フェアリーテイル 月の歌姫   作:thikuru

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はい!!ようやく8話投稿出来ました!!


いやぁ…本日は少しリアルが忙しく恐らくこれ以降の投稿は明日になるかと…


ともかく、第8話を最後までお付き合い、お願いします!


8話 悪魔現る 聖なる剣

「クククッ 小僧、貴様はこの身体の俺に近づけるかぁ…?暴風衣(ストームメイル)!」

 

エリゴールの身体を包むように風が巻きつき、まるでエリゴールが台風の中心のような状態になっている。

 

 

「ンだこりゃあ!?」

 

「ありゃりゃ…この風じゃあ余計ナツの炎が弱まっちゃうじゃん(まぁ…見てろって言われたし、私は何もやらないけど)」

 

「クククッ どうだ?貴様のご自慢の火もこの風には勝てねぇだろ?安心しろや…これでしめェにしてやる………翠緑迅(エメラ・バラム)

 

エリゴールは胸の前でクロスさせた両手の指をナツへ向ける。

 

「翠緑迅だって!?そんなのくらったら身体がバラバラになっちゃうよ!!」

ハッピーは力の入らない身体で飛ぼうとするも翼は出ず。

 

「ナツーーーー!避けてぇ!!」

ナツに叫ぶことしか出来ないハッピー。

 

そんな中、シクルはじっとナツとエリゴールを見つめるだけだった。

 

 

「くらえ!!翠緑迅ッ!!!」

 

 

ズゴォオオオオオオッ!!!!

 

エリゴールから放たれた翠緑色の風刃が嵐のようにナツに襲いかかるとそれは容易くナツを巻き込んだ。

 

そして、風が吹き止み、砂埃の晴れたところから見えてきたのは傷だらけで倒れるナツの姿。

 

「ナツッ!!!」

ハッピーはナツに駆け寄ろうとするが、シクルが止める。

 

「シクル…なんで…」

「いいから、よく見てなさい」

シクルの有無を言わせないような瞳に「うん…」と頷くハッピー。

 

 

「こりゃ驚いたなぁ…この魔法をくらって原型を留めてられるなんてなぁ…だが、このガキもこれで終わりだ………」

 

エリゴールは倒れるナツを見て、笑いながらそう言うとシクルの目の前まで飛んでくる。

 

「すぐにララバイを吹きに行く……

 

歌姫は俺が頂く…どけ、猫…」

 

シクルの腕の中でエリゴールを睨むハッピーを睨みつけるもハッピーは臆することなく首を横に振る。

 

「どくもんか!!お前なんかにシクルは連れていかせないぞ!」

「ほぉ?ならば貴様もあの小僧のようになりたいんだなぁ………?」

 

ハッピーの反抗に魔力を高め、攻撃をしようとするエリゴールにずっと下を向き、言葉を発さなかったシクルがフフッと笑った。

 

「あ?何がおかしい…」

 

「あなた…腕に相当の自信があるようだけど………その程度じゃダメじゃない…ちゃんと確認しないと…ね?」

そう言い、顔を上げたシクルはエリゴールを見てはいなかった。

 

その背後………

揺らめく炎と桜色の影…

 

 

「てめぇ………シクルに触んじゃねぇぞ…糞風野郎!!」

怒号と共にエリゴールを殴り飛ばすナツ。

 

「何!?ぐはっ!」

殴り飛ばされたエリゴールの立っていた場所にナツが立つ。

 

「ナツー!」

立ち上がったナツを見て、嬉しく声を上げるハッピー。

 

「あそこまでやられて…このまま終わりなんて、良いわけ無いよね?ナツ…全力でぶっ飛ばしてきなさい!」

シクルの喝に「おうっ!!」と答え、エリゴールに再び突っ込むナツ。

 

「火竜の!鉄拳!!!」

ナツは炎を手に纏いエリゴールを殴ろうとする。が…

 

「さっきは驚いたが…やはり風に火は勝てねぇんだよぉっ!!!」

再び暴風衣を纏ったエリゴールに近づけなくなるナツ。

 

台風のような風に邪魔され、何度も吹き飛ばされるナツは次第にイライラを募らせ………

 

 

「だぁあああっ!!!んで攻撃が当たんねぇんだよぉ!?納得いかねぇええええええ!!!」

 

と叫び、怒り…徐々にその身に纏う炎の威力と熱量が増していく…

 

「は、魔力の無駄遣いか…(不気味なガキだぜ…感情で魔力が高まっている………こんな魔法…いや、待て?確か古代の魔法にこんな魔法が……否、まさか…)」

 

 

炎の威力が強まるナツを見てハッピーとシクルは顔を見合わせる。

 

「…ハッピー……もしかして…」

 

「あい…多分………」

 

2人は頷くとすっと空気を吸い込み、叫ぶ。

 

「「ナツーーーー!!!!」」

 

「あ゛ぁ!?」

 

「無理 ナツには無理だよ グレイに任せよ」

 

「あーあ…ナツが負けたら私はあいつのものになっちゃうなぁー…」

 

2人の言葉に一瞬炎が掻き消えるナツ…

 

が、次の瞬間………

 

 

ドッゴォオオオオオオオ!!!!

 

「んだとゴラァああああ゛あ゛あ゛!!!」

巨大な炎の柱が天に向かい、吹き荒れる。

 

「な!?なんだ!?」

その異様な光景にエリゴールは驚愕の声を上げ、驚きが隠せない。

 

「グレイなんかに負けねぇよ!!シクルは渡さねぇ!!うぉおおおおおあああ!!!」

 

ナツの怒号と共に更に強く大きくなる炎…

すると…

 

 

「な、なんだ?暴風衣が…!?風が奴の方に流れていく…!?」

 

エリゴールの暴風衣が流されていく光景を見てハッピーとシクルはグッ!と拳を握る。

 

「よし!思ったとおり!!」

「あい!ナツの超高温な炎が周りの空気を温め、ナツを中心に上昇気流が発生し、低気圧を作り出したんだ!!」

 

「風は気圧の低い方へ流れる…いくら風が火を消すとしても、自然の理には逆らえなかったみたいね!」

 

「うぉおおおおお!!吹っ飛べぇ!!

 

 

火竜の…………劍角ーーーーー!!!!」

 

炎を全身に纏い、ナツはエリゴールの懐めがけ飛ぶ。

 

「こ、こいつ!?まさか…!?」

反応の遅れたエリゴールはナツの攻撃をくらい、吹っ飛ぶ…。

 

 

…いたのか………本物の………滅竜魔導士…が…

 

 

エリゴールが倒れたことにより、声を上げ笑うナツ。

「かーかっかっ!!どうだエリゴールの野郎をぶっ倒したぞ!見たか!!」

 

「あい!さすがナツです!」

「ナツが負けるわけないもんねー」

エリゴールを倒したナツをハッピーとシクルが褒める。が………ナツははっと思い出した様にハッピーとシクルに詰め寄る。

 

「てんめ!!さっき俺のことバカにしてなかったかぁ!?」

 

「あい、猫の記憶力はしょぼいものなので」

「私もー記憶力には自信ないから覚えてないや」

テヘッと笑うハッピーとシクル。

 

「てめ!!さっき俺じゃ勝てねぇからエルザがどうとか言ってたじゃねぇかぁー!!」

 

「「うわぁ…猫よりしょぼい記憶力…」」

「んだとコラァ!?」

 

「まぁまぁ、いいじゃない?勝ったんだから!ね?格好良かったよ、ナツ」

ナツを落ち着かせるため、肩を叩き褒めるシクル。

 

ナツは一瞬ほけ?っとした表情をするとボッ!!と顔を赤くし逸らす。

 

「お、おぉう…」

「んぇ?どしたの?」

 

顔を赤くしたナツを見てハッピーがニヤッと一言…

 

「…どぅえきてぇるぅ」

「うるせぇ!!」

 

 

 

「ナツー!ハッピー!シクルー!!」

 

 

ギャーギャーナツが騒いでいると3人の耳にエルザの声が響いてきた。

声のした方を振り返ると…

 

 

魔導四輪車に乗ったエルザ、グレイ、ルーシィ、ルージュと他にカゲヤマがいた。

 

 

「エルザ!グレイ!」

「ルーシィ!ルージュ!」

 

ルージュはシクルの姿を見つけると魔導四輪車から飛び出し、飛びつく。

 

「わぁあ!シクルぅー!!怪我してないぃ!?大丈夫ぅ!?」

「わ!ルージュ!…うん、大丈夫大丈夫何も無いよ…ありがと、ごめんね?心配かけて」

 

胸の中で泣くルージュをぎゅっと抱きしめ慰めるシクル。

 

「シクル!良かった、無事だったか!!」

シクルの下にエルザも駆け寄ってくる。

 

「エル!!て、いったたたたたっ!?」

エルザに抱きしめられるシクルだがエルザの鎧が肋に入る。

 

「ど、どうした!?どこか怪我でもしたのか!?」

「いったただだ!!強いて言えば今怪我しそうぅうううう!!!」

 

結局この後、シクルの顔色が悪くなってからグレイとルーシィがエルザを止めたことで事なきを得た。

 

「シクルぅ…大丈夫ぅ?」

「げっほげっほ…ごほ…し、死ぬかと思った…」

 

数分間、わいわいと話していたシクル達。

 

 

「とにかくこれで一応一件落着よね?」

ルーシィが嬉しそうにエルザに言い、エルザも頷いた…その時

 

 

 

ギュルッ!!

 

怪我をしていたはずのカゲヤマが魔導四輪車とハッピーの持っていたララバイを奪い去ると物凄いスピードで魔導四輪車を飛ばす。

 

 

「「「なっ!?」」」

 

「「「あー!!」」」

 

「あーあ…」

 

「ハハハッ!!残念だったなぁハエ共ぉ!!ララバイは俺が頂いたァ!!」

 

と、叫び声を残しクローバーの街へ走り去っていく魔導四輪車とカゲヤマ…

 

 

「しまった!!」

「何よあいつー!!折角助けてあげたのにぃ!!」

「まずい!急いで追うぞ!!」

 

エルザの言葉と共にカゲヤマを追いかけるシクル達。

 

 

そして、数十分後、定例会場近くにある森の中でカゲヤマとマカロフを見つけた。

 

エルザ達が急いでカゲヤマをとめにはいろうとすると…

 

「しっー!今いいところなんだから、黙って見てなさい」

と、止める声が…

 

声の主を振り返ると…

 

「あ、あなたは…!」

 

青い天馬(ブルーペガサス)のマスタぁー!」

 

「あれ?ボブじゃん、久しぶりー!」

 

エルザとルージュがその人に驚き、シクルは呑気に片手をあげ話しかける。

 

「あらー!久しぶりねぇ、エルザちゃんにシクルちゃん!もー!2人ともすごく綺麗になっちゃってー…いいわねぇ!」

 

オカマ口調の人物………

 

 

「…誰?この人」

ルーシィがシクルに聞く。

 

「この人は青い天馬のマスター“ボブ”だよ」

「へぇ…」

 

 

「どうした?早くせんか」

 

突然現れた青い天馬のマスターに驚いていた一同だがマカロフの声が聞こえ、目的を思い出す。

 

 

「いかん!」

慌ててエルザが止めに入ろうとするが

 

「黙って見てろって」

と、再び止める声がし振り返ると

 

 

「あ!ゴールドマインだぁ!お久ー!」

サングラスをかけた男、四つ首の猟犬(クワトロケルベロス)のマスター、“ゴールドマイン”だった。

 

またもや軽い様子で声をかけるシクルに苦笑を浮かべるゴールドマイン。

「はは…おめぇは相変わらずだなぁ」

 

よく見るとゴールドマインの後ろにも定例会に出ていたギルドマスターがおり、マカロフの様子を伺っていた。

 

辺りに少し静けさが戻った時、マカロフの言葉が辺りに響き始める…。

 

「何も変わらんよ…」

 

「っ!?」

マカロフの言葉にカゲヤマははっとマカロフを見つめる。

 

 

「弱い人間はいつまで経っても弱いまま……

 

しかし弱さのすべてが悪ではない…

元々、人間なんて弱い生き物じゃ…一人じゃ不安だからギルドがある…仲間がいる…

 

 

強く生きる為、寄り添いあって歩いていく…

不器用な者は人より多くの壁にぶつかるし、遠回りをするやもしれん…

しかし、明日を信じて踏み出せば、自ずと力は沸いてくる。

 

強く生きようと笑っていける……

 

そんな笛に頼らなくても………な」

 

「っ!………参りました」

 

マカロフの言葉が胸に響いたのか、カゲヤマはすっとララバイを手放し、俯き涙を流した。

 

事が解決するとエルザ達が一斉にマカロフの下へ駆け寄っていく。

 

「「「「マスター!!!」」」」

「じっちゃん!!」

「じーさん!」

 

「ぬお!?お主ら、何故ここにぃ!?」

突然現れたエルザ達に驚くマカロフ。

「流石です!今の言葉、胸が熱くなりました!!」

 

ガンっ!

「いたァっ!」

感動のあまりエルザは勢いよくマカロフを抱きしめるがエルザの服装は鎧…鈍い音がマカロフの頭から聞こえる。

 

「じっちゃんすっげぇなぁ!」ペチペチ!

ナツはマカロフの頭を叩きながらそう言う。

 

「すごいと思うのならペチペチせんでくれ!」

 

「これで一件落着だな!」

「だね!」

「「あい!!」」

 

グレイやルーシィ達がお互いに顔を見合わせ、笑みを浮かべ喜んでいると…

 

 

「………まだだよ」

シクルの声が聞こえる。

 

「「「「「「「…え?」」」」」」」

 

シクルの睨む先には………地面に転がったララバイが…

 

すると…

 

 

ギロッ!!

ララバイの目が怪しく光ったと思うとー

 

 

『カカカッ どいつもこいつも情けねぇ魔導士共だ…もう我慢出来ん…我が自ら、喰らってやろう………

 

貴様らの、魂をなァアアッ!!!』

 

嫌な声が辺りに響き渡り、ララバイは巨大な怪物へと姿を変えた。

 

 

「「「「「か、怪物ぅうううううっ!?」」」」」

 

「これは…!?」

 

「…“ゼレフ”書の悪魔………」

 

「本性を現しやがったな」

 

ナツたちが叫び、エルザはシクルに視線をやり、シクルは怪物を睨みつけ、ゴールドマインも苦々しい表情を浮かべる。

 

「一体どうなっているの…?」

ルーシィが戸惑いの声を上げる。

 

「ララバイとはつまり、あの怪物そのものの事を言うのさ…ララバイ…生きた魔法…それが、ゼレフ書の悪魔さ」

答えたのはゴールドマイン。

 

「ゼレフだと!?ゼレフって確か大昔の…」

 

「…ゼレフ………黒魔導士ゼレフ、魔法界の歴史上最も凶悪だった魔導士…」

グレイの言葉に答えを出したシクル。

 

…そして………きっと今もどこかで生きている…

 

 

『さぁて………どいつの魂から頂こうか…

 

決めたぞ…全員まとめて喰ってやる!!』

 

ララバイの言葉に慌てるギルドマスター達。

 

だが………

ニヤッとマカロフが余裕の笑みを浮かべる。

 

その瞬間…

 

「行くぞ!!」

「「おぉっ!!」」

エルザ、グレイそしてナツの3人が動き出す。

 

 

「換装!!」

その声と共に鎧を変え、武器を手にララバイを斬り裂くエルザ。

「ほまっ!換装の魔法か!」

 

「うぉりゃぁ!!」

エルザに続きナツがララバイの体をよじ登るとその顔面を蹴り上げ、後方へと倒す。

「何じゃあの蹴りは!?魔導士の蹴りなのか!?」

 

鬱陶しく感じたララバイがナツに向け攻撃を出すがナツは避ける。

その後方にはギルドマスターやシクルの姿が…

 

 

「ま、まずい!当たるぞ!!」

1人のギルドマスターが叫ぶ。その時ーー

 

 

「アイスメイク………“ (シールド) ”!!」

グレイが立ちはだかり、魔法を繰り出す。

 

 

「造形魔法!?だが間に合わん!!」

叫び声が響くが、その言葉は当たらず…

 

ギィイイインッ!!!

グレイの魔法は間に合い、ギルドマスター達の身を守る。

「おお!!一瞬でこれだけの造形魔法を!!」

 

「造形魔法?」

ルーシィの疑問の声。

 

「魔力に“形”を与える魔法だよぉ」

「そして、形を奪う魔法でもある…」

ルージュとハッピーの言葉にゴクッと息を呑むルーシィ。

 

「アイスメイク………“ 槍騎士《ランス》 ”!!」

 

グレイの魔法がララバイの下半身を吹き飛ばす。

 

「す、すごい!!!」

「さっすがグレイ!!!」

ルーシィとシクルが感嘆の声を上げる。

 

すると………

 

「シクル、お前も手伝え」

と、エルザの指示が入る。

 

「え?えぇー…私がァ?」

シクルは溜息をつき肩を落とすがエルザからの「やれ」の一言で立ち上がり…

 

「はいはい…やればいいんでしょ?あーめんどくさ…」

と、呟くと………ララバイを睨み上げ………

 

 

「…召喚 聖なる剣………」

一本の剣を取り出す。

「え?シクルも換装を!?」

ルーシィはその事実に驚きの声をあげるがその声に答える声はなく…

 

シクルは目を瞑ると、呪文を唱え始める…

 

 

「【我 月の名の元に 邪なる悪しき力を

 

 

滅し………その力、封印せん】

 

秘技 魔滅の月光」

 

シクルの剣から放たれた巨大な剣光がララバイを斬り刻むとララバイは悲鳴を上げることなく、塵になった…。

 

 

「な…なに…今の?」

シクルの魔法に驚くルーシィ。他のギルドマスター達も同様だった。

 

 

「今のはシクルの魔法の一つ、あれは悪魔を滅し、封印する聖なる光だよぉ

そしてあの剣はシクルの持っている剣の1つ、シクルは聖なる剣って言ってるよぉ」

 

「へぇ…」

 

シクルが剣を消したところでマカロフの甲高い笑い声が響く。

 

「かーかっかっかっ!!どーじゃ!!凄いじゃろー!!」

「すっごーい!!」

「これが…妖精の尻尾最強チーム!!」

 

マカロフに続きルーシィが声を上げ、後ろで見ていたカゲヤマも驚愕の目でシクルたちを見ていた。

 

が…

 

「………あ」

シクルがなにかに気付く。

「ん?どうしたの?………てっ」

 

シクルの視線の先をみんなが振り返るとそこには………

 

 

崩壊した定例会場が………

 

結局この後シクル達はショックのあまり気絶したマカロフを連れ、逃げるようにギルドへと帰還する。

 

 

帰還中にあることを思い出すシクル。

「あ…(そーいえば私…“あの魔法”使えば建物直せたじゃん………)まぁ、めんどくさかったし…いっか」

 

シクルは1つ欠伸をしながら、ナツたちと共にギルドへと帰るのであった。

 

 




はい!どうでしょうか…あまり自信が無いのですが………


鉄の森篇は後1話か2話で終われると思います。
その次は悪魔の島篇を予定しております

誤字脱字などございましたらご指摘のほど、よろしくお願いします!
では、最後までお付き合い、ありがとうございます!

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