自キャラがクトゥルフ神話trpg をやってみた。 *休止中   作:近藤山人

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それぞれのソロプレイ 孤門編

 

〜TLTJAPAN関東第3支部フォートレスフリーダム〜

 

孤門(最近ビーストの出現回数が目に見えて減って来ている。僕たちは今の所ビーストに対して勝利を収めているけどまだまだ油断はできないな。それにしても今日は疲れたな。早く眠ろう。)

 

 

多良木「おっはよーございます!!」

孤門「うわっ!」

多良木「おっ、孤門くん起きたか。」

孤門「た、多良木さん!?どうしてここに?」

多良木「どうしても何もここは…」

 

〜どこかの和室〜

 

孤門「あの和室じゃないですか!?」

多良木「そ、そ。そう言うわけで、早速クトゥルフ神話trpg やって行こうよ!」

孤門「えっと、この部屋は外の世界とは関係なかったんだよね?それならやって良いかな。」

多良木「うんうん。良い返事だね。LETSクトゥルフ!」

孤門「(多良木さんなんだかテンション高いな。)」

多良木「と言う前に今回やるシナリオは小人白夜氏作の『ティンダロスのわんこ』だよ。」

孤門「ティンダロス…。」ゴクリ

多良木「まあまあ、そう警戒しなくて良いよ。それじゃあまず前回の報酬で正気度を3d6回復させてください。」

孤門「結構回復するんだね。」

 

コロコロ 3d6(12)

弧門 正気度54→66

 

多良木「では次に前回の神話生物を見たことによる発狂により、クトゥルフ神話技能5%プレゼントです。」

 

弧門 クトゥルフ神話4→9%

 

孤門「これは喜んで良いのかな?」

多良木「では次にうちの卓ではシナリオをある程度クリアしたら5回まで成長ロールが振れます。その代わり幕間の成長がありませんが。」

孤門「じゃあお言葉に甘えて。」

 

心理学51→60

キック60→70

 

孤門「うーん、心理学をもう少し伸ばしたかったな。」

多良木「まあそんなもんでしょう。では始めていきましょうか。」

 

 

 

多良木「貴方は仕事を終え家に帰って来ました。今日は長時間の撮影があったためか貴方はとても疲れていて家に帰るとすぐに眠りに落ちてしまいます、そして眼が覚めると貴方は正三角錐の空間にいました。そして目の前には魔法陣の上で何やら呪文を唱えている狂信者がいます。そして貴方にはその詠唱がすでに終わろうとしていることは気付きます。」

孤門「え?いきなり!」

多良木「さあどうしますか?」

孤門「えっと、その男に声をかけます。」

 

弧門『あのー、貴方は一体、《ボフン》

 

多良木「貴方が声をかけた時は既に時遅し、魔法陣は煌めきてボフンという小さき爆音と共に弾け漂う臭い、幻影する黒き存在……ああ!なんということでしょう!それは生命創世以前の深淵にあって異常な角度をよぎって動き回る不浄の存在、臭いを辿る習性と実体化した原形質の肉塊≪ティンダロスの猟犬≫──、まあPCは知らないんですけどね。」

孤門「これはまずいね。」

多良木「まだ途中ですよ。」

 

ティンダロスの猟犬『わんわんっ!』

多良木「の、幼体(わんこ)がそこに招来されてしまったのです!甲高い声で実に可愛らしく吠えて君たちに尻尾を振っているぞ!」

 

弧門『…………………』

狂信者『…………………』

??『…………………』

 

多良木「絶句をしている狂信者及び探索者らの前で尻尾を振っているティンダロスのわんこは、とりあえず常に腹を空かせている存在であるため、一番近くにいた狂信者を襲います。」

孤門「え!?ちょとKP、??って誰!?」

多良木「すぐに分かりますから答えませんよ。」

 

狂信者『ま、また!お前がおそ、ギャィアアーーー!!』

??『うわー。』

 

多良木「長い舌で狂信者を突き刺し、ちゅうちゅうとご飯を開始するでしょう。狂信者は抗うも虚しくどんどん見た目が老けていき、最後にはミイラの様に干からびてしまいます。さてとここまで見た貴方はSAN値チェックです。

0/1d3と1/1d3をお願いします。」

 

コロコロ、(66)72、57

弧門 正気度66→63

?? 正気度81→80

 

多良木「ではこれを踏まえてロールプレイどうぞ。」

 

弧門『うわっ!な、なんだよアレ!』

??『……実物を見るのは初めてですね。だがもう大丈夫そうだな。』

弧門『え?それはどう言うことですか?』

 

多良木「食事を終え、ティンダロスのわんこは帰宅をしようと試みます。正三角錐の空間の角へとテチテチ歩いて行ったティンダロスのわんこは、部屋の角に頭を押し付けます。押し付けますが、時間移動が不慣れなのか頭をグッグッとしても帰れません。そうしてティンダロスのわんこは探索者たちの立つ方向へ顔を向けると「クーンクーン」と可哀想な声をあげます。 幸運またはクトゥルフ神話を振ってください。」

孤門「幸運で」

 

コロコロ 幸運(60)22

 

多良木「では貴方はわんこのMPが足りてないのでは無いのかと思い当たります。」

 

弧門『もしかして魔力が足りて無いのかな?』

??『あんた魔力の存在を知っているのか?』

弧門『はい、まあ少しだけですけど。』

??『そうか。おっと紹介が遅れたな。私は樒原 正邪だ。君はどんな名前なのかな?』

弧門『弧門 光希です。それよりあれ安全なんですか?さっき人を!』

樒原『大丈夫だから落ち着け。それに俺たちがここから出るためには多分あいつに協力しないといけないぞ。』

猟犬『クーン』

弧門『分かりました。何か魔力のありそうな物を探して見ましょう。』

樒原『そうだな。じゃあ奴の死体でも漁ってみるか。他に何も無いしよ。』

弧門『そうですね。仕方ありませんね。』

 

 

多良木「ではあなた方が死体を漁ると以下のものが出て来ます。」

・チョーク

・ノートの切れ端

・黒いコート

・ペンダント

多良木「これらは宣言をするか幸運かクトゥルフ神話で調べることができます。」

孤門「じゃあまずペンダントから。」

 

コロコロ 幸運(60)78

 

多良木「では貴方は普通のペンダントだな。と感じました。」

孤門「あの樒原さんにも調べてもらうことできますか?」

多良木「出来ますよ。」

 

樒原『苦戦してるようだな。貸してみろ。』

 

コロコロ 幸運(??)14

 

樒原『これはただのペンダントだな。他のもの調べよう。私はコートを調べるから君は他のものを調べてくれ。』

孤門『分かりました。えっと、このチョークなんか魔力を持ってないかな?』

 

コロコロ 幸運(60)12

 

多良木「では貴方はこのチョークは5ポイントの魔力が含まれていることに気づきます。しかしわんこに持たせるのは難しそうです。」

孤門「じゃあ次にノートの切れ端を調べます。」

多良木「了解です。ロールをする必要はありません。床の魔法陣とほぼ同一の魔法陣が描かれていますが、魔力は宿っていません。魔力を込めながら同様の魔法陣を描く事で、魔法陣内で発動させる呪文または無機物に対してMP15の付与または補正を任意で与える事が出来る魔法陣が作れると書かれています。一から魔法陣を描く場合に必要なMPは20です。目星と母国語ロールどうぞ。」

 

コロコロ 目星(25)24

コロコロ 母国語(90)26

 

多良木「では貴方は床に書かれた魔法陣に一本線が足りないことに気がつきます。またノートには汚い字で『魔力安定の為の術式』と書かれています。」

 

弧門『樒原さんこれを見てください。』

樒原『?これは、…………………成る程。では私が最後の線を引こう。』

 

多良木「そう言って樒原はチョークを手に持ち線を一本引きます。」

 

樒原『あー、弧門、何かあの生き物に持たせるのに丁度いい道具は持ってないか?』

弧門『このペンダントなんかどうですか?』

樒原『ありがとう。』

 

多良木「樒原は弧門から受け取ったペンダントを魔法陣の内側に置きます。そしてそのペンダントをわんこにつけます。するとわんこは貴方達の服に噛みつき部屋の角まで引っ張ろうとして来ます。」

弧門「じゃあ、それに素直に従います。」

多良木「了解。気がつくと貴方がたは現実世界にいました。わんこは貴方達の方をちらりと見た後また鋭角に消えて行きました。おめでとうございます。シナリオクリアです。」

孤門「え?終わり?」

多良木「その通り。まあこう言ったシナリオなので。」

孤門「そうなんだ。じゃあ僕はそろそろ帰るよ。あんまり長居するのもよく無いだろうし。さようなら多良木さん。」

多良木「ああまたね。」

 

ピシャン

 

多良木「ようやくあいつの本名で出せたな。」


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