ISとHALOが混ざってしまった件について… 作:コレクトマン
転生した男性よ、まぁ…頑張れ。
………始まるぞ。
ISの世界にHALO要素を入れた結果…
どうも皆さん、初めまして。
僕は
何故自己紹介をしているかと言うと、それは…ある出来事で僕が死んじゃって神様に強制的に転生させられて“IS”の世界に来ちゃったからです。
ISの世界に転生する前に神様転生恒例の特典を紹介しないといけない。僕の特典は………
“HALOシリーズに出てくる兵器を開発出来る頭脳と資金とスタッフ達”
“マスターチーフ並みの幸運”
“身体能力強化 (改)”
この三つだけ。
身体能力強化ならまだ分かるけど、何故SPARTAN-Ⅱ Sierra-117ことマスターチーフの幸運がこっちについて来たのか分からなかった。ただ僕は、幸運を上げてほしいと頼んだけど……チーフ並みの幸運は流石に多過ぎです。確かに、このISの世界で生き残る為には僕以上の幸運はいるから頼んだからいいですけど…まぁ、こうも僕の幸運が高ければ何かと良い事が起こりそうな事を祈りたいです。
そして、ONI株式会社(以降ONI社)の若社長になっています。僕、社長柄ではないのですが……
因みにONI社の生業は民間軍事会社で日常品製造メーカー、そしてISの武器や装甲とシステムの開発の三つで構成されている会社だ。そのONI社には七つほどの支社があって、その内一つが日本で、その次がアメリカ、ロシア、イギリス、フランス、中国、ドイツのONI支社が存在する。本社はと言うと、何故か衛星軌道上のステーションがONI本社だそうです。……正直な事を言って何でそこを本社にしたんだろう?スタッフから聞いた話だと、前社長兼父親が“本社がステーションにあったらカッコ良くないか?”とのことです。何でそこでフロム脳を発揮したんですか、父さん………(汗)
さて…僕こと泉谷恭弥はこう考えます、この世界で自分が先ず何をするか?です。SPARTANの鎧であるミョルニル・アーマーを先に作るってのもありかも。ISと比べると空を飛べない点があるけど、そこはSPARTANの拡張モジュールであるジェット・パックを装備すれば短時間だけど空を飛べます。そうなれば、空を長く飛べる様にジェット・パックを改造して、推進剤を多くしないと………
でも、SPARTANと言えばSPARTAN-Ⅱが結構非人道的な計画とも言える。何故かと言うと、
因みに僕の場合は、そのSPARTAN-Ⅱ計画の一人であるそうだが……チーフ並みの幸運を取ったせいなのか?まぁ…こうして今説明していられるのも運が良かったとしかいえないな。
そしてもう一つ気になることがある。SPARTAN-Ⅱ計画の次であるSPARTAN-Ⅲ計画のこと。このSPARTAN-Ⅲ計画は、より安価で簡易なSPARTANの量産を目的とした計画である。SPARTAN-Ⅱの劣化版ではあるが、より多くのSPARTANを生み出すことができた。今この会社や、他の国の支社のSPARTANを含めて8割がSPARTAN-Ⅲなのだ。そのSPARTAN-Ⅲにある人物が紛れていた。
その人物の名は………
一夏よ、何でSPARTAN−Ⅲに入っているんだ?もう原作が崩壊しているよ。……もしかしてあれかな?第2回モンド・グロッソでSPARTAN−Ⅲ計画の者達に誘拐されたのかな?その事をスタッフに聞いたら、“発見した時には瀕死状態だった”そうです……一夏が助かる方法は一夏をSPARTANにするしか方法がなかった。一夏が無事に手術が終えた後、すぐに僕は一夏が無事である事を千冬さんや束さんにちゃんと説明した。正直な話………正直言って僕は、精神的に死にかけた。それ以降一夏は、ONI本社で正式にONI日本支社で働くことになり、僕が所属するSPARTAN混成部隊“ウルフチーム”の四人目として配属されました。…無論、千冬さんや束さんの許可はもらいました。
それ以降、時は過ぎて行き………
丁度一夏が高1くらいの歳頃になった今現在の僕は一夏と共に、SPARTAN−Ⅳのミョルニル・アーマーのGEN2を開発しています。何故GEN2のアーマーを作っているのかと言いますとSPARTANが使用しているミョルニル・アーマーは、普通の人間では使えない代物だからです。そのミョルニル・アーマーのGEN1をスタッフがお試し感覚で装着した結果、死亡した。だからこそ、僕たちが作っているGEN2アーマーは安全且つ、必須なのです。その結果、一般兵でもちゃんと訓練すれば、SPARTANの仲間入りが可能になりました。
因みにSPARTAN−ⅡとⅢのアーマーはGEN1の古いタイプを使用しているのだ。このGEN2は様々な機能や性能をアップグレードした物で、SPARTAN−ⅡとⅢの互換性を適応し、対IS戦闘用に
「なあ星矢、お前何独り言いってんだ?」
「気にしないで、一夏。僕は気にしない………」
「いや、普通は気にするだろ………」
さてと、そろそろGEN2アーマーが完成する頃合いです。これを作ったら次にGEN2アーマーを応用した秘匿兵器アーマースーツを作らないと……アレはアレで火力が変態並に高いからね。
20mmHE弾 T261ルシファーガトリングガン。
LAU−1810ミサイルランチャーが3機。
105mm HE ラウンド M149 マゼラン RCL。
18式電磁/銃剣式 クレイモア。
説明した以下のように、地雷やらガトリングやらetc…この様に火力が高い。だけど、秘匿兵器アーマースーツは誰でも装着できるといっても、重症や死亡する例があった。このスーツはとんだじゃじゃ馬だけど、GEN2アーマーの応用によって、重症や死亡する確率が大幅に減ったから良いんだけどね。そんなこんなで、SPARTAN−Ⅳ用のGEN2アーマーの開発が無事に終わりました。
「フゥ……何とか完成したな」
「何とかね、これでSPARTANが女尊男卑勢の女達に対する抑止力になってくれると願いたい」
「……ああ、そうだな」
「……そういえば、千冬姉はどうしてるかな?」
「分からん…だが、あの
「そうだと思うな…むしろ、千冬姉の事だからその可能性があるな。もしそうだったら……!」
そんな微妙な空気の中で警報が発せられた。
「敵襲警報っ?!またどっかの国の兵士たちか?!」
「くっそ…これで三度目だぞ!」
僕たちはすぐさまにブリーフィングルームに向かった。
3分後………
ブリーフィングルーム着いた時には、“ウルフチーム”の二人が、僕達を待っていた。
「遅いぞ、リーダー」
「あぁ、遅いぞ。それと一夏、この戦いが終わったら一杯やらないか?」
「あぁ、すまない。それとⅢ、一夏と飲みに行くのはまた今度にしろ。それでⅡ、状況はどうなっている?」
「あぁ、此方に襲撃してきた敵勢力の所属が判明した。相手は、ISを筆頭にフランス軍を率いた女尊男卑勢の女達だ。因みに今回の首謀者は、あのデュノア社だ」
「あのデュノア社が…?!」
デュノア社。記憶によれば確かデュノア家の会社で僕達の友達であるシャルロット・デュノアが住んでいる所である。しかし何か変だな?デュノア社とは、技術提供し互いに利益を得るという形で協力関係を築いたのだが、なぜ今になって自ら関係を断つことを選んだのか理解できない。……もしかしてデュノアの愛人が仕向けた陰謀なのか?だとしたら、シャルが絶対何か酷い目にあったに違いない!
「デュノア社がとうとう痺れを切らしたか……」
「どうやらかなりヤバイ匂いがしてきたな」
「なあ…星矢、もしかして………」
「あぁ、もしかしたら彼女もあの
「なっ!?マジか…!」
「あくまで、もしかしたらだよ。だから、そのケースを想定しておいても損はないよ」
「リーダー、そろそろ敵が来るから簡易的に作戦内容を説明するぞ」
ウルフⅡが作戦内容を簡易的に説明した。
「今回の作戦を説明するぞ。敵は歩兵五個中隊と戦車18台に戦闘ヘリ30機、そしてISが5機だ。それに対して俺たちの戦力はスコーピオン5台にホーネット15機、SPARTANと地上部隊を含め三個中隊だ。かなり戦力差があるが、俺達SPARTAN達には関係ない。逆に還って向こう側は
そう…SPARTAN−Ⅱの発想はいたってシンプルである。
「そして今回のウルフチームの展開場所は敵陣のど真ん中だ。そこから敵の戦力を
それを聞いた一夏は一つ疑問が生まれた。その疑問をⅡに話す為に声をかけた。
「ちょっと待て、確か敵にはISが含まれるんだよな?いくら小回りが効くホーネットだってIS相手だと不味いんじゃないのか?」
「その点は問題ない。IS戦闘は、SPARTANが乗る“マンティス”部隊が迎撃する。だからホーネットは、敵戦闘ヘリだけを迎撃する」
“マンティス”
正式名称
HRUNTING/YGGDRASIL Mark IX Mantis
マンティスは僕達の最高傑作品の一つで、なんとSE搭載の多起動型二足歩行機の兵器なのだ。
左腕には5連装追尾式ロケットランチャー。
右腕にはチェーンガンが一門。
人類遡上初、ISとは違う形で僕達は、有人型ロボット兵器を開発に成功したのだ。
「SPARTANが乗るマンティスか…これはISを装着している女達が気の毒に思うなこれは………」
「所で、歩兵部隊の対処はやっぱり俺たちがやるのか?」
「まあ…そうなるね。何せ、最前線に
「そういう事だな、さて…ウルフチーム。そろそろ出撃準備しろ、準備完了した者は降下艇に乗り込め」
一夏基ウルフⅣの質問をウルフⅡが答えた後僕は、メンバーに出撃の準備をする様言った後出撃準備をしに降下艇に乗った。
10分後………
僕達はウルフチームは今、降下艇に乗り高度10,000m上空にいた。降下艇の中で僕は、改めて作戦内容をおさらいした。
「よし…みんな、作戦内容をもう一回確認するぞ。此処から一気に降下し、敵陸戦部隊を食い荒らす。降下中に敵ISと遭遇するかもしれんが、出来るだけ無視しろ、もし無理なら敵ISをクッション替わりにしろ。クッションにすれば、ISとて只じゃ済まない…精々重症で済むだろう」
「了解っ、
「了〜解っと。さあて、手当たり次第に多くの敵を地獄に叩き落とすか」
「Ⅲ…あんまり物騒な事を言うな、次言ったらお前の金で奢らせるぞ?」
「そいつは、勘弁だな………(汗)」
そんなこんなで確認を終え、他愛のない会話をしているとⅣこと一夏が声を掛けてきた。
「みんな、そろそろ降下予定ポイントに到達するから武器の点検を簡易的に済ませておいてくれ」
「わ〜ってるよ一夏、今回は此奴等と一緒に
Ⅲが持っているのはM7サブマシンガン二丁とM739SAWライトマシンガン。Ⅲの本領は圧倒的な火力で制圧するのがモットーである。所謂、火力馬鹿である。
「はっ、火力が多ければ良いってもんじゃないぞ?」
Ⅱの装備はいたってシンプルで、手元にM395DMRが一丁と背中にMA5Dアサルトライフル一丁の近〜中〜遠距離に対処できる装備で、バランスの良い形だ。
因みに僕と一夏の装備は近距離戦闘タイプの装備である。僕の場合は、M45ショットガンとM7サブマシンガンの一丁づつである。そして一夏はMA5Dアサルトライフルと刀をベースにした高周波ブレードを装備している。
この高周波ブレードは対IS戦闘用に改修した物で、ISのSEを大幅に削り取ることができる優れものだが、そのブレードを扱えるSPARTANがいなかった為にお蔵入りになるはずだったが一夏が過去に剣道に通っていたので一夏専用になった。そのおかげで、一夏の持つ高周波ブレードの量産が成功し、マチェットをベースにした事により量産製が上がった。
まぁ…そんなことより、そろそろ高度15,000mに到達するからヘルダイブの準備だな。
「Ⅱ、Ⅲ、じゃれ合いはそこまでにしろ、そろそろ降下予定ポイントに到達するぞ。各自降下準だ」
「了解」
「了解です」
「了〜解」
Ⅱ、Ⅳ、Ⅲの順に返答した。まぁ何だ、せめて数字の順に返答して欲しかったな。
「……よし、ウルフチーム、出撃だ」
そんなこんなで、僕たちウルフチームは高度15,000mからヘルダイブをし、敵陸戦部隊を食い荒らす為に出撃した。
ウルフチームSide out
高度10,000m
デュノア社 私兵部隊Side
私達こと、IS特殊部隊は敵の支社であるONIフランス支社に向かっていた。ONI社は、日常製品や武器と兵器の製造しておりデュノア社と協力関係を築いた謎の会社である。私達は、ONIフランス支社から恩恵を受けているデュノア社からクライアントが受けてフランス軍と共にONI社を潰すという依頼を受けた。全く、協力関係であるONI社を潰すなんて恩知らずな奴がこの世にいたとはねぇ………絞れる分絞ったら、後は用無しって事だろうね。
私達の使用しているIS“ラファール・リヴァイヴ”の部隊は、ONIフランス支社に向けて前進していた。
「隊長、後5分で敵と接敵します」
「…分かったわ、総員戦闘準備。予め言っておくけどあのONI社にSPARTANと言う化物が居るからハイパーセンサーがSPARTANを捕捉次第逃げる事を推奨するわ。死にたくなかったらね」
「はぁっ?あんなIS擬きに私達が負ける訳ないじゃない、何でそこまでに危険視する訳?」
一人の部下が私に問い掛けた。どうやら私の部隊に女尊男卑の考えを持つ者が居たようね。本当ならそういう輩は入れないつもりだったのだけど、人員不足を補う為に止むを得ず、人員募集をしたからしょうがないけどね……
「あのIS擬きは中が違うの。外見的にはIS擬きだけど中は別物よ、SPARTANを甘く見てると死ぬわよ?」
「はっ!臆病な隊長な事で!ISを纏った私達が、たかが男ごとき負ける訳ないでしょ!」
「はぁっ………そうやって侮って居ると先に死ぬよ!」
私がそう言った瞬間、先程の女尊男卑の者が
「!?シエラ!」
「何!……何処から?!」
「一瞬で消えた?………まさか……!」
私の部下達が女尊男卑の者が一瞬で消えた事に動揺し、混乱していた。私は恐る恐る上を見上げた。するとそこには、
悪魔め………!
デュノア社 私兵部隊Side out
ウルフチームSide
敵のIS部隊を通り過ぎようとしたが案の定、一機が降下ポイントコースに紛れ込んでしまった為そのままISをクッションにし、そのまま降下していた。クッションにされたISのパイロットはクッションにされた衝撃で気絶してしまったようだ。
「………………」
「……あーっ、ダメです。完全に気絶しています」
「ヘッ!ザマァwww」
「Ⅲ……お前さっき、また言ったら奢らせるぞって言ったよな?」
「う……サーセン」
「……自業自得です」
「ボケてないで、そろそろ地上の敵と接敵します!」
「了解、接敵まで3……2………
ウルフチームSide out
フランス陸軍Side
俺たちは、女尊男卑の女共の命令でデュノア社の企業同盟であるONIフランス支社を強襲しONI本社に物理的にダメージをあたえる作戦を実行していた。しかし、ONI社の戦力は我々の技術を凌駕する武器や車両で応戦し、我々を進撃させぬ様激しい弾幕が張られていた。
「司令!現在の我々の戦力ではONI社の戦車やヘリを突破するのが困難です!至急、IS部隊に援護要請を!」
「わかっている…!全部隊に告ぐ、 IS部隊が敵の戦車とヘリを片付けるまでポイントD−7に後退せよ!敵の戦車とヘリをなんとかすれば活路が開けるはずだ、全歩兵部隊は速やかにポイントD–7に……「司令!例の悪魔達が……!」何?!……なんて事だ……」
その頃、ウルフチームと接敵した陸軍部隊は地獄と化していた。
「おい!ス、SPARTANだー!」
「いつの間に!?「邪魔」あ、うわーーーー!?」
一人の敵兵士はウルフチームのリーダーの星矢と目が合った瞬間、至近距離でショットガンの餌食になった。
「に、逃げろー!?「逃すか!」ぎゃあーー!?」
もう一人の敵兵士は、ウルフチームのNo.Ⅲから逃げようとするが、Ⅲはそれを見逃さず、サブマシンガン二丁による弾幕によって蜂の巣にされ、絶命した。
「チィッ!この野郎…がっ………!」
とある敵兵士がⅢを狙って引き金を引こうとしたが、引き金を引く前に額に風穴が出来て、そのまま倒れて絶命した。
「………HIT…!」
その風穴を作った本人、ウルフチームのNo.Ⅱだ。彼は手に持つM395DMRを使い一人一人確実に狙い撃っていた。
「化物がー!!」
敵兵士の一人が、銃剣を付けたFA-MASを一夏ことⅣに突き刺す様に前に突き出すが、Ⅳは動じずに敵兵士のFA-MASを片手で受け止めた後にFA-MASを分捕り、そのまま敵兵士にボディブローをかました。これを受けた敵兵士は、気絶する間際に“悪魔…め…”と呟きそのまま地面に倒れた。
「このIS擬きがぁぁっ!!」
するとそこに、先ほどクッションにされられて気絶してたIS部隊の一人が単騎で突っ込んで来た。
「面倒な奴が来たなぁ…よしっ、各員集合!」
それを合図に、星矢の周りにウルフチームのメンバーが揃っていた。
「さてっと、パーティの始めますか!」
「無駄口を叩くなⅢ。Ⅳ、行けるな?」
「肯定です」
「良しっ行くか!…各員、
星矢の合図でバラバラに散らばった。星矢は前、Ⅲは左側、Ⅳは右側、Ⅱは後方で援護射撃。
「くっ!何でこっちがこうも一方的に……!」
Ⅱの援護射撃で身動きが出来ない所をⅢのライトマシンガンとⅣのアサルトライフルが左右同時に敵ISに集中砲火を浴びせる。その隙に星矢が敵ISに近づいた。
「迂闊だったな!」
「何ッ!……!?」
至近距離でショットガンを放った後、ダメ押しにサブマシンガンで弾幕を浴びせたことで敵ISのSEが大幅に削れた。
「このっ…男の分際でぇぇぇーー!!」
敵ISの操縦者がアサルトライフルを星矢に向けたが、Ⅳが高周波ブレードを鞘から抜き抜いて敵が持つアサルトライフルの銃身をバターを斬る様に真っ二つに斬り伏せた。
「嘘っ?!……ッ!」
星矢はショットガンをISの操縦者に向けて降伏勧告を告げる。
「これ以上の足掻きは無意味です。降伏を勧めますが?」
「………くっ!」
敵IS操縦者は、苦虫を噛み潰した顔をしながら星矢の言葉に従った。それ以降、SPARTAN達の活躍によって敵歩兵五個中隊の内、四個中隊が全滅し、一個中隊が壊滅状態になったのだ。又、戦車や戦闘ヘリなどはマンティスか、SPARTANの餌食になった。
流れからして7通りで言うと………
1、敵IS部隊は、戦うこと無く生き残ったフランス軍と共に降伏し、亡命を所望してきた。ONI社はそれを了承し、IS部隊とフランス軍の亡命を受け入れた。
2、僕達ウルフチームは戦場を後にして、僕達だけでデュノア社に奇襲を仕掛けたのだ。今回の黒幕“キャンデリア・デュノア”を拘束し、シャルロット・デュノアを救出。
3、キャンデリアの汚職を全世界にて発表され、デュノア社の株価が暴落した。デュノア社をONI本社が吸収し、“デュノアONIフランス支社”と改名。
4、シャルの父親“ジェームズ・デュノア”は、不治の病いによって他界と書かれているが事実上、愛人キャンデリアの手によって毒殺されたことが発覚。
5、キャンデリアに対するけじめを刑務所で償う形で警察に引き渡し、護送された。“天罰”とは、まさにこのことである。
6、残ったシャルロット・デュノアは、養子という形で引き取った後に僕の妹となり、新たな家族として迎え入れた。
7、僕と一夏は、亡命してきた者達から頂いたISである“ラファール・リヴァイヴ”を解析していた。正直言ってどうなるかが怖いところ………
以上の7通りである。
そして今現在の僕たちは、ISが置いてある格納庫でボヤいていた。
「シャルが無事だったのは良いものの、本当やだな…今の時代………」
「確かに…嫌な時代になったもんだ………」
一夏が溜め息を吐くと同時にISに触れた瞬間ISが光り出し、一夏の身体周りにISが展開していた。
「エェッ!?星矢っ、これどうなってんの?!」
「おいおいっ、マジか………」
この情況は、何処ぞの暗部部隊によって世間に知らされ、一夏はIS学園に強制入学する羽目になった。
因みだが、もう一個頂いたISを僕が触ってみたら、案の定起動してしまい二人目の男子操縦者になってしまった。
……ドウシテコウナッタ。
続く?
投げやり感がありがちですが、彼は無事にISの世界で生き残れるでしょうか?
続けて欲しい感想が来たら連載しようと考えています。