バディファイトLoveLive!サンシャイン!! 作:ヤギリ
サツキ達は研究室の扉を開けた…
総帥[ここまで来たか…エース…]
エース[総帥…]
総帥[ようこそ、バディポリスの盛谷サツキ君…]
サツキ[なぜ、僕の事を…?]
総帥[君のことは調べはついて居る。エースを連れてくることは分かっていたよ]
サツキ[ツキムラ総帥、あなたの娘、クインから計画は聞いている…あなたをバディポリスに連行する。]
総帥[そうか、クインが話したのか…、私の計画通りに…ふふふ…]
サツキ[計画通り?どういう事だ…!]
総帥[クイン、あの娘に話した私の計画は、殆ど偽りだ]
エース[何⁉︎]
サツキ[どういうことだ]
総帥[クインには最初から偽りの計画を伝えていたのだ。いつか我々を裏切ることを想定してね、だからエースの迎えに同行させた。そしてクインは計画通り我々を裏切り、君達に偽りの計画を伝えた、君達バディポリスをそしてエース、お前がこの研究所に戻って来ると信じてな…]
サツキ[なぜエースが来ると断言する]
総帥[エースは昔から賢く正義感の強い子でね、ふふふ、確信と予想はついていたのだよ…]
エース[俺達がここに来る事も、総帥の手の内だったのか…]
サツキ[あなたは、一体何が目的なんだ…]
総帥[目的か…、お前達にも見えるだろう、2ヶ月前から空に見えている紅い彗星、私はあれをクリムゾン彗星と呼んでいる…]
サツキ[クリムゾン彗星…?]
総帥[そうだ、30年に一度現れる事が確認されている彗星だ。]
サツキ[30年…]
総帥[私は30年の間、突然宇宙から発せられる特殊な粒子エネルギー、ノイズを研究していた。そして研究を続ける中で私は地球にノイズエネルギーを発しているのが30年に一度現れるあの紅い彗星<クリムゾン彗星>である事を知ったのだ。そしてノイズを望遠顕微鏡で見たところ、その粒子エネルギーの1つ1つがクリムゾン細胞である事を知った、だが、他の科学者のお偉いどもは、そんなものが何の役に立つ、必要の無いものに時間は割けないと研究成果どころか、その話しも全て隠蔽し、抹消したのだ…、私の怒りは限界を超えた、そして、より一層私はノイズを研究し続けた。そしてノイズには3種類の細胞を見つけたのだ]
エース[それが、<エース細胞>と<ジョーカー細胞>…]
総帥[そうだ]
総帥[そして、エース細胞とジョーカー細胞の2つを合わせ持つ<クリムゾン細胞>を私は知ったのだ。]
総帥[クリムゾン細胞は元から二つの細胞が混在して発見された、そして私は混在した細胞を1つずつに分け、エース細胞とジョーカー細胞と名付けたのだ。そして分けた細胞をお前達兄弟に移植した…]
エース[それで、どうしてあんたは俺達をモンスター化させるエース細胞やジョーカー細胞を移植したんだ?]
総帥[確かに私はお前達に細胞を移植した、だがモンスター化するとは知らなかったのだ…]
サツキ[移植した理由は?]
総帥[そうだな…、私の真の目的は、[クリムゾン・メテオ]を完成させることだ…]
ツキムラがモニターを操作してモニターに1枚の白紙のカードが写し出される…
サツキ[クリムゾン・メテオ…?]
総帥[そうだ、この[クリムゾン・メテオ]を完成させることで、私はクリムゾン彗星を意のままに操り、この世界の人間全てを管理、支配者となり、さらに私はクリムゾン彗星の核として新たな神となる…!]
総帥[だがそんな事は夢の中の夢に過ぎない…、だから私は、まだ子供だったお前達にエース細胞とジョーカー細胞に分けて細胞を移植した。子供と共にエース細胞とジョーカー細胞が成長するのではないかと思ってね、そして実験は成功した。エースとジョーカー2つの細胞はお前達に順応し、成長を確認できた。後は成長したお前達から発せられるノイズエネルギーをこのフラッグに吸収させるだけだ。だがそこでアクシデントが起きた…]
サツキ[エースの脱走…]
総帥[そうだ、計画が順調に進む中でエース、お前は偶然にも私の計画の半分を知ってしまった。そしてお前は研究所から脱走した、これは計算外だった…、手を加える必要はあったが、お前は今私の元に戻って来た!これで私の計画は半分達成させることができる]
クイン[エース!サツキさん!]
突然、研究室の扉が開きクインとジャックとロッテとジョーカーが研究室に入って来る…
エース[クイン…!]
クイン[…!総帥…]
総帥[全員集まったか…どれ、お前達のノイズエネルギーを貰うぞ…]
ツキムラ総帥は手に持っていた紅いボタン型のスイッチを入れる、その時、研究所が赤く光る
エース/ジョーカー/ジャック/クイン/ロッテ[ぐわぁぁぁ!!(きゃぁぁぁ!!)]
サツキ[エース⁉︎ 皆⁉︎]
赤く光る研究室の中でエース達が倒れ苦しむ…
サツキ[ツキムラ!止めろ!]
総帥[できぬ!見るがいい!クリムゾン彗星を支配する私のフラッグ!<クリムゾン・メテオ>だ!]
モニターに映る白紙のカードに色が与えられ、フラッグが完成する。
サツキ[止めろ!]
総帥[今ここにクリムゾン・メテオは完成する!]
総帥が手に持っていたもう1つのスイッチを入れる、その時、総帥の手にクリムゾンメテオのフラッグが現れる。
総帥[盛谷サツキ君、この装置を止めたいかね?ならば、私とファイトする意外に方法は無い、どうかね?]
サツキ[あなたとファイトすれば、この装置は止まるのか?]
総帥[ああ、勝てればね…]
サツキ[分かった…、バディファイトだ!]
遂に、総帥とファイト!
多分、総帥が言ってる事メチャクチャだと思います。