ISとHALOが混ざってしまった件について…   作:コレクトマン

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第1章の第4話、始まります。

転生者よ、チームと共に基地を奪還せよ。


小惑星基地を奪還しようとした結果… 前編

 

 

星矢達ことウルフチームは、先程侵入した休憩所にて今後の行動を説明した。

 

 

「今後の行動を説明するぞ。先ずこの先にあるデータセンターでアルゴスター内施設の見取り図を手に入れ、中央制御室の場所が判り次第そこを抑える。あそこには重力制御装置と生命維持装置がある。無論コヴナントの連中も中央制御室を守っているだろう。奴らを掃討し、施設を奪還する」

 

「それは分かったんだけどよぉ、元々この施設の役割って一体何だったんだ?」

 

 

星矢の説明を聞いて理解した志野であったが、アルゴスターの役割の事を知らなかった。志野の疑問を解決するために桂が説明した。

 

 

「元々この基地はONIが世間に秘密裏に設営した物で、主な役割は駆逐艦やフリゲート艦、巡洋艦クラスの開発、生産を担当していたんだが……コヴナントがここを占拠した今、此処の施設の莫大な開発費が無駄になってしまった様だが」

 

「まさかこの世界でもUNSCのシップが生産されていたなんて………」

 

「まぁ…こっちにも色々と事情があるからな。とにかく、データセンターに向かうぞ」

 

 

そう星矢が言うとウルフチームは了承し、データセンターへと続く道を進むとグラントと呼ばれるアンゴイが端末を弄ってデータをダウンロードしていた。星矢はメンバー達に待機を命じてそっとグラントに気づかれない様に近づいた。

 

 

「なんでダウンロードしなきゃならないんだ?退屈だ!いつ終わるんだ?!」

 

「なら手伝おうか?僕はこの施設の事をよく知っているけど?」

 

「あぁっ助かるよ……て、えっ?」

 

 

そのグラントはあまり聞かぬ声に疑問を持って後ろを振り返ると、星矢が待ち構えていた。星矢はグラントの足を払い、その足を左手で持ち、右手でゼーレを取り出してグラントに突き立てた。

 

 

「ニンゲン?なんでニンゲンが?!」

 

「答えろ、お前は何をダウンロードしてた?」

 

 

星矢はグラントに尋問しようとしたが、別の扉からエリートとジャッカルと呼ばれるキグヤーが現れた。

 

 

「悪魔だ!何故此処に?!」

 

「構わん!全て殺せ!!」

 

 

ジャッカルは左腕につけている防御ガントレットのエネルギーシールドを展開しプラズマガンで応戦し、エリートはプラズマライフルの発展型であるストームライフルで応戦した。星矢は、捕まえたグラントを連れて物陰に隠れてゼーレで応戦した。

 

 

「ウルフチーム、全火器使用自由(オール・ウェポンズ・フリー)!掃討開始だ!」

 

「了解だ!邪魔すんじゃねー!!」

 

「このっ!」

 

 

星矢の指示の下、志野はエリートに向けてライトマシンガンを制圧射撃を行い動きを封じる。ラルフはBR85HBSRのスコープを使ってジャッカルの防御ガントレットの隙間を撃ち、敵が怯んだ隙を狙って頭部にM634 X-HP-SAP 9.5x40mm弾を3点バーストで叩き込む。更に其処からエリートとグラントの小隊編成の増援がやってきた。

 

 

「マズイ!仲間が捕まってる!」

 

「そんな事知らん!それよりも悪魔を殺せー!!」

 

 

引き連れたグラントの意見も聞かず志野とラルフがいる所まで突撃を仕掛けた。しかし………。

 

 

「させるかぁ!」

 

「何?!うぉっ!?」

 

 

桂が突撃するエリートの前に立ち憚り、そのままエリートの右腕を掴み、施設の壁目がげて背負うようにして肩越しに投げ飛ばした。そのエリートは背中越しで壁に激突し、そのまま落下した。しかし…当たり所が悪かったのか、頭が地面に衝突した瞬間エリートの頭蓋が割れ、そのまま絶命した。これは柔道の技の一つ、“一本背負い投げ”である。桂は先ほど倒したエリートに向かっていた。しかし他のエリート達が桂の行動を見て隙が生じたと思った。

 

 

「馬鹿め!我らに隙を見せるとは!」

 

「これで終わりだ!悪魔めぇぐぇ?!」

 

 

エリートの一体が言い終わる前にその場で消えた。いや……()()()()()()()()()()()()のだ。

 

 

「な……何が起こったのだ?」

 

 

その隣にいたエリートは恐る恐る飛ばされたエリートの背後を見ると、隣にいたエリートが先ほどの死体のエリートと打つかって、運悪くそのまま気絶した。

 

 

「うっし……当たったか!」

 

「まさか……貴様がこれをヤったのか!」

 

 

桂は何をしたのかと言うと、先ほどのエリートの死体を右手で持ち上げ、そのまま右側のエリート目がげて片手で投げ飛ばしたのだ。

 

 

「SPARTANでもやり方次第では簡単にできるぞ」

 

(((いやいや、それはあくまでⅡ、お前(アンタ)(貴方)しか居ません!!)))

 

「にしてもテメェら…たかが残党軍のくせに貴重な小惑星基地を占拠しやがって…」

 

「ふ…フン!ニンゲンが使うには勿体無いと思って我々が使っているだけに過ぎん!異端者たるニンゲン風情が、図にのるな!」

 

(((あっ……これ、彼(彼奴)はキレているな)))

 

 

Ⅱの行動や発言に何かを察したウルフチーム。その後も桂の口調が段々と荒くなっていく。

 

 

「この基地の後処理や報告するのも全部俺達なんだぞ。何奴も此奴も俺らの会社の基地を荒らしやがって!全くイライラすんだよ!!ざけんじゃねーぞゴルァ!」

 

 

この時に桂は怒りの殺気を放った。エリート達は多少は怯んだが、すぐに立て直した。グラントやジャッカル達は桂の殺気を感じて恐怖し、戦いた。

 

 

「あ…悪魔だー!?」

 

「こ…こんな奴勝てる訳がねぇ!俺たちは逃げるぞ!!」

 

 

グラントやジャッカル達はエリート達を差し置いて次々と逃げて行った。

 

 

「待てっ!逃げるな!この腰抜けどもが!!」

 

「お前ら、覚悟は出来てんだろうな。特にエリート共!」

 

「………っ。一体…何が……うぉ?!」

 

 

桂は指を鳴らしながら気絶していたが意識が戻ったエリートの足を掴み、人間バットならぬサンヘイリバットで他のエリート達を睨みつけた。

 

 

「という訳でエリート共…次も当てるぞ確実に!」

 

「は…離せ!だ…誰か助けてくれ!?」

 

 

桂に捕まったエリートは仲間に助けを求めるがその仲間のエリート達は怯えていた。星矢の前世の世界のHALOゲームで言う“アイヒー”状態になっていたのだ。これを見たウルフチームは流石に気の毒と思ってエリート達に同情するのであった。

 

 

「此処から生きて帰れると思うなよ、テメェらーーー!!」

 

「アバーーーッ!!?」ブンッブンッ!

 

「こ…こっちに来るなーー?!」

 

「ば…化物だーー!!?」

 

 

あれから5分後、ここら一帯のコヴナントを掃討したウルフチーム(主に桂だけでやったのだが)はデータセンターに到着し、端末からアルゴスターの見取り図を手に入れた。そして星矢は、端末を弄っている処を捕まえたグラントの尋問を再開した。

 

 

「さて…グラントよ。お前は端末を使って何をダウンロードしていた?素直に答えなければⅡの鉄拳制裁が待っているぞ?」

 

 

グラントは桂を見た瞬間恐怖を抱いた。桂は指を鳴らしながらいつでも殴り殺す体制になっていた。

 

 

「わ…分かった!話すよ!だから殺さないで!?」

 

 

グラントはダウンロードしていた内容の事を吐いた。指揮官であるジュール ムダマにONIの船が生産されているアルゴスターの位置データをダウンロードしていたのだ。幸い、まだムダマにはその位置データをデータ転送していなかった為に星矢達は少し安堵はした。

 

 

「ふぃ〜っ。コヴナント残党軍の親玉に知られなくて安心したぜ」

 

「全くだ。もし此処を自爆させる羽目になったらムダマの皮を剥いでやる!」

 

「Ⅱ…お前だと本気でやりかねんから止めろ…」

 

 

そう星矢は桂を宥めていると、ガタッ!と大きな音が段ボール箱から聞こえた。星矢達は警戒しながらラルフに指示を出し、段ボール箱の中身を確認させた。ラルフは段ボールの下が開いていたので下から持ち上げて中身を確認したら、そこからスタッフが出てきたのだ。何処ぞの鉄の歯車の蛇の如く頭の上から!マークの幻聴を見たのは気のせいだろうか?

 

 

「ま…待ってください!こ…殺さないで?!」

 

「落ち着け、僕達はこの基地の生存者を救出しに来たウルフチームだ。だから落ち着くんだ」

 

「ウルフチーム?まさかSPARTAN!?助かった!」

 

 

まさか生存者が残っていたのが不思議なくらいだったのだ。データセンターに向かう際にいくつのスタッフの死体が確認されて生存者はいるのは限りなく低いと思っていたが、実際生存者がいたのだ。星矢はONI本社に生存者がいる事を報告した。

 

 

「S105からONI、生存者を発見した」

 

「何っ?生存者が?了解だSPARTAN。出来るだけスタッフを護衛し、アルゴスターを奪還してくれ。もし現状が不利だった場合アルゴスターを自爆させ、スタッフを連れて撤退せよ」

 

「了解した、ONI。交信終了」

 

 

星矢はONIに報告し終わった後、スタッフやウルフチームメンバー達に今後の事を説明した。

 

 

「とりあえずONIからは君を護衛する形でアルゴスターを奪還するつもりだ。君は出来るだけ

僕達から離れないでくれ」

 

「わ…分かりました。あっそうだ!少し待ってくれませんか?すぐに戻りますから!」

 

 

スタッフはそう言うとデータセンターの貯蔵庫に入って行った。

 

 

役二分後………

 

 

スタッフが貯蔵庫に入って役二分が経過すると、貯蔵庫から非武装のアーマースーツが出てきた。

 

 

「お待たせしました!これなら自分の身を守れる事が出来ます!」

 

「アーマースーツ?アルゴスターにも配備していたのか?」

 

「あっハイ。宇宙区間での作業にうってつけだったのでアーマースーツ二体の内一体は緊急時用に此処に保存されていたんです。あっ…それと当然このスーツにはSEとオートリチャージが付いています」

 

「オートリチャージ搭載型か、よく無事残っていたな」

 

 

スタッフが装着しているアーマースーツはミョルニル・アーマーと同様にSEのオートリチャージシステムが搭載されているのだ。宇宙区間の作業にてデブリと衝突防止の為にSEを搭載されているが緊急時の時にSEのチャージ出来る設備が使えない状況を考えてオートリチャージシステムを搭載した様だ。非武装とはいえ、ONIの武器を使える様にマニピュレーターを改良してあるのだ。

 

 

「はい。ですが……残り一体はコヴナントの襲撃で完全に破壊されました」

 

「そうか……一応聞くが武器は扱えるな?」

 

「お…おい星矢!いくら何でも無茶だ!」

 

「いえ、一応私はアメリカに旅行の際に射撃場で銃の経験はあります。ですが、流石にコヴナント相手に撃ったことはないですが………」

 

「いや…経験があるならそれで良い。だが、コヴナントの相手は俺達が出来る限り何とかする積もりだ。決して無理をするなよ?」

 

「わ……分かりました」

 

「よしっ……なら急いで中央制御室まで行くぞ。ウルフチーム、移動だ」

 

 

星矢はウルフチームに移動指示を出して、捕縛したグラントを連れて中央制御室に向かった。移動の際に捕縛したグラントが愚痴っていた。

 

 

「ちくしょー!なんだってオイラがこんな目に逢わなきゃならないんだ!」

 

「少しは黙ってないとⅡの鉄拳が来るぞ?」

 

「クソッタレ!くたばれ悪魔ども!」

 

 

流石の星矢もこれにはカチンッと来たのか少しだけ殺気が出ていた。

 

 

「面白いやつだな…気に入った。殺すのは最後にしてやろう」

 

 

そう言いながら中央制御室に向かうのであった。中央制御室に続くルートでコヴナントと遭遇し掃討しながら目的地に向かうのであった。

 

 

「……にしてもコヴナントの連中、このプラズマライフルの発展型であるストームライフルをよりここまで改良するとはなぁ……。一応こいつにはホログラフィックサイトを搭載しているな。こいつは持ち帰って、新武器の研究材料とするか!」

 

 

志野はコヴナントの戦闘時にストームライフルを鹵獲していたのだ。どうやら持ち帰って新しい武器の研究材料として持って帰るのであろう。

 

 

「Ⅲ……お前コヴナントから武器を拝借したのか?」

 

「へっ……まあな。……おっと!リーダー、お客さんだぜ?」

 

 

中央制御室の通路の目の前にエリート達とハンターと呼ばれるレグゴロが立ちはだかっていた。

 

 

「ここから先は行かせはせんぞ、悪魔達め!」

 

 

星矢達に捕まっていたグラントは味方のハンターを見て勝利を確信した。

 

 

(やった!味方だ!これでオイラは助かるぞ!よーし逃げる際に密かに持っていたグレネードを悪魔にくっ付けてやっつけてやる!)

 

(……と、このグラントは考えているだろうな。グラントの考えって案外分かり易いんだよな)

 

 

捕縛したグラントの考えを読んだ星矢は、志野からM363遠隔射撃爆破機(スティッキーデトネーター )を受け取った後グラントにある事を伝えた。

 

 

「おいグラント。お前は最後に殺すと約束したな?」

 

「そ…そうだ!それがどうしたんだ!」

 

「すまん。あれはウソだ」

 

 

そう言ってスティッキーデトネーターのグレネード弾をグラントの背中に打ち込んでくっ付けた後にそのままエリート達の方に放り投げた。

 

 

「そらっプレゼントだ!」

 

「ウワァーーーーー!!」

 

「むっ!マズい!退避しろー!!」

 

 

エリートは他の部下達に指示を出すが時は既に遅く、星矢はスティッキーデトネーターの起爆スイッチを押してグラントを爆破させエリート達を爆殺させた。爆破の中で生き残ったハンターは悪あがきに通路の橋を壊して星矢を真下に落とした。

 

 

「のわっ!まずった!」

 

「「リーダー!」」

 

「星矢!」

 

「SPARTAN!」

 

 

星矢はそのまま地下まで落ちていき、やがて暗闇の中に消えた。

 

 

星矢Side out

 

 

 

シャルロットSide

 

 

星矢が応接室に行ったきり三時間がたった。僕は何かと心配であった。あの時もそうだった。二年前…………僕は愛人の手によって父さんが毒で殺されて、僕はONI社にいる星矢達の人質という形で二年間監禁されていた。僕はもう二度と星矢達に会えないと思っていたら星矢達が助けに来てくれた。

 

 

二ヶ月前………

 

 

「せ……星矢?」

 

「シャル、助けに来たよ」

 

 

その時の星矢は敵ISの灰色の鱗殻で頭部を負傷しているのにも拘わらずヘルメットを外して僕を助けに来てくれた。

 

 

「本当に………来てくれたんだね」

 

 

星矢は手を伸ばして僕を救い出そうとしたけど………僕は星矢の手を掴まなかった。僕は愛人の手によって身体の彼方此方を改造されたのだ。愛人がONIの機密ファイルの一部の技術SPARTAN-Ⅱプロジェクトの前の計画“オリオンプロジェクト”のデータを盗んで僕の身体の遺伝子を弄って改造したが失敗に終わり、僕を失敗作として地下牢に閉じ込めて監禁したのだ。だから星矢の手を掴まなかったのだ。

 

 

「だけど僕はもう…元の僕じゃない…遅すぎたんだ」

 

 

僕は遠回しに“星矢が知っている幼馴染のシャルロットは死んだ”と伝えたのに星矢は僕の前で屈んで、僕の頭を撫でながら言った。

 

 

「知ってるだろう。僕は約束したら…」

 

 

星矢は幼い頃から友達や仲間との約束は必ず守るのが星矢の長所だった事を僕は思い出した。

 

 

「必ず…守る。もう会えないと思った」

 

「ああ、運がよかった。こうしてまた会えたからな」

 

 

その時の僕は嬉しさのあまり涙を流していた。そして僕は、この時初めて星矢の事が異性として好きなのだと理解できた。ああ……如何して僕は星矢の事が好きなのだと早く理解出来なかったのだろう。それ以降僕は泉谷家の養子として星矢の義理の妹として暮らし始めた。

 

 

今現在………

 

 

僕は唯、星矢が無事に帰ってくる事を祈った。

 

 

「星矢………どうか無事に帰って来て………」

 

 

星矢………僕を置いて死んじゃったら、許さないから………。

 

 

シャルロットSide out

 

 

 

星矢Side

 

 

「まずったな、かなり下に落ちてしまったな。取り敢えず通信を入れてみよう」

 

 

星矢はハンターによって足場を崩されそのままアルゴスターの地下5階まで落ちたのだ。星矢は何とかウルフチームと連絡を入れようと通信を試みていた。

 

 

「ウルフチーム、応答しろ。S105からウルフチーム、応答しろ。桂、志野、ラルフ。誰でも良い誰か返事をしろ………!?」

 

 

後ろに何かしらの気配を感じ取った星矢は後ろを振り返ると其処には居るはずのない奴がいたからだ。

 

 

「おいおい、マジかよ……!」

 

 

其処にはなんと、フラッドの親玉である“グレイヴマインド”が居たのだ。星矢は咄嗟にMA5Dを構えた瞬間、星矢の頭から何かがよぎったのだ。

 

 

「なっ!?………」

 

《私は無限に響くコーラス。さぁ、お前も加わるがいい。共に永遠の勝利を歌うのだ》

 

 

そうグレイヴマインドの声が聞こえた瞬間、グレイヴマインドが一瞬に消えた。そしてグレイヴマインドの消えた所から巨大な兵器らいし物が飛びだった。星矢はあまりにもわからない展開に混乱し、膝をついた。星矢は気絶しそうだったが気合で踏みとどまった。そして、聞き覚えのある声が聞こえた。

 

 

「おいっリーダー、大丈夫か?」

 

「………Ⅲか?」

 

 

声の主は志野だった。志野以外にもウルフチームと生存者のスタッフも此処に来ていた。星矢は幻覚でも見たのかと先程のグレイヴマインドや巨大な兵器の事を考えていた。あれは間違いなく幻覚でもなかった。じゃあ一体何だったのかは今の星矢では分からなかった。

 

 

「だいぶ落ちていったからビーコンを頼りに地下5階までやって来たってわけだ」

 

「そうか……みんなに迷惑をかけたな。すまない」

 

「気にしても仕方ない。今は先ず中央制御室までエレベーターで戻ろう」

 

「………そうだな。処で、俺を落としたハンターはどうしたんだ?」

 

 

星矢は自分を落としたハンターはどうなったのかと気になった。それをラルフが説明した。

 

 

「ああ……星矢が落ちたあの後桂がハンターを地面に押さえつけた後、志野がライトマシンガンでハンターの背中に集中砲火して倒したけど」

 

 

星矢は“そうか”と頷いた後、ウルフチームと生存者のスタッフと共にエレベーターで目的地の中央制御室に向かったのであった。

 

 

 

続く。

 

 




桂が怒ると恐ろしい事になる。
シャル、まさかの愛人によるオリオン擬き計画の生存者。
星矢、グレイヴマインドの声と謎の巨大兵器の幻聴を見る。

次回は、ウルフチームが小惑星基地から脱出する様です。

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