ジンキ・エクステンドSins   作:オンドゥル大使

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♯384 新たなる力を

「《ノクターンテスタメント》は《ナインライヴス》よりもペダル四つ分重いから、気を付けてくださいよ!」

 

 整備班より声がかけられ、桃はサムズアップを寄越してコックピットに入り込む。

 

 頭部に位置するコックピットは久しぶりであった。《ナインライヴス》はビーストモードの状態での使用よりも、スタンディングモードでよく使っていた事を思い返せば、視野が随分と狭くなったのでは、とこの姿形を顧みれば思う。

 

 イノシシのように張り出した特徴的な頭部に、寸胴な胴体。三角錐を描く機体中腹部は本当にこれがブルブラッドキャリアの新型機か、と当人ながらに疑いたくなってしまう。

 

「……聞かされた話じゃ、最も効率のいい重R兵装人機だって言っていたけれど……」

 

『信用出来ないかい?』

 

 通信を繋いだタキザワに、不作法ですよと応じる。

 

「レディのプライベートスペースです」

 

『そりゃすまない。だが、《ナインライヴス》の七倍以上のパワーゲインのある機体だ。それなりの扱いをしてもらわなければ困る、と茉莉花からの伝言がある』

 

「何ですか、それ。今までの使い方じゃ壊れるとでも?」

 

 その問いかけにタキザワは宙を仰いで呻っていた。

 

『逆かなぁ……。これまでのつもりで使うと、むしろ困るって具合な話だったし』

 

「どっちにしたって、完成したのがこの間でロールアウトしてからで数えれば数週間でしょう? よちよち歩きの赤子同然ですよ」

 

 機体のリニアシートに体重を預け、全天候スクリーンを稼働させる。瞬間、今まで暗闇に閉塞していた空間が拓けていた。《ナインライヴス》よりも解像度の高いリアルタイム映像が《ノクターンテスタメント》の機体の各所に備え付けられたカメラより伝達される。

 

 アームレイカーに手を入れると、これまでよりも重いという評価はその通りのようで、少しばかり稼働には力を要した。

 

 しかし、と桃は《ノクターンテスタメント》のステータスを読み込む。高出力R兵装を組み込んだ機体の最終形態とあだ名されてこの形状は若干張りがない。

 

「豚さんみたいに肥大化しちゃって……」

 

『高出力R兵装を使用する前提条件で開発された機体だ。茉莉花曰く、R兵装の理想形と言われているが』

 

「本当ですか、これが? ……使ってみないと分からない、か」

 

《ノクターンテスタメント》が整備デッキよりカタパルトへと移動されていく。機体各所が白であり、基本色は黒だ。どこか鈍重さと背中合わせのような機体に桃は承服しかねていた。

 

 だが、それは蜜柑も同じらしい。

 

 紫色の流線型のフォルムを持つ機体は、これまでの蜜柑の戦闘スタイルとはかけ離れているようにも思える。

 

「あれも……茉莉花から言わせれば理想形ですか」

 

『《イウディカレ》かい? まぁ、蜜柑が操主に戻るかどうかも分からなかった時期からの建造だからね。使いやすさには重きを置いたらしいが』

 

「使いやすさ? あれが?」

 

 後ろに張り出したロケット型の推進器は宇宙ならばともかく重力下では邪魔そうに映る。さらに言わせれば、蜜柑は中距離から遠距離が得意なはず。

 

 持たせている火器の威力がそれほどとは思えない形状であった。ライフルの直下にR近接兵装の発振器が備え付けられている。

 

「ライフルで格闘戦をしろって?」

 

『……君は知らないか。結構、蜜柑は戦闘訓練に入り浸っていたんだが。まぁ、それも情報戦を得意としてこの二年間、諜報部門に身を浸してきたならではの感想かな』

 

「……大きなお世話ですよ」

 

『それもそうだ。だがあまり嘗めないほうがいい。蜜柑も成長している』

 

 タキザワが言うのだからそうなのだろう。桃はアームレイカーを引き《ノクターンテスタメント》の両脇より伸びる巨大な丸太のような腕を内側に格納する。

 

 支持アームの太さで言えばキリビトに近い。これが本当にモリビトの進化形なのかは茉莉花だけが知っているようなものだ。

 

「……開発に携わっていないからどうとも言えないけれどさ。私だって、それなりに……」

 

『私?』

 

 通信を盗み聞いていたタキザワがせせら笑う。分かっている。長年の間柄として見れば、こうして肩肘張っているほうが不自然なのだろう。

 

「ああっ、もう! モモだって、やる時はやりますよ! どんだけ無茶でもね!」

 

『そっちのほうが君らしい』

 

 茶化されて桃は頬をむくれさせる。いつまでも子供じゃないのだ。それでも、見知った家族のような関係である《ゴフェル》に舞い戻るとは思ってもみなかった。一生、彩芽より譲り受けた諜報部門の役割を演じるかもしれないと思っていたからだ。

 

 だがそれも平和が続けばの話。こうして自分は再び新型のモリビトに乗っている。それが全ての答えだろう。

 

 桃色のRスーツも少しばかり気恥ずかしいが、それでも慣れ親しんだ自分の色だ。桃は肩口より生じるRスーツ補助のための器官である「シンクロマニューバ」を起動させていた。

 

 胸元にある半球状の物体より線が伸び、そのまま肩を貫くラインは掌に至る。

 

 聞く限り、これまで以上に操主追従性を高めた結果らしい。緑色のラインが末端神経のように指先に走り、桃は僅かなこそばゆさを感じていた。

 

 その指でアームレイカーを握り締め、フットペダルに足をかける。

 

『リニアカタパルトボルテージに固定。発進タイミングを桃・リップバーンに譲渡します』

 

 一度大きく息を吸い、そして丹田に込めた力そのものを桃は吐き出していた。

 

「……了解。桃・リップバーン! 《モリビトノクターンテスタメント》! 出るわよ!」

 

《ノクターンテスタメント》の巨体がリニアボルテージの電磁を引き受け、稲光と共に海上へと射出される。飛翔高度に、とフットペダルを踏むと想定していたよりもずっと上空へと上がってしまう。三角錐の形状の人機がリバウンド斥力でまるで重力の投網から解放されたかのように動く様子は自分でも不気味でさえもあった。

 

「こんな重いのに……しっかり浮く……」

 

『蜜柑・ミキタカ! 《モリビトイウディカレ》、行きます!』

 

 続いて蜜柑の《イウディカレ》が出撃し、中心の躯体が両腕にライフルを備えて敵影を睨む。頭部形状はゴーグル型を継承していたが、内部にデュアルアイを宿す特異なシルエットだ。

 

 まるで昔の蜜柑の髪型を真似たかのようにツインテールを模した武装を施されている。

 

 その全体像はまさしく少女の人機――しかし、後部に異常発達した流線型の推進器だけが異様な迫力を醸し出している。

 

 ――ただの酔狂なデザインではない。それは茉莉花が全面的に関わっている時点で推測出来る。桃はヘッドアップディスプレイ越しに敵影を見据えていた。

 

 奇異なる形状を持つ新型機が一つと、スロウストウジャの発展型が一機。それぞれ海上を疾走する。

 

「敵……なのよね」

 

 このタイミングで《ゴフェル》に要らないダメージを与えられるわけにはいかない。桃はアームレイカーに備え付けられているトリガーを引こうとして敵の通信域を拾い上げていた。

 

『あれは……新型人機?』

 

『ブルブラッドキャリアの艦から出撃したという事は……モリビトか?』

 

 男操主と女操主の声に、アイドリングモードに設定したR兵装を一射するのを、桃は躊躇う。

 

 直後、相手のうち一機が急減速した。機体を翻した相手が見据えたのは、追撃する《スロウストウジャ弐式》編隊である。

 

「追われている……? あれは敵じゃないって言うの?」

 

『桃お姉ちゃん! あの機体、友軍機を墜としたイクシオンフレーム……!』

 

 まさか、相手も追われる立場だと言うのか。桃が攻撃の手を止めていると、イクシオンフレームが四基のコンテナより自律兵装を発していた。

 

『行け! Rブリューナク!』

 

 自律兵装の親機より子機が大量に射出され、空域を満たす。追ってきた《スロウストウジャ弐式》はしかし、ある程度性能を熟知しているようだ。

 

 攻撃網の隙を突き、即座に射程の懐へと潜り込む。プレッシャーソードが引き抜かれ、イクシオンフレームの内側より断ち割られようとしたのを追従するスロウストウジャの新型が隔てる。

 

『墜とさせない……!』

 

 互いに鍔迫り合いを繰り広げる連邦機に桃と蜜柑はどちらに手を貸すべきか思案していた。

 

「……先の映像じゃ、イクシオンフレームが友軍機を撃墜したからって理由で追われるのは、まだ分かるけれど……」

 

 だが、友軍同士で喰らい合いなど全く理解の範疇の外だ。桃は考えている時間も惜しい、とすぐさま状況把握に努めた。

 

《スロウストウジャ弐式》がイクシオンフレームへとプレッシャーライフルで照準をつける。その一射を《ノクターンテスタメント》より発した自律兵器が遮っていた。

 

「行きなさい! B2ビット!」

 

 放たれたのは眼球のような意匠を有する自律兵器である。馴染ませたリバウンドフィールドがプレッシャーライフルの攻撃を弾き、その眼球が敵を睨んでいた。

 

『何だ、この兵器……』

 

 瞬間、桃は自身の内側から能力を手繰り寄せる。目を開くと赤く染まった瞳を《ノクターンテスタメント》のシステムが認証した。

 

 瞳の色に呼応し、紡ぎ出された力がビットを伝導する。

 

 直後、《スロウストウジャ弐式》のシステムが完全にダウンしていた。追撃部隊が及び腰になる。

 

『何をした……ブルブラッドキャリア!』

 

「B2ビットはモモの能力を拡大し、そして敵を照準する事で発揮される。――その真の名前はビートブレイクビット。ビートブレイクを一単位レベルにまで縮小し、敵をロックオンする事によって射程の拡大化をはかった武装よ」

 

 ビートブレイクビットを放ち、《スロウストウジャ弐式》編隊を追い込もうとする。敵方はシステムダウンした機体を抱え、撤退軌道に入っていた。

 

 残ったのはイクシオンフレームと新型スロウストウジャである。

 

 不意に通信が繋がり、桃は訝しげになりながらもローカルで繋いでいた。

 

『……援護感謝する。ブルブラッドキャリア……』

 

「煮え切らないのは分かるけれど、あまりこっちを責めないでもらえないかしら。それとも、迎撃したほうがよかった?」

 

『……いや、追われていた身となれば素直に受け止めるべきなのだろう。出来得る事ならば一時的にせよ停戦したい。そちらの動向を求む』

 

「……だ、そうだけれど。茉莉花、どうするの?」

 

『相手方の動きを察知したい。それにイクシオンフレームの新型機とスロウストウジャの新鋭機は素直に解析する価値はある。相手に攻撃に意思がなければそのまま拿捕する』

 

 茉莉花としても地上のバベルを使えない以上、分からない事象はあればまずは受け止めるべきなのだと言う判断だろう。桃は《ノクターンテスタメント》のB2ビットを周囲に展開しつつ、二機を誘導する。

 

 背後には蜜柑の《イウディカレ》がつき、完全に退路を塞いだ形であったが、相手は抵抗する意思もなさそうだ。

 

「……何なのよ。あんた達」

 

『人機から降りて話す。乗っていれば警戒し続けるだろう』

 

 それはその通りであったが、自分達は地上で何が巻き起こっているのかまるで理解していないのだ。タチバナからの伝達情報だけではやはり不足。

 

《ゴフェル》が二機を収容し、戦闘が終了したのを確認してから桃は《ノクターンテスタメント》のコックピットから飛び出していた。

 

 イクシオンフレームと新型スロウストウジャより操主が出てくる。

 

 それを目にしつつ、タキザワの言葉を聞いていた。

 

「いやに相手も素直じゃないか。何か……窺い知れない事でもあったのだろう」

 

「でも、敵がどっちなのかも分からない以上、これも下策かもしれませんね」

 

「下策云々は茉莉花に聞くしかない。少なくとも、モリビトで出なければこの二機は墜とされていた可能性もあった」

 

 汎用性の高い《スロウストウジャ弐式》編隊の動きから鑑みて、この二機をただでは済まさないつもりだったのは疑うまでもない。

 

 しかし、撃墜して何になると言うのだろう。

 

 桃はスロウストウジャの操主と不意に目が合っていた。相手はどこかばつが悪そうに視線を逸らす。

 

 その瞬間、声が弾けていた。

 

「ヘイル……中尉か?」

 

 格納デッキで新型機に乗り合わせていたタカフミがコックピットより相手の操主を見据える。ヘイルと呼ばれた相手は目を見開いて仰天していた。

 

「……嘘でしょう。アイザワ大尉……生きて……」

 

「おいおい、まるで死んだみたいに……。ああ、そっか。そっちからしてみればおれは死んでいるのか」

 

 納得する相手に桃は問い詰めていた。

 

「知り合いですか」

 

「アンヘル時代にちょっとな。上官を務めていた」

 

「あなたがまさか……モリビトに下っていたなんて」

 

「誤解はしないでくれよ。おれはモリビトに下ったわけじゃねぇ。あくまでも、守るべきものを見据えたまでだ」

 

「恥ずかしい台詞……」

 

 口にした桃はタカフミが怪訝そうな目を向ける女性操主に注目していた。どうやらそちらは顔見知りではないらしい。

 

 タラップを駆け下りたタカフミは警戒を向ける。

 

「新しい操主か」

 

「お初にお目にかかります、伝説の操主だと、伝え聞いていますよ。タカフミ・アイザワ大尉」

 

「かつての階級はいい。問題なのは、今だ。何で、二人とも追われている? 友軍機を墜としただけの罪状にしちゃ、あの追い立て方は尋常じゃなかった。何が、世界で起こっているって言うんだ?」

 

 問い詰めたタカフミのスタンスをタキザワは小声で口にする。

 

「彼は分かりやすくていい。こちらが聞きづらい事をバンバン聞いてくれる」

 

 その意見には同意しつつ桃は戦局を睨んでいた。ヘイルは額を押さえ頭を振る。

 

「……俺にも、詳しい事は分からないんです。ですが、何か異様なものを感じました。まるで軍全体が一気におかしくなったみたいに。血続を排除せよって命令が通達されたんです。紹介が遅れましたが、《イクシオンカイザ》の操主、カグラ・メビウス准尉。彼女は純正血続です」

 

「……どうも」

 

 不愛想に応じたカグラと言うらしい操主の素性に桃は疑問符を挟んでいた。

 

「血続だからって追われていたって言うの? ……そんな風に今までの軍じゃなかったって言うのに」

 

 その疑念にブリッジよりこちらを視察に来た茉莉花が口にする。

 

「今まではそうじゃなかった。しかし、一晩で価値観が入れ替わる事は儘ある。タチバナ博士の観測が正しいのならばバベルの詩篇で惑星全土で価値観が変異した。全てはエデンという存在のために」

 

 茉莉花はヘイルとカグラを見据え、二人分のデータを手持ちの端末に入力する。

 

「血続が何で追われているのか、詳しい事は、軍上層部からは……」

 

 期待したタカフミに対し、ヘイルは首を横に振る。

 

「まったく……。何の見当もつきません。確かにメビウス准尉は友軍機を撃墜しました。しかし、それならば軍属の範囲内で責務は追及されるべきです。明らかにそれを超えた行為はおかしい」

 

「おかしいと思えるという事は……ヘイルと言ったな。お前にはエデンの洗脳が通用していないのか?」

 

 そうだ、その帰結を辿る。惑星の人々は誰もがエデンの洗脳にかかったわけではないのか。

 

 否、ともすればかかっていて《ゴフェル》内部への破壊工作のためにわざと知らない振りを通しているのかもしれない。

 

 自分の不手際で《ゴフェル》を危険に晒したか、と桃が危惧したがヘイルはまるで意味が分からないとでも言うように困惑する。

 

「洗脳……? 俺は洗脳なんて受けていない。それにメビウス准尉だって……。俺達はまともだ」

 

「まともだという奴の意見をそのまま鵜呑みにするのは危険なんだが……。しかし吾らも無暗に疑うのは自分の首を絞める事になる。二人とも、血続なんだな? カグラとやらは純正らしいが、そのヘイルと言うのも」

 

 問い質されてヘイルはまごつきつつも応じていた。

 

「あ、ああ。俺も血続だ」

 

「だとすれば、ある推論が成り立つ」

 

「推論……」

 

 茉莉花は外延宇宙軌道に位置しているタチバナに通信を繋いでいた。

 

「この推測通りならば、どうしてエデンが血続排除を掲げたのか、その理由がよく分かる。恐らく、単純に地上の人々の意識統一だけのためではない。血続には、洗脳が無効だと言う証明なのかもしれない」

 

『完全に同意は出来ないが、それでも血続に洗脳が無意味だと言う仮定で議論すれば、エデンが何故、血続排除を掲げたのかが我々にも理解出来るようになってくる。血続はエデンの使用する洗脳にかからない。だからこそ、地上の人々に植え付けた』

 

「……まぁ、まだ憶測の域を出ないが。それでも血続がカウンターになるのだとすれば、これは大きな一手だ」

 

 茉莉花の言わんとする事を桃は先回りしていた。

 

「まさか……手を組むって?」

 

「他に最良の条件はない」

 

 しかし、と桃は呑み込めなかった。相手はアンヘルにかつて在籍し、そして今、強力な人機を有している。確かに敵に回れば厄介だが、味方にするのもそう看過出来る話ではない。

 

「でも……相手が洗脳にかかっていないかどうかを判断する術がないんじゃ……」

 

「おれが保証しよう」

 

 振り返ったのはタカフミだ。彼は真っ直ぐな眼差しでこちらに言葉を振る。

 

「かつての部下だ。もし道を違えた時にはおれが撃つ。それで手打ちでいいだろ」

 

 タカフミ自ら泥を被ると言うのならばこちらに言える口は少ない。茉莉花はブルブラッドの青に近い髪を掻いていた。

 

「まったく……馬鹿の意見がまかり通るとはな。しかし、説得力はある。もしタカフミ・アイザワが駄目になっても、他はいくらでも用意出来ているからな」

 

「そりゃ、どうも。ガキンチョ」

 

 言葉の応酬を交わしつつも、どこかで信頼しているのだろう。茉莉花は二人へと言葉を放っていた。

 

「歓迎しよう。ブルブラッドキャリアの旗艦、《ゴフェル》へと」

 

 


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