ISとHALOが混ざってしまった件について…   作:コレクトマン

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コラボ回の第4話、始まります。


ライダーとSPARTAN達よ、敵を侮るな。

戦兎
「なんかチッピーに似た感じの人が来そうな感じなんだが、気のせいか?」

一夏(EVOL)
「いやっ知らねえよんなもん。……はてさてどうなる第4話!」


歯車怪人と戦ってみた結果…

 

 

戦兎Side

 

 

一秋と交戦する戦兎たち仮面ライダーとカル達SPARTAN。しかし、一秋が変身したバイカイザーの模造品の圧倒的な戦闘力に仮面ライダー達は苦戦する中、カル達SPARTANはミョルニル・アーマーのパワーアシストと改造された身体能力で何とか食らいついている。デイジーは使用制限されていたM319グレネードランチャーを呼び出してヘルブロスに向けて40mm擲弾を撃つ。当然ヘルブロスは当たるつもりもなく右腕の歯車装甲に歯車状のエネルギーを作り出し、それを盾にして防ぐ。そして防ぎ終えた歯車状のエネルギーをデイジーに向けて飛ばす。デイジーは回避すべく横へ跳躍して一秋の攻撃を躱す。カルは“AIE-486H HMG”を呼び出し、ターレットの銃身を回転させてそこから7.62x51mmNATO弾の弾幕を一秋に向けて集中するもダメージといった感じは見られなかった。

 

 

「……っ、通常の攻撃じゃあ対して有効打にならないわね」

 

「あぁ……グレネードランチャーならいけると思ったが、案の定あの歯車のエネルギーがそれを防ぐとなると厄介だな」

 

「確かに……な。だったらこれだ!」

 

 

そう言って戦兎は懐から何かしらの缶を取り出す。その缶の絵柄は何かがハジけた様なビルドの顔に似たもので、ロゴには“RABBIT TANK SPARKLING!!”と書かれていた。戦兎が取り出したのはビルドの強化アイテム“ラビットタンクスパークリング”(略称RTS)である。戦兎はRTSを振るとシュワッシュワッと何やら炭酸の様な泡がはじける様な音を出して戦兎はRTSの起動タブである“シールディングタブ”を開封し、ビルドドライバーに差し込む。

 

 

【ラビットタンクスパークリング!】

 

 

そしてレバーを回して新たな強化フォームに形成する。

 

 

【Are you ready?】

 

「ビルドアップ!」

 

【シュワッと弾ける!ラビットタンクスパークリング!イエイ!イエーイ!】

 

 

戦兎はビルドの強化フォームである“ラビットタンクスパークリングフォーム”にビルドアップし、戦兎は左脚部の“クイックフロッセイレッグ”による高い俊敏性を生かして一気に一秋との距離を詰めて格闘戦を仕掛ける。

 

 

『強化フォームか。……だが!』

 

【スチームブレード!】

 

 

一秋はスチームブレードを左手で逆さに持ち、右手の紫の銃ことネビュラスチームガンで応戦し、戦兎の攻撃を往なしながらスチームブレードの“オーバーヒートブレード”で切りつけて反撃する。そしてスチームブレードのバルブ部分である“スチームチェンジバルブ”を回した後に“トリアタックトリガー”を引く。

 

 

【アイススチーム!】

 

「くっ…!やはり強い!」

 

「フンッ!」

 

【エレキスチーム!】

 

「ぐっ……ウワァァアッ!?」

 

 

一秋は戦兎に攻撃の隙を与えずにアイススチームで攻撃した後にスチームチェンジバルブを回してトリアタックトリガーを引いてエレキスチームでさらに追い討ちをかける。

 

 

「戦兎っ!?」

 

「させんっ!」

 

【ライフルモード!】

 

「グァアッ!?」

 

 

一夏(EVOL)は戦兎を助けるべく加勢しようとするが、一秋はそれを邪魔する様にスチームブレードの“トランストックグリップ”を外して分離させる。そしてネビュラスチームガンに分離させたスチームブレードを合体させて“ライフルモード”に切り替えてそのまま一夏(EVOL)に集中砲火してダメージを与える。

 

 

「二人とも、下がれ!」

 

 

その時にデイジーはハイドラMLRSを呼び出して戦兎たちに下がる様に伝えた後に6発のロケット弾を一秋に向けて撃つ。一秋はデイジーから放たれた6発のロケット弾をライフルモードになったネビュラスチームガンで正確に迎撃する。

 

 

「っ……!ハイドラすら効果なしか!」

 

「あの歯車のエネルギー攻撃は厄介ね……通常の武器じゃ通用しないわ」

 

「あぁ……それにあの紫の銃は弾切れの気配がない。あれは無限に撃てるのか?」

 

「カイザーシステムの模造品がここまでのものとはな……正直言ってやばいな」

 

「だからっといって負けるわけには行かねえだろ!」

 

『不純物は俺には必要のないもの……排除させてもらう!(織……斑、一…夏!)何?……ぐっ!?』

 

 

この時に一秋は戦兎たちを片付けるべく必殺技を繰り出そうとした瞬間、一秋の体に電流が走る。

 

 

『なんだ……これは!?(織斑………一夏!!)まただ……まさか、これは!?……くっ!』

 

 

一秋の身体に電流が走り、原因不明の行動不能状態になった一秋は纏っていた白い歯車のアーマーが水色の歯車のアーマーが歯車が噛み合わない様にハジけて分離する。戦兎たちは分離した一秋に驚きを隠せないでいた。そして水色の歯車の怪人は分離した白い歯車の怪人の方を見る。

 

 

『貴様は……!』

 

『くっ……は……はは、はっははは……!ついに…ついに手に入れたぞ!俺の新たな身体と新たな力を!!今度こそ、俺はこの舞台の主人公(ヒーロー)になるんだぁぁぁぁっっ!!」

 

 

この時に一夏(EVOL)は白い歯車の怪人の言葉に驚きを隠せなかった。

 

 

「ヒーロー……?まさか、一秋か!?」

 

「一秋っ?!だが一夏(EVOL)、一秋はもう……」

 

 

この混沌とした状況に戦兎たちは混乱するだけであった。……一体どうなっているんだ!?

 

 

戦兎Side out

 

 

 

惣万Side

 

 

一方のアリーナで戦兎たちにバレない様見ていたスタークはヘルブロスが原因不明の分離現象で分離したエンジンブロスの反応を見て確信した。“奴は向こうの世界の一秋だ”…と。

 

 

『面倒なことになったなこりゃっ。彼奴がこの世界で復活するなんてな……しかもエンジンブロスときたか。……んで反対側のリモコンブロスは何やらエンジンブロスとなった彼奴に力を奪われたことに怒ってやがるな?もうしばらく様子見してるか。いざという時は俺が行くとするか…』

 

 

そういってスタークも表舞台に出る準備を行うとちょうどレフトカイザーが戻ってきたのであった。

 

 

『マスター、この世界の情報を入手しました』

 

『ご苦労さん。それで……何か分かったか?』

 

『はいっ……この世界には我々の知らない民間軍事会社ONIが存在していて、そのONIにはSPARTANという超兵士がこの世界の抑止力として機能している様です』

 

 

そうレフトカイザーから聞いたスタークは再びアリーナにいるパワードスーツを着た兵士を見て、あれがレフトカイザーが言ったSPARTANであることを理解した。

 

 

『成る程なぁ……あのパワードスーツを着ている兵士がそのSPARTANって奴か?』

 

『はい。……しかし、気になることがあります。マスター、アレはまさか……』

 

 

レフトカイザーはアリーナにいるエンジンブロスやリモコンブロスの方に目をつけた。特に両ブロスにレフトカイザーが持つネビュラスチームガンが所持していたのだ。

 

 

『あぁ……あれは間違いなくカイザーシステムの模造品だろう。しかもあの白いやつはハザードトリガーで暴走した戦兎の手によって倒され、消滅した奴だ』

 

『……織斑一夏(EVOL)の従弟の因縁は平行世界でも持ち込まれた……と?』

 

『まぁ……そんなとこだな。それと、そろそろ舞台に出る準備するぞ』

 

 

そう言ってスターク達は表舞台に出るために行動を起こすのであった。

 

 

惣万Side

 

 

 

一秋(リモコン)Side

 

 

この時に水色の歯車の怪人こと一秋(リモコン)は、本来の力を奪われたことに怒りを感じる。そして白い歯車の怪人こと一秋(エンジン)は新たな肉体と新たな力に酔いしれていた。

 

 

『一夏(EVOL)……!殺してやるよぉ!俺が、この舞台の主人公なんだよォォォォッッ!!』

 

 

一秋(エンジン)は戦兎たちに攻撃を仕掛けようとしたその時……

 

 

【ギアリモコン!】

 

『あぁ…?何だ?』

 

【ファンキーショット!ギアリモコン!】

 

『ぅっ……がぁぁああっ!』

 

 

一秋(リコモン)ライフルモードのネビュラスチームガンにギアリモコンを差し込んで必殺技を放ち、一秋(エンジン)に攻撃したのだ。戦兎たちは未だに戸惑っている中、カル達SPARTANは今の行動を見て仲間割れが起きたと思った。

 

 

「味方を攻撃した…?」

 

「なんだ?仲間割れか?」

 

「それにしては何故このタイミングなんだ?」

 

「分からない。……だけど、あの水色の歯車の怪人は白色の怪人のことを良く思ってないようね…」

 

 

カル達が一秋(リモコン)の行動を推察する中一秋(エンジン)は攻撃してきた一秋(リモコン)に敵意を向ける。

 

 

『てめぇ……何しやがる…!』

 

『その力は貴様のものではない。俺から不純物が出たというなら……排除し、その力を返してもらう!』

 

 

一秋(エンジン)はギアエンジンを取り戻さんとライフルモードのネビュラスチームガンを手に一秋(エンジン)を排除しようとする。

 

 

『黙れぇ!偽物のお前に俺が倒せるわけねえだろうがぁぁ!!』

 

 

一秋(エンジン)は一秋(リモコン)に対して怒りを露わにしながらネビュラスチームガンと雪片二式を使って応戦する。

 

 

「雪片二式…?!だがアレは…」

 

「あぁ…それは一夏(EVOL)のISの中に収納している筈だ。なのに何で一秋が……?」

 

 

一秋(エンジン)が雪片二式を展開したことに驚きを隠せない一夏(EVOL)。その時にカルが戦兎の疑問を答える。

 

 

「恐らくなんだけど……エヴォルが私たちの前で初めて出現した時にVTシステムを応用して初代雪片を複製して、それをベースに雪片二式を完成させたんじゃあないのかしら?」

 

「はぁっ?!初代雪片を複製した!?んなこと出来るのか、エヴォルって奴は!?」

 

「……でも、そうじゃないとつじつまが合わないかも知れないのも確かだ。(それにしても……何でエヴォルは初代雪片を複製したんだ?)」

 

 

そう戦兎が考えている間に一秋(リモコン)は一秋(エンジン)が持つ雪片二式の単一使用能力“零落白夜”の攻撃を容易く躱す。

 

 

『くそっ!何であたらねえんだ!?』

 

『貴様は有り余る力に振り回されているだけだ。だから本来の力を発揮することが出来ない。』

 

『ぐっ……黙れぇぇー!!』

 

『黙るのは貴様だ……!』

 

 

そして反撃といわんばかりにライフルモード状態のネビュラスチームガンの先端に付いているオーバーヒートブレード部分で一秋(エンジン)に何回も斬りつける。

 

 

『ガッ!?……くっ、テメェ『フンッ!』グァアアッ!?』

 

 

さらに斬りつけると同時にネビュラスチームガンの引き金を引いて弾丸を放ち、一秋(エンジン)に追い討ちをかけるようにダメージを与えるのであった。戦闘特化の為にエヴォルによって記憶改竄された一秋(リモコン)の方が一枚上手であった為に一秋(エンジン)は一方的に一秋(リモコン)の攻撃を受けていた。

 

 

『ぐっ……くそっ…が……!』

 

『終わりだ、不純物…!』

 

『いやいやっ、まだ終わるのは早いぜ?』

 

【スチームショット!Cobra…!】

 

『何…?!ぐぁっ!』

 

 

一秋(リモコン)は突然の不意打ちに反応できず攻撃を受ける。そして一秋(リモコン)を攻撃した本人がアリーナに姿を現わす。その本人は戦兎たちが知っている敵であった。

 

 

「スターク!?何故お前が此処に?」

 

『よぉ。エニグマの時以来か?まぁ俺たちもちょっとばかし事故ってな、この世界に飛ばされたってわけだ』

 

『マスターの言う通り、我々はこの世界に飛ばされたということです』

 

 

さらにはレフトカイザーまでも表舞台に出てきて状況は混沌に満ちていた。この状況下の中で一人行動を起こす者がいた。

 

 

『……何だが知らねえが、ここは逃げさせてもらう!』

 

『っ!しまった!…待て!〔放って置け…〕…何っ?』

 

 

一秋(エンジン)はこの状況を利用してネビュラスチームガンのワープで逃げ出す。一秋(リモコン)は逃亡する一秋(エンジン)を止めようとするが既に遅く、一秋(エンジン)はこの場から離脱した。

 

 

『ぐっ…逃げられたか……!』

 

『まぁ……俺が妨害したのが主な原因だが、どの道お前の主人がちょうど撤退指示を出そうと思った頃だった訳だしな』

 

 

そしてまたワームホールが出現し、エヴォルが出てきてスターク達と対面する。

 

 

〔……よもや奴ら以外に来訪者が二人もいたとはな、流石の私でも想定外だな〕

 

 

『エヴォルか……』

 

『この場合は初めまして……って、言えばいいか?俺はブラッドスタークだ。ま、ここに留まる理由もねえから短い間かもしれねえから覚えなくてもいいがな?』

 

〔その様だな。だが、私も名乗らせてもらおう。私はエヴォル・ドミナント。それが私の名だ〕

 

 

一秋(リモコン)は怪人から変身を解除して人間状態に戻り、エヴォルに何故一秋(エンジン)を見逃す様な指示を出したことに抗議した。

 

 

「何故奴を逃す指示を出した?奴は俺から出た不純物だ。ここで排除しなければ後に厄介なことに……ぐっ!?」

 

 

その時、エヴォルは一秋の首元を掴み、一秋の抗議を強制的に黙らせた。

 

 

〔貴様が私に意見する権利があると思ったのか?所詮貴様は消滅した肉体を復元した存在に過ぎん〕

 

「ぐっ……貴…様っ!」

 

〔貴様の意見などどうでも良い。貴様は私の言うことを確実に遂行すれば良い〕

 

『おいおい……そう自分の部下を雑に扱っては何時か厄介な時に裏切られるぞ?』

 

〔……見苦しいところを見せたな〕

 

 

そう言ってエヴォルは一秋の首元を掴んでいた手を離し、一秋を解放させた。

 

 

「ゲホッ…ゴホッ…!ぐっ……」

 

〔今のは加減した程度だ。次に刃向かうのならば貴様を消滅させるのも容易い事を忘れるな〕

 

「……了解……した」

 

〔うむ……では我々はここで引かせてもらおう。次の計画の準備もある〕

 

 

エヴォルはそう告げた後にをエヴォル達はワームホールに入り、この場から去った。

 

 

一秋(リモコン)Side out

 

 

 

戦兎Side

 

 

エヴォル達が去って数秒の沈黙が続いた時にこの場に残っているスタークがその沈黙を破る。

 

 

『……さてっ厄介者は去って話したいのは山々だが……』

 

 

戦兎達は変身を解かずスターク達を警戒し、カル達SPARTANもMA5Dをスターク達に向けて警戒するのであった。

 

 

「……今更かもしれないけど貴女達、あのコブラみたいな怪人を知っているの?」

 

「……あぁ、奴は“ブラッドスターク”。ファウストという組織の一人だ」

 

『あぁ、そう言えばSPARTAN達に対して自己紹介がまだだったな……んんっ、初めましてSPARTAN諸君。俺はブラッドスタークだ。よろしくな?そんでこっちが…』

 

『レフトカイザーです。……とは言っても貴女達は私の正体はご存知でしょうが……』

 

 

お互いに一触即発な状態にあるこの場でスタークは戦兎達にある事を告げる。

 

 

『まぁ……それはそうとさっきのカイザーシステムの模造品のエンジンの方なんだが、アレは俺たちの世界の一秋だ。まぁ、リモコンの方は知らんがな?』

 

「……もしかしてと思ったオレの仮説だがエヴォルは一秋を復元したって言っていた。それはつまり、一夏(EVOL)を憎悪していた記憶も復元された……ということなのか?」

 

『外見で見ればそうともいえます。しかし、リモコンの方はエヴォルが何かしらと方法で記憶を改竄したのでしょう』

 

『そんで、お前たちと戦うことで一夏(EVOL)に対する憎悪の記憶が浮き出てカイザーシステムの模造品に異常が起きた。その結果、二つに分かれたって事だ。……ん?何だ?』

 

 

そうスタークが説明している時に上空から降下艇がアリーナ上空にやって来た。

 

 

「あれは……降下艇?何でこんな所に……?」

 

 

デイジーは疑問に思った時、その降下艇から一人のSPARTANが降下してきた。

 

 

「見つけたぞ、歯車野郎っ!」

 

『貴方ですか。二度会いましたがしつこいですね……』

 

 

どうやらSPARTANが降下艇を使ってシュトルムを追跡してきた様だ。…執念深いSPARTANだな。

 

 

『シュトルム、こいつはあれか?お前がハッキングしてることがバレて追われているのか?』

 

『申し訳ありませんマスター、振り切ったと思ったのですが思った以上にしつこいようでした』

 

「今日という今日は覚悟しろよ、歯車野郎っ……!」

 

 

SPARTANがシュトルムに近づくその時、一発の銃声が響き、SPARTANの足の手前に銃弾が着弾しSPARTANの動きを止めた。その銃声の正体はスタークが持つトランスチームガンであった。

 

 

『あぁ…スマン。ちょいっと手が滑ってな?思わず引き金を引いちまった』

 

「てめえ……今のは思いっきりわざとだろ……!」

 

『まぁ、細かいことは気にするな。そんじゃ、伝えたいことは伝えたから先に上がらせてもらう。そんじゃ……Ciao♪』

 

 

そう言ってスターク達はトランスチームガンとネビュラスチームガンのワープを使用してこの場から去る。そしてシュトルムを逃したSPARTANが悪態を出した。

 

 

「ちっ……逃げられたか……!」

 

「桂?貴方、ONI日本支社で休日を過ごしてたはずじゃあ?」

 

「あぁ…?んなもんあの歯車野郎とコヴ野郎のいざこざで休日が取れるわけねえだろ!……つーかそういうカル達は何やってんだ?コスプレ野郎どもと一緒にいてよぉ」

 

「え?……ちょっとまって、コヴナント?まさか貴方、単体でコヴナント襲撃部隊を?」

 

「当たり前だろ。それ以外に何があるんだ?」

 

 

……どうやらこのSPARTANは何やらチッピーと同じ感じがするな。いろんな意味で……。そう考えているとSPARTANがまだ変身を解いていない一夏(EVOL)に近づいて一夏(EVOL)を観た。

 

 

「な……何だよ?」

 

「一夏、お前何やってんだ?夏休み中に馬鹿でも回ったか?」

 

「って、馬鹿って何だよ、筋肉付けろよ筋肉!……おぶっ!?」

 

 

するとSPARTANが一夏(EVOL)の頭に一発拳骨を叩き込んだ。その拳骨を食らった一夏(EVOL)たまらず悶絶した。

 

 

「てめえ…SPARTANの一員だっつうのに何コスプレして腑抜けていやがるんだゴルァ!何が筋肉つけろだ、あぁ?ほらぁ、もういっぺん言ってみろおらぁ!」

 

「ちょっ…!おまっマジで痛っ!人違いだ、だからあだっ!?ちょ…本当まてー!!?」

 

 

どうやらあのSPARTANはこの世界の一夏(HALO)と今いる一夏(EVOL)と勘違いして一夏(EVOL)をボコしていた。ライダーシステムを解除していない状態でだ。……それにしても、あのSPARTANは本当にチッピーの感じがするんだよな?そんなこんな考えてる場合じゃなくなんとかあのSPARTANをカル達と共にあのSPARTANを止めるのであった。

 

 

続く……

 





バイカイザーの模造品とは思えぬ性能を見せる一秋。
しかし、問題が発生してリモコン(記憶改竄一秋)とエンジン(転生者)の二人に分裂する。
スタークやエヴォルが介入して一秋(エンジン)は逃走し、エヴォルは一秋(リモコン)を回収。
その後、桂がシュトルムを追跡してきてすんでのところで逃してしまう。

次回は、インフィニティで状況を整理します。

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