シンフォギアXDでイグナイトクリスと☆5のきりしらナースのメモリアカードと限定解除未来さんGETしたぜ‼‼ 無課金で11連1発と単発2回でこれらが出てきたので、思わずガッツポーズ♪(家で本当にしました)
では今回からエクスカリバー編です、どうぞ。
盗まれたEXcaliber
ヴァーリside
「オラァッ‼」
「動きが雑だ‼」
「がッ!?」
フェニックスとのレーティングゲームから数日後の朝、俺は眷属達と共に人間界の訓練施設で、イッセーとグラファイトの勝負を見ていた。少し離れた所には渡辺と松浦先輩もいる。
「うわッ!?モロにお腹にグラファイトさんの蹴りが入ったけど…‼」
「いや、イッセーだったら…」
心配する渡辺と違い松浦先輩は冷静に見ていて、イッセーもブレイクダンスの要領で起き上がった。
「つ~ッ‼効くな…‼」
「お前は攻撃が入ると確信すると、動きが一気に粗くなる。先ずはそこを直すぞ‼」
「ウスッ‼」
どうしてこうなっているのかと言うと、試合の次の日に俺にイッセーから連絡があり……
『グラファイト…さんに会わせてくれ。』
そう言い、俺が理由を聞いたら前の試合で自分の戦い方があまりにも力任せで、今後自分以上の相手が出たら渡辺達を守れないと思い、強くなるためにグラファイトから師事を仰ぎたいとの事だったので、グラファイトの連絡先を教えたら即OKが出たらしく、今日からそれが始まった。
「いいか?戦いにおいて油断は絶対にするな。油断していいのは、相手を倒したのを完全に確認してからだ。でなければ思いがけない反撃を貰う事になるぞ‼」
「了解ッ‼」
グラファイトのアドバイスが終わると、二人はまた拳をぶつけ合わせる。
グラファイトなら必ずイッセーを強くしてくれるだろうな……
「いいかッ‼最終目標は、生身で最上級悪魔を倒せる様になることだッ‼‼」
「ウスッ‼‼」
「「「魔改造が過ぎるわ(よ)ッ‼‼」」」
グラファイトが掲げた目標に俺と梨子、善子の3人は思わずツッコンだ。
だからと言って限度を弁えろ、この重度の戦闘バカ共がぁッ‼
「あ、アハハハ…」
「まったく…」
この二人の息の合い様に渡辺は苦笑、松浦先輩は呆れたのかため息を吐いた。
「仲良いね、あの二人。」
そこに明日那が小型の黒いアタッシュケースを持って、俺の所にやって来た。
「明日那か……頼んでた物は?」
「リゼヴィムが簡単に許可してくれたよ。ハイこれ。」
俺は明日那が差し出してきたケースを受け取り、中身を確認する。その中には爺さんが俺の失敗作を回収して作り上げた黒いプロトガシャット10個が入っていた。そこに梨子と千歌も中身を覗きにくる。
「コレって……前にヴァーリ君が作って失敗したガシャット?」
「あれ?でもこれ、完成してない?」
「ああ、爺さんが回収して完成させたんだ。」
それらを持ってきた端末に差し込み、あるプログラムをダウンロードさせていく。そして画面にcompleteと表示されたら抜き取りケースに戻していく。
「今のは?」
「奪われたガシャットが起こす事件に対しての万が一の備えさ。これさえしておけば希望は残る。」
「「???」」
作業が終了したのでそれを明日那に返そうとしたら……
「ああ、リゼヴィムからそれはヴァーリ君が持ってていいって言われてるの。
「そうか……なら、預かっておくよ。」
そう言われ、ケースをカバンの中にしまった。
「それとこれは未確認の情報なんだけど、教会で何か事件が起きたらしいよ?」
「はぁ……面倒の予感しかしないな…」
その話にため息を吐きながら時間を見ると、そろそろ登校しなければならない時間になっていた。
「もうこんな時間か……二人ともッ‼もう学校に行くから朝の特訓は終了だッ‼」
俺が叫ぶとクロスカウンターになりそうな状態で動きが止まり、大きく深呼吸したら構えを解いた。
「今日は初日だったが飲み込みがいい、これならさっきの癖は2、3日で直せるな。そこからは様々な状況を想定した実践訓練に入るぞ。」
「ありがとうございますッ‼」
「後は汗を拭いて、水分補給を忘れるなよ?」
「…………まるでオカンみてぇ「ふん。」ゴハッ!?」
最後に一言余計な事を言ったイッセーに、グラファイトは頭に拳骨を振り下ろした。うわ、あれは痛いだろうな……
「誰がママファイトだ。」
「うおおおぉぉぉぉ……‼‼」
「では、俺も仕事に向かう。またな。」
そう告げ、体をオレンジと黒のノイズに変えてその場から消えた。
「あんにゃろ~ッ‼本気で殴りやがったな……‼」
「イッセーが一言多いんだよ。」
「はい、ドリンク。」
「サンキュー、曜。」
「後は奥のシャワー室で、汗でも流してこい。」
「悪いな、借りるぜ。」
イッセーをシャワー室に行かせ、汗を流している間に俺達も登校の準備をし、イッセーが戻ってきたらそのまま登校した。
一誠side
朝の特訓を終え、俺と曜が教室に着くとクラスの奴等が妙に浮き足立っていた。
「なんだ?」
「どうしたんだろう?」
「あ、渡辺さん知ってるッ!?今日このクラスに転校生が来るんだってッ‼」
「えッ!?本当!?」
曜はそのままクラスの奴と話し始めたので、俺は自分の席に座り目を閉じてイメトレを始めた。喧嘩を始めたばかりの頃はこの方法で戦術を考えたりしていた。
それを始めて10分程したら担任が入ってきたが、俺はイメトレを続行する。
担任の下らねぇ話なんざ聞いてる位なら、こっちの方が数倍有意義だ。
「皆さん、よろしくお願いしましゅッ‼……あう、噛んじゃいました…」
(ん?なんか聞き覚えがあるような声だな…)
それが気になった俺はイメトレを止め、視線を教卓に向けるとそこには前に見た金髪シスターが立っていた。
(ああ、ルシファーが言ってた日本語の勉強が終わったのか。)
確か話せる様になれば学校にも通えるとか言ってたし、その約束を守ったんだろう。
「それじゃ、席は渡辺の隣を使ってくれ。」
「はい、よろしくお願いしますね♪」
「うん、ヨロシクね‼」
(ま、曜が笑っていられるならいいか。)
楽しそうな顔で笑う曜を見て、俺は再びイメトレに戻った。
え、授業はどうしたかって?無論聞き流した。
「アーシアちゃんッ‼お帰りッ‼」
「果南さん、ただい……むぎゅッ!?」
時刻は昼休み……カナ姉はアルジェントに会った瞬間、全力で抱き締めた。が、その豊満な胸に顔が埋まって呼吸が出来ないのか必死にカナ姉の腕をタップしていた。
「こうしてまた会えるなんて嬉しいよ~♪」
「ん~ッ‼んん~ッ‼んん~~~~ッ‼‼‼……(ガクっ)」
「果南ちゃんッ‼アーシアちゃん、息出来て無いからッ!?」
「え?」
曜に言われてカナ姉が我に帰るが、アルジェントの腕は既に力なくぶら下がっていた。
「…………………………(チーン)」
「ああッ!?アーシアちゃぁぁぁぁぁぁぁぁんッ!?」
「何やってんだか…」
口から霊魂みたいなのを出して天に昇って行こうとするアルジェントを必死に繋ぎ止めようとするカナ姉を尻目に、俺は購買で買ったパンにかじりついた。
「んで、ルシファーの野郎はパソコン開いて何やってんだ?」
今日は曜とカナ姉に黒澤姉妹と国木田にアルジェント、それとルシファー達で昼飯を食っていたがルシファーはおにぎり二個をさっさと食ったらすぐにパソコンを取り出して何やら高速で作業を始めた。
「今は邪魔しない方がいいわよ。ああやって集中してる時は性格Changeするから♪」
「ほ~う…?」
小原先輩は面白そうな顔で言い、それを聞いた俺は興味が湧いた。
(性格が変わるか……うまくいきゃ、一勝負出来るかもな‼)
そんな期待を秘め、ルシファーへと近づき……
「おいルシファー、何や「この俺のクリエイティブな時を邪魔するなぁッ‼‼」お、おう…」
話し掛けた瞬間、物凄い形相で怒鳴られ俺は思わずたじろいでしまった。
なんかエレキギターの音楽も聞こえたぞ……幻聴か?
「あ~あ、怒られちゃった。」
「だから言ったんだよ?」
「いや、どんな感じになるか気になってな…」
「とりあえず今はほっときなさい、その内集中力が切れて戻るから。」
魔女っ子にそう言われて、俺は大人しく食事に戻った。
にしても画面にあった図面……ゲーマドライバーに似てたけど何だったんだ?
「番長先輩、特訓の方はどうなんですか?」
「だから番長先輩は止めろ国木田。どうも何も、今日から始めたんだ。すぐに成果なんか出るかよ。」
「特訓といえばルビィちゃんも始めたんだよね~♪」
「ちょッ!?は、花丸ちゃんッ‼」
国木田の言葉に黒澤妹が顔を赤くしながら慌て始めた。
「へぇ~、どんなだ?」
「カラオケで連続で何曲も歌ったり、家のお庭でダンスの練習したり…」
「エールの能力を活かす為に必要な事なのですわ。」
「確か………………歌って踊ってる間だけ、味方にバフを与えるだったか?」
「うう……はいぃ…‼」
なるほど、歌って踊れる時間を伸ばすことで、効果時間を長くしようって事か。
「まあ、無理はすん…………ッ‼‼」
「どうしたの?」
黒澤妹を励まそうとしたら何処からか視線を感じ、俺は直ぐ様周囲を確認するが、その視線はもう感じなくなっていた。
「なんだ……今のは…」
「お前も感じたか。」
いつの間に作業を止めていたのか、ルシファーが俺の隣に立っていた。
「一体何が目的だったのか…」
「解らねぇがこれだけは言える。」
俺は視線と同時に、ひりつく様な痛みが走った首の後ろを押さえる。
「今の視線には……………殺気が混じってやがった…‼」
「つまり、この中の誰かを……か…一誠、周りの奴等にも気を付けておけ。」
「ああ……‼」
ルシファーの言葉に俺は力強く頷く。
どこのどいつだか知らねぇが、俺達に喧嘩を売った事を後悔させてやる…‼
それから数日経ち、あの視線は度々感じるが今だに誰だか特定は出来てはいない。
そして放課後、ルシファーが生徒会長に呼ばれたので高海は眷属として、俺も面白半分で付いていく事にした。
「一誠、お前は別に付いて来なくてもいいんだぞ?」
「俺の勘が言ってんだよ。行けば楽しい事に出会えるってな。」
「……後で文句言うなよ?」
そのまま世間話をしながら歩き、生徒会室の近くに来たら……
『何言ってんだよイリナ‼俺を忘れたのか!?』
『だから気安く名前を呼んでんじゃないわよッ‼』
そんな押し問答が聞こえてきて、俺の気分は一気にシラケた。
「………………やっぱ帰るわ…」
「ここまで来たんだ、巻き込まれろ。」
「さっ、行こっか♪」
きびすを返して逃げようとした俺の腕をルシファーと高海は掴み、引き摺っていく。
「離せぇぇッ‼俺は今のアイツとは関わりたくねぇんだよッ‼」
「ハッハッハッ…………俺達の負担を減らす為の犠牲になれ。」
「ふざけん「会長、ルシファーです。」聞けよッ‼‼」
俺の必死の抵抗も通じず、中に入るとそこには生徒会の奴等とグレモリー達のほかにローブを着た二人組がいた。
「ルシファー君達、来てくれてありがとうございます……ところで彼は?」
「私たちの負担軽減の為の贄です。」
「おいッ‼‼」
「そ、そうですか…」
ルシファーの言葉に会長は苦笑いするが、すぐに真面目な顔に戻った。
「では、話し合いを始めます。今回は教会の方達から連絡があるそうです。」
会長の言葉にローブを着た二人組が立ち上がり、フードを取ると栗色の髪をツインテールにした女とショートヘアの青髪に緑のメッシュを入れた女だった。
「教会所属のエクソシスト【紫藤イリナ】よ。」
「同じく【ゼノヴィア】だ。」
「実は教会が保管していた聖剣【エクスカリバー】が6本中3本盗まれて、この町に持ち込まれたそうなの。」
この事件が後にあんな悲劇を起こすなど、この時この場にいる誰も想像などしていなかった。
いかがでしたか?
次回はイリナ達との勝負になりますが、そこにあのライダーが出てきます‼
では、次回でまた会いましょう。
後、イッセーの正妻ポジのアンケートやってますので、良かったら参加してください。