ジンキ・エクステンドSins   作:オンドゥル大使

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♯233 真なるモリビト

 怨嗟の声。どこまでも自分を恨む悪鬼の如き敵の嘆きを聞きつつ、鉄菜は月面周回軌道まで《モリビトシン》と《セプテムライン》が射出されたのを位置情報で確認する。

 一気に盤面は白紙に戻ったわけだ。リバウンドの盾を前面に配置し、斥力で《セプテムライン》を引き剥がす。

 

《セプテムライン》も相当なダメージを負っているはずだ。すぐにこちらを追いすがる軌道に入れないのは限界値が近いからだろう。

 

 肩を荒立たせた鉄菜は不意に劈いた接近警告に機体を下がらせていた。

 

《ゼノスロウストウジャ》を含む《ラーストウジャカルマ》の編隊がこちらを狙い澄ましている。

 

「……こいつらの射程にむざむざ入ったわけか」

 

《スロウストウジャ弐式》がプレッシャーライフルを引き絞り、こちらへと火線を見舞う。

 

 敵はたったの三機。だがそれでも一騎当千に値するだけの機体が少なくとも二機は存在する。

 

 逃げに徹するしかない。鉄菜はウイングスラスターを背面に位置取らせ、斥力のリバウンド効果で《スロウストウジャ弐式》の射程から逃れようとする。

 

 その最中、モニターの一角に表示されたのは血塊炉の残量不足――即ち貧血の警告であった。

 

「まさか……こんな時に……!」

 

 推力が急速に落ちていく。三位一体血塊炉が徐々に省電力モードに入る中、鉄菜は必死にフットペダルを踏んだ。

 

 だがそれでも前に進んでくれない。

 

 機体が、継続戦闘を拒んでいた。

 

 敵機が追いすがる。《スロウストウジャ弐式》がプレッシャーライフルの銃口を機体中心軸へと照準した。

 

『これで終わりだ! 墜ちろ、モリビト!』

 

 広域通信に紛れた敵兵の声に、鉄菜は敗北を悟る。ここまで来て、何も成せないのか。

 

 何も出来ないまま、潰えていくのか。

 

 拳を握り締めコンソールを殴り据えた。

 

「こんなところで私は……、終わるわけにはいかないんだ! だから、応えろ! モリビト!」

 

 発射されたプレッシャーライフルの閃光が焼きつく。

 

 ――もう、終わるしかないのか。

 

 諦めかけたその時であった。

 

 高熱源関知の報を受けた鉄菜が面を上げる。不意に発射されたリバウンドの高出力放射がプレッシャーライフルの弾道を消し去った。

 

「何が……」

 

 起こったのか、それを反芻する前に宙域に入ってきた別の反応を鉄菜はコックピットの中で伝え知る。

 

「戦闘機……。この激戦宙域に?」

 

『何だぁ? 盾みたいな、戦闘機が……』

 

 敵の広域通信が割って入る中、鉄菜は直通回線が開いたのを目にしていた。

 

 回線越しの相手に覚えず目を瞠る。

 

「……瑞葉?」

 

『クロナ……! よかった、無事で……』

 

 よかった、ではない。操主服に身を包んだ瑞葉がどうしてだかこちらへと戦闘機で接近してくる。その事実に理解が追いつかなかった。

 

「どうして……、その戦闘機は……」

 

『鉄菜・ノヴァリス。説明の時間は惜しい。暗号圧縮さえ出来ない。敵に傍受される可能性があるが、この機体のデータを受け取れ。《クリオネルディバイダー》は、このためにある』

 

 送られてきた機体参照データに鉄菜はハッとしていた。ゴロウによって最適化されたデータの羅列が《モリビトシン》の火器管制システムに割り込む。

 

 その赴く先を鉄菜は即座に理解した。

 

「そう、か……。《モリビトシン》の新しい武装……」

 

『ちょこざいな。撃墜してやる!』

 

《スロウストウジャ弐式》が機動力を増して《クリオネルディバイダー》を墜とすべく空間を走っていく。

 

《クリオネルディバイダー》は敵の火線を潜り抜けつつ、《モリビトシン》への合流ルートを取っていた。

 

『クロナ! この機体は、《モリビトシン》の……その本当の力を示すために!』

 

「分かっている。全てのデータを確認した。瑞葉、ドッキングに入るぞ!」

 

『《クリオネルディバイダー》ドッキング形態に移行。全参照データを《モリビトシン》へと移譲し、これより武器運用想定の形態に入る。ガイドビーコンを送信』

 

《クリオネルディバイダー》が制動用の推進剤を焚きつつ、小刻みに軌道修正し、《モリビトシン》の右腕側のウイングスラスター下部――ウエポンラック部へと接続軌道を取る。

 

 ウイングスラスターが大きく開いていき、平時ならばRシェルソードが格納されている場所へと赤いガイドビーコンを送り込んでいた。

 

 誘導に沿って機体が接続されていく。

 

 コックピット内にあらゆる情報がアクティブウィンドウとして処理され、接続への準備を手助けする。

 

 鉄菜は最小限のデータを参照し、《モリビトシン》と《クリオネルディバイダー》の合体に身を任せていた。

 

《クリオネルディバイダー》の接続ユニットがウエポンラック内に潜入し、内側より《モリビトシン》のシステムデータへと介入する。

 

 切り替えられていく視界の中、鉄菜は機体参照データがじりじりと砂嵐を帯びたのを目にしていた。

 

《モリビトシン》のユニットデータが書き換えられ、その名称を紡いでいく。

 

「《モリビトシン》が……進化する、というのか……」

 

『これは……、《クリオネルディバイダー》を擁する状態へと自律変動して……』

 

『これこそが、《モリビトシン》の……その本当の名前』

 

 刻まれた名称は「Sin」の文字に「S」が付け加えられた形であった。同時に鉄菜は窺い知る。

 

《クリオネルディバイダー》の内側に存在する血塊炉の、元の持ち主を。

 

「そうか……《シルヴァリンク》の、内蔵血塊炉が……」

 

 機体が輝きを帯び、外部ステータス状況のカメラより《モリビトシン》の剥がれた表層が復元されていくのを鉄菜は目にしていた。

 

 修復された装甲の色は――。

 

『青と銀の……モリビト』

 

 連結完了の表示が成され、鉄菜は《モリビトシン》を――否、新たに生まれ変わった機体の翼を広げていた。

 

「これが私の……《モリビトシンス》」

 

「SinS」の表記に鉄菜は胸に湧いた感慨を抱き締める。《シルヴァリンク》の血塊炉を抱いた、新しい力。

 

『……だから、どうだって言うんだよ! 機体に追加武装を施した程度で!』

 

《スロウストウジャ弐式》のプレッシャーライフルが《モリビトシンス》を狙い澄ます。鉄菜はアームレイカーを引き、フットペダルを踏み込んでいた。

 

 今までとはまるで違う。

 

 遥かに機体の機動力が上がっている事に鉄菜は供給されていく血塊炉の血潮を視野に入れつつ頷く。

 

「これが私達の――、《モリビトシンス》だ!」

 

 プレッシャーライフルの追従性能を確実に凌駕した機体が月面を滑るように走っていく。遂には捉えられないと感じたのか、《スロウストウジャ弐式》が射線を切った。

 

 その眼前を《ラーストウジャカルマ》が先行する。

 

 鉄菜は追ってくる《ラーストウジャカルマ》に一瞥を向けた。

 

「来る、か」

 

 その両腕の蛇腹剣が疾走する。機体を翻させ、蛇腹剣が月面上の銃座を打ち砕いていくのが視線に入った。

 

 敵の妄執は消える事はない。それでも、この機体ならば、という希望が勝る。

 

《モリビトシンス》ならば全てを拭い去れる。この機体には、だって……。

 

「そうだ。ここには、今までのモリビトだけじゃない。瑞葉とゴロウ、それに《シルヴァリンク》と――私が、ここにいる!」

 

 機体を急減速させ、鉄菜は相対速度を敵機に合わせた。不意打ち気味に流れてきた《モリビトシンス》に敵人機の対応が遅れる。

 

《クリオネルディバイダー》の機首より刃が現出した。高出力リバウンドの刃が黄昏色に煌く。

 

 右側の翼から発振された刃が《ラーストウジャカルマ》の咄嗟に交差させた両腕を叩き斬っていた。

 

 まさか敵もそれほどの威力だとは思いもしなかったのだろう。明らかに防御の遅れた敵機へと鉄菜は背面へと流された機体の両翼に力を込めさせる。

 

 リバウンドの推力が白銀に輝き、敵人機の隙が垣間見えた。

 

「ここで、破壊する」

 

《モリビトシンス》が左腕を《クリオネルディバイダー》の下部へと伸ばす。先ほど発振させたリバウンドの刃の柄を握り締め、瞬時に引き抜いていた。

 

 左手が保持したのはリバウンドの長物である。

 

 これまでの機体が持っていたのとは比にならないほどの出力を抱えた柄から出現したのはオレンジのエネルギー刃。柄頭からも放出された双刃に敵機がうろたえた挙動を見せた。

 

 おっとり刀の脚部がばらけ、蛇腹剣が空間を奔る。

 

 だがそれよりも《モリビトシンス》の保持する新たなる剣のほうが遥かに高出力であった。

 

 薙ぎ払っただけの一閃。

 

 ほんのそれだけなのに、月面の地表がリバウンドの反重力でたわんだ。

 

 銃座が誘爆し、地面に焼き跡を刻む。地表を切り裂きつつ、鉄菜は叫んでいた。

 

「リバウンド――ッ、ディバイダーソードッ!」

 

 噴煙を巻き上げながらリバウンドの剣が敵の蛇腹剣を粉砕する。次々と砕けていく刃節に敵は誘爆の恐れを抱いたのだろう。脚部を根元よりパージした。

 

 足を失った敵人機がうろたえ気味に両腕を突き出す。放射された腕の刃を鉄菜はリバウンドディバイダーソードで受け止める。

 

 灼熱が《ラーストウジャカルマ》の鋼鉄の躯体を震わせ、その内部骨格を焼き払っていく。

 

「私が、破壊する!」

 

 返した刀の勢いで敵機が翻弄されたように回転した。蛇腹剣の軌道を制御出来ていないのだろう。

 

《ラーストウジャカルマ》がX字の眼窩に初めて、恐怖を浮かべた。

 

 操主の恐怖心と連動している。鉄菜は取るのならば今しかないと判断した。《モリビトシンス》を駆け抜けさせ、その懐へと潜り込む。

 

 狙うのは一点。血塊炉を擁する腹腔を寸断する。

 

 大きく引いた刃が《ラーストウジャカルマ》を粉砕するかに思われた。

 

 吼え立てて鉄菜はアームレイカーを押し出す。

 

 双刃が願いを内奥に充填し、リバウンドの刃を屈折角の向こう側へと叩き込んだ。

 

 その時であった。

 

《ゼノスロウストウジャ》が不意に割って入る。プレッシャーダガーを展開させた敵機がリバウンドディバイダーソードを受け止めにかかった。

 

 無論、その程度の出力で耐え凌げるはずもない。黄昏色の灼熱が《ゼノスロウストウジャ》のプレッシャーダガーを突き抜け、機体を斜に叩き割る。

 

 刹那、声を聞いた気がした。

 

『ヒイラギ准尉……いいや、燐華。君は希望の――』

 

 その言葉がリバウンドの粉塵を舞い上げ、消失点の向こう側に爆風と共に追いやられたのはほんの一瞬の出来事だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 聞いてはならぬ問いであったのかもしれない。

 

 だが、燐華はこれまで幾度となく助けられてきた隊長には義を通すべきだと感じていた。

 

 整備デッキにて搬入される《ゼノスロウストウジャ》を注視している隊長に燐華は尋ねていた。

 

「隊長は……怒らないんですね。あたしに」

 

 ふっと面を上げた彼は頭を振る。

 

「何をしても怒らないわけじゃない」

 

「でも……あたし、今回、悪い子なんです。勝手に自分の権限を使って、《ラーストウジャカルマ》を物にした。罵られたって別にいいはずなのに……それを力だって、受け止めてくださるのは何でですか……」

 

 怒って欲しかった。責めて欲しかった。そのほうが自分が特別扱いされているという認識を捨てるのに足る。

 

 だが隊長は少しの逡巡の後に静かに応えていた。

 

「君は……ヒイラギという名前ではないな」

 

 不意に心臓を鷲掴みにされた気分だった。いや、隊長は全てを知ってその上で自分をアンヘルに迎え入れていても不思議はないのだ。

 

 身辺を偽装していた事はとっくにお見通しだったのか。燐華はうろたえ気味に頷く。

 

「……はい。隊長は、分かっていて」

 

「いや、確信したのはこの間のパーティだ。お父上を先生と呼ぶ君の姿を見て、もしや、と思ったが……。勘もたまには当たるな」

 

 薮蛇を突かれたわけだ。燐華は目を伏せる。

 

「……じゃあ、余計にじゃないですか。あたしを告発すれば……」

 

「今からでも《ラーストウジャカルマ》は我が方の味方になる、か? だがそれはもう成っている。何を掻き乱す必要性がある?」

 

 問われてしまえばそこまでであった。掻き乱したところで誰にも利益があるわけではない。しかし散っていった仲間への手向けだと考えれば、それも理に適うはずだ。

 

「……あたし、悪い子なんですよ。ずるくて卑怯で、そのくせ臆病者の癖に、何もかもを騙し抜いて……その末にここにいるんです。今だって、本心では……怖い」

 

 ハイアルファーの洗礼は自分を自分でなくすかもしれない、と先に説明されていても恐怖心が勝っていた。隊長は震える自分にただ静かに声を放つのみだ。

 

「恐怖しない兵はいない。誰しもその恐怖心を、飼い慣らすために戦場へと赴く。時に、それは銃弾であったり、兵士の悶える声であったり、あるいは敵兵に掻き消されるほどしかない、味方の軍勢の……生き意地の汚い雄叫びであったりするわけだが……恐怖というものは人を竦ませるものではない。人間を、成長させるものだ」

 

「成長……ですか」

 

「君は戦場に、何を持ち込んでいる? 道徳心か? それとも、抑え切れない憎悪か? いずれにせよ、それらは思いのほか軽い。命も、何もかも。戦場ではふとした瞬間に消えてなくなる。泡のように」

 

 自分の感情も、これまで抱いてきた思いも軽い代物だと言いたいのだろうか。だから戦いには出るな、とでも。

 

「……お言葉ですが、あたし……その程度では臆しませんよ。臆しちゃ、いけないんだ……」

 

「その通りだ、ヒイラギ准尉。いや、燐華」

 

 咄嗟にどういう顔をすればいいのか、分からなくなってしまった。隊長の面持ちは平時の厳しいものではなくなったからだ。

 

 まさか、と燐華は声を震わせる。

 

「隊長は……もしかして」

 

「これを君に」

 

 差し出されたのは隊長が操主服の内側に入れているネックレスであった。確か家族の思い出の写真が入っていると聞いた事がある。

 

「そんな……受け取れません」

 

「受け取って欲しい。君には我を忘れて欲しくはないんだ。獣のように戦うのは簡単だ。だが我々は人間。地に足のついた人間そのものなんだ。どれほどに虐殺天使の謗りを受けようとも、あるいはどれほどの怨嗟と憎しみの上に自分が成り立っているのだと知っていようとも……それこそが人の業、人間の抱える罪そのものだ。君は罪の代行者として、憤怒のトウジャと共に行け。自分はその後姿を、精一杯支えるのみだ」

 

 それは何だか突き放されているようで、燐華はネックレスを受け取ってもその言葉までは飲み込めなかった。

 

「隊長……あたし……っ。あたし、弱いんです……、卑怯で、醜くって……っ」

 

 しゃくり上げながら発した言葉はどこまでも卑屈であった。自分は誰かに希望を与えてもらう側では決してないのだ。だというのに、こうして不意に誰かから授かってしまう。

 

 六年前の鉄菜からの時のように。ヒイラギによって道を諭された時のように。あるいは今のように、誰かの思いを受け止めてしまう。それがどれほど崇高でも、自分が触れれば穢れてしまう。壊してしまう。

 

 だから触れてはいけない。差し伸べられる優しさを受け取ってはいけないのだと心の奥底で禁を作っていた。そのためにアンヘルに入隊した。

 

 何もかもを失ってもいいように。あの日失った鉄菜のような少女を、今一度出さないために。

 

 世界がどれほどに背いても約束された希望のために戦う。それがアンヘルの理念だと信じてきた。

 

 だが、今足場をぐらつかせているのは……。

 

 隊長のてらいのない優しさにまた戻ろうとしている。どこまでも世間知らずでどこまでも無知であったあの頃に。

 

 戻ってもいいのだと、思い返そうとしている。

 

「……あたしみたいな人間、いちゃいけないんです」

 

「君がいなければでは誰が君のような境遇の人間を救う? 燐華、君が救え。君のように絶望の淵に立つであろう子供達を、君自身の手で。それが、君の役目だ」

 

「でもっ……! 隊長の分まで背負えません……! あたし、弱くて汚いから……隊長の思い出を穢してしまう……」

 

「それでも、受け取って欲しいというのはエゴかな?」

 

 差し出されたネックレスを燐華は震える手で受け止める。また、重石を受け止めてしまった。

 

 六年前に鉄菜から鉄片を受け取った時と同じ。

 

 誰かの願いを授かってしまったのだ。ならばもう逃げる事は許されない。

 

 このまま進み切るしかない。

 

「……ご期待に添えるかどうかは」

 

「構わないさ。君のしたいようにすればいい。自分も、したいようにするだけだ。燐華、そのための足だろう? 君は希望に向けて歩いてゆけ。それが君の役目だ」

 

 言葉振りに燐華は隊長へと問いかけようとしてしまう。

 

 だがそれは決して問いかけてはいけないような気がしていた。

 

 ――にいにい様なんですか?

 

 そんな野暮な事を、言ってはいけない。だからこれは心の奥底に封じよう。

 

 そして勝利するのだ。モリビトに。ブルブラッドキャリアに。

 

 勝利の果てにこそ待つ栄光へと、自分は手を伸ばしてもいい。拒絶されても、それでもしゃにむに手を伸ばしても。

 

 だから、願いを受け取った。願いを叶えるのは勝利者の務めだ。

 

「……勝ちます。モリビトに」

 

「それでこそだ。出るぞ、ヒイラギ准尉」

 

 そこから先はいつもと同じ隊長の語調であった。だがそれでも信頼出来る。この人のためならば命を賭してもいいと思えるほどの。

 

 ぎゅっと拳を握り締めた燐華は口にしていた。

 

「……未来を掴みます。あなたの描いた、未来を」

 

 


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