バディファイトLoveLive!サンシャイン!! 作:ヤギリ
どっかの研究所
IA[アップデート完了まで後10秒……、9、8、7、6、5、4、3、2、1……、アップデート完了……再起動します。]
イムート[おはようございます。IA様]
IA[システム異常無し、アップデート成功を確認しました。]
イムート[IA様、ご命令を……。]
IA[これより計画の実行に移ります。全イムートに命令、全イムートのレベル3を解放……、目標、静岡県 沼津市、我々の障害となり得るファイターを全て排除した後、全世界サイバース化計画を遂行します。]
イムート部隊[了解しました。IA様]
IA[出撃シークエンス起動……、ハッチ開放、IA及び全イムート部隊、出撃します。]
研究所の屋根が開きIAはそこから出撃、イムート部隊も別のハッチから出撃する。
ーーー
バディポリス 沼津支局 管制司令部
職員[局長!無数の高熱源反応が一斉に出現!]
局長[何だと⁉︎何処へ向かってる⁉︎]
職員B[高熱源反応の到達予想は……、静岡県 沼津市…、こちらに向かって来ています!]
局長[遂に動き出したのか…?江川ヒロミのバディが……!]
職員[到達予測時間…、後3時間です!]
局長[サツキ君は先日のファイトのダメージがまだ抜けていない……、今奴らに対抗できるのは……、仕方ない、サツキ君に連絡を取ってくれ!]
ーーー
バディポリス病院
サツキの病室
サツキのスマホ(ポリス用) ヴ-ヴ-ヴ-
サツキ[うぉ!電話か……ピッ、はい、サツキです!]
局長 [サツキ君!]
サツキ[局長、どうかしたんですか?]
局長 [サツキ君、緊急事態だ、頼みたいことがある!]
サツキ[緊急⁉︎]
局長 [ああ、Aqoursの皆に連絡してほしい]
ーーー
Aqoursはバディポリス 沼津支局に集められていた。そこには流と天音も呼ばれていた。
局長[やあ、よく集まってくれた。]
梨子[あの、サツキさんから呼ばれて来たんですけど……]
局長[ああ、その指示を出したのは私だ]
曜[あの、何か御用でしょうか?]
局長[ああ、実はね……]
局長はAqours達に集めた事情と今の状況を説明した。
ダイヤ[なるほど、あの江川ヒロミさんのバディがイムートの大軍を引き連れてこの沼津に向かって来ている。]
果南[けどサツキさんは先日のファイトのダメージが残っていて、あまり戦える状態じゃない。]
鞠莉[だから代わりに私達Aqoursと天音と流君に事件解決の白羽の矢を立てた。って事ですねー。]
局長[ああ、一般の君達にこんな事を頼むのは、仕事がら申し訳ないのだが、どうか引き受けてくれないだろうか…]
Aqours/流/天音[…………]
梨子[どうするの?千歌ちゃん]
曜[千歌ちゃん?]
千歌[……やろう皆!私達はいつも局長さんやサツキさん達に守られて来た。バディポリスがいるから私達は安全に過ごせる。恩返しと言っちゃなんだけど……、今度は私達の手で町を守ろう!だから、引き受けます。私達に任せてください!]
果南[ふふふ…、千歌ならそう言うと思った]
花丸[聞くまでも無かったずらね!]
ルビィ[うん!]
善子[ふっふっふっ…、このヨハネが、この事態解決に協力いたしましょう]
ダイヤ[決まりですわね]
流[僕も協力する。サツキさんには迷惑をかけたし、それに、僕を受け入れてくれた皆を守りたいんだ!]
天音[私も、流君を助けてくれた皆に協力します!]
局長[ありがとう、君達……]
職員[熱源部隊到達まで、後1時間50分です!]
局長[じゃあそれぞれ、任務の準備をしてくれ]
Aqours/流/天音[はい!]
ーーー
Aqours達は任務に向けてデッキ調整などをしていた。
果南[まさか私達がバディポリスの仕事をする事になるなんてね〜]
ダイヤ[ほんと、予想も致しませんでしたわ。]
鞠莉[ノープロブレム!私達ならできるわ!悪いファイター達はカンドーでーす!]
果南[勘当の使い方間違ってるよ〜]
ルビィ[ルビィ…、ちゃんと戦えるかな…?]
花丸[大丈夫ずら、丸達も居るし、ルビィちゃんは強いから]
善子[ふっふっふっ…、安ずる事はありません。このヨハネの魔力が流れている限り、リトルデーモン・ルビィに敗北はありません]
ルビィ[花丸ちゃん、善子ちゃん、ありがとう!ルビィ頑張ルビィ!]
花丸[頑張ルビィ!ずら!]
善子[だからヨハネよ!ま、頑張りましょう!]
千歌[ごめんね、曜ちゃん梨子ちゃん、勝手に引き受けちゃって…]
梨子[何を今更……、予想ついてたわよ
曜[そうそう、だって千歌ちゃんだよ?引き受けない訳ないじゃん]
千歌[千歌ちゃん、曜ちゃん……]
梨子[だ・か・ら!もうとっくに覚悟は決まってるよ!]
曜[うん!]
流[天音、怖かったら、隠れてても良いんだぞ]
天音[ううん、大丈夫……私も、流君と一緒に戦うよ!]
流[ありがとう。天音……]
天音[流君……///]
コンコン
[入るわよー?]
千歌[はーい!良いですよー]
ガチャ…
多目的室のドアを開けたのは、サツキの妻 絵里 だった。
千歌[絵里さん!]
希[ウチも居るよ!]
梨子[希さん!]
絵里[皆、サツキから聞いたわよ、今回の事件サツキの代わりに動くんでしょ?]
千歌[はい!]
絵里[そう、本来の私なら止めているところだけど……]
希[サツキ君が直々に頼んだのなら、止めようがないもんな〜]
絵里[ええ、だからあなた達に差し入れを持って来たの、希…]
希[はいはーい!]
希は持っていた風呂敷包みをテーブルの上に置いて広げる、すると包みの中には4段ぐらいの重箱が現れる。
Aqours/流/天音[うわぁ〜!]
絵里[お弁当を作って来たの]
希[<腹が減っては戦はできぬ>って言うやろ?]
絵里[たくさん食べて精をつけて頑張りなさい]
希[たーんと食べてな!]
Aqours/流/天音[はい!ありがとうございます!]
IA到達まで、後…1時間10分
戦いの時は刻一刻と……