ゲームの力でこの世界を生きていく   作:疾風の警備員

44 / 116
どうも、疾風の警備員です。

シンフォギアXDのセレナ限定解除逃しました………石1000個も使ったのに………

その上次は推しキャラ2位の調がメインの話なのに、石がほぼ無くて当てられる可能性がががが…‼

それではどうぞ……


そのENEMYの名は

この世界のダイヤ達の後に付いて行き、梨子達が辿り着いたのは学校だった。校門には【私立浦の星女学院】と書かれている。

 

「ここなら多少時間が稼げる筈…‼」

 

「あッ!?お姉ちゃんッ‼‼」

 

学校の敷地に入ると、奥からルビィが出てきてダイヤに抱き着いた。

 

「よかった…‼お姉ちゃんが無事で…‼」

 

「心配掛けましたわね…大丈夫?どこも怪我してませんの?」

 

「ルビィは平気ッ‼知らない男の人と曜ちゃんに果南ちゃん、鞠莉ちゃんが守……って………………るびぃッ!?」

 

ルビィはダイヤに現状を答えつつも、視線が彼女の後ろにいる3人に向くと、顔を青くし驚きの声をあげた。

 

「ど、どうしましたのッ!?」

 

「あ…あ…あわわわわわわわわわわわッ!?!?!?善子ちゃんに果南ちゃんに鞠莉ちゃんがもう一人いるびぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃッ!?!?!?」

 

「ヨハネよッ‼‼」

 

驚き叫ぶルビィに善子はお決まりのツッコミを入れる。そしてその反応でこの世界の自分とこちらの果南と鞠莉がいる事も理解した。

 

「落ち着きなさいッ‼‼…とりあえず皆さんがいる場所に案内してちょうだい。そこで説明するそうですから。」

 

「う…うん…」

 

ルビィの案内で校内を進み、とある一室まで来るとそこから人の気配がした。そして彼女が扉を開けると中には果南と曜と鞠莉、それとこの世界の花丸と善子がいた。

 

「あッ!?千歌ちゃんに梨子ちゃんッ‼‼善子ちゃんもッ‼‼」

 

「「だからヨハネだってばッ‼‼」」

 

ステレオで聞こえてくるツッコミ……この二人、こんな時でも決してブレない。

 

「ちょっと待って曜ちゃん……あの二人が私達の知ってる二人か確かめないと。鞠莉なら分かる?」

 

「Of course!!あの二人は私達と同じ世界よ。」

 

「そっか…三人とも無事で良かったよ。」

 

果南の質問に鞠莉は三人から感じた悪魔の気配で特定し、自分達と同じ世界と知った果南はようやく合流できた事を喜べた。

 

「後はこっちはダイヤに花丸ちゃんにルビィちゃん、美歌ちゃんにパラド君にヴァーリ君か…」

 

「あれ、兵藤君は?確か一緒に飛ばされてたよね?」

 

「強そうな怪物が現れて、私達を守る為にソイツと戦ってるの…」

 

「そっちもッ!?こっちもヴァーリ君が怪物2体を相手に…」

 

「そっか……一体、この町に何が起こってるの?」

 

互いに残って戦う事にした男達の事を心配していたら……

 

-ドスゥンッ‼-

 

校庭の方から何か重いものが地面に落ちた様な振動が伝わってきた。

 

「な、何事ッ!?」

 

「外から…‼」

 

危険を感じたライダー側の梨子達と後を付いて全員が外へと走る。そして校庭に出るとそこには5メートル程の青い体に赤い鶏冠、背中に羽がある怪獣みたいなのがいた。

 

「な、なにッ!?あの生き物ッ!?」

 

「あれって……べリアルモンスターに出てくる…」

 

「御苦労様ですわ、【リドリアス】。」

 

「ピュイッ‼」

 

その背中からジュエルが跳び降りてきて、屈んだリドリアスの頭を撫で、背中からルビィと花丸、この世界の千歌と梨子と曜が降りてきた。

 

「あ~…驚き過ぎて頭がパニックだよ~…」

 

「ホント…」

 

「一体何がどう…な……って…」

 

今までの疲れと安心感から気が抜けていた三人だったが、目の前に自分のそっくりさんがいるのを理解した瞬間…

 

「「「も、もう…「「ルビィがもう一人いるびぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃッ!?」」みぎゃあッ!?」」」

 

叫ぼうとしたが、それよりも大きいルビィ達の叫び声で掻き消されてしまった。

 

「……大丈夫?」

 

「「「み……耳が…‼」」」

 

「ミミガー?」

 

「千歌ちゃん、今そういうボケはいらないから…」

 

千歌の下らないボケに梨子はツッコむ。しかし、この世界の彼女達がもう一人の自分を見て驚くのも無理はないが……

 

「ところで、そちらの悪役みたいな人は誰ですの…‼」

 

ジュエルを睨みつつ、この世界のダイヤは梨子達にそう聞いてくる。確かに今のジュエルはXー0……悪役に見えてしまうのも頷ける。

 

「なら、姿をお見せしましょう…」

 

『ガッチョーン、ガシューン』

 

変身を解くためレバーを閉じガシャットを抜く。そこから出てきた人物にこの世界のメンバーは再び驚く事になる。

 

「「「「「「えええええぇぇぇぇぇぇぇッ!?!?!?だ、ダイヤさんんんんんんんんんんんんッ!?!?!?」」」」」」

 

「そこまで驚く事でしょうか…?」

 

「普通は驚くよ…」

 

ダイヤの言葉に果南が呆れながら答える。しかし、これで戦えないメンバーは揃ったので一先ず安心と思っていたら…

 

「ほお…こんな所にまだ人がおったとわな…」

 

突如、年老いた男性の声が聞こえたのでそちらに視線を向けると白いタキシードにマントを羽織った老人と鞭を持ちツタンカーメンを連想させるような被り物をした男、そしてたくさんの黒タイツ達と数体の怪人がいた。

 

「あなた達は…?」

 

「我々は悪の組織【スーパーショッカー】、この世界を支配する存在だ。そして私は【地獄大使】、隣は【死神博士】だ。」

 

「スーパーショッカー…?」

 

「貴様らに1つ聞く。この男を知らないか?」

 

死神博士は彼女達に1枚の顔写真を見せてくるが、全員が見覚えがなかった。

 

「いえ…知りませんが。」

 

「そうか…ならば貴様らには死んでもらおうッ‼」

 

そう言って地獄大使は鞭で地面を叩くと、それを合図に黒タイツ集団…【ショッカー戦闘員】と数体の怪人が彼女達に襲い掛かってきた。

 

「く…!?あなた達は下がってッ‼鞠莉さん、よっちゃん、千歌ちゃん、ダイヤさんッ‼‼」

 

梨子は戦えないメンバーを下げさせ、戦えるメンバーで変身しようとゲーマドライバーを取り出したら…

 

ーバンバンバンバンッ‼‼ー

 

「「「「「「「イーッ!?」」」」」」」

 

何処からか放たれた銃弾が、戦闘員達を撃ち抜いていった。

 

「今の攻撃は…!?」

 

「あッ!?彼処ッ‼」

 

視線を巡らせていた千歌が指差す場所………校舎の屋上に銃を構え、アタッシュケースを持った一人の男がいた。更にその顔は先ほど見せられた顔にそっくりであった。

 

「やれやれ……君達もしつこいな…」

 

「見つけたぞッ‼この盗人めがッ‼‼」

 

「失礼だね……僕は君達が奪ったものを更に奪っただけさ。」

 

男はそう言って屋上から飛び降り、見事に着地する。

 

「おまけに見境がないのもそのままか………あまりに古臭くて怒りも沸いてこないね。」

 

「偉そうに…‼お前達ッ‼先ずはあの盗人を殺せッ‼」

 

「「「「「「「イーッ‼」」」」」」」

 

死神博士の指示で梨子達に向かっていた戦闘員達は全員、男へと向かっていく。だが男は慌てる素振りも見せず、手に持つ銃…【ディエンドライバー】で確実に撃ち抜いていく。

 

「スゴい………」

 

梨子はその射撃技術に見入ってしまう。的確に相手の急所を撃ち抜くその姿は、梨子が目指す姿そのものだったからだ。

 

「この程度で僕を倒そうだなんて、嘗めないでほしいね。」

 

「貴方は………一体…」

 

この世界の千歌の呟きに男は銃を顔の右側に構え、左手に1枚のカードを相手に見せつける様に持つ。そのカードには青い複眼にバーコードの様な模様が入った顔の戦士が描かれている。

 

「僕は通りすがりの怪盗さ、覚えておきたまえ。」

 

そしてそのカードをディエンドライバーに装填し、伸長させて読み込ませる。

 

『KAMEN RIDE‼』

 

そして銃口を上へと向け…

 

「変身ッ‼」

 

そう叫んで引き金を引いた。

 

『DI-END!!』

 

すると頭上にライダーを示すマークが浮かび、男の周りを赤、青、緑の人型の光が縦横無尽に動き回る。その光が男を中心に1つに重なるとその体を黒い鎧が包んでいく。そして上のライダーマークが数枚の板へと変わり男の顔に刺さっていくと鎧にシアン色が加わって【仮面ライダーディエンド】へと変わる。

 

「まさか………仮面ライダー…‼」

 

「先ずは挨拶からかな?」

 

男は左腰のカードケースから1枚のカードを抜き、それを銃に装填し、伸長させる。

 

『ATTACK RIDE!! BLAST!!』

 

そして銃口から無数の弾丸が不規則な動きで放たれ、戦闘員達を次々に撃破していく。

 

「諦めたまえ、彼らでは僕には勝てないよ。」

 

「くうぅぅぅ…‼ならば怪人達よ、行けッ‼‼」

 

死神博士の言葉に引き連れていた十数体の怪人達がディエンドへと向かう。

 

「マズイッ!?あの数を一人じゃ…‼」

 

「問題ないさ。」

 

慌てる善子にディエンドは変わらず飄々に答え、ケースから2枚のカードを引く。そこにはディエンドとは別のライダーが描かれている。

 

「来たまえ、僕の兵隊達。」

 

『KAMEN RIDE!! RIO TROOPERS!!』

 

『KAMEN RIDE!! KUROKAGE TROOPERS!!』

 

それを装填し引き金を引くと変身の時に出てきた光と共に銅色のライダー5体と黒く槍を持ったライダーを5体の計10体を呼び出した。

 

「Wow‼ライダーを呼び出したわッ!?」

 

そのライダー達が怪人達と戦闘を始めると、ディエンドはこの世界の千歌の元に行きアタッシュケースを手渡した。

 

「えッ!?こ、これは?」

 

「ちょっと預かっておいてくれないか?すぐに片すからね。」

 

「あ………はい…」

 

千歌が受けとるのを確認してから、ディエンドは戦場へと戻る。既にトルーパー達は半分が撃破されている。

 

「やはり彼らじゃ荷が重かったか…」

 

そう呟き今度は3枚のカードを装填する。

 

『KAMEN RIDE!! CHASER!!』

 

『KAMEN RIDE!! NECROM!!』

 

『KAMEN RIDE!! GREASE!!』

 

「行きたまえッ‼」

 

引き金を引き、今度は体が紫に顔がアシンメトリーなライダー【仮面ライダーチェイサー】と白と緑に黒いパーカーを羽織った1つ目のライダー【仮面ライダーネクロム】、そして金色にクリアブラックな鎧を纏ったライダー【仮面ライダーグリス】が出てくる。

 

「俺は人間を守る…‼」

 

「心の叫びを聞け‼」

 

「心火を燃やしてぶっ潰す‼」

 

「では、行くとしよう‼」

 

呼び出したライダー達と戦場へと駆けるディエンド。それを見ていた梨子達も数を補う為にヴァーリから預かったガシャットを起動させる。

 

「第五拾戦術‼」『BANG BANG SIMULATIONS!!』

 

「GEAR FIFTY!!」『HIGH SPEED HIGHWAY!!』

 

「禁術レベル50‼」『WITCH CREATE!!』

 

「0カラット‼」『ジュエリートレジャー‼』

 

「マックス大…‼」『マキシマムマイティエーックス‼』

 

「「「「「変身ッ‼」」」」」

 

『『『『『(デュアル/マキシマム)ガシャット‼ガッチャーン‼(デュアルアップ/レベルマァァァックス‼/レベルアップ‼)』』』』』

 

『スクランブルだ‼出撃発進‼バンバンシミュレーションズ‼発進‼』

 

『ダッシュ‼ダッシュ‼ダッシュ‼エ~ンジンを全開‼ブッ千切れ‼ハイスピード・ハイウェーイ‼』

 

『マジシャンガール‼夢をプレゼント‼願いよ届け‼ウィッチ・クリエイト‼』

 

『探せダイヤ‼集めろルビー‼ジュエリートレジャー‼』

 

『マキシマームパワー‼エーックス‼』

 

変身が完了したら、各々武器を手に持ち戦闘に加わっていった。




いかがでしたか?

海東が盗んだ物は何でしょうね?

次はあの二人が戻ってきます。

次回【Parallel worldの激戦】

「この町の運命は……私が変えるッ‼」

では次回でお会いしましょう。

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。