自キャラがクトゥルフ神話trpg をやってみた。 *休止中   作:近藤山人

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探索者達の職業と年収

桑谷 和美
探偵/600万円

天霧 理沙
商店主/1000万円

弧門 光希
アクション俳優/1000万円

聖 ルーカス
統合格闘家/3000万円


ソラカラノテングタチ

 〜どこかの和室〜

 

 聖川「ついに「知っている者」との相対か。一体どんな奴なんだろうな?」

 桑原「夜廊下で追いかけてくる爺さんみたいな格好してるんじゃないか?」

 孤門「そう言えば桑原くんは霊感が強くてそう言うのがよく見えるんだったね。」

 マリサ「でも、それはそれで怖いな。」

 桑原「全くですよ。今はいいけどあの時追いかけられた時は…もう。」ブルッ

 聖川「話は変わるが多良木さんどうも何でも屋をやってるみたいだぞ、これ名刺ね。」ピッ

 マリサ「さっき何やらコソコソしてると思ったらこれをくすねて来たのか。」

 聖川「人聞きが悪いな。少し確認させてもらっただけだよ。」

 多良木「ふーん、そうなんだ。」ヌ

 聖川「うわっ!た、多良木さん!」

 多良木「全く何やってるんだか。さっさとセッションを始めるぞ。」

「いあ、いあ、ハスター!」全員

 

 

 多良木「探索者は汐留隆一の研究室の研究室へやって来ました。彼は冴えない風貌をした中年男です。始めは普通に対応しようとしますが星香を見た途端目に見えて動揺し始めます。」

 

 

 汐留『な、何で、こ、ここにいるんだ!?星香!』

 世良野『お父、さん!?』

 

 

 多良木「言いくるめ、または説得に成功すればさすがに彼も観念してくれるでしょう。ロールどうぞ。」

 

 コロコロ、コロコロ 説得(15)88 (75)54 (15)52

(15)7

 

 多良木「それでは天霧とルーカスの懸命な説得により汐留は観念して探索者が求めていた情報を話し始めました。」

 

 汐留『やれやれ、どうやら君たちには秘密を作るわけにはいかないようだね。私が世良野家と絶縁するきっかけとなったのは、五年前の妻の星子の事故死だ、いや事故死に見せかけた殺人だ!』

 

 多良木「といって、彼は以下の内容を教えてくれます。」

 

 彼が世良野家と絶縁するきっかけとなったのは、五年前の妻の星子の事故死です。その真相は恐るべきものでした。

 実はあれは事故ではありません。星香の祖父である風清により、星子は神への生贄に捧げられたのです。その際、星子は逃げようともせず、微笑を浮かべて「あとはよろしくおねがいします」と隆一に別れの言葉を残しました。

 いまでも彼は妻の「微笑」が忘れられません。あんな状況で微笑める人間など、そうはいないでしょう。彼はそこに、世良野家の呪われた血を意識してしまったのです。

 娘二人をおいて彼が逃げ出したのは「娘たちも世良野の血を引いている」という恐怖のためです。彼は何度か世良野家に戻ろうとしましたが、恐れのため、直接、家にはいけませんでした。ただ、この街の大学に招聘された際、話を断らなかったのは、やはり娘たちが心配だったためです。

 

 

 汐留『それに、世良野家は代々、とある宇宙的な神格を祀っていたんだ。シナツヒコノミコトは、あくまで偽装に過ぎない。彼らは「昴神」(すばるがみ)と呼ばれる神を信仰しているんだ。』

 

 マリサ「KP天文学を振ります。」

 多良木「(ふむ、悪あがきかな。)どうぞ。」

 コロコロ 天文学(15)15

 

 多良木「もう何この子、これが異能生存体だって言うの?」

 桑原「おーい、KP戻ってこい!」

 多良木「は!そうだったでは以下のことが分かります。」

 

 昴神の名前の元になっている昴とは牡牛座のプレアデス星団の和名でもあり。肉眼でも輝く5–7個の星の集まりを見ることができる。双眼鏡で観測すると数十個の青白い星が集まっているのが見える。約6千万-1億歳と若い年齢の青白い(高温の)星の集団である。核融合の反応速度が速いため寿命は比較的短いと予想されている。星団を構成する星の周囲に広がるガスが青白く輝いているのは、星々とは元々関係のない星間ガスが星団の光を反射しているためである。世界中で神話の題材にもなっている。

 

 マリサ「KPオカルト振っていい?」

 多良木「(もう成功せんだろ。)どうぞ。」

 

 孤門「なんか投げやりだね。」

 2人「うん、うん。」

 

 コロコロ、オカルト(5)90

 

 汐留『どうしたんだい?もしかして私の話が気に障ってしまったのかな?』

 天霧『いや、そうじゃなくてなんかその神様、どっかのオカルト記事で見たような気がして気のせいだったかな?牡牛座が関わっていたと思うんだけど。』

 汐留『そう言うものもあるのか。話を続けるぞ。』

 

 

 歴代の当主たちのなかには、古くから伝わる呪文を使い、ときおり「誓約」を行う者もいました。他ならぬ風清も、そのひとりでした。

 誓約を行った者には、さまざまな神からの恩恵が約束されています。しかし、運の悪い者は、昴神に肉体と魂を侵食され、憑依されてしまうのです。世良野文書には、そうしたものは骨のない肉塊のようなものとなり、毎夜のように人の命を求める、と書かれています。

 さらにいえば、誓約した者が死んだ場合、数日中にもっとも近い親族に、昴神は憑依します。今回の場合、風清の血を強く引いていた星見に、昴神は取り憑いたのです。世良野文書では、こうした者を「昴憑き」と呼んでいます。

「昴憑き」は恐ろしい怪物であり、殺人と破壊を求め、さらに人間の体液を吸収して滋養とします。

 

 汐留『と言うわけだ。もし「昴憑き」が暴走すれば恐ろしいことになる。』

 天霧『そうですか。この本に対処法などは記されていないんですか?』

 汐留『ない事はないが、いや…しかし…。』

 桑谷『どうされましたか?何か問題でもあるんですか?』

 汐留『世良野文書には怪物の召喚従属の呪文が載っている。「怪物を倒すには怪物を使えばいい」と言う事だ。しかし怪物が昴神と戦ってくれるかどうか…。』

 

 桑原「KP、全員クトゥルフ神話を振る。」

 多良木「ああ、ありましたねクトゥルフ神話。忘れているかと思いましたよ。ロールどうぞ。」

 

 コロコロ、コロコロ クトゥルフ神話(13)15 (1)53

(2)72 (3)41.

 

 多良木「惜しかったですね。では皆さんは特に新しくわかる事はありませんでした。ロールプレイどうぞ。」

 

 

 天霧『それはどう言う事ですか?』

 汐留『怪物は元々昴神に仕える存在とされているんだ。もしかしたら裏切られるかもしれない。だが勝機が無いわけじゃない「昴憑き」は一日にだいたい二人ぶんの体液を摂取しなければ、日の出とともに大量の能力値を喪失する、そこを着けば何とか。』

 桑谷『これはまずいわね。』

 星香『あ!思い出した!そういえば、正三が口癖みたいに言っていた。自分は世良野家に『従属』しているようなものだから、どんな気が進まない命令でもお祖父様には絶対に逆らえないって。』

 

 多良木「全員アイディアロールは…必要ありませんね。」

 

 

 天霧『成る程、つまり従属の呪文を受けた怪物は嫌でも逆らえないと。』

 聖『だが、大丈夫なのか?その怪物はそんなに強いのか?俺は1匹瞬殺したぞ。』

 汐留『!その話を詳しく聞かせてくれ。』

 

 聖川「最初の戦闘のことを話します。」

 多良木「それでは汐留は驚きを残しながらも話します。」

 

 汐留『いや、おそらく大丈夫だろう。君が戦ったのはかなり弱い個体だ。だから大丈夫のはずだ。』

 弧門『それなら、早速呪文を唱えて世良野屋敷に向かいましょう。』

 汐留『いや、この呪文はアルデバランが地平線の上に出ている時でないと使えないし、太陽が出ていてもだ。だから、夜明け前に呪文を唱えて行くべきだ。』

 

 

 多良木「ではここまで汐留の話を聞いた皆様1d2/1d4のSAN値チェックと2ポイントのクトゥルフ神話技能をプレゼントです。そして、探索者が望むなら汐留は《ビヤーキーの召喚・従属の呪文を教えてくれます。INT×4に成功したら呪文を習得できます。」

「習得します。」全員

 多良木「ダイスロールどうぞ。」

 

 コロコロ、コロコロ INT(60)39 (68)42 (64)23

(52)49

 

 多良木「全員、成功だと。」

 桑原「これが、」

 聖川「俺たちの」

 孤門「絆の力」

 マリサ「だせ☆」

 多良木「おい、今のどこに絆の要素があった!?てか「だぜ☆」ってなんだよ、☆って。」

 孤門「まあ、まあKP落ち着いて」

 多良木「これが落ち着いていられるか!」

 

 ワー、ワー、ギャー、ギャー

 

 

 多良木「こほん、では取り直してやって行こう。何かする事はありませんか?無いなら夜明け前まで時間を進めますよ。」

 桑原「特に無いな。」

 多良木「では最後に、世良野星香を一緒に連れて行きますか?」

 聖川「作戦会議をさせてくれ。」

 多良木「どうぞ、どうぞ。」

 

 

 

 桑原「おい、どう言う事だ?」

 聖川「連れて行ったら彼女は戦闘に巻き込まれかねない。ここまではいいな。だけどもし彼女を残して行ったら敵はどうする?」

 桑原「誘拐する絶好の機会を与えちまうじゃないか。」

 孤門「まさにそこなんだよね。かと言って探索者たちを2つのグループに分けるのは各個撃破されかねないし。」

 マリサ「そもそもこう言う問いはシナリオ製作者にKPによっても答えに差が出るものだし。」

 孤門「いっそ、抗神機関にでも預けたらいいんだけど。そんなコネはない…し。」

 聖川「どうしたんですか孤門さん?」

 孤門「いや、1つだけあった。首藤さんだ。彼女はムーンビーストを見ても動じなかったし、何より美奈子を追っていた。それと、僕には多良木さんが何の意味もなく彼女を出したように思えないんだ。」

 桑原「確かにあの姉ちゃんはメモリーポリスっていう、スペースビーストの記憶を消す仕事をしてたな。」

 聖川「それに、マリサを従えていたしね。俺たちは元々探索者だしな。」

 桑原「決まりだな。」

 

 

 

 

 多良木「決まりましたか?」

 聖川「ああ、決まったよ。世良野は首藤に預ける。」

 多良木「ふっ、分かりました。では事情を説明された首藤は部下を伴ってやって来ました。」

 聖川「ああ、ちゃんと警察だってことを隠すように伝えとくぞ。」

 多良木「正解だ。あなた方の行いにより世良野の安全は確保されました。しかし、事態はまだ解決してませんよ。それにそろそろ夜明けです。」

 

 

 隆一『君たちの話を聞いた時は心配だったが彼女たちなら大丈夫だという不思議な確信が湧いて来ている。一体何者なんだ?』

 弧門『僕の元上司です。』

 隆一『そうか。では呪文を唱えてしまおう。では言った通りこのホイッスルを吹いてくれ。』

 

 

 多良木「その声に促されて探索者たちはビヤーキーの召喚・従属を使用しました。ホイッスルには3ポイントのPOWが付与されています。何ポイントのMPを使いますか?」

「7ポイントで」全員

 多良木「それでは正気度を1d3減らしてください。それとロールをお願いします。

 

 コロコロ、コロコロ ビヤーキーの召喚・従属(95)58、9、84、13 、6

 

 多良木「それではその呪文により空から五体の怪物が降り立って来ました。それはルーカスが瞬殺したものよりも大きく力強いものでした。そ・し・てSAN値チェックです、皆さん。」ニコリ

「あっ!」全員

 

 コロコロ、コロコロ

 桑谷 和美 (57)68

 正気度57→57 (慣れにより減少なし)

 

 天霧 理沙 (57)67

 正気度57→55.

 

 弧門 光希 (63)98

 正気度63→60

 

 聖 ルーカス(74)17

 正気度74→73

 

 

 桑谷『なんか、もう慣れたわ。』

 天霧『やっぱり、こういうのはなかなか慣れないわね。』

 弧門『…………』

 聖 『俺が戦ったのより強そうだな。』

 汐留『よし、準備はできたようだな。行くぞ!」

 

 

 多良木「と言ったところで今回はここまで。また次回お願いします。」




これが終わったらそれぞれのソロプレイを書こう。

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