バディファイトLoveLive!サンシャイン!!   作:ヤギリ

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煉獄バディカップ 開幕!

ヒビノからスカウトを受けてから3日が経った。

腕の立つ多くのファイターが大会に参加する為に、船と使いの者がいるという内浦湾に集まっていた。

 

何も知らない住民達は何事かと野次馬化している。

 

そしてAqoursも………

 

 

曜「うわぁ〜〜!」

 

梨子「凄い……!」

 

善子「まさか、ここに集まってるのって全員、大会に参加する人達⁉︎」

 

花丸「いっぱい居るずら〜」

 

 

ザワザワ

ザワザワ

 

 

果南「あれ?あっちの方、特に人がざわついてるね?」

 

千歌「行ってみよう!」

 

ーーー

 

野次馬のファイター達は集まっている人達を見て驚愕していた。

 

 

「お、おい、見ろよあの人!」

 

「間違いない、バディポリスのAAAエース 盛谷サツキだ!」

 

「サツキさんの隣に居るの、元μ'sの絢瀬絵里さんじゃない?」

 

「見て!あっちには元μ'sで、今話題の新人アイドルファイターNo.1グループの「にこりんぱな」よ!」

 

「穂乃果ちゃん達も居るぞ!」

 

「凄い!そうそうたるメンツが勢ぞろいだー!」

 

「本当に、何があるって言うんだ⁉︎」

 

ーーー

 

穂乃果「凄い人だね〜!」

 

海未「まさか、この人達全員ヒビノさんがスカウトしたんでしょうか?」

 

ことり「それはさすがに……」

 

「あれ?穂乃果?海未、ことり!」

 

穂乃果「あ、絵里ちゃん!サツキ君!」

 

サツキ「久しぶりだね、みんな!」

 

海未「お久しぶりです。2人とも。」

 

ことり「サツキ君達も大会に参加するの?」

 

サツキ「やっぱり、みんなもそうなんだね。」

 

絵里「私とサツキはスカウトされたのよ。」

 

穂乃果「穂乃果達も同じだよ!」

 

海未「私達は、元μ'sだからとスカウトを受けました。」

 

ことり「絵里ちゃんもだよね。」

 

絵里「ええ、そうよ。サツキはバディポリスのAAAエースとしてだけどね。」

 

「私達も同じよ!」

 

「同じって言うか、手紙が届いたって事だけどね。」

 

サツキ「あ!」

 

穂乃果「にこちゃん!」

 

海未「凛、花陽!」

 

ことり「真姫ちゃん!」

 

絵里「希⁉︎」

 

希「やほー!絵里ち、サツキ君!3日ぶりやな!」

 

にこ「予感はしてたけど、やっぱりあんた達も大会に出るのね。」

 

花陽「なんか、嬉しいね!」

 

凛「μ'sがまた揃ったにゃ〜!」

 

真姫「相変わらず元気ね、凛」

 

穂乃果「まさか、こんな形でμ'sが揃うなんて、凄いよ!」

 

 

「おーい!穂乃果さーん!」

 

「待ってよ、千歌ちゃ〜ん!」

 

 

穂乃果「あ、千歌ちゃん!Aqoursのみんなも!」

 

千歌「やっぱり、穂乃果さんだ〜!」

 

ダイヤ「サツキさんもいらしたんですね?」

 

サツキ「ああ」

 

ルビィ 「またμ'sと会えるなんて……」

 

善子「これこそ正に、悪魔の運命操作!」

 

花丸「悪魔じゃなくて神様ずら。」

 

海未「Aqoursもスカウトを受けたのですか?」

 

千歌「はい!ヒビノさんって人に」

 

穂乃果「千歌ちゃん達も⁉︎穂乃果達もヒビノさんからスカウトされたんだよ。」

 

サツキ「本当に実力のあるファイター達を集めたみたいだね。ヒビノさんは……」

 

「よおAqours、やっぱり参加を決めたな。」

 

梨子「あなたは……!」

 

千歌「炎斬君!」

 

炎斬「久しぶりだな。」

 

サツキ「君も参加するみたいだね。」

 

炎斬「おうよ、サツキ、俺はあんたとも戦いてぇ!」

 

サツキ「ふふふ、その時は負けないよ!」

 

果南「見てダイヤ、あの人……」

 

ダイヤ「ええ、現バディチャンピオンの赤崎さんですわ。」

 

鞠莉「他にも有名どころが居るわね。」

 

 

ヴォッ ヴォ----ン

 

 

みんなが再会を喜んでいた時、汽笛と共に船が内浦湾に到着した。

 

 

使いの者「皆様、お待たせしました。これより船を出します。大会の参加者は速やかにご乗船ください。」

 

 

皆が促されるままに船に乗り込む。

 

 

使いの者「これより3時間ほど船の旅になります。ご自由にお過ごしください。」

 

ーーー

 

船内ロビー

 

絵里「なかなかしっかりした船ね。」

 

サツキ「ああ、とにかく椅子に座ろう。」

 

「お初にお目にかかります。盛谷サツキさん。」

 

サツキ「あなたは?」

 

「あ、僕は伊月島ヒロです。」

 

サツキ「あ、確か俳優の……」

 

ヒロ「はい、一応、バディポリスの映画で主役を演じる予定なのですけど、実際のバディポリスのあなたにお話を伺いたくて、よろしいですか?」

 

サツキ「はい、是非」

 

ーーー

 

Aqoursと元μ'sは第3休息部屋でくつろいでいた。

 

 

海未「では、ジウンで攻撃、ゲージ1払い、この攻撃は無効化できません。どうします?」

 

ダイヤ「ま、負けましたわ……、やはり海未さんは強いですね。同じカタナワールド使いとして尊敬します。」

 

海未「そ、そんな事ないですよ。ダイヤさんも強かったですよ。」

 

ダイヤ「あ、ありがとうございます。」

 

果南「ふふふ、良かったね、ダイヤ!」

 

鞠莉「ナイスファイトだったわ!」

 

希「そんじゃ、ウチとのファイトは誰がやる?」

 

果南「私がやります!」

 

希「そんじゃ始めよか?」

 

ーーー

 

甲板

 

 

穂乃果「千歌ちゃん改めて、ラブライブ!優勝おめでとう。」

 

千歌「ありがとうございます。穂乃果さん!」

 

穂乃果「絵里ちゃんから聞いたよ、学校を守れたんだよね?」

 

千歌「はい!でも、学校を救ってくれたのは、地域の皆や、浦女のみんな、そして、入学を決めてくれた100人の学生達、私達Aqoursは、みんなの後押しをしただけですから。」

 

穂乃果「それでも、きっかけになったのは千歌ちゃん達Aqoursの頑張りだよ。どんなにバディファイトが強い学校でも、必死に努力して、何より、楽しそうにファイトをする学校にみんな入るんだよ。少なくとも、穂乃果は、千歌ちゃんのファイトが凄く楽しそうに見えたよ!」

 

千歌「穂乃果さんのアドバイスのおかげですよ。どんなに苦しい状況でも、笑ってファイトする。笑顔が私達の力になるって、私は、その言葉を大切に、そして全力で楽しんでファイトしただけです!」

 

穂乃果「千歌ちゃん、もしこの大会で戦う時が来たら、見せてね、全力の笑顔のファイトを。千歌ちゃんの全力のファイトを。」

 

千歌「はい!」

 

穂乃果「じゃ、みんなの所に戻ろうか。」

 

千歌「はい!」

 

ーーー

 

それから3時間は過ぎ、ついに大会の会場がある島に船は止まった。

 

 

使いの者「では皆様、足下に気をつけて下船したのち、会場まで足をお運びください。」

 

ーーー

 

大会の会場

 

 

ヒビノ「皆様、この度はお集まりいただき、ありがとうございます。今回我々が開催いたします大会は、名の知れた、実力のあるファイターのみを集めて開催いたします。高レベルの特別な大会です。その名も!〈煉獄バディカップ〉‼︎」

 

 

ザワザワ

ザワザワ

 

サツキ「煉獄……?」

 

炎斬「んだそりゃ?」

 

 

ヒビノ「ではまず予選を取り行いましょう。入ってください。」

 

 

ヒビノが合図をすると、会場の奥から7人のスーツを着た男女が現れる。

 

 

ヒビノ「予選では、彼ら7人とファイトしてもらいます。彼らには1人につきスターを4つ設けてあります。彼らに勝利し、スターを1つ手に入れて、この会場に戻って来てください。尚、スターを1つでも持っているファイターは、彼らに何勝してもそれ以上のスターを得る事はできません。そして、ファイター間での譲渡も禁止です。」

 

 

ダイヤ「なるほど、ゲームですわね。」

 

果南「思ったより楽しそうじゃん。」

 

サツキ「1人につきスター4つか、それが7人で、何度勝ってもスターは1つしか貰えない……だから、本戦に進めるのは、合計28人だけって事だな。」

 

 

ヒビノ「制限時間はありません。スターを1つ持って来た者だけが本戦出場になります。では、煉獄7師団、散りなさい!」

 

 

ヒビノの号令を合図に、7人は会場の外へ散って行った。

 

 

ヒビノ「では、これから20秒後、皆様も会場の外へ散ってください。では、この中の28人の方々は、本戦で会いましょう。」

 

 

サツキ「ふ……」

 

炎斬「行くか!」

 

千歌「頑張ろうみんな、絶対みんなで本戦に行こう!」

 

8人「うん(はい)!」

 

 

穂乃果「よし!私達μ'sも、みんな本戦で会おう!」

 

8人「うん(ええ)!」

 

 

カウント0秒、参加者70人は、一斉に会場の外へ散った!

 




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