黒き風~銃弾の交響楽団~   作:Noir@You

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はい、Noir@Youです
前弾の事で色々と訂正を

皆さんも思われたでしょうが
終局の創り手弱くね?って事と
こんなんで大層な名付けるんじゃない
ぞってのもあると思います。

ですが終局の創り手で活躍していたのは
あくまで“表”の世界でです。

そして、透明に出来る超能力ですが
これは自前の物以外でも可能なのです。
自身を透明化していた事しかり、

あらゆる兵器を透明化し、自らも相手から
見えない状態で相手の命を一方的に狩りとる事
からどんな戦局であろうと終局へと向かわせる
為終局の創り手と呼ばれていました。

が、ユイトはそれの更に上です
見えない事がユイトに対しては全く、有利に
働かなかったと言うことですね

それにリッカ1人の時は明星会の援護を
透明化していたので
リッカが終局の創り手を倒すことも
出来たが怪我をしないように撤退しただけでした。


結果、終局の創り手は強かったが
それよりユイトが強すぎた上に
リッカが明星会を制圧していたので

ロクな支援も受けられず実力が格上の
相手をさせられた、と言う事でした。

ユイトとHSSのキンジが戦った場合、
ユイトが勝ちます。
物語後半のキンジならある程度
対等に渡り合えるかもと言う性能です
(壊れてますね)

いずれユイト達オリキャラの性能は
書いていきますね

では、本編どぞー





第5弾~創作工夫の重音~

ユイトとリッカが明星会を潰して、

約2週間が経過したある日、

武偵高内では四重奏(カルテット)なるもの

が開催されていた。

 

これは四人でチームを組み、

そのチーム同士が

教務科が用意したルールに

則り競い合うものである。

 

毒の一撃(プワゾン)

 

 

蜘蛛と蜂の描かれた攻撃用フラッグと

守るべき対象である目のフラッグを

用いて行われる。

 

勝利条件は攻撃用フラッグを

相手の目のフラッグに触れさせればOKと

言うもの、フラッグの隠匿、

フラッグの受け渡し、奪取等

基本ルールに則っていれば何をしても良い。

 

ただし、使用する武器は

ゴムスタン(非殺傷弾)のみとなる

これが頭に当たれば最悪死に至るが。

 

ルールがコレしかない為、自由度が高く、

連携、強襲等、様々な能力を試される。

 

 

だが、ユイトは参加する必要性はないとされ、

カルテット参加を免除されていた。

 

そして、通常授業後の装備科にある

ユイト専用の一室。

 

今、ユイトは

 

スプリングフィールドM14の改造(カスタマイズ)

をしている。

 

 

ユイト「アイツは前線に出る事より

バックアップにも回る事が多い、

なら、1発1発の精密性を上げる方がいいな」

 

 

独り言のように呟きながら

生徒に頼まれたM14を改造している。

 

一応、だがユイトは装備科のSランクを取得

しているため、こう言った依頼も来るのだ

…独自のアイテムを作成している事もある。

 

ユイトが装備科でSランクを取った理由だが、

 

入学時の試験を受けた際に

強襲科などの試験会場を見て

欠陥に気付き、1日、

たった1日で試験会場を作り直したのだ。

 

実はここ最近、建物の劣化が激しく

不慮の事故で試験を落ちた者がいるとか

いないとか…

ユイトのお陰で不慮の事故で落ちる生徒も居らず

武偵高側も余計な出費を出さずに

済んだそうなのだ。

 

そして、解説を挟んでいる最中にM14を改造し終え

 

生徒に渡すユイト

 

 

生徒「…!?預ける前より、手に馴染んでくる…!

しかも取り回しが良くなってるなんて!

ありがとう、黒楓!」

 

ユイト「大したことはしてないさ、

お前がM14(ソイツ)を大事に扱っていたから、

俺はより、M14がお前の役に立てるように

カスタマイズしただけだからな

これからもソイツを大事にしてやってくれ」

 

生徒「勿論だ!

コイツで今度のカルテットは余裕だな!」

 

ユイト「頑張れよー(o´・∀・)o」

 

 

生徒と会話を交わし、終わった後

すれ違いで入ってくる女生徒がいる。

 

白嶺 リッカと峰 理子だ。

 

理子「おっすおっす、ユイにゃん!

元気してるー?」

 

ユイト「おぉ、理子にリッカか、珍しいな、

どうかしたのか?」

 

リッカ「私は理子の付き添い」

 

 

理子とリッカという言わば正反対の美人が

一緒に行動している事を疑問に思ったユイトは

用件を聞くとリッカの方に用件はないようだ。

 

 

理子「実はねー、理子と一緒にカルテットに

出て欲しいなぁって思ったのー♪

お願いー!」

 

ユイト「カルテット?あー四人で組む奴か

丁度依頼も終わったとこだから構わんけど

理子なら普通に

組んでくれる人が沢山居そうだけど?」

 

 

2つ返事で了承するユイト、だが

理子はその容姿に性格も相まって

人気が高く友達も多い、

だから、その理子が人手不足と言う事を

ユイトが突っ込んで聞く。

 

 

理子「むーっそんなツレない事言うと、

ぷんぷんがおーだよー?」

 

リッカ「私も誘われた、

ユイトとじゃなきゃヤダ」

 

ユイト「…何となく事情は分かった

俺も参加でいいけどもう1人は誰だ?」

 

 

理子が頭に人差し指を立て角のように見立てて

怒った顔をしたところで、

リッカがユイトが勧誘されたホントの理由を

言い放つので、

呆れながらユイトはもう1人いるで

あろう参加者について聞く。

 

 

理子「もう1人はーみーちゃんだよー!」

 

リッカ「中空知さん、今回の

カルテットの発端の1人でもある」

 

 

中空知(なかそらち) 美咲(みさき)

通信科(コネクト)の期待の新人

とも言われてるが極度の男性恐怖症で

通信機越しなら普通に喋れるという。

 

性格は大人しいのを地でいく

彼女がトラブルの渦中にいることは

珍しい。

 

 

ユイト「発端?なんで中空知さんが?」

 

理子「それについてはみーちゃんからインカムで

直接聞いてみてー♪」

 

ユイト「了解…あ、あー聞こえるか中空知?」

 

 

ユイトが理子からインカムを受け取り、

通信科の中空知と繋がってるであろう

インカムのマイクに呼び掛けるユイト。

 

するとインカムから透き通った、

アナウンサーのような声が聞こえる。

 

 

中空知『はい、聞こえます

…この度は私のせいで巻き込んでしまい、

申し訳ありません』

 

ユイト「いいって、困った時はお互い様、だろ?」

 

中空知『ありがとうございます

事の発端ですが、私がとある男子生徒と

ぶつかってしまったのが始まりでした

 

私も素直に謝らせて頂いたのですが

お相手の怒りが何故か収まらず

脅されていたところを理子さんに

割って入って頂いて、結果

カルテットで決着を着けようという話に

なってしまいました』

 

 

…事情を聞くと男子生徒の屑っぷりが

分かるが理子の機転を効かせ

なんとかカルテットに持ち込んだと言う事のようだ

それで勝つための面子集めを理子がしていた

という訳である。

 

 

ユイト「なるほどね、大体の把握は出来た

それなら参加するのに迷いは無いさ

いつ頃だ?カルテットは」

 

中空知『明日の16時半からの開始です』

 

ユイト「了解、盗聴の類いが無さそうだし、

ここで作戦を決めとくか、異議はあるか?」

 

『「「異議なし」」』

 

そしてそのまま作戦会議を始めてしまう

ユイトも含めた即席チーム。

 

 

 

 

対戦相手はどんな生徒を集めてくるのか!

そして、この即席チームはどこまで連携が

取れるのか!?

 

 

 

 

次回へと続く。

 

 

 

 




はい、お疲れ様です。
今回は学校のイベント風にして
カルテットをやるために中空知さんに
出てきて頂きました。
(ついでに久し振りの三人称視点)

後、依頼とかで忘れかけてたので
ユイトの装備科風景を描写しました。

Sランクではあるものの、受ける依頼は
選んでいると言う職人気質なユイト君です
平賀 文とは独自のアイテム開発などで
仲が良くなっているようです。

ついでにリッカがAランク止まりの理由ですが
コミュニケーションを必要以上に取らない上に
どれだけの好条件でも
リッカが気に入らなければ
依頼を受けない、という所から来てます。

それは教務科も例外では無いので、Aランクで
止まっているだけで、実力は全てSランクです。

あれ、リッカのがチート染みて来た気が…

とにかく!次回、カルテットお楽しみに!

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