黒き風~銃弾の交響楽団~   作:Noir@You

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Noir@Youです。

今回は緋弾のアリアで言う“裏”
つまるところイ・ウーのメンバーと
主人公の関わりをやろうかな、と

ん?もうすでに1人とは表でも関わってるって?
それは禁則事項ですよ?(ニッコリ)

では本編どぞー


第2弾~裏の四重奏~

 

side ユイト

 

 

ユイト「そっちからお声が掛かるとはね、

元気にしてたか?ジャンヌ」

 

 

あの始業式ーー俺は出れてないが

から2週間が経った頃、俺は男子寮の部屋

Sランクだからなのか4人分の一室を1人で

使わせて貰ってるんだが、広くて仕方無いなコレ

とか思ってたら仲間思いのジャンヌさんから

連絡が来たのでPCにて応答する。

ついでに安物の茶葉で淹れた紅茶を飲みつつ

 

 

ジャンヌ『ああ、私は至って元気だ、

“あの”ユイトが武偵高に行くと言っていたのだ

気にならん奴がいるか?』

 

 

なんか大分失礼な事言われた気がする、

いや、まぁその通りではあるんだけどさ。

 

 

ユイト「そいつはどうも、

心配しなくても馴染めてるよ、なぁ?理子」

 

理子『そだねー♪ユイにゃんも思ったより

“普通”になれるんだねって

最初からSランク取った時はコイツバカか、

とか思ったけどね、くふっ♪』

 

 

学校で直接会って俺を見てる理子に

上手くやれてるか聞いたが、割と失礼な

事を平然と言うので

 

 

ユイト「俺の信条は好きな事はとことんやる、

だから手が抜けんくてな、つい」

 

『あら、それは私に対する当て付けかしら、

早く貴方からあの毒を貰い受けたいのだけれど』

 

 

と、まぁ俺の信条の話をすると

別の声が聞こえてくる

 

 

ユイト「おいおい、誰も当て付けちゃいないだろ

後、あの毒は無理だって何度も言ってるだろ?

夾竹桃(きょうちくとう)

 

夾竹桃『…そうね、貴方から課せられた課題

もまだ終わってないし、今、毒は諦めてあげる』

 

ユイト「毒が絡まなきゃ可愛いのにな、夾竹桃。

んで?仲間思いのジャンヌさんや

俺に連絡してきたのは用件があるんだろ?」

 

 

夾竹桃が『…そんなお世辞、要らないわ』とか

言ってるが気にせずに

ジャンヌに本当の目的を聞く。

 

いくら仲間思いでも向こうから連絡が来るなんて

イ・ウーじゃあり得んしな。

 

 

ジャンヌ『よく分かったな、

それについては“教授(プロフェシオン)

が話をしたいそうだ』

 

ユイト「教授(プロフェシオン)だって?

まぁいいや、繋いでくれ」

 

ジャンヌ『では、私達は失礼するぞ』

 

ユイト「おう、ありがとなジャンヌ」

 

 

別の目的が何かと聞けばイ・ウー

の頭とも言える人物、

教授(プロフェシオン)からの連絡のようだ。

 

 

教授(プロフェシオン)『ふむ、

丁度1ヶ月と20日3時間6分15秒ぶりだね

元気にしているようで何よりだ』

 

 

 

暫く待ってみると声が聞こえてくる、

男性の、声だけなら20代後半とも言えるが

声の中にとてつもない深みと気品が

混じっているのが分かる、

後さ、ついでに俺と別れてからの

時間を秒単位で覚えてるなんて

この人はやっぱ格が違うな。

 

 

ユイト「…お久し振りです、教授(プロフェシオン)

 

『私と2人で話をする際は敬語と

その名を禁じたはずだが?

まぁ君が私に敬語を使うのも推理(・・)出来ていたがね』

 

ユイト「へいへい、分かったよ

これでいいか?シャーロック」

 

 

一応は目上なのでーー

後、周囲の目も気にして敬語と2つ名で呼んだが

かの有名なシャーロック・ホームズ

は有無を言わさぬ圧を

声に乗せてきたので素直に従う

 

確かその約束はシャーロックと

俺が出会った頃にしたはずだけど

まだ終わってないのか…

 

 

シャーロック『…うん、それでいい

では、お茶でもしながら話でもしようか』

 

ユイト「こっちは安い紅茶しかないけどな…

んで、話ってのはなんだ?」

 

シャーロック『おや、君なら察しているかと

思ったが…』

 

 

えぇ…君なら察してるだろうって

この会話だけで察しろと?

……まさか。

 

 

シャーロック、ユイト

『「友人と会話がしたかっただけ」』

 

 

…マジかよ、あのシャーロックが俺と話したくて

連絡寄越して来たの?普通なら大喜びだね。

 

 

シャーロック『本当だとも、その為に連絡したんだ

このシャーロックがね、大喜びしてくれたまえ』

 

ユイト「わーい、うれしーな

あのシャーロックが俺の為に

時間を割いてくれてるぞー?」

 

 

ホントにそうだった…

俺の思考読んで語ってくるシャーロックに

わざとらしく棒読みで返す。

 

 

シャーロック『フフッ、

やはり君と話すのは楽しいね

っと、忘れる所だったよ』

 

ユイト「どうしたんだ?」

 

 

あれ?話だけじゃなかったのか?

なんか嫌な予感が…

 

 

シャーロック『君の元へ“あの子”が向かったそうだ、

そちらに着いたらもてなしてあげたまえ』

 

ユイト「えっ…それってまさ」

 

 

ピーンポーン……

 

 

シャーロックの言葉に嫌な予感がしたと思ったら

玄関のチャイムがなる、うっわぁ…

嫌な予感しかしねぇ…

 

 

シャーロック『早かったね、

それも推理(・・)出来ていたが

では、邪魔者は去るよ、また会おう、ユイト』

 

ユイト「えっ、ちょっと待っ、

ホントに切りやがった…アイツ」

 

 

ホントに通話を切ったシャーロックに対し

愚痴を、溢しながら玄関を開ける…と

175はある身長に抜群のプロポーション、

雪のような白い綺麗な長髪を後ろで纏め、

ポニーテールにした朱色の瞳の超絶美人

が立っていた…。

 

何故か武偵高の制服で。

 

 

「ユイト、久し振り」

 

 

ユイト「ああ、久しぶーー」

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、俺は言葉を言い終わる前に

その美人に勢い良く抱き付かれるのであった…

 

 




はい、切りますね。

謎の美人は誰なのか!?

と言うかシャーロックとタメ口で話せるって
なにやったんやユイト…

次回に続く

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