バディファイトLoveLive!サンシャイン!!   作:ヤギリ

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冥府龍の刺客

藤木 真柴は、ダークネスドラゴンワールドにある〈死龍島〉で、不死龍王ヴァイオレット・グリスと手を組んだ。そして、かつてヴァイオレット・グリスを殺した〈冥府龍〉を倒す為に、正式にバディとなった。

 

そしてグリスと共に、真柴の魂は人間界に戻ってきた事で、奇跡的に一命を取り留めた。

 

そして真柴は無事退院した。

 

ーーー

 

???

 

 

「どうやら……、愚かなる者が、我ら〈冥府龍〉の封印を解いたようだな………」

 

「はははははは!最高じゃねーか!その愚か者に感謝だな、また暴れ回れるってもんだ!なぁ?ファーズ」

 

ファーズ「騒ぐなアルカー、俺はお前ほどヤンチャではない。それに、我らの封印を解くなど………ヴレンの言う通り愚かしい者だ。」

 

アルカー「相変わらず釣れねーなぁ〜」

 

「騒がしいぞお前達………」

 

ヴレン「申し訳ありません。〈冥府龍王 ギラ〉 様。」

 

ギラ「我を目覚めさせた愚か者に、裁きと鉄槌を下さねばならぬ………」

 

ヴレン「では再び、全ての世界をギラ様の望む〈冥府の世界〉に変えてしまわれてはいかがでしょう?」

 

ギラ「勿論、そのつもりだ。お前達………、我等の為に、再び戦うが良い。」

 

ヴレン/ファーズ/アルカー「は!全ては冥府の為に!」

 

アルカー「悪りいが俺は先に行かせてもらうぜ!」

 

ヴレン「おい!」

 

ーーー

 

煉獄バディカップが終わって、約2週間ぐらいが過ぎた。

 

10月 上旬

 

スクールバディチーム Aqoursはいつも通り、部活動でバディファイトの特訓をして、そしていつも通り、部活動を終えて帰りにつく。

 

 

千歌「ん〜〜!今日もいっぱいファイトしたね〜!」

 

曜「そうだね〜〜!」

 

梨子「全く、2人とも本当に容赦無いんだから………」

 

千歌「でも、本気のファイトの方が面白いでしょ?」

 

梨子「まぁ……、うん、そうね。」

 

千歌「………ん?」

 

曜「千歌ちゃん、どうしたの?」

 

千歌「見て………あれ!」

 

ーーー

 

内浦の浜辺………

 

 

真柴は空を見上げていた。

空には、黒い穴がぽっかりと空いていたのだ。

 

 

真柴「あれは………」

 

グリス『見えるか、あれが冥府龍が出現する兆しだ。』

 

真柴「あんな目立つものが空にあるのに、誰も気にしないのか?」

 

グリス『普通の人間には見えていないのだろう。お前が見えるのは、一度、死の境をさまよった影響だろう。』

 

真柴「なるほどね。ん?」

 

 

 

千歌「見て………あれ!」

 

梨子「何よ………あれ?」

 

曜「空に………穴?」

 

千歌「空に穴が開いてる!」

 

 

 

真柴「なぁグリス………どう言う事だ?あれは俺達にしか見えないんじゃなかったのか………?」

 

グリス『いや、そのはずだ………ありえん……』

 

真柴「けど、明らかに空の穴を指差してるし………はっきりと「空に穴が開いてる!」って言っちゃってるし………」

 

グリス『………まさかあの娘達も死の淵をさまよった事が……⁉︎』

 

真柴「いや、さすがにそれは無いだろ……」

 

グリス『話しかけてみるか?』

 

真柴「う〜ん………」

 

 

 

梨子「けど変だわ、あんなはっきりと黒い穴が開いてるのに、誰も気にしてる様子が無い………普通なら結構な騒ぎよ?」

 

千歌「たしかに………」

 

曜「もしかして、私達にしか見えてない……とか?」

 

梨子「周りの人達の反応を見るに……そうかもしれないね。」

 

 

千歌達が黒い穴に疑問を抱いていると、1人の少年が話しかけて来た。

 

 

真柴「あのー……、君達にもアレが見えるのか?」

 

3人「え?」

 

真柴「あ、いきなり声をかけてごめん。俺は藤木 真柴だ、よろしく。」

 

グリス『俺は真柴のバディ、不死龍王ヴァイオレット・グリスだ。』

 

千歌「私は高海千歌。」

 

曜「渡辺 曜だよ!」

 

梨子「桜内 梨子です。」

 

 

千歌「アレって……空にある、あの黒い穴の事ですか?」

 

真柴「ああ、やっぱり見えてるのか………」

 

梨子「アレはいったい………」

 

 

梨子が疑問を投げかけようとした時………

 

 

グリス「………⁉︎ 真柴!何か来るぞ‼︎」

 

 

グリスが何かを感じとり、警戒を促す………と、同時に空の穴から1体の人竜が現れ、砂浜に着地する!

 

 

アルカー『ふはははは!久しぶりの外だぜーー!』

 

 

真柴「なんだ?あいつ………」

 

グリス『………!』

 

アルカー『ふふふ、人間界にしては結構な数の闘気を感じるじゃねーか。楽しくなって来たぜ………なぁグリス!』

 

グリス「アルカー……!」

 

真柴「知り合いか?」

 

グリス『ああ、やつの名はアルカー……〈冥府四天龍〉の1体だ。』

 

アルカー『グリス、おめぇーが俺達の封印を解いたんだろ?』

 

グリス『ああそうだ。俺はお前ら冥府龍を全て消滅させる。』

 

アルカー『ははははははは!そうかそうか……だったらよ、久しぶりに俺とファイトしようぜ?復活したばっかで身体が鈍ってんだ。少し運動に付き合えよ。』

 

グリス『良いだろう。真柴!』

 

真柴「ああ!」

 

 

梨子「これってどう言う状況………?」

 

曜「全然話しが見えないね。」

 

千歌「いったい、何がどういう事⁉︎」

 

真柴「悪い、みんなは少し下がっててくれ。」

 

グリス『行くぞ、真柴!』

 

 

 

真柴「紫炎を纏て、亡者の叫びを聴け!ルミナイズ!〈不死の龍団〉」

 

アルカー「〈冥府四天龍〉の一角、アルカー暴れるぜ!ルミナイズ!〈冥府の超龍〉」

 

 

オープンTHEフラッグ

 

 

真柴「ダークネスドラゴンワールド」

◼️手札6/ゲージ2/LP10

◼️バディ:不死龍王ヴァイオレット・グリス

 

アルカー「冥府龍界」

◼️手札5/ゲージ3/LP10

◼️バディ:冥府四天龍 ドラゴニス・アルカー

 

 

冥府龍界

フラッグ

◼️君の最初の手札は5枚、ゲージは3枚、ライフは10になる。

◼️君は属性に〈冥府龍〉と〈冥府〉のカードを使える。

◼️【起動】君の冥府ゾーンのカードが10枚以上の時、君のライフ+2!この能力は1ターンに1回だけ使える。

 

ーーー

 

梨子「何?あのフラッグ………」

 

曜「なんだか凄いプレッシャーを感じる……」

 

千歌「………」

 

ーーー

 

グリス『臆するなよ。』

 

真柴「分かってる。いくぞ!ドロー、チャージ&ドロー!」

◼️手札6→7/ゲージ2→3

 

真柴「〈不死騎龍 ヘルザード〉をセンターにコール!」

◼️手札7→6

 

 

不死騎龍 ヘルザード

不死龍

サイズ1/攻4000/防1000/打撃3

◼️このモンスターが破壊された時、君のデッキの上から2枚ドロップゾーンに置いて、君のライフ+1!

【龍蘇生】(君のメインフェイズ中、君の手札を1枚捨てて、ドロップゾーンから、このカードを【コールコスト】を払って、コールできる。)

 

ーーー

 

千歌「不死龍?」

 

梨子「聞いた事無い属性ね。」

 

ーーー

 

真柴「バトル、ヘルザードでアルカーに攻撃!打撃3」

 

アルカー「ふん……!」LP10→7

 

真柴「ターンエンドだ。」

◼️手札6/ゲージ3/LP10

 

 

アルカー「俺のターンだ!ドロー!チャージ&ドロー!」

◼️手札5→6/ゲージ3→4

 

アルカー「まずはキャストだ!〈冥府充填〉」

◼️手札6→5

 

 

冥府充填

デンジャーW

冥府/チャージ

◼️【使用コスト】君のライフ1払う。

◼️君のデッキの上から2枚をゲージに置いて、さらにデッキの上から2枚を冥府ゾーンに置く。このカードは1ターンに1枚だけ使える。

 

 

アルカー「デッキの上から2チャージ、そしてデッキの上から2枚を冥府ゾーンに置く。」

◼️ゲージ4→6/冥府0→2

 

真柴「冥府ゾーン?」

 

アルカー「冥府ゾーンは、俺達〈冥府龍〉の力を発揮する為のエリアだ。」

 

 

因みに、冥府ゾーンはドロップゾーンの右隣に置くイメージ、冥府ゾーンのカードは、なんらかの特別な能力でもない限り、回収する事は出来ない。

 

 

アルカー「さあ、俺様の出陣だ。ゲージ3枚を冥府に送り、バディコール!〈冥府四天龍 ドラゴニス・アルカー〉」

◼️手札5→4/ゲージ6→3/冥府2→5

 

 

冥府四天龍 ドラゴニス・アルカー

ドラゴンW/ダークネスドラゴンW

冥府龍

サイズ2/攻6000/防6000/打撃2

◼️【コールコスト】君のデッキの上から2枚をこのカードのソウルに入れて、ゲージ3払う。払ったゲージは冥府ゾーンに置かれる。

◼️君のライフが5以下の時、このカードは【貫通】を得る。

◼️〈冥龍撃〉(君の冥府ゾーンにカードが4枚以上ある。)

このモンスターの攻撃力+10000して、打撃力+2!

【2回攻撃】【ソウルガード】/ソウル2

 

『ははははは〜!楽しいなー、戦いってやつはよー!』

 

 

アルカー「さぁ、もっとファイトを楽しもうぜ〜〜‼︎」

 

 




遂に〈冥府龍〉の刺客が現れた!

今回も感想を是非‼︎


ドラゴニス・アルカー
◼️ドラゴンワールドに所属する〈冥府龍〉のモンスター。
周りからは アルカー とだけ呼ばれている。
お調子者でオラオラ系、口は悪いが喧嘩腰ではないが、戦い好き。〈冥府龍王〉には結構忠実。〈冥府四天龍〉の1体である。


冥府龍王 ギラのイメージ CV:若本 規夫

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