バディファイトLoveLive!サンシャイン!!   作:ヤギリ

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ラブライブ!へ向けて…… 梨子の特訓

ついに〈ラブライブ!バディカップ〉の開催が決定した!そしてAqoursはラブライブ!バディカップに備えて特訓を開始していた。

 

ーーー

 

サツキの家

 

希「今年も〈ラブライブ!〉の開催が決定したみたいやで?」

 

サツキ「へ〜、今年も〈ラブライブ!〉が開かれるのか〜」

 

絵里「〈ラブライブ!〉かぁ〜、懐かしわね〜」

 

サツキ「しかし相変わらず、希ちゃんの情報網は凄いな…」

 

希「ふふふ、せやろ?」

 

ーーー

 

Aqoursはラブライブ!に向けて学年別で特訓を開始していた。

 

 

千歌「ドラゴンフォース"激情の型"で曜ちゃんに攻撃!」

 

曜「うわぁー!」LP 0

 

 

曜「また、負けちゃった。」

 

梨子「今さらだけど……、やっぱり強いね、千歌ちゃんのドラゴンフォース"激情の型"って……」

 

曜「本当にね〜……、私達も新しいドラゴンフォースがあれば、今より強くなれるのかな……?」

 

梨子「……どうかな?でも、私も考えちゃうなぁ……、新しいドラゴンフォースってどんな感じなんだろ?」

 

千歌「梨子ちゃん、曜ちゃん!どうしたの?」

 

曜/梨子「何でもないよ、千歌ちゃん!」

 

千歌「そ、そう……、あ、そろそろ日が落ちてきたね!帰ろっか!」

 

曜「うん!」

 

梨子「そうね!」

 

 

それから2年生組はそれぞれの家に帰っていった。

 

ーーー

 

その夜、千歌と梨子と曜は夢を見ていた……不思議な夢を……

 

 

「目覚めよ……、千歌、曜、梨子……、目覚めよ………」

 

千歌「うん?誰?」

 

曜「千歌ちゃん?梨子ちゃん?」

 

梨子「曜ちゃん、千歌ちゃん」

 

千歌「曜ちゃん、梨子ちゃん、どうして?ここは……?」

 

 

「ここは、君達の精神世界、心の中だ……」

 

曜「私達の心の中……?」

 

「そうだ……」

 

梨子「あなたは、誰なの?」

 

「我は、ドラゴンフォースの化身」

 

千歌「ドラゴンフォースの……」

 

曜「化身……?」

 

化身「千歌、曜、梨子……、君達にカードを授けよう。」

 

 

化身から3人に1枚ずつカードが渡る……

 

 

化身「そのカードは新たな力を得るきっかけであり「根源」だ……後は君達の強い意志と思い次第……、そして戦うのだ。近いうちに、いずれ現れるであろう、君達の力を呼び覚ます運命の相手と……戦うのだ……」

 

 

ドラゴンフォースの化身のその言葉を最後に、それぞれ目を覚ました……。そして、3人の枕元には、見慣れないカードがあった。

 

ーーー

 

千歌達3人は集まって特訓の話をしていた。なぜか3人は夕べ見た夢の話はしなかった。

 

 

梨子「ねえ、千歌ちゃん、曜ちゃん」

 

千歌「ん?」

 

曜「どうしたの?梨子ちゃん?」

 

梨子「私ね、サツキさんに頼んでみようと思うの!私の特訓の相手」

 

千歌「サツキさんを?」

 

梨子「うん、ほらサツキさんって元々スタードラゴンワールドを使ってたでしょ?だから、何か強くなるきっかけが掴めるかなって、そう思うの!」

 

曜「なるほど、確かに!サツキさんはファイトも強いしね!」

 

梨子「うん!いいかな?千歌ちゃん……」

 

千歌「うん、分かった。頑張ってね、梨子ちゃん!」

 

梨子「うん!じゃ、行って来るね!」

 

 

そして梨子はサツキが居るであろうバディポリス沼津支局に向かった

 

ーーー

 

バディポリス 沼津支局

 

 

サツキ「お待たせ、梨子ちゃん」

 

梨子「サツキさん、お仕事中にすみません」

 

サツキ「別にいいさ、何か用かな?」

 

梨子「あの、来週から〈ラブライブ!〉が始まるんです。それで、私達は今、〈ラブライブ!〉で優勝する為に特訓中で……」

 

サツキ「へ〜、〈ラブライブ!〉に出るのか〜!」

 

梨子「はい!それで折り入って頼みがあるんです。」

 

サツキ「?」

 

梨子「サツキさん!私の特訓相手になってくれませんか?お願いします!」

 

サツキ「え、僕が梨子ちゃんの?」

 

梨子「はい!私、強くなりたいんです!お願いします!」

 

サツキ「梨子ちゃん……、……ごめん、今はできないんだ……」

 

梨子「⁉︎ どうしてですか?」

 

サツキ「実は今、僕は新人バディポリスユースの教官を務めていてね、少し忙しいんだ。特訓相手になってあげたいのは山々なんだけど……ごめんね。」

 

梨子「いえ、急に押し掛けてすみませんでした。失礼します……。」

 

サツキ「…………」

 

ーーー

 

喫茶『松月』

 

 

千歌達は喫茶『松月』で休憩がてら昼食をとっていた。

 

 

曜「そっか〜、断られちゃったか……」

 

梨子「うん。でも仕方ないわよ、サツキさんにも大変なお仕事が沢山あるんだもの」

 

千歌「そうだね……。」

 

梨子「でも、私の力を呼び覚ます相手って、誰なんだろう……」

 

千歌/曜「………」

 

 

カラン カラン

 

イラツシャイマセ---!

 

 

??「食事中に失礼します。桜内 梨子さんですね?」

 

梨子「はい?」

 

 

梨子達の前に現れたのは、同い年くらいのバディポリスの服装の女子だった……

 

 

??「私は 星野 美奈 です。サツキさんから聞いて伺いました。」

 

梨子「はぁ……」

 

美奈「サツキさんから聞いています。桜内梨子さん、あなたが特訓の相手を探していると」

 

梨子「はい、そうですけど……」

 

美奈「ならばその相手、私が務めさせて頂きます。」

 

3人「え⁉︎」

 

梨子「あの、どうして?」

 

美奈「一番の理由は[サツキさんに頼まれたから]です。」

 

梨子「サツキさんに……?」

 

美奈「はい、そしてサツキさんは言いました。[梨子さんの相手には、私が適任だ]と、理由は私にも分かりませんが、とにかく、ファイトしていただけますか?」

 

梨子「ファイト……」

 

美奈「はい、私があなたの特訓相手を務めます。」

 

梨子「分かりました。ファイトしましょう!」

 

ーーー

 

梨子「特訓に付き合ってくれてありがとうございます!」

 

美奈「良いんですよ、手加減無しでいきますからね!」

 

 

梨子「星に願いを、心に輝きを!ルミナイズ!〈スターライト・フォース〉!」

 

美奈「煌めく星たちよ……今集いて、さらに強く光輝け!ルミナイズ、〈シューティング・メテオール〉!!」

 

 

オープンTHEフラッグ

 

 

梨子「スタードラゴンワールド」

 

美奈「スタードラゴンワールド」

 




梨子ちゃんの特訓開始……!

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