人とも、まだ寝ててもいいよ。」

 

梨子「もう目が冴えてるわよ。デッキ編集なら手つだってあげる。」

 

曜「私も!」

 

千歌「2人とも………、ありがとう。」

 

 

それから、千歌と梨子と曜は3人でデッキ編集を始めた。それからしばらく経って、時間は早朝4時頃になり、いつの間にか3人寄り添って眠ってしまっていた。

 

その後、Aqoursのみんなと真柴は朝食を食べて、少し食休みしてから千歌と真柴は約束どおりファイトをすることにする。

 

ーーー

ーーー

 

十千万 前の浜辺

 

 

千歌「じゃあ、始めようか!」

 

真柴「ああ!」

 

 

千歌と真柴がデッキを構えた時………

 

 

鞠莉「ちょっとストーップ!!」

 

千歌「え?どうしたの?鞠莉ちゃん?」

 

鞠莉「ファイトの場所を変えてみない?」

 

千歌「ファイトの場所を変える?」

 

鞠莉「ええ!」

 

善子「どこか場所のアテでもあるの?」

 

鞠莉「ええあるわよ。それに、2人だってあまり邪魔の入らない所でファイトしたいでしょ?」

 

真柴「まぁ、そうだな。」

 

鞠莉「私がとっておきの場所を用意したわ!みんな〜カモーン!」

 

 

千歌達は鞠莉に連れられて移動する。

案内されてやって来たのは、とある建物だった。

 

 

果南「ここって………何?」

 

鞠莉「ふっふっふっ………、中に入ってみれば分かるわよ!」

 

ーーー

ーーー

 

とある建物内

 

 

ルビィ「うわぁ〜〜!」

 

花丸「未来ずら〜〜!」

 

ダイヤ「ここは?」

 

鞠莉「ふふふ、ここは小原家が経営するバディファイト専用施設よ。」

 

梨子「バディファイト専用………」

 

曜「施設?」

 

鞠莉「そう。ここは誰でも自由にバディファイトができる施設よ。デッキ編集専用ルームを完備、リアルバディファイトシステムに連動した特別性の高出力ファイトステージも設置されているわ、完全なバディファイト専用施設よ。まぁ、まだ一般開放するのは先だけどね。」

 

ダイヤ「でも良いのですか?開放前の施設を使っても………」

 

鞠莉「大丈夫で〜す!パパからの許可も取ってあるわ!」

 

果南「さすが金持ち………」

 

鞠莉「ここなら防音もされてるし、さあ2人とも、思いっきりファイトを楽しんでちょうだい!」

 

千歌「うん!じゃあ改めてファイトを始めようか。」

 

真柴「だな。」

 

 

 

千歌「全てを照らす光、眩き無限の烈光!輝きのルミナイズ!〈光輝なる超太陽〉」

 

真柴「紫炎を纏て、亡者の叫びを聴け!ルミナイズ!〈不死の龍団〉」

 

 

オープンTHEフラッグ

 

 

千歌「ドラゴンワールド」

◼️手札6/ゲージ2/LP10

 

真柴「ダークネスドラゴンワールド」

◼️手札6/ゲージ2/LP10

 

 

千歌「じゃあ私から先攻だよ、ドロー!チャージ&ドロー!」

◼️手札6→7

 

千歌「ライフ1払い、ライトに〈必殺の型 バルドラゴン〉をコール!」

◼️手札7→6/LP10→9

 

 

必殺の型 バルドラゴン

サイズ2/攻6000/防4000/打撃2

 

 

千歌「登場時能力!デッキトップから3枚をチャージ!」

◼️ゲージ3→6

 

真柴「一気にゲージ6………!」

 

千歌「バトル!バルドラゴンで真柴君に攻撃!打撃2」

 

真柴「くっ………」LP10→8

 

千歌「ターンエンド!」

◼️手札6/ゲージ6/LP10

 

 

真柴「俺のターン!ドロー、チャージ&ドロー!」

◼️手札6→7/ゲージ2→3

 

真柴「レフトに〈不死騎龍 ヘルダムド〉を、ライトに〈不死騎龍 ヘルバール〉をコール!」

◼️手札7→6→5

 

 

不死騎龍 ヘルダムド

サイズ1/攻5000/防1000/打撃1/【貫通】

 

 

不死騎龍 ヘルバール

不死龍

サイズ2/攻6000/防3000/打撃2

◼️このカードが手札か、ドロップから登場した時、君のデッキの上から1枚を、このカードのソウルに入れる。

【移動】【ソウルガード】/ソウル1

 

 

真柴「ヘルダムドの登場時、俺のデッキトップから3枚をドロップする!バトル!ヘルダムドでバルドラゴンに攻撃!」

 

 

ヘルダムド

攻5000

 

必殺の型バルドラゴン

防4000

 

 

必殺の型バルドラゴン 撃破!

 

 

真柴「ヘルバールで千歌に攻撃だ!打撃2」

 

千歌「くっ………」LP10→8

 

真柴「まだだ!ゲージ、手札、ライフ1払って、ドロップのグリスの能力を発動!」

◼️手札5→4/ゲージ3→2/LP8→7

 

千歌(来る!)

 

真柴「散り行く亡者の叫びと共に、紫炎を纏て転生せよ!〈不死転生〉!センターにバディコール(LP7→8)!〈不死龍王 ヴァイオレット・グリス〉」

 

 

不死龍王 ヴァイオレット・グリス

サイズ3/攻8000/防5000/打撃3/【貫通】【ソウルガード】/ソウル2

 

 

真柴「いくぞ、グリスで千歌に攻撃だ!打撃3!」

 

千歌「うわぁ!」LP8→5

 

真柴「ターンエンドだ。」

◼️手札4/ゲージ2/LP8

 

 

千歌「やるね、私のターン!ドロー、チャージ&ドロー!」

◼️手札6→7/ゲージ6→7

 

千歌「ライトに〈太陽神の欠片 バルドラゴン〉をコール!」

◼️手札7→6

 

 

太陽神の欠片 バルドラゴン

サイズ2/攻5000/防3000/打撃2

 

 

千歌「バルドラゴンの登場時にデッキから「バルソレイユ」カード1枚を手札に加える!そしてバルドラゴンをバディ進化(LP5→6)!〈超太陽光竜 バルソレイユ・ソル〉」

◼️手札6→7→6

 

 

超太陽光竜 バルソレイユ・ソル

サイズ3/攻7000/防7000/打撃3/【2回攻撃】【ソウルガード】/ソウル1

 

 

真柴「千歌もバディを出して来たか………、それだけじゃないだろ?」

 

千歌「うん!私のライフ6以下で、場にバルソレイユが居れば………ゲージ3払って〈真・ドラゴンフォース〉解放‼︎」

◼️手札6→5/ゲージ7→4

 

 

真・ドラゴンフォース

攻7000/打撃2

 

 

千歌は紅金色のオーラ(紅いオーラの周りを薄い金のオーラが縁取って輝いている)を纏い、紅い両翼が生え、千歌の周りに、小さい紅い球体が6つぐらい浮遊している。さらに千歌の髪が腰あたりまで伸びてロングヘアーになる。そして、千歌が少し動くたびに紅と金の粒子が舞い散っている。

 

 

千歌「バトル!真ドラゴンフォースとバルソレイユソルでグリスに連携攻撃!連携時にドラゴンフォースをスタンド!ライフ+2!さらにバルソレイユソルの連携時、グリスのソウルを1枚破棄!」LP 6→8

 

 

ヴァイオレットグリス ソウル2→1

 

 

真柴「何⁉︎」

 

ーーー

ーーー

 

梨子「破壊するだけの能力じゃないの⁉︎」

 

 

バルソレイユ・ソルは連携攻撃時に相手のモンスターを破壊するか、相手のモンスターのソウルを1枚ドロップに置くか選んで発動できる。

 

 

ルビィ「でも、ソウルを減らすなら、破壊しても良かったんじゃ………」

 

ダイヤ「いいえ、千歌さんの判断は正解です。千歌さんはグリスを攻撃対象に連携攻撃しました。ですが、バルソレイユの能力でグリスを破壊してしまえば、例えグリスが場に残ったとしても、攻撃対象のモンスターが破壊された以上、攻撃が空振りしてしまいますわ。」

 

果南「そうか、破壊せずにソウルを除去すれば、攻撃もヒットして、実質1度に2回破壊したも同然って事だね。」

 

ダイヤ「その通りですわ。」

 

ーーー

ーーー

 

真ドラゴンフォース+バルソレイユソル

連携 攻14000

 

ヴァイオレットグリス

防5000

 

ヴァイオレットグリス 撃破!

【ソウルガード】ソウル 1→0

 

 

千歌「真ドラゴンフォースが連携攻撃でモンスターを破壊したら、真柴君にダメージ1!」

 

真柴「くっ!」LP8→7

 

千歌「さらに、ソウルにある太陽神の欠片バルドラゴンの能力でバルソレイユソルは【貫通】を得てる!よって【貫通】ダメージ3!」

 

真柴「ぐぁぁ!」LP7→4

 

千歌「真ドラゴンフォースとバルソレイユソルで2回連携攻撃!ドラゴンフォースをスタンド!バルソレイユソルの能力で、意味は無いけどソウルを破棄!」LP8→10

 

 

だが、今のグリスのソウルは0枚だ。

 

 

真ドラゴンフォース+バルソレイユソル

連携 攻14000

 

ヴァイオレットグリス

防5000

 

 

真柴「キャスト!〈ヴァイオレット・ボンド〉」

◼️手札4→3

 

 

ヴァイオレット・ボンド

不死龍

◼️君の場の〈不死龍〉のモンスターが破壊される時使える。

◼️【対抗】君のライフ+2して、そのモンスターを場に残せる。さらに、この能力で、カード名に「グリス」を含むモンスターを場に残した時、君のデッキの上から1枚をゲージに置いて、君のライフ+2!

 

 

真柴「グリスを場に残して、ライフ+2!さらに1チャージしてライフ+2だ!」LP4→6→8

◼️ゲージ2→3

 

 

千歌「ドラゴンフォースの能力で真柴君にダメージ1!そして【貫通】3ダメージ!」

 

真柴「うっ!」LP8→7→4

 

真柴「ソウルの無いグリスが破壊された時の能力!ドロップからセンターに〈不死騎龍 ヘルバール〉と、ライトに〈不死騎龍 ヘルザイン〉をコール!」

 

 

不死騎龍 ヘルザイン

不死龍

サイズ2/攻6000/防1000/打撃2

◼️【コールコスト】ゲージ1払う。

◼️このカードがドロップゾーンから登場した時、このカードは【貫通】を得る。

◼️このカードがソウルにある〈不死龍〉は【2回攻撃】を得る。

【龍蘇生】

 

 

真柴「ヘルバールの登場時にデッキトップから1枚ソウルイン!」

 

 

ヘルバール ソウル0→1

 

 

千歌「真ドラゴンフォースでヘルバールに攻撃!」

 

 

真ドラゴンフォース

攻7000

 

ヘルバール

防3000

 

ヘルバール 撃破!

【ソウルガード】ソウル1→0

 

 

千歌「ターンエンド!」

◼️手札5/ゲージ4/LP10

 

 

真柴「強い………、最初にファイトした時とは別もんだな。俺のターン!ドロー、チャージ&ドロー!」

◼️手札3→4/ゲージ3→4

 

真柴「ゲージ、手札、ライフ1払い、ヘルバールとヘルザインをソウルにする………、紫炎を纏て再び転生せよ!〈不死龍王 ヴァイオレット・グリス〉ライトにコール!」

◼️手札4→3/ゲージ4→3/LP4→3

 

 

不死龍王 ヴァイオレット・グリス

サイズ3/攻8000/防5000/打撃3/【貫通】【ソウルガード】/ソウル2

 

ーーー

ーーー

 

曜「また出た!」

 

果南「何度倒しても、真柴のターンに何度も復活する。厄介だね………」

 

ダイヤ「はい。」

 

ーーー

ーーー

 

真柴「グリス………」

 

グリス『ああ。千歌』

 

千歌「ん?」

 

グリス『君はなぜ、俺達が勝てなかったギラに勝つ事が出来たのか疑問だった。なぜ、勝つ事が出来たんだ?』

 

千歌「何でって言われても………、う〜ん……、私はただこの街を、みんなを護る事に必死だっただけだよ。」

 

グリス『それだけか………?』

 

千歌「うん。それだけ。」

 

グリス『そうか………俺は、ただ〈冥府龍〉を全滅させる事を………ギラを倒す事だけを考えて戦っていた………この街の事も人々の事も、二の次に考えていたんだ………。』

 

真柴「グリス、お前………」

 

グリス『俺は結局、自分の事しか考えていなかったのだな………、そんな事ではギラを倒す事など出来ないわけだ………。ふぅ、モヤモヤが晴れた気分だ、スッキリしたよ。ありがとう、千歌。』

 

千歌「うん!さぁ、もっとファイトを楽しもう、真柴君!」

 

真柴「おう!行くぞ、俺のライフ6以下で、場にグリスがいれば………」

 

千歌「………⁉︎」

 

真柴「〈フシリュウフォース〉解放‼︎」

◼️手札3→2/ゲージ3→1

 

 

フシリュウフォース

不死龍

攻6000/打撃2

〈解放条件‼︎〉〔君のライフ6以下で、君の場にカード名に「グリス」を含むモンスターがいる。〕

◼️【装備コスト】ゲージ2払う。

◼️君の場の〈不死龍〉のモンスター全ての打撃力+1!

◼️このカードは破壊されず、手札に戻らず、能力は無効化されない。

【2回攻撃】

 

 

真柴は青紫色の炎のようなオーラを纏う。そして、グリスが持っているのと同じ大剣を装備する。

 

 

千歌「凄い………!」

 

真柴「千歌は初めて見るよな。」

 

千歌「うん。」

 

真柴「この力は、俺とグリスの信頼の証、絆の力だ。いくぞ!」

 

 




今回も感想を是非‼︎


ーーー次回予告ーーー

グリスの挑戦を受けてファイトを始める千歌と真柴。千歌の答えを知り、もはやグリスに思い残す事は何もない。気持ち的にスッキリしたグリスと共に、両者はただ全力をぶつけ合い、このファイトを楽しむ。

次回『決戦!太陽竜 vs 冥府龍』

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