バディファイトLoveLive!サンシャイン!! 作:ヤギリ
ついに、浦の星女学院祭が始まった!ダイヤさんと鞠莉ちゃんの策のおかげで例年より、お客さんの人数が増えていた!
浦女グラウンド
Aqours ファイトブース
千歌「バルドラゴンの貫通!」
モブ1「ひゃぁぁぁ!」LP0
モブ1「負けてしまいました……」
千歌「ファイトしてくれてありがとう!はい、景品です!」
モブ1「あ、ありがとうございます!千歌ちゃん!」
千歌「またね〜〜!」
モブ2「あの、僕もファイトいいですか?」
千歌「はーい!いいですよ〜!」
ーーー
ダイヤ「誰か〜! …うん?」
モブ3「………うぅ……」
ダイヤ「どうしましたか?」
モブ3「うひゃ…、ダイヤさん……」
ダイヤ「私とファイトしますか?」
モブ3「あ、あの……えっと……その…」
ダイヤ「? もしかして、バディファイトができないのですか?」
モブ3「あの、その……、バディファイト始めたばかりで……よく分からなくて……ただカードを持っているってだけで……」
ダイヤ「そうですか……、なら、私が教えてあげますわ」
モブ3「え?」
ダイヤ「誰でも最初は初心者です。だから今、バディファイトを覚えて行ってください」
モブ3「あ、はい!」
ダイヤ「果南さん」
果南「ダイヤ?どうしたの?」
ダイヤ「私は少し持ち場を離れます」
果南「どうかしたの?」
ダイヤ「ええ、実は……」
ダイヤは果南に事情を話した。
果南「そっか、分かった!ここは任せて!」
ダイヤ「ありがとうございます。では行きましょうか」
モブ3「はい!」
グラウンドの少し離れた所
ダイヤ「では、[聞くより慣れろ]です。実際にファイトして覚えて貰います。」
モブ3「はい!」
ダイヤ「その前に、名前を聞かせてください。」
モブ3「はい、私は 音崎 です。」
ダイヤ「音崎さんですね、ではファイトを始めましょう」
音崎「はい、準備は出来てます。」
オープンTHEフラッグ
ダイヤ「カタナワールド」
音崎「ドラゴンワールド」
ダイヤ「では、チュートリアルなので私から始めます。互いに最初はドローから始まります。が、先攻はチャージ&ドローから始めます。」
音崎「チャージ&ドロー?」
ダイヤ「チャージ&ドローは、手札にあるカードをゲージに置いて、デッキから1枚引き直すことです。」
音崎「どんなカードをチャージしたらいいですか?」
ダイヤ「そうですね、基本的には、今は使わないカードとかをゲージに置くといいですよ、では、チャージ&ドロー(2→3)!続いてメインフェイズです。メインでは、バディファイトの核であるモンスターをコールできます。さらに魔法カードの使用や、アイテムの装備もできます。実際にモンスターをコールします。ライトに〈月影"もうど黒夜叉"〉をコール、レフトに〈白夜"もうど白夜叉"〉をコール!」
月影"もうど黒夜叉"
忍者
サイズ1/攻5000/防1000/打撃2
白夜"もうど白夜叉"
忍者
サイズ1/攻5000/防1000/打撃1
ダイヤ「モンスターは場に3体までコールできます。ですが出せるモンスターのサイズは合計3までしかコールできません、月影と白夜は共にサイズ1なので、私の場のサイズ合計は2、サイズ1を後1体コールできます。が、あえてコールはしません、バトルです。月影で音崎さんに攻撃!」
音崎「うぁぁ」LP10→8
ダイヤ「バディファイトは先攻でも攻撃できますが、先攻は1回しか攻撃できません。ターンエンドです。」
音崎「私の番ですね、チャージ&」
ダイヤ「音崎さん、後攻はドローからですよ。」
音崎「そうでした。ドロー、チャージ&ドロー(2→3)!えっと、ライトに〈サウザンドレイピアドラゴン〉をコール、レフトに〈システミックダガードラゴン〉をコール!」
サウザンドレイピアドラゴン
サイズ1/攻5000/防1000/打撃2
システミックダガードラゴン
サイズ1/攻3000/防3000/打撃2
音崎「えっと、アイテムはどこに置けば…?」
ダイヤ「フラッグに重ねて置きます。」
音崎「それじゃ、ライフ1払って(LP8→7)〈ドラゴナックル〉を装備します。ば、バトルします!ドラゴナックルでダイヤさんに攻撃!」
ダイヤ「くぅ……」LP10→8
音崎「ドラゴナックルが相手にダメージを与えたらゲージ+1(3→4)です。サウザンドレイピアもダイヤさんに攻撃です!」
ダイヤ「くぅぅ…」LP8→6
音崎「システミックダガーもダイヤさんに攻撃!」
ダイヤ「キャスト!〈ウツセミの術〉攻撃を無効化します!」
音崎「キャスト?」
ダイヤ「キャストとは、[魔法を使用する]と言う事です。ですが、どんな魔法も使えると言う訳ではありません。今のように相手のターン中や、バトル中に使用できる魔法には【対抗】と記されています。能力をよく読んで、タイミングを見ながら使用すれば、次の自分のチャンスになります。」
音崎「なるほど……」
ダイヤ「他に出来る事はありますか?」
音崎「ターンエンドです。」
ダイヤ「私のターン、ドロー、チャージ&ドロー(3→4)!私もやられっぱなしではマズいので力を見せましょう、ゲージ1払い(4→3)、月影と白夜をソウルにして"鬼神合体!"出でよ!〈鬼神 剛刃丸〉!レフトにバディコール(LP6→7)です!」
音崎「バディコール?」
ダイヤ「バディコールとは、バディゾーンに置かれているカードを場に出して、手札にある同じカードをバディゾーンにレスト(横向き)で出します。さらに、バディコールするとバディギフトと言って、1度だけライフを1回復出来ます。ただしバディコールはゲーム中1度しか出来ませんので、場面を見て行いましょう。ではバトル!剛刃丸で音崎さんに攻撃!」
音崎「うわぁ!」LP8→6
ダイヤ「2回攻撃です!剛刃丸は1回スタンド(縦向き)して、2回目の攻撃ができます!行きなさい!」
音崎「きゃぁ!」LP6→4
ダイヤ「ターンエンドです。大丈夫ですか?」
音崎「は、はい!でも、やっぱりダイヤさんは強いですね……素人の私じゃ、手も足も出ませんね……」
ダイヤ「音崎さん、さっきも言った通り、誰でも最初は初心者です。私達だって右も左もわからないところから始めました。それに、バディファイトは最後まで何があるか分かりません。それは上級者にも言える事です。私だって負ける事は沢山あるんですから、バディファイトに絶対なんて無いんですのよ?だから安心して、ファイトを続けましょう」
音崎「ダイヤさん、分かりました。私、諦めません!」
音崎「私のターン!ドロー、チャージ&ドロー(4→5)!ゲージ1で(5→4)レフトにバディコール(LP4→5)です!〈ドラムバンカー・ドラゴン〉デッキから1枚ソウルに入れます。」
ダイヤ「デッキの上のカードをドラムのカードの下に入れて下さい。それがソウルになります。」
音崎「はい!」
ドラムバンカー・ドラゴン
サイズ2/攻5000/防5000/打撃3/【ソウルガード】
システミックダガードラゴン 消滅
音崎「これで、私の場のサイズは3、だけど、センターに〈ブーメラン・ドラゴン〉をコール!」
ブーメラン・ドラゴン
サイズ0/攻2000/防2000/打撃1
ダイヤ「……センターにモンスターをコールしては、アイテムでの攻撃はできませんよ!」
音崎「分かってます。バトル!」
ダイヤ「相手のアタックフェイズ開始時に剛刃丸をセンターに【移動】します!」
音崎「移動?」
ダイヤ「【移動】はお互いのアタックフェイズの開始時に発動出来る能力です。」
音崎「いったい、どうすれば……」
ダイヤ「攻撃には、2種類の方法があります。1つはモンスター1枚での単体攻撃、2つ目はモンスター同士か、モンスターとアイテムでの連携攻撃です。連携攻撃した場合、そのカード同士の攻撃力を合計し、打撃力も合計されます。これで、センターの防御力の高いモンスターを倒す事が可能です。どうしますか?」
音崎「ならば、ブーメランドラゴンとサウザンドレイピアで連携攻撃!合計攻撃力7000!」
サウザンドレイピア+ブーメラン
合計攻撃力7000
vs
剛刃丸
防7000
ダイヤ「剛刃丸のソウルガードです!剛刃丸の下のカードをドロップゾーンに置いて、剛刃丸を場に残します。」
剛刃丸 ソウル2→1
音崎「そんな…、ブーメランドラゴンは手札に戻ります。ドラムバンカードラゴンとドラゴナックルで連携攻撃です!合計攻撃力7000!さらに、ゲージ1払い(4→3)バルナックルの攻撃力+2000!」
ドラムバンカードラゴン+ドラゴナックル
合計攻撃力7000→9000
ダイヤ「ソウルガードです!」
剛刃丸 ソウル1→0
音崎「ターンエンドです……」
ダイヤ「まさか剛刃丸のソウルを全て削ぐとは…、なかなか侮れませんね、私のターン、ドロー、チャージ&ドロー(3→4)!バトル!剛刃丸で攻撃!」
音崎「きゃぁ!」LP5→3
ダイヤ「2回攻撃です!」
音崎「キャスト!〈ドラゴンシールド 緑竜の盾〉攻撃を無効化します!そしてライフ+1(LP3→4)」
ダイヤ「早速、上手く魔法を使いましたね、ですが、ファイナルフェイズ‼︎」
音崎「⁉︎」
ダイヤ「ゲージ3払い(4→1)、剛刃丸を消滅!必殺コール!〈月影&白夜 "乱れ咲き ナノ分身の術!"〉」
月影&白夜"乱れ咲き ナノ分身の術!"
サイズ2/攻6000/防5000/打撃2/【2回攻撃】
音崎「ファイナルフェイズにモンスターを⁉︎」
ダイヤ「これは必殺モンスターです。ファイナルフェイズにコールして、そのまま攻撃できます。ですがこのコールは1ターンに1回だけ出来ます!行きます!必殺モンスターで攻撃!打撃2!」
音崎「うぐぅ…」LP4→2
ダイヤ「悪いですが、とどめです!必殺モンスターで攻撃!ナノ分身の術!」
音崎「やっぱり……凄い!きゃぁぁ!」LP2→0
音崎「ありがとうございます、ダイヤさん!おかげでバディファイトの楽しさが分かりました!」
ダイヤ「それは良かったです。これからも腕を磨いて、ファイトを楽しんで下さい。これは景品です。」
音崎「ありがとうございました!」
ダイヤ「ふふふ…っ」
果南「なかなか筋が良かったね、あの子」
ダイヤ「はい、将来は有望なはずです。」
今回はチュートリアル回を書きました。久しぶりのおさらいです。
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