バディファイトLoveLive!サンシャイン!!   作:ヤギリ

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最後の試練

現世の世界で、Aqours/炎斬/サツキ/真柴が〈冥府龍〉との最終決戦の時を迎えていた同刻………、千歌は『死と生の狭間』で、「蛇道の門番」金閣と銀閣に勝利した千歌は、「蛇の道」をひたすらに突き進んでいた。

 

ーーー

ーーー

 

「蛇の道」をひたすらに進み、千歌は巨大な扉の前にたどり着いた。

 

 

千歌「はぁ……、はぁ……、つ、着いた………。疲れがなかなか取れなくなってきた………、この扉の向こうに行けば、生き返れるんだ。」

 

 

千歌は大きく深呼吸を何度かして、息の乱れを整える。そして、扉に手をかざして、思い切り押し込む。

 

軋む音を響かせて開いた扉の向こうには、白黄はくおうの空間が広がっていた。

 

千歌がその空間に入った時、巨大な扉が自動で閉まる。

 

 

千歌「うわぁ〜〜………」

 

『良くここまで来たね。千歌ちゃん。』

 

千歌「え?」

 

 

千歌が声が聞こえた方向を振り向くと、そこには、赤い光の人型が立っていた。

 

 

『やあ、千歌ちゃん!』

 

千歌「あなたは?」

 

『あれ?忘れちゃったの?私の声』

 

千歌「え、あ、この声って………、天の声さん?」

 

『うん、そうだよ。でも、人の形で会うのは初めてだよね。ちょっと待ってね。』

 

 

すると、赤い光の人型がさらに強く光る………。その眩しさに千歌を目を瞑る………しばらくして、目を開けると、そこには、日焼けしたような焦げ肌色で、髪の色もブラッドオレンジ色の少女が立っていた。そして千歌自身、その姿の正体を知っていた。

 

 

千歌「え………、ち、千歌………?」

 

『うん!見た目のベースは千歌ちゃんだよ。でも、この姿は最初から固定されたモノなんだよ。』

 

千歌「どういうこと………?」

 

『簡単に言うと、私は最初から千歌ちゃんなんだよ。』

 

千歌「?」

 

『何言ってるか分かんないよね。私も良く分かんない。もっと簡単に言うと私は千歌ちゃん自身、千歌ちゃんの中に眠る、もう1人の千歌ちゃんなんだよ。』

 

千歌「もう1人の千歌………」

 

『そして、私は千歌ちゃんの中にある力でもある。』

 

千歌「私の中の力………、もしかして………!」

 

『そう。もっともっと簡単に言うと、私は、千歌ちゃんの心で、千歌ちゃんの感情の力………つまり、私は〈ドラゴンフォース〉そのものでもあるんだ。』

 

千歌「あなたが………ドラゴンフォース………」

 

『そうだよ。じゃあ早速、最後の試練を始めようか。』

 

千歌「えっ………最後の試練?」

 

『そう。もしかして、ここまでたどり着けば、すぐに生き還れると思った?甘いよ、ちゃんと最後の試練を受けなきゃ。』

 

千歌「そうなんだ………」

 

『最後の試練は………、もう想像がついてると思うけど、私とバディファイトして勝つこと。分かるよね?』

 

千歌「うん!」

 

『このファイトで千歌ちゃんが勝てば、千歌ちゃんを生き還らせてあげる。でも、もし負けたら………』

 

千歌「ま、負けたら?」

 

『二度と現世には還れない。THE・END………だよ。勿論、ここまで辿り着いた時点で、千歌ちゃんに選択肢は無い。必ずこの試練は受けなきゃならない。』

 

千歌「分かってる。やろう!」

 

『そう来なくちゃ!』

 

 

なお、今後もう1人の千歌を「チカ」と呼びます。

 

 

千歌「太陽より高い所へ!太陽より眩い輝きを放って!輝きのルミナイズ!〈太陽の煌めき〉」

 

チカ『始めようか、最後の試練を………ルミナイズ!』

 

 

オープンTHEフラッグ

 

 

千歌「ドラゴンワールド」

◼️手札6/ゲージ2/ LP10

 

チカ『ドラゴンワールド』

◼️手札6/ゲージ2/ LP10

 

 

千歌「私が先攻!」

 

チカ『いいよ!』

 

千歌「ドロー、チャージ&ドロー!」

◼️手札6→7/2→3

 

千歌「ライトに〈神速のバルドラゴン〉をコール!レフトに〈フレアファングドラゴン〉をコール!」

◼️手札7→6→5

 

 

神速のバルドラゴン

サイズ2/攻6000/防3000/打撃2/【移動】

 

 

フレアファングドラゴン

サイズ1/攻3000/防1000/打撃1

 

 

千歌「フレアファングの登場時、1チャージ、1ドロー!」

◼️手札5→6/ゲージ3→4

 

千歌「バトル!神速のバルドラゴンで攻撃!攻撃時、相手のセンターが空いていれば、ライフ+1!」 LP10→11

 

チカ『うっ!』 LP10→8

 

千歌「ターンエンド!」

◼️手札6/ゲージ4/ LP 11

 

 

チカ『チカのターン、ドロー、チャージ&ドロー!』

◼️手札6→7/ゲージ2→3

 

チカ『レフトに〈ブレストコロナ・ドラゴン〉をコール、ライトに〈黒点の竜 ブラックドット〉をコール!』

◼️手札7→6→5

 

 

ブレストコロナ・ドラゴン

サイズ2/攻5000/攻4000/打撃2

 

 

黒点の竜 ブラックドット

サイズ1/攻5000/防1000/打撃1/【移動】

 

 

千歌「太陽竜………」

 

チカ『そう言えば、千歌ちゃんは今まで、同じ〈太陽竜〉と戦った事無かったよね。』

 

千歌「うん。」

 

チカ『ふふふ………、バトル!』

 

千歌「神速のバルドラゴンをセンターに【移動】」

 

チカ『ブラックドットで神速のバルドラゴンに攻撃!』

 

 

ブラックドット

攻5000

 

神速のバルドラゴン

防3000

 

神速のバルドラゴン 撃破!

 

 

チカ『ブレストコロナで攻撃!攻撃時にゲージ+1、さらに相手のセンターが空いていればゲージ+1!』

◼️ゲージ3→4→5

 

千歌「うっ!」 LP 11→9

 

チカ『ターンエンド』

◼️手札5/ゲージ5/ LP8

 

 

千歌「私のターン、ドロー、チャージ&ドロー!」

◼️手札6→7/ゲージ4→5

.

千歌「ライトに〈黒点の竜 ブラックドット〉をコール!」

◼️手札7→6

 

 

黒点の竜 ブラックドット

サイズ1/攻5000/防1000/打撃1

 

 

千歌「バトル!」

 

チカ『こっちのブラックドットをセンターに【移動】』

 

千歌「ブラックドットで、チカのブラックドットに攻撃!」

 

 

ブラックドット

攻5000

 

ブラックドット

防1000

 

ブラックドット 撃破!

 

 

千歌「フレアファングドラゴンで攻撃!打撃1」

 

チカ「う………」 LP8→7

 

千歌「ファイナルフェイズ!ゲージ3払い、フレアファングを必殺モンスターに!!〈バルドラゴン"バルバースト・スマッシャー‼︎"〉」

◼️手札6→5/ゲージ5→2

 

 

バルドラゴン"バルバースト・スマッシャー‼︎"

サイズ2/攻11000/防6000/打撃4/【ソウルガード】/ソウル1

 

 

千歌「必殺モンスターでチカに無効化されない攻撃!"バルバースト・スマッシャー‼︎"」

 

チカ『うぁぁぁ!!』 LP7→3

 

千歌「ターンエンド!」

◼️手札5/ゲージ2/ LP9

 

 

チカ『やるね………さすが私だよ、千歌ちゃん。』

 

千歌「そうかな………」

 

チカ『うん。さすがだよ………、だからこそ、千歌ちゃんは見つめ直さないといけない、今までの自分の力を……!』

 

千歌「今までの………自分の力………?」

 

チカ『うん!』

 

 

その時、チカの全身から紅いオーラが溢れ出す………!

 

 

チカ『ドロー!チャージ&ドロー!』

◼️手札5→6/ゲージ5→6

 

チカ『レフトのブレストコロナを進化!〈超太陽竜 バルソレイユ〉』

◼️手札6→5/ゲージ6→4

 

 

超太陽竜 バルソレイユ

サイズ3/攻7000/防7000/打撃2→3/【2回攻撃】【ソウルガード】/ソウル1

 

 

チカ『そして、私のライフ6以下で、場にバルソレイユが居れば………〈ドラゴンフォース"紅蓮の型"〉解放‼︎』

◼️手札5→4/ゲージ4→1

 

 

ドラゴンフォース"紅蓮の型"

攻6000/打撃1/【貫通】

 

 

千歌「ドラゴンフォース………⁉︎いったい、どうして⁉︎」

 

チカ『言ったでしょ。私はあなた自身、千歌の心であって、感情の力そのもの、ドラゴンフォースと同じ存在だって。だから私が使えて当然なんだよ。』

 

チカ『ドラゴンフォースの能力で、バルソレイユをソイルイン!バルソレイユのパラメーターと能力を全て得る。』

 

 

ドラゴンフォース"紅蓮の型"

攻6000→13000

打撃1→3→4

【2回攻撃】【ソウルガード】/ソウル1

 

 

チカ『バトル。』

 

千歌「ブラックドットの【移動】はしないよ!」

 

 

ドラゴンフォースのソウルにあるバルソレイユの能力は、ゲージ1払う事で、相手のセンターのモンスターを破壊する能力がある。その能力を使わずとも、ドラゴンフォースの攻撃で破壊されてしまえば、【貫通】で打撃力分のダメージを受けてしまうのだ。

 

 

チカ『ドラゴンフォースで千歌ちゃんに攻撃!打撃4!』

 

千歌「うぁぁぁ!」 LP9→5

 

チカ『まだ終わりじゃないって分かってるよね?ドラゴンフォースの【2回攻撃】!打撃4』

 

千歌「キャスト!〈ドラゴンシールド 太陽の盾〉攻撃を無効化して、1チャージ、ライフ1回復!」LP4→5

◼️手札5→4/ゲージ2→3

 

チカ『ターンエンドだよ』

◼️手札4/ゲージ1/ LP3

 

チカ『どお?自分自身のドラゴンフォースと戦うなんて、絶対に実現しない事なんだよ?』

 

千歌「うん………、一生体験できない事だよね………」

 

 

千歌は笑って立ち上がる………

 

 

チカ『またその顔………、負けちゃうかもしれないピンチなのに、いつも笑ってファイトする、立ち上がる………。嫌いじゃないけど、好きでもない。私には、ただの苦し紛れにしか見えないよ。』

 

千歌「そうだね。確かに、苦し紛れに感じるかも………、だけど、ピンチの時だからこそ、笑ってないと、運だって回って来ないと思う!」

 

チカ『運………?違うよ。今まで千歌ちゃんが勝てて来たのは、私が居たからでしょ?はっきり言うけど、千歌ちゃんはドラゴンフォースが無ければ、何もできない、弱いままなんだよ!』

 

千歌「………! そんな事⁉︎」

 

チカ『なら証明してみなよ。私に勝ってさ!』

 

 

千歌「私のターン、ドロー!チャージ&ドロー!」

◼️手札4→5/ゲージ3→4

 

千歌「ライトに〈フレアファングドラゴン〉をコール!」

◼️手札5→4

 

 

フレアファングドラゴン

サイズ1/攻3000/防1000/打撃1

 

 

千歌「登場時に1チャージ、1ドロー!」

◼️手札4→5/ゲージ4→5

 

千歌「ゲージ2払って装備!〈バルバースト・ハンマー〉」

◼️手札5→4/ゲージ5→3

 

 

バルバースト・ハンマー

太陽竜/武器

攻7000/打撃3

◼️【装備コスト】ゲージ2払う。

◼️このカードの攻撃は無効化されない。

◼️このカードのバトル終了後、君のライフ+2!

 

 

千歌「ゲージ2払い、必殺モンスターを進化!〈超太陽光竜 バルソレイユ・ソル〉」

◼️手札4→3/ゲージ3→1

 

 

超太陽光竜 バルソレイユ・ソル

サイズ3/攻7000/防7000/打撃3/【2回攻撃】【ソウルガード】/ソウル2

 

 

チカ『へ〜、バルソレイユを進化させたんだ。』

 

千歌「うん!バトル!バルバーストハンマーでチカに攻撃!この攻撃は無効化されない!打撃3」

 

 

チカの ライフは3、この攻撃が決まれば、千歌の勝ちだ。

 

 

チカ『攻撃を無効化できないか………キャスト!〈ドラゴンフォース・ガッツ〉私のライフ+3!そして相手のターンなら1ドロー!ぐぅぅ………!』 LP3→6→3

◼️手札4→3→4

 

千歌「バルバーストハンマーのバトル後、ライフ+2!バルソレイユソルでチカに攻撃!打撃3!」LP5→7

 

チカ『キャスト!〈ドラゴンフォース・バリア〉攻撃を無効化して、ライフ+2!』LP3→5

◼️手札4→3

 

千歌「バルソレイユソルで【2回攻撃】!打撃3!」

 

チカ『ソウルのバルソレイユから得ている能力で、ソウルがある限り、ダメージを1減らすよ!うぁぁ!』LP5→3

 

千歌「ターンエンド………!」

◼️手札3/ゲージ1/LP7

 

 

チカ『私のターン、ドロー、チャージ&ドロー!』

◼️手札3→4/ゲージ1→2

 

チカ『じゃあ、この試練もそろそろ終わらせようか。』

 

チカ『レフトに〈バーニングレイピア・ドラゴン〉をコール!』

◼️手札4→3

 

 

バーニングレイピア・ドラゴン

サイズ1/攻4000/防1000/打撃1

 

 

チカ『バーニングレイピアとドラゴンフォースで連携攻撃!バーニングレイピアの能力で1 ドロー!連携打撃6』

◼️手札3→4

 

千歌「キャスト!〈ドラゴンシールド 太陽の盾〉攻撃を無効化して、1チャージ、ライフ+1!」LP7→8

◼️手札3→2/ゲージ1→2

 

チカ『ドラゴンフォースで千歌ちゃんを攻撃!打撃4』

 

千歌「うぁぁ!」LP 6→2

 

チカ『キャスト〈ドラゴンフォース・アドベント〉ドラゴンフォースをスタンド!ドラゴンフォースで3回目の攻撃!』

 

 

ドラゴンフォース・アドベントの能力でスタンドしたドラゴンフォースの攻撃が無効化された場合、相手はダメージ2を受けてしまう………そして千歌のライフは残り2、攻撃を無効化してもしなくても、敗北は確定しているようなものだ。

 

 

千歌「私は………負けない!バルソレイユ・ソルの能力発動!"太陽の絆"バルソレイユのソウルを1枚コストに、私は今のダメージを受けない!」

 

チカ『⁉︎』

 

 

バルソレイユソルのブレードビットが合体して回転する事で、攻撃を弾き返す。

 

 

チカ『ふふふ………、そうでなくちゃ。ターンエンド』

◼️手札4/ゲージ2/LP3

 

チカ『もう諦めなよ。幾らネバっても、もう無駄だよ?』

 

千歌「………」

 

 

千歌は俯いたまま黙り込む。

 

 

チカ『どうして立つの?耐えるの?諦めないの?』

 

千歌「………私は確かに、ドラゴンフォースが………あなたが居なきゃ、何もできない弱い子なのかもしれない………、でも、逆を言えば、あなたが居たから……私は強くなれた。」

 

チカ『………』

 

千歌「だからこれからも、私と一緒に戦ってほしい。」

 

チカ『………そんな事、勝ってから言ってよ。』

 

 

千歌「うん!ドロー、チャージ&ドロー!」

◼️手札2→3/ゲージ2→3

 

千歌「バトル!バルバーストハンマーで無効化できない攻撃!打撃3!」

 

チカ『キャスト!〈ドラゴンフォース・バリア〉ダメージを0にして、ライフ+2!』LP3→5

◼️手札4→3

 

千歌「バルソレイユソルで攻撃!打撃3!」

 

 

ソウルから得ているバルソレイユの能力でダメージを1減らす。

 

 

チカ『くぅ!』LP5→3

 

千歌「バルソレイユソルで【2回攻撃】」

 

チカ『キャスト!〈ドラゴンシールド 太陽の盾〉攻撃を無効化して、1チャージ、ライフ1回復。』LP3→4

◼️手札3→2/ゲージ3→4

 

チカ『た、耐えたよ………さぁ、どうする?』

 

千歌「私は諦めない!」

 

チカ『⁉︎ ドラゴンフォースの光が………⁉︎』

 

 

その時、チカのドラゴンフォースの光が、千歌のカードに集まっていく………、さらにどこから来たか、蒼白の光と白紫の光が千歌のカードに集まる。

 

 

千歌「いくよ皆んな………ファイナルフェイズ‼︎キャスト!〈オールフォース・シャイン〉」

◼️手札3→2/ゲージ3→1/LP2→1

 

 

オールフォース・シャイン

必殺技

ドラゴンW/スタードラゴンW/ダークネスドラゴンW

太陽竜/ネオドラゴン/黒竜

◼️【使用コスト】ライフ1払い、ゲージ2払う。

◼️【対抗】君の場のモンスターかアイテム1枚をスタンドする。さらに、君がアイテムを装備しでいるなら、スタンドしたカード1枚のソウルに入れてよい。入れたら、そのカードの打撃力を∞にして、【貫通】を得て、攻撃は無効化されない。

◼️「オールフォース・シャイン」はファイト中1 回しか使えず、ファイトが終わったら、このカードは消滅する。

 

 

千歌「バルソレイユソルをスタンド!そしてこのカードをバルソレイユソルのソウルに入れて、打撃力は∞になる!そして攻撃は無効化されない!」

 

チカ『⁉︎』

 

千歌「バルソレイユソルでチカに攻撃!打撃∞!」

 

 

バルソレイユが金色に輝き、チカに突撃する!

 

 

チカ『うわぁぁぁぁぁぁぁ!!』LP4→0

 

 

ーーー

ーーー

 

チカ『あははは、負けちゃった………、さすが千歌ちゃんだ。』

 

千歌「あなたも私でしょ?」

 

チカ『そうだ、そうだったね。ごめんね、色々いじわる言って。』

 

千歌「ううん………、私こそ、自分の事を勘違いしてた。ドラゴンフォースがあるから強いんじゃない。ドラゴンフォースがあったから強くなれたんだ、って。」

 

チカ『最後に質問いい?』

 

千歌「何?」

 

チカ『千歌ちゃんにとって、ドラゴンフォースって何?どんな力?』

 

千歌「私にとってのドラゴンフォースは………、「心の力」かな?」

 

チカ『そっか。』

 

 

答えを聞いたチカは納得したように微笑み、千歌の手を握る。

 

 

チカ『行こう、千歌ちゃん。みんなの所へ帰ろう。』

 

千歌「うん!」

 

 

2人の千歌は眩ゆい光に包まれた。

 

ーーー

ーーー

 

十千万:千歌の部屋………

 

 

千歌「うぅ………ん………ん?そっか、還ってきたんだ。私………」

 

 

千歌はゆっくりとベッドから起き上がる。そして、何か異様な雰囲気を感じ取る。千歌は着替えを始めて、戦いの準備をする。

 

そして、家の外に出る………すると、冥府の塔でいくつかの力が衝突しているのを感じる。

 

 

千歌「みんな、戦ってる。」

 

志満「千歌ちゃん。」

 

千歌「志満姉………」

 

志満「無理しないで?」

 

千歌「分かってるよ。でも、私行かなきゃ。」

 

志満「事情はみんなから聞いてるわ。だから別に止めはしないわ。」

 

千歌「志満姉………」

 

志満「ただし、絶対にみんな無事で帰ってくるのよ。」

 

 

そう言って、志満は千歌に新しいデッキケースをわたす。

 

 

千歌「ありがとう。志満姉、絶対にみんな一緒に帰って来るから!」

 

 

そう言うと、デッキからバルソレイユが現れ、千歌はバルソレイユに抱えられる。

 

 

志満「いってらっしゃい。千歌ちゃん」

 

千歌「うん、行ってきます。」

 

 

千歌とバルソレイユは冥府の塔へ向かった。

 

 

 




今回も感想を是非‼︎


ーーー次回予告ーーー

追い続けて来た宿敵は1枚の扉の向こうにいる。短いようで長かった戦いに終止符を打つ為に、そして冥府の世界に解放された者達の為に、彼らは最大で最強の〈冥府龍〉に立ち向かう。

次回『決戦!グリス vs ギラ』

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