それは愛にも似た、   作:pezo

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第十二章 平穏な日常・ふたり

ハンジは人の気持ちの機微に疎い方ではない。むしろ人間観察は得意中の得意であった。

 

 

だから、その三人の微妙な距離感にいち早く気づいていた。

 

 

 

その三人とは、新団長とその副官、そして新たな役職として設けられた兵士長である。副官の名前は変わったが、それでも彼らは既に一年以上を共にしている戦友である。

 

 

そんな彼らの変化に気づいたハンジは、そのことを部下のモブリットに話してみたが、「そういうことには首を突っ込んではいけません」と即座にたしなめなれた。

 

 

ミケにも相談してみたが、彼はお得意の鼻を少し効かせた後、「……俺は何も問題に思わない」と言った。

 

 

よくよく聞いてみると、どうにもミケの鼻曰く、副官と兵士長はそういう関係になっている可能性がある、と。団長の様子がおかしいとすれば、副官と近しい関係にある団長が、兵士長に遠慮しているだけだろうと。

 

 

「え?でもリヴァイ、この前、自分に恋人はいないって飲みの席で言ってなかった?」

 

 

「なにそれ!?じゃあ身体だけの関係だってこと!?」

 

 

ハンジの問いに、それまでだんまりを決め込んでいたナナバが突然声を荒げた。

 

 

「ナナバ……。全て俺の憶測だ。そうと決まったわけじゃない」

 

 

「でも!ミケの鼻の精度は確実だ!そのミケが、あの二人が肉体関係にあるって告げてるんだ。にもかかわらず、男はそれを否定する。なら、それは、そういうことじゃないか!!」

 

 

 

「「肉体関係って……」」

 

 

 

さらに荒ぶったナナバに、思わずミケとハンジは突っ込んだ。

 

 

「まあ、いい年した大人同士だし、そういうのもこの兵団じゃ少なくないでしょう?任務に支障をきたさないかぎり、個人の自由でしょ」

 

 

呆気なく言ったハンジに、ナナバは血相を変えて彼女の顔をぺちぺちと手のひらで叩いた。

 

 

「ハンジ?!まさかあんたもそんな相手がいるとか言わないだろ!?いくら命短し調査兵とは言え、そんな爛れた関係、私は許さないよ!」

 

 

珍しく食い下がるナナバに、ハンジはえー?と首をかしげた。これはハンジがそういう関係を持っているということではなく、ハンジにあまりそういうことに関心がないために生じている誤差であろう、とミケはナナバをとめた。

 

 

「明日は壁外調査だ。ナナバ、あまり余計な詮索はするな。それにリヴァイは真面目で潔癖な男だ。単なる遊びというわけでもないだろう」

 

 

「まあ……そうだろうけど」

 

 

ふぅむ、とハンジはうなる。

 

 

「でもさぁ、団長の副官と、兵団No.2の兵士長がデキてるなんて、結構なスキャンダルだよね。いざという時、お互いのために動くなんて真似、しなきゃいいんだけどさ」

 

 

ハンジはお茶をズズズっとすすった。その感想に、ミケとナナバはうう〜ん、と唸った。

 

 

どちらかというと、そちらの方が問題に感じたのは、皆一致したようだった。

 

 

 

 

 

 

 

「これはエルヴィンに。そっちはリザに」

 

 

シガンシナ区の街の中。数少ない本屋の中で、いくつもの本を手にとっては側の男の手に重ねていっているのは、ハンジたちの話題の中心になっていた副官たる女だった。

 

 

一年前より少し伸びた髪は、女性らしくふわりと踊るものの、その視線は兵士らしく、否、研究者らしく鋭く研ぎ澄まされていた。

 

 

白いシャツにハイウェストの青いロングスカートを翻す姿は、まさに可愛らしい町娘だが、側の男の手に重ねられた本は10冊をゆうにこえている。

 

 

題名も『王都における水路の構造』、『拷問の由来とその方法』、『壁内宗教一覧』、『簡単美味しい3分クッキング』など。町娘らしい本は一冊だけ、リザに、と選ばれたそれだけだった。

 

 

「おい。まだ買うのか」

 

 

「あぁ〜……これもいいな。ハンジ気にいるかな?まあ、私が読んでもいいしな……」

 

 

その手には『巨人と仲良くなる方法』という本が握られている。それは禁書の類ではないのか、と荷物持ちのリヴァイは思うが、女は気にせず、「よし!これも買いで!!」と、リヴァイを見ることもせずに彼の手の中の本の山に積み上げた。

 

 

その視線はさらに他の本へと注がれている。

 

 

 

「お嬢さんは勉強家さんですねえ。この本なんてどうです?古い本ですが、貴重で……」

 

 

「へえ!100年前の王都の話ですか?うーん、どうだろう?中見せて頂いても?」

 

 

 

それからさらに数時間。彼女が満足したときには、すっかり太陽が傾いて夕暮れ時となっていた。

 

 

 

 

リヴァイは大きくため息をついて、隣でほくほくと嬉しそうに笑う女にちらりと視線をやった。

 

 

昔、一緒に暮らしたことのある男が、「女の買い物は無駄に長ぇ。だが、それを乗り越えてやらなけりゃ男としてクソだ。ヤリたきゃ耐えろ。クソになりたくなきゃ耐えろ。それしか男に選べる道はねぇ」と訳のわからぬ持論を展開していたのを、今更ながらに思い出した。

 

まさに、その通りだとげっそりとする。

 

 

「楽しかったか」

 

 

両脇に大量の本を抱えてリヴァイは問うた。女は嬉しそうに振り返り、「こんなにいっぺんに買えたのはあなたが一緒に来てくれたからだ!ほんとにありがとう!!」と無邪気に笑うものだから、まあ、悪くないか、とリヴァイはため息をついた。

 

 

「今日のお礼にご飯でもどう?おごるよ!」

 

 

「いや。今日は帰ろう。明日は早い」

 

 

兵舎で食事を済ませて、今日はなるべく早く身体を休めるべきだというリヴァイの提言に、女も大人しく同意した。

 

 

「お前、いつも調査前の休みは本屋に行くのか」

 

 

調査の一日前は調整日として、休暇が遠征部隊には与えられる。死地へと向かう前日をどう過ごすかは個人によって異なるが、多くの兵士は身内に会ったり、娼館に出向いたり、恋人と過ごす。最後の晩餐とばかりに高価な食事をとるものもいれば、いつも通り仕事をこなす者もいる。

 

 

リヴァイも後者のそれで、残った仕事をするか、もしくはいつもの調整日同様、思う存分、兵舎の掃除を行なっていた。そういえば、シグリとして兵舎にいた頃の女は、いつもどこかに出かけていたが、まさか本屋だったとは想像もしていなかった。

 

 

「だって、せっかくの調整日だから、新しい本を見に行きたいし……。それに、本の続きが気になって、「絶対生きて帰ってやる!」ってなるでしょう?」

 

 

女の言葉を聞いてリヴァイは絶句した。ということはこの女、調査前は休みを取るどころかみっちり読書で夜を過ごしているということだ。本の虫であるエルヴィンやハンジですら調査前は、しっかり休息を取っているというのに。

 

 

「帰るぞ」

 

 

今日はしっかり休息を取らせよう。本の中身に想いを馳せる女を横目に、兵士長は心に誓った。

 

 

 

「おい!お前ら、待てよ!」

 

 

「おい、面倒くせえ!お前ら逃げるぞ!」

 

 

リヴァイが抱える本の束から、一冊特に気になっているのであろう本を掠め取り、読みながら歩き出した女に、リヴァイが声をかけようとしたとき。

 

 

曲がり角の向こうから、子供たちの切羽詰まったような声が聞こえた。リヴァイは女の手を引こうとしたが、いかんせん両手は本に塞がれている。

 

 

危ない、と声をかけたときには遅かった。

 

 

 

彼女は曲がり角から飛び出してきた三人組の少年たちにぶつかり、盛大に本を投げ出して尻餅をついてしまった。

 

 

少年たちはそのまま走り去っていく。

 

 

「おい!待てこの野郎!!」

 

 

「エレン!待って!!」

 

 

 

彼女が立ち上がろうとしたとき、さらに続いて走ってきた少年と少女の影に驚き、二度目の尻餅をつく。

 

 

 

兵士らしからぬ、すっとぼけたこけ方に、リヴァイは呆れた。前から薄々感づいていたが、この女は兵士としての役割を脱ぎ捨てた途端、やけにぼうっとして鈍臭くなる。

 

 

リヴァイが声をかけようと近づいたとき、彼より早く女に手を差し出したのは、走り去った少年たちと同年代の小柄な子どもであった。

 

 

 

「ごめんなさい、お姉さん!お怪我はないですか?!」

 

 

リヴァイと彼女が見やれば、少々汚れた粗末な服を身にまとった、金髪碧眼の10歳くらいの少年であった。彼は困ったような気弱な表情で、彼女に小さな手を差し伸べている。

 

 

女はにこりと笑って、その小さな手をとって立ち上がった。

 

 

 

「いいえ。こちらこそよそ見していたから。ありがとう」

 

 

「いえ……。あ!この本!!」

 

 

「ん?」

 

 

 

少年が彼女の取り落とした本を拾い上げて、思わずといった風に大きな声を出した。

 

彼が大きな青い目を輝かせて見ているのは、その本の題名である。

 

 

 

『壁外調査とその成果』

 

 

 

「……気になるの?」

 

 

「あ、いえ!すみません!ごめんなさい!」

 

 

本を彼女へと差し出した少年の手が、少しだけ震えている。ふむ、と女は少し思案するように頷いた。

 

 

リヴァイは少しだけ、嫌な予感を覚える。

 

 

 

「それ、君にあげるよ」

 

 

「は?!」

 

 

やはり、とリヴァイはそのやり取りを後ろで見ながらため息をついた。

 

 

「いや、今日はたくさん買っちゃったし、全部読み切れるかわかんないからさ。せっかくだし興味があるなら、君に読んでもらった方が本も幸せかな?って……。あぁ……迷惑かな?」

 

 

 

リヴァイは後ろで、迷惑だろう、と間髪入れずに心の中で突っ込んだ。見ず知らずの人間から何かをもらうことほど恐ろしいものはないと、地下街育ちのリヴァイは思う。

 

 

しかし、予想に反してその子どもは期待にその空色の瞳を驚くほど輝かせていた。

 

 

「え、あ、でも!高価なものだし、僕はお金持ってないし」

 

 

「君の名前は?」

 

 

「え?」

 

 

「君の名前を教えてくれよ。未来の研究者?それとも調査兵かな?有望な人材の名前を私に是非教えて!それと交換にこの本をあげるよ」

 

 

 

女は満面の笑みで少しだけ身を屈めて少年に言った。ちらりとリヴァイが女を見れば、やはり。少年と変わらぬほどきらきらと目を輝かせていた。

 

 

 

「あ、アルミン・アルレルトです」

 

 

「アルミン!綺麗な響きの名前だね!よく似合ってる。未来の希望の名前をありがとう。はい。これは貴方に」

 

 

 

少年は、手にした本と女の顔を何度も見比べて、高揚した子どもらしい頬を赤くして頷いた。

 

 

「ありがとうございます!」

 

 

「うん!私の名前はクシェル。また、縁があればその本の感想聞かせてよ」

 

 

 

笑って、彼に手を振って、意気揚々と彼女は兵舎への道を行く。

 

 

 

「名前教えちまったら、交換になんねえだろうが……」

 

 

リヴァイが言ったが、彼女は何も聞いてなかったようで、「ん?」と振り返った。

 

 

シガンシナの街を色付ける夕焼けに、彼女の黒曜石の瞳が赤く反射して、リヴァイを見据える。

 

彼はまあ、いいか、とため息をついて、その女の後ろをついていった。

 

 

 

 

 

 

 

「ハンジ!怪しい本見つけたよ!」

 

 

噂をすればなんとやら。食事をしながら、二人の話をしていたハンジとナナバ、そしてミケのもとに、私服姿の二人が食堂へと入ってきた。

 

 

満面の笑顔のクシェルの手には一冊の本が。後ろから付いてくるリヴァイの両手には大量の本が抱えられていた。

 

 

「おうおう。なあに。今日はデートだったの?」

 

 

ナナバが胡乱げにリヴァイに向かって問えば、女の方が「そうなんだよ。本屋さんの買い出しに付き合ってもらったんだ」と言いながら、本をハンジに差し出した。

 

 

 

『巨人と仲良くなる方法』

 

 

 

その本の題名を一目見て、ハンジはふーう、と奇声を上げた後、「何だいこれ!怪しい!!」と嬉しそうに言った。

 

 

「荷物持ちか」

 

 

「荷物持ちだ」

 

 

ミケが問えば、短くリヴァイは頷いて、本の山を机の上に置いてミケの隣にどかりと座った。厳しい訓練には全く表情を変えない男が、やけに疲れていた。

 

 

 

「おい、ハンジ、クシェル。お前ら今日それ読むなよ。飯食ったらクソして寝ろ」

 

 

クシェルは一日中付き合わせた負い目もあってか、リヴァイの言う通りあっさりと本を諦めてハンジと共に食堂を出た。

 

 

「いいの?」

 

 

ナナバが問えば、リヴァイは疲れたように言った。

 

 

「ハンジのとこには夜になればモブリットが様子を見にいくだろう。さすがに、ハンジも調査前にクシェルと徹夜するバカじゃねえはずだ」

 

 

モブリットは、ハンジのブレーキとしてはなかなか有効だ。

 

 

「……男としては、我慢して付き合ったぶん、見返りを求めたくなるもんだと思うが?」

 

 

スン、と匂いをかいで、今度はミケが仕掛けた。リヴァイは二人の探りにため息をつきながら、嘘をついても仕方がないと素直に答えた。

 

 

「そりゃあな。ヤリたきゃ耐えろと言うしな」

 

 

「おいリヴァイ!」

 

 

「だが、団長付きの副官殿を使い物にならなくするわけにはいかねえだろ」

 

 

 

声を荒げたナナバに、リヴァイが言う。

 

 

 

「あいつにとって何より大事なのはエルヴィンだ。それは俺も同じだ」

 

 

ミケとナナバは、黙ってその続きを促す。

 

 

「要は、俺たちは調査兵だってことだ。エルヴィンが前にいる以上、命の優先順位は決まってる。エルヴィンが優先されるべきた。あいつでも俺でもない。……お前らもそうだろう?」

 

 

「……まあ、それには違いないけどね。クシェルとは……いや、クシェルのこと、あんたはどう思ってるの?」

 

 

 

リヴァイは細い三白眼をさらに細めた。刃の色の瞳は、鋭さを失っていない。

 

 

 

「仲間だろう」

 

 

「肉体関係はあるのに?身体だけの関係?」

 

 

ナナバの明け透けな問いに、ミケはたしなめるように彼女を呼んだが、ナナバは引かない。

 

彼女は彼女なりに、クシェルのことを思っている。それ故に、リヴァイとの関係性には口を挟まずにはいられなかった。ナナバは彼女の情の深さを知っている。今の彼女が、リヴァイを今までとは異なる目で見ていることは、ナナバにとっては明らかだった。

 

だからこそ。

 

こういうとき、傷つくのは圧倒的に女性が多いのだと、ナナバは思っていた。ミケに言わせれば、どちらも傷つくものだが、妊娠のリスクなどを踏まえれば、やはり女性の負担の方が大きいのだろう。

 

 

 

「……お前が言う身体だけの関係ってのがどんなものか俺は知らねえがな。未来を共に生きる約束をするのが恋人関係だとするなら、俺はそんなもんは持てねえだろうな」

 

 

少しだけ思案して、リヴァイはさらに続けた。

 

 

「別にそういう関係になりましょうってなったわけでもねえ。専属契約したわけでもねえ。忙しくなったり、そんな立場でなくなったり、あいつに他の男ができれば関係はなくなる。そんな程度だ」

 

 

「……それを世間一般では身体だけの関係性って言うんだよ」

 

 

「オイオイオイオイ、ナナバよ。俺はあいつを孕ませて捨てるようなことはしねえよ。それは兵団にとっても大損害だろ?責任は負うつもりだ。だが、未来は約束できない。それだけだ」

 

 

「ナナバ。もう辞めろ。リヴァイ。すまなかったな。あいつは……クシェルは俺たちにとっても大事な友人だ。心配だったんだが、杞憂だったな。お前があいつの相手でよかった」

 

 

ミケがしびれを切らしてナナバをとめて、リヴァイに言った。リヴァイは、いや、と首を横に振って、そのまま本を抱えて食堂を出て言った。

 

 

後に残ったのは、少々不服そうな顔をしたナナバと、その表情に思わず笑ったミケの二人だった。

 

 

「笑うことないだろう」

 

 

「いや、すまん。……ナナバ、大丈夫だきっと。心配することはない」

 

 

ナナバは少しだけ思案した後、まあ、と頷いた。

 

 

「なんとなく、リヴァイが言わんとしていることは分かるつもりだよ……」

 

 

うん、とミケも頷く。明日には死んでいるかもしれない。そんな生き方を選んだのだ。それはナナバもミケも、リヴァイと変わらない。

 

 

そういえば、とミケは思い出す。

 

 

「あいつの名前。リヴァイがつけたらしいな」

 

 

「クシェル?」

 

 

「そうだ。確か……リヴァイの幼い頃に亡くなった母親の名前だそうだ」

 

 

 

ミケはその事実を「絶対に誰にも言うな」と睨みつけてきながら口にした男の顔を思い出した。この事実ばかりは、エルヴィンもハンジも、もちろん名付けられた当の本人も知らない。

 

 

マザコンだとか何とか言われるに決まっている、とリヴァイは言っていたが……。

 

 

ナナバは、その秘密を聞いて、驚いたように口を大きく開けて、ついには笑い出した。

 

 

「なあに、それ!リヴァイのやつ……それって、ほんとに……!?」

 

 

「誰にも話すなよ」

 

 

「わかってるよ!ああ、なにリヴァイったら……」

 

 

ナナバは嬉しそうに笑った後、幸せそうに目を細めた。

 

 

「まるで、「愛」みたいだね。身体だけの関係性なんて、酷いこと言っちゃったな」

 

 

 

ふふふ、とナナバは笑った。ミケはその柔らかい笑顔を見ながら、うん、と頷く。

 

 

 

明日をも知れぬ命であることは確かだ。リヴァイもクシェルもまた、これから愛だの恋だの言っていられない立場になっていくことは確かだろう。

 

 

そんな戦場のなかでも、ほんの少し翼を休めるひと時があってもいいとミケは考えている。

 

 

 

どうか願わくば、あの二人が、お互いにそうであるようにと、ミケは不器用な友人の二人を思った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




次の第十三章の次はエピローグです。

完結までもうあと少し…

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