ISとHALOが混ざってしまった件について…   作:コレクトマン

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第1章の第15話、始まります。


ODSTよ、お楽しみのダンスの時間だ!


ODSTが女尊男卑勢を鎮圧しに向かわせた結果…

 

 

学園の授業を終えて放課後に僕達は、アリーナにてISを使ってそれぞれの特訓と調整を行なっていた。

 

 

「シャルのはラファールとGEN2のカスタムハイブリットなんだな」

 

「うんっ、一応ラファールの武装も使えるから問題ないよ。後は高速切替(ラピッド・スイッチ)の確認くらいかな?」

 

「本当改めて思うけどONIって技術水準がおかしいわよ。なんか未来的過ぎるし…」

 

「それに関しては私も同感ですわ、ONIの技術力が大きすぎます」

 

 

鈴とセシリアの言う通り、ONIの技術力は約500年先の技術であることは転生者である星矢の秘密である。とはいえ、流石に技術的にチートレベルだなと考える星矢はどう言い聞かすか悩みどころである。

 

 

「まぁ俺もONIに関しては色々とチートっぽい感じがするんだよな」

 

「そういうのは僕だって自覚してるよ。唯でさえ父さんが僕がIS学園に言っている間社長代理をやっているから何を作り出すのか分かったものじゃないよ……」

 

「…何気に、気にしていたんだな…星矢」

 

 

何気に箒に同情される、流石にその言葉は堪えるよ。そう考えているとウルフチームのⅡこと桂がやって来た。

 

 

「其処にいたのか、星矢」

 

「桂か?どうしたんだこんな所で?」

 

「ここでの俺は教頭だ。池上先生と呼んでくれ」

 

「そうだったな。……池上先生は何時から?」

 

「ついさっき来たばかりだ。一応お前にも伝えておく事が有ってな、このIS学園にGEN2アーマー用の整備設備が出来上がったそうだ。これならアーマーを装着する手間が省ける様になった」

 

 

桂からの朗報によるとSPARTAN専用の整備設備が出来上がったそうだ。これはこれで良い朗報だと思う。

 

 

「…んで、何か困っている事とかはないか?特に一夏の方は?」

 

「んーっ……あるとしたらシャルを除く箒達の説明力が不足している感じかな?」

 

「あーっ…あれか。篠ノ之の場合はイメージのみの説明で凰の場合は感覚的による説明、んでオルコットの場合は専用用語多数の説明だったからな」

 

 

桂に箒達の短所を言われて顔を膨らました。

 

 

「うっ……仕方ないだろ、それしか説明の使用が無かったのだから…」

 

「しょ……しょうがないでしょ!あたしの場合は殆どが感覚で動かしていたんだから」

 

「わ……私もその事は自覚しておりましたが、直そうにも癖がついてしまって…」

 

「とりあえずだ、その所を直せば一夏達も理解しやすくなるだろう。今直ぐは無理だろうが、少しずつ直す事は出来る筈だ」

 

 

そう桂に励まされた箒達は短所を直す為に努力するのであった。そんな時にアリーナにいる女子生徒達の一部が騒ぎ始めた。

 

 

「うそっ……あれってドイツの第三世代?」

 

「まだ本国でトライアル中だって聞いたけど………もう完成していた?」

 

 

そこに現れたのは装甲が黒いのが特徴で、肩部に大型レールカノンと両肩およびリアアーマーに計6機装備されたワイヤーブレード、両腕手首から出現するプラズマ手刀。AICと呼ばれる機能を搭載しているラウラの専用機“ シュヴァルツェア・レーゲン”の姿があった。するとラウラからオープンチャンネルで一夏に声をかける。

 

 

「───おい」

 

「!……ラウラ・ボーデヴィッヒか」

 

「貴様も専用機持ち……いやっ、それ以前にSPARTANだそうだな?ならば話が早い、私と戦え」

 

「──理由はあれか……俺が千冬姉のモンド・グロッソ二連覇の妨げになった事か?」

 

 

そう一夏が言うとラウラの一夏に対する怒りと憎悪がさらに増す。一夏の言う様に嘗て第2回モンド・グロッソの決勝戦にて織斑先生は決勝戦を放棄して一夏の救助に向かったがすでに遅く、誘拐された場所には一夏やその誘拐犯の姿がなかった。SPARTANでは無かった頃の一夏は殆ど言って誘拐犯の前では無力も当然だった。その結果、原作には無い程の暴行を受けて瀕死の状態になり、その時にONIのスタッフが一夏に会わなかったら間違いなく死亡していただろう。

 

 

「そうだ!貴様がいなければ織斑教官がモンド、グロッソ二連覇の偉業を成し得ただろとことは容易に想像できる。だから、私は貴様を……貴様の存在を認めない!」

 

「お前がどう思おうが勝手だが、俺は千冬姉でも誰でもない。俺は………SPARTAN-Ⅲの一夏だ。用がそれだけならまた今度な」

 

 

一夏はそう言って興味無さげに背を向ける。その行動にラウラは逆鱗に触れたのか肩の大型レールカノンを一夏に照準を向ける。

 

 

「──貴様……!ならば、戦わざるを得ないようにしてやる!」

 

 

ラウラが大型レールカノンを発射しようとしたその時に大型レールカノンが爆発した。一体何が起こったのか理解できなかった。ラウラは一夏の方に向けると、そこには拳銃を持った桂がいた。桂が持っている拳銃“M6H PDWS”から硝煙が出ていた。恐らく桂は、ラウラが大型レールカノンを撃たせる前にM6Hを大型レールカノンに接続されている冷却ユニットに向けてM225 12.7×40mm SAP-HE弾を二発撃ち込みレールカノンの冷却ユニットを破壊したのだ。

 

 

「……たく、下らねえ理由でそんな物をブッ放すな。周りの奴等が巻き込んだらどうするつもりだ?」

 

「貴様!………くっ!私はお前を絶対に認めはしない!」

 

 

そう言ってラウラはこの場を離れようとしたがいつの間にか桂はラウラの所に近づいていてその場でラウラの頭に拳骨を叩き込む。これにはラウラも結構痛そうだ。

 

 

「あぐっ!?痛ぅ……!」

 

「お前なぁ何捨て台詞を残して何事も無かった様にこの場から去ろうとしてんだゴラァッ!ちょっとこっち来い、織斑先生と共に話をするぞ」

 

「なっ!?は……離せ!」

 

 

そう言って桂はラウラの意思も返答も聞かずそのまま織斑先生のいる場所まで連れて行かれるのであった。そんな時に一夏は僕に桂に対して話を持ちかけてきた。

 

 

「なあ星矢、前から聞いた思うけど確か桂って元はどこかの刑務所の看守部長を勤めていたんだっけ?」

 

「あぁ……その内容は桂からはあまり聞かされていないから詳しいことは分からない。けど………僕個人で心配なのはラウラなんだけど……」

 

 

一体何が心配なのか分からない箒達は一夏に聞き出した。

 

 

「一夏、星矢は一体何故ラウラの事が心配なのだ」

 

「あぁそれか……桂も一応SPARTANなんだけど、結構な苦労人なんだ。ウルフチームのサブリーダー兼志野のストッパー役を請け負っているからか、志野が度が過ぎることをすると桂から鉄拳がお見舞いさせれるんだ」

 

「そう言うことだ。正直なところ、あれでも加減している方なんだよな……」

 

「「「あれでも……?!」」」

 

 

正直な所あれでもまだ良い方だと思う。何せ小惑星基地アルゴスターでコヴナント残党軍のエリート2個分隊を一人で無双していたから。エリートを使ったサンヘイリバットで。そんなこんなで特訓を終えた僕と一夏はそれぞれの自室に戻ろうと向かっていた。

 

 

「それにしても、転校生がシャルだったなんて予想も付かなかったよ」

 

「それには同感だな。俺だってシャルがここに来るなんて予想だにしなかった訳だし、無理もないと思うよ」

 

「それはそうなんだが、いくら何でも驚くネタとしては大き過ぎるよ……「……何故こんな所で教官など!」ん?今のは……ボーデヴィッヒ?」

 

 

僕はラウラの声が聞こえる方向に向けると織斑先生とラウラの姿があった。とっさに僕と一夏は木の陰に隠れて様子を窺った。

 

 

「何度も言わせるな、私には私の役目がある。それだけだ」

 

「しかし、このような極東の地で何の役目があるというのですか!」

 

「私がドイツで再び指導を教えたとしても同じことだ。それに、私なんかよりも強い者がいる」

 

「それがSPARTANとでも!?あんな強化兵士に教官が遅れを取る筈もありません!大体この学園の生徒達は意識が甘く、危機感に疎く、ISをファッションか何かを勘違いしている。そのような程度の低いものに教官が時間を割かれるなど「そう成らない様に生徒達に教え、学ばせるのが俺達の仕事だ」───!?」

 

 

そんな織斑先生とラウラの会話の最中に桂がやって来た。

 

 

「池上先生、そっちの方は終わったのですか?」

 

「あぁ、ついさっき終わらせてここに通りかかったところだ。それよりもラウラ、SPARTANについて少し付け加えことがある。俺達SPARTANは強化兵士であれど決してそこらの強化兵士と比べないことだ。俺からは以上だ。それと織斑先生、今月末のトーナメントについて話があります」

 

「そうか、わかった。そういうことだ、あまり遅くならぬうちに寮に戻れよ」

 

 

そう言われてラウラが自室に戻る際に桂を睨みつけた後にその場を後にした。恐らく、まだ桂の鉄拳を根に持っているのだろう。

 

 

「……随分と嫌われたものだな、池上先生」

 

「何っ、彼奴はただ単に織斑先生に心境している軍人の皮を被ったガキにすぎん。面倒見が大変であることは違いはねえ」

 

「それは…前の職場の時のことか?」

 

「そこのところは想像に任せる。………んで、いつまで隠れ盗み聞きしてるんだ?お前達」

 

 

桂は僕たちのことに気づいていた様だ。無論織斑先生も同様であった。僕たちにある程度注意を言われた後に僕たちは元の寮の自室に戻った。

 

 

星矢Side out

 

 

 

清十郎Side

 

 

その頃、清十郎はONI本社にてある情報が入った。ONI日本支社にて女尊男卑勢によるISテロが発生したとの情報が入った。

 

 

「ハァ〜ッ………何でよりによってこのタイミングでテロが発生するんだろうね〜……」

 

「社長、そう悠長に言っている場合ではありませんよ」

 

「分かっている。今展開している“ODST”はどうしている?」

 

 

清十郎が言うODSTとは、ONIのもう一つの特殊部隊のことで正式名は“Orbital Drop Shock Troopers”…略してODSTである。スタッフは清十郎に現在の状況を説明する。

 

 

「今の所は順調です。バック曹長率いるバック分隊は二つのチームに別れて行動中とのことです。バック、ロミオ、ミッキー、ダッチの突入チームは敵テロリストと交戦中とのこと。そしてコルテス、オブライエン、チェックマン、ルーキーの救助チームは逃げ遅れ及び、人質となっているスタッフと民間人の救助を終え、突入チームの援護に向かったそうです」

 

「そうか……このまま何もなければ良いんだが」

 

「……ですね」

 

 

何故女尊男卑勢がISを使っているのかをスタッフに確認させた所、どうやら警備の薄いところにISを置いて管理をした結果、その警備していた女性も女尊男卑勢の一人だったらしく簡単に奪われたそうだ。それも六機。………ていうかISの管理、ガバガバじゃね?

 

 

清十郎Side out

 

 

 

バックSide

 

 

現在のバックチームは、ONI日本支社内で無事に女尊男卑勢のテロリストの弾圧に成功し、屋上でコルテス達が回収しに来るのでバック達は屋上に向かう為にエレベーターで屋上に向かっていた。そして屋上に到着したバックはコルテスに通信を入れる。

 

 

「コルテス、こちらバック。俺たちは今屋上に着いた」

 

『了解した、LZの確保の為フレアを展開して置いてくれ』

 

 

そう手短に言って通信を切り、フレアを発火させてLZを確保した。するとロミオが何をつぶやく。

 

 

「やれやれ……女達が天下を取った気になっていやがるわ、男を見下すわで厄介な世の中なこった。」

 

「あぁひでぇもんだよ、ほとんどの男性はその女尊男卑勢の所為で犯罪を起こしたり、非人道的実験を行なっていると聞くからな」

 

「だがSPARTANの存在のお蔭か女尊男卑勢の考えを否定する女性達が日に日に増えている様だしな」

 

「だな……前よりはマシか……」

 

「お前ら、任務が終わったからてまだ気を抜くな。もし奴らの不意打ちでも受けたら……」

 

「大丈夫ですよ、俺なら不死身ですから」

 

 

ロミオの軽口を注意するのを諦めたバックは“大した奴だよお前は…”とそう愚痴るのであった。その時に迎えに来たコルテス達が乗る降下艇がやって来てバック達を回収するのだった。

 

 

『お迎えにあがりました!さぁ乗り込んで下さい!』

 

 

そうパイロットが言って降下艇を後ろを向けて兵舎収容部のハッチを開いた。バック達が降下艇に乗りこみ、この場から離脱しようとした途端、バックのHUDのモーショントラッカーに反応があった。その反応は赤く示しておりバックはその正体を目視で確認した瞬間、敵がISを纏っていたことが分かった。

 

 

「ISだ!後ろ!」

 

「IS!?なんだってこんなタイミングで!」

 

「攻撃して来るぞ!みんな、何かに掴まれ!」

 

 

すると敵ISであるラファール・リヴァイヴは手元に重機関銃“デザート・フォックス”を呼び出してバック達が乗る降下艇のスラスター部分に撃ち込む。降下艇はその攻撃を回付する時間も与えられずそのままスラスターに直撃して操縦不能に陥る。

 

 

「メイデイ!メイデイ!高度を維持できない!落ちます!」

 

「くそっ!こんなタイミングで墜落かよ!」

 

「言ってる場合じゃありません!あそこに不時着させます!」

 

 

そう言ってパイロットは誰もいない平地に不時着させる為に操縦桿を握りその場所へと操縦するのであった。

 

 

バックSide out

 

 

 

テロリスト(打鉄乗り)Side

 

 

私はONIの存在が気に入らなかった。あの会社が出現した結果、男を見下す時代が終わりに近づいている様に思えた。私の理想的な力であるISよりONIにいるSPARTANという悪魔の存在が力の差が一変した。さらにはそのSPARTANの中には女性も入っていた。一部の仲間がSPARTANをこちら側に勧誘するどころか逆に捕まって刑務所に送られるのが関の山だった。そんなある日のこと、私達はある行動を取った。それはONI日本支社のテロによる乗っ取りである。最初は無謀な計画かと思ったけど情報によると今日だけONI日本支社にいるSPARTAN達が本社に異動していることが判明した。私達はこの情報を生かしてテロを起こし、ONI日本支社の乗っ取りに成功した。その後はONI本社に人質開放条件として三時間以内に莫大な資金と全ONI支社の解体を要求し、ONI本社の返答を待った。……この時は順調だった。だけどその矢先にODSTというONIの特殊部隊が地球の衛星軌道上からHEVと呼ばれる降下ポットが大気圏に突入してこのONI日本支社に降下してきたのだ。結論から言うとONI日本支社にいる私達の仲間が全員ODSTによって無力化され、全滅した。生き残ったIS乗りの仲間はこの場から逃げようとした。でも私は、あいつらを………私達の計画を邪魔したODSTを許せなかった。私が逃げようとしなかったのに気づいたのかラファール・リヴァイヴに乗った仲間が私に声をかけた。

 

 

「何してるの?早く逃げるわよ?」

 

「はぁ!?逃げる?何処へ逃げると言うのよ!どうせ逃げたところで捕まるのがオチよ!こうなったらあのODSTを道連れにしてやる」

 

「ちょっ!?待ちなさい!あーもーっ!」

 

 

そして私はODSTを乗せている降下艇を見つけて仲間に攻撃を指示を出して、その降下艇のスラスターを被弾させてた。それでもまだコントロールがまだ生きているので私達はそのまま降下艇の後を追った。

 

 

テロリスト(打鉄乗り)Side out

 

 

 

バックSide

 

 

バック達が乗る降下艇は以前星矢が訪れた浜辺付近に不時着していた。その時にパイロットは不時着の衝撃で打ち所が悪く頭に直撃してそのまま死亡した。その後にコルテス達を叩き起こし、ISの襲撃に備えた。

 

 

「総員!上空を警戒しろ!」

 

「クソったれ!今日は厄日だぜ!」

 

「それだけ軽口を叩ける余裕があるなら警戒を強めてけっての!」

 

 

ロミオの軽口にオブライエンが突っ込みながらもモーショントラッカーに反応が示される。

 

 

「来たぞ!ISだ!」

 

「打鉄とラファール・リヴァイヴだ!十分警戒しろ!」

 

「あんたら男の分際で生意気なのよ!」

 

「ちょっ、あんまり迂闊に突っ込まないの!……もうっ!」

 

 

コルテスとバックが全員に注意を促すと打鉄を纏ったテロリストが接近ブレードを振るってきて、ラファール・リヴァイヴはその打鉄の援護する様にアサルトカノン“ガルム”で制圧射撃を行う。

 

 

「くっ……散れ!」

 

 

バックの指示を聞いたコルテス達は散開するも、チェックマンは回避するタイミングを逃して打鉄に狙われて接近ブレードの餌食になって悲鳴をあげることなく絶命した。そして打鉄を纏ったテロリストは次の標的をロミオに向ける。ロミオはなんとか応戦しようと無謀にも至近距離でSRS99-S5で二発も撃つが一発目は外れて、二発目は打鉄に直撃するもSEによって弾の威力が阻害されてしまい致命傷には至らなかった。そして打鉄はSEの防御力を生かしてそのままロミオにタックルをお見舞いしてロミオを近くの岩場に叩きつける。その隙を逃さず接近ブレードでロミオを斬り裂こうとするがロミオはとっさの判断でSRS99-S5を盾にするも、ISのパワーには敵わずSRS99-S5は折り曲がりながらもロミオのバトルアーマーに食い込む形で打ち込まれた。しかし、それでもロミオは奇跡的に一命を取り留めていた。

 

 

「…ぐはっ!?」

 

「ちっ……いい加減に死になさいよ!」

 

 

打鉄を纏ったテロリストは接近ブレードに食い込んでいるSRS99-S5を取り外してそのままロミオに振るおうとした途端、後ろから何かが張り付く様な感触があった。その正体はロミオを救おうとするルーキーの姿であった。

 

 

「ルーキー!無茶をするな!」

 

「このっ…離れなさいよ!」

 

 

するとルーキーは懐から何かしらの装置を取り出して敵ISに取り付けようとするがテロリストの必死の抵抗によって振りほどかれてしまい、ルーキーが倒れると同時に懐から取り出した装置を手放してしまう。

 

 

「ウラァァァァァッ!!」

 

 

その時にバックはルーキーが取り出した装置をすぐに回収してそのまま敵ISに張り付いてその装置を取り付ける。するとISから全身にスパークが生じてその瞬間テロリストの動きが止まった。

 

 

「な……何よこれっ!?」

 

「今だっ!抑えつけろ!」

 

 

コルテスがそう言うとミッキーが抑えつく様にタックルをかまし、ダッチがテロリストにM7Sのストックで殴りつけてテロリストに軽い脳震盪を起こしてそのまま抑えつけた。バックを下敷きにしたまま……。

 

 

「……って、やばっ。曹長がいるのを忘れてた」

 

「だったら……早く、退かしてくれ!」

 

 

ミッキーとダッチは二人掛かりで気絶したテロリストを退かしてバックを助けだす。そしてコルテス達が応戦していたラファール・リヴァイヴを纏ったテロリストは打鉄を纏った仲間がやられた事を見て潔く降伏して、ISを解除して投降した。その時にロミオが胸元に出来た傷に苦しみ始めた。

 

 

「うぅぐっ!?……はぁっ……」

 

「痛むか?」

 

「息が……!」

 

「不味いな……ダッチ、医療キットを!」

 

「ロミオはどうです?」

 

「肺をやられた。息が出来ない!」

 

 

ダッチはバックパックからバイオフォームボンベをバックに渡してロミオのバトルアーマーの隙間からバイオフォームを流し込んで傷口を塞ぐ。

 

 

「マシか?」

 

「え…えぇ。多少は………」

 

「だいぶマシになった様だな。ルーキー、治療薬を。それから、フレアを頼む」

 

 

ルーキーは首を縦に振ってバックにフレアを渡してバックパックから治療用の注射を取り出してロミオの左肩と首根の間に刺して治療薬を流し込む。治療薬の麻酔効果が効いてきたのかロミオはそのまま眠りについた。そこにコルテスがやって来て状況を説明した。

 

 

「先の戦闘でチェックマンを失った。それに彼女達の罪は恐らく重罪になるだろう」

 

「くそッ!よりによって最悪だ……」

 

「あぁ……今回の作戦は酷い結果だ。犠牲は常に覚悟していたが……」

 

 

チェックマンの死亡で雰囲気も下回りしてあまり気分の良いものではなかった。

 

 

「全く……長い一日だったな………」

 

 

そう言ってバックはフレアを発火させてLZを確保し、迎えにやって来た降下艇にテロリストを乗せてこの場から離れて任務を終えるのであった。一人のODST隊員の死体を回収して………。

 

 

バックSide out

 

 

 

星矢Side

 

 

翌朝に僕は父さんからメールが届いていたのを確認してそのメールを開いて見てみると内容が酷いものだった。女尊男卑勢が一度ONI日本支社を占領したとの報告であった。しかし占領されたONI日本支社はODSTのバック分隊を降下させて一人の犠牲者を出したが奪還に成功したとのことらしい。ODSTの死亡はある意味僕達ONIの痛手だ。死亡したODST隊員はその後死体は回収されて埋葬されたそうだ。この時に僕はある事を考えていた。

 

 

「IS管理もONIが請け負うべきか……いやっ絶対あの女尊男卑勢の女達が邪魔をするはずだ。際どいなこれ……」

 

 

今後も後処理のことを考えながらも僕は、ONI日本支社のセキュリティを強化することを考えるのであった。

 

 

続く……。

 





星矢達はISの特訓中ラウラが星矢達を襲う。
桂は職務を執行してラウラを止め、職務室に連行する。
ONI日本支社が女尊男卑勢に占拠され、ODSTを投入し、奪還。
ISとの戦闘でチェックマンが死亡、ロミオが重傷を負う。


(正直な話、感想や評価をして欲しい一心であるうp主)


次回はラウラがSPARTANを怒らせます。

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