オーバーロード~不死者の王と複製の神~   作:鯖男三等兵

3 / 4
コピペをするとルビが反映させていなくて書き直し
今回はあるお方が少々アレな目にあいます

誤字脱字等が所々あるので【みつけた!】と言う方は
感想欄に書き込んでくれると助かります


反撃~再開~

村長の家を出ると家に火が放たれ村人達が襲われていた

「エイル、出来るだけ騎士達は殺さず捕らえ、負傷した村人はお前が治癒せよ」

「承知しました」

 

先ほどまで【狩る側】だった者達が【狩られる側】へと変わる

 

ロンデス・ディグランプは困惑していた

先ほどとある家屋から出てきた二人組によって何十人といた騎士達が

次々と倒されていっているのである

「何をしている!相手はたった二人だぞ!数はこっちの方が多いいんだ!

はやくそいつらを殺せ!」

・・・ベリュース隊長

下種ゲスな奴だ、村娘に襲おうとしてその娘を助けようとした父親にキレてめった刺しにするような男である

一応法国ではある程度の資産家でこの部隊にも箔を付けるために参加しているのだ

「貴様ら!はやくしろ!その男を殺すのだ!」

 

そんな事を言われても目の前の男には勝てないのだ

仲間の何人かが挑みにいったが

男の右手に持つ曲剣に攻撃を受け流され背後から襲ってきた仲間の攻撃も左手に持っていた奇妙な短剣の溝に武器を絡み捕られ

二人ともぶつけられ蹴飛ばされる始末である

まさしくその戦い方は、踊りを踊っている踊り子のように華麗であった

 

「五月蝿いぞ、すこし黙れ」

目の前男が言う

「隊長はどいつだ、貴様らの隊長を差し出せば命だけは助けてやらんことも無いぞ」

「あっ、あいつだあいつが俺達の隊長だ」

ベリュースが俺のほうを指差す

「貴様が隊長か?」

男が問い掛ける

「理由がなんであれ人を殺してよいのは自らも殺される【覚悟】があるものだけだ

貴様にその覚悟があるか?」

(ここまでか)

足が震えて声もハッキリと出せない

(短い人生だったが幸せだった)

これもまた運命なのだろうならば受け入れる他ない、だが一つ心残りな事がある

妻と子を残してしまうことだ

(二人とも俺が居なくても幸せになってくれ)

男の曲剣が向かってくる

ああ、死ぬんだなと目を閉じる

次に二度と目を開けることはないのだろうと思いながら

 

たがしばらくたっても痛みを感じない

(何故だ?)

「貴様ではないな、ならばあの男か」

目を開けると男はベリュースのほうに移動していた

「こっ、こっちにくるな」

ベリュースが尻餅をついてじりじりと後ろへ下がる

「貴様、覚悟は 出来ているな?」

周りが冷たくなるこれが殺意なのだろう

「かね、かねをやる。200金貨!いや500金貨だ!」

掲示したのはかなりの金貨だ、だか

男は歩みを止めない少しずつ少しずつ近寄っていく

そして、男がベリュースの片足を切り飛ばす

「おぎゃああああ!」

その絶叫を聞いていた騎士達そして村人達は戦慄していた

よほど痛かったのだろうベリュースは気絶していた

「おい、まだだぞ起きろ」

男は先ほど持っていた武器をどこかにしまい、いくつもの小さな歯(刃)が付いている剣を取りだし

それに手を近づけると【ブゥゥーン】と聞いたこともない音をたて小さな歯が高速で動きだした

それを気絶しているベリュースに近づけ・・・

 

「オブァァァァ!!!」

男はその武器らしき何かを目の前の敵の腹に突き立てる

【ブゥゥーン】と勢いのよい音をたて内臓を切り裂いていく

【グチャグチャ】と音がする

「イャァァ!おかねおかねあげましゅだからたすけてぇぇ!」

「ダメだお前はここで見せしめとして死んでもらう」

男は騎士を片腕で持ち上げ勢いよく上へ放り投げる

「今まで侵してきた罪でも数えながら死んでゆけ」

「イャァァァ!」

騎士が落下してくる

上位武器創作(クリエイト・グレーター・ウエポン)

突如大地から三本のヤリが出現する

串刺し(スピア・オブ・ヴラド)貴様は串刺しの刑だ」

騎士が落下してくる

【グザッ】と音してベリュースは文字どうり串刺しとなった

 

「さて騎士の諸君あのような姿になりたくなければ、大人しく降伏してくれ」

ああ、誰だってあのような姿にはなりたくない

残っていた騎士達全員が降伏した

 

騎士達は縄で締めくくられ、武器を取り上げられて一カ所に入れられた

 

あの騒ぎのあと村人達は村長の家の近くに集まっていた

「ありがとうございますどう感謝すればよいのか・・・」

「いえ、構いませんよ先ほど言いましたねこれはお礼です」

そう、それがどんな事であれ恩は恩で返すそれが自分の生き方だ

「それよりも、すみません皆さんを恐がらしてしまって」

それもそうだろう片足を切り腹を裂き串刺しにしたのだ恐がられないはずがない

「皆感謝しておりますありがとうございます」

村長が頭を下げる

「そう言えば、村の皆さんは全員いらっしゃるのですか?」

「はい、お二人のおかげで死人は村の中では出ておりません」

「皆ここにいるは・・・」

「村長!エンリとネムがいません」

そうだ叫びながらとある夫婦と思わしき男女がでてきた

「うむ誰かあの二人がどこに逃げたが知っているものは居ないか?」

村長が言うと一人の村人が「向こうの森の方角に騎士に追いかけられながら

逃げていった」と

襲撃からかなり時間がたっているもしかすると・・

「お願いします娘達をどうか助けて下さい」

「子供は親に取っては宝物なのよ」

その言葉が頭の中に浮かぶ

「わかりました最善を尽くして見ます」

急いで森の方角へ走る

 

「主様はお優しいてますね」

微笑むながらエイルが話しかけてくる

「ああ、そう なのかもか」

なんでもない会話しながら進んでいると

「この先に人の気配がします !?これはものすごく強力な邪悪の気配が人の気配の近くにあります!」

邪悪な気配と行ったらアンデット系のモンスターだろう

(だが、強力な邪悪?エイルは一応レベル100であるそのエイルがいうのだから・・)

この世界の強力なモンスターもしくは

(私と同じようにこちら側にきたプレイヤー)

だとしたら最悪である

(お願いだプレイヤーにだけは会いたくない)

何をされるかわからない、その恐怖がある

(そういえばさっきの戦いの時に妙な視線を感じたがまさか)

そう考えていると「接近します!」エイルの声で現実に戻される

(無事でいてくれよ)

そう会ったことも無い人物に祈りを捧げる

 

そこには二人の騎士が死んでいて幼い姉妹の近くに黒いフードを被った怪しい人物がいる

フードの人物が姉妹に近づき何かをつぶやく

そうすると姉妹の周りに緑色のバリアのようなものが出現する

「生物を通さない守りの魔法と、射撃攻撃を弱める魔法をかけてやった。そこにいれば大抵は安全だ」

フードの人物が言う、見る角度を変えて顔の部分を見る

仮面を被っていた、しかも何処かで見たことあるような・・

(わかったぞ、あれは嫉妬マスクだ!あのクリスマス限定で配られていた嫉妬マスクだ!)

ならば目の前の人物はプレイヤーだろう魔法を使い杖を持っているのだから

魔法詠唱者(マジックキャスター)だろう

(ここは出たほうがいいかも知れない)そういえば魔法詠唱者(マジックキャスター)の魔法の一つに看破(シースルー)という魔法があると教えてくれた

どこぞの死の支配者(オーバーロード)の言葉を思い出し阻害系のアイテムを身につけ装備を神話級(ゴッズ)にすべて切替て

そして影から飛びだした

 

「そこを動くなマジックキャスター」

直剣を突き立てる

「ん?何物だ」

マジックキャスターが振り返る

二人のプレイヤーが顔・・仮面ごしだが合わせる

(ん?この声何処かで聞いたような・・)

二人ともがそう思った

(えっ、もしかして)

二人の声がシンクロする

「『もしかして、お前は」『貴方は』モモンガさん!?」『アダムさん!?』

ここに二人のプレイヤーが出会った

 




戦闘描写がうまくなりたい…
では魔法と武器の説明

「上位武器創作(クリエイト・グレーター・ウエポン)」
上位道具創作の上位互換種
上位道具創作と違い自動消滅しない質量がある作れる範囲が武器や兵器だけと少々異なる
またこれの防具版もある

「串刺しヤリ(スピア・オブ・ヴラド)」
名前は串刺し公から
アダムお気に入りの一つ
地面から三本のヤリを出し串刺しにする
当てるのは難しいが当たれば相手を拘束か即死(低確率)にできる
人間種と吸血鬼に対して特効ダメージがある

奇妙な短剣

ソードブレイカー
剣を破壊する剣
刃の反対に溝と返しがあり相手の剣をテコの原理で破壊する
だが実際にはその特殊な構造のせいで脆く折る事が出来たのは
レイピアなどの細身の剣だけだったようだ

いくつも小さな歯(刃)着いた剣

チェーンソー
みんな大好きチェーンソー!
ゾンビ映画やゲームなどでよく見かける
よく処刑方法として使われるが武器としては
重い五月蝿い扱いずらいとメリットよりもデメリットが多め 

次回 
二軍さんどうなる?

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。