黒き風~銃弾の交響楽団~   作:Noir@You

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初めまして!
Noir@Youと言う者でございます。
小説を書くのは実は初めてだったりします。

オリ要素満載で原作無視にもなりかねないので要注意!

稚拙で自己満足な作品では御座いますが
暖かい目で見守って頂けると幸いです!

まだプロローグですが( ̄▽ ̄;)

ではどうぞ!


第0弾~きっかけ~

「…任務完了(ミッション・コンプリート)

 

 

瓦礫の山の頂きに

独りで立っている人物はそう言った。

その容姿は14歳程にも見え

髪は茶髪で瞳は蒼い少年…なのだが、

辺りの風景とミスマッチしている。

 

何故ならば辺り一面は建造物があったであろう

瓦礫の山が幾つも出来ており、

まさに荒廃した都市そのものであったからだ。

 

 

『よくやった、帰投しろ』

 

「了解。」

 

 

無線機から凛とした女性の声が聞こえ、

短い、それだけのやり取りを無線機で行った少年は

ゆっくりと、その場から歩き出す。

 

 

『おつかれー!

流石、ユイにゃんは仕事が早いねー』

 

「そうでもないさ、手際はそっちの方がいいしな」

 

 

唐突に聞こえた元気だが、

場違いな、これまた女性の声に

ユイにゃんと呼ばれた少年は歩きながら応える。

 

 

『んふふー♪誉めても何も出ないよ?

それにしてもユイにゃんはお堅いですなぁー

あっそうだ!

ユイにゃんも“こっち”においでよー♪』

 

『お前には行く必要性を感じないが…どうするのだ?』

 

 

元気な声からの誘いに歩みを止めて思案する少年

しかしすぐに決めたように口を開く。

 

 

「色んな事が一段落したし…これも何かの機会だ、

行ってみるか。」

 

『ほう?』

 

『…まさかホントに来るのか?』

 

 

少年が肯定の意思を示した事に元気な声は

素に戻ったように驚いた様に聞いてくるのに対し

少年は再び歩み始めながら話す。

 

「そっちから誘ってきたんだろ理子、

意外そうな声を出すなよ。」

 

『…うん、じゃあ色々根回しはしとくねー!

あー、楽しみだなぁー♪』

 

 

理子と呼ばれた女性は一拍置いて、

最初のテンションに戻りながら下準備をする旨を

少年に伝える。

 

「それじゃあよろしく頼むな」

 

 

少年はそれだけ言うと無線を切り、

沿岸部を目指し歩き続ける

 

 

「うーん…上手く馴染めるかね。」

 

 

理子と言う女性に誘われた場所…

そこに思いを馳せながら

歩き続けながら独り言の様に、実際に独り言を呟く

 

沿岸部に到着した少年は海原を見つつ、

足を止めて待ち続ける。

 

すると突然

海面を掻き分け

少年の目の前に巨大な鉄の塊が現れる。

 

 

「少し遅かったな、まあいいか」

 

 

少年は愚痴の様に言葉を溢しつつ

目の前に現れた鉄の塊…

漢字の伊とUの文字が刻まれた潜水艦に飛び乗り

内部への入り口へ向かう。

 

少年は立ち止まり、

振り返ると荒廃した…

否、

させた都市に今頃警察や武偵が

来るのを遠巻きに見つつ潜水艦へと入る。

 

そして潜航していく潜水艦の中で

少年は意を決したように顔を上げ、

その行き先の名を口にする。

 

 

 

 

 

 

「東京武偵高に行くか」

 

 




いかがでしたでしょうか?
お楽しみ頂ければ幸いです。

無理矢理感が満載だったりもしますが
これからこの小説と共に成長出来たらな、
とも思っております。

次から本編へと突入させて頂きますので
よろしくお願いします!

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