響け!オーボエカップル   作:てこの原理こそ最強

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2本立て。この後の展開頑張って考えないと…


誓いのフィナーレ9

 

 

「ねー。あれどういう状況?」

 

「男二人で料理してる」

 

「それは見ればわかるわよ」

 

「じゃあなんで聞いたのよ」

 

「なんであの二人なのってこと」

 

「いつの間にかああなってんのよ」

 

みぞれに続いてリビングに入った優子はキッチンの様子を見て驚いた

 

「私達女子がこれでいいの...?」

 

「いいんじゃない?今どきは男性でもキッチンに入る時代だし」

 

「そういうもんかしらね」

 

「なら優子が手伝ってくれば?」

 

「わかった」

 

優子は夏紀に言われてキッチンに入った

 

「なにか手伝うことはあるかしら?」

 

「今のところ特にないな。それにこっちは店員オーバー気味だし」

 

「確かにそうね...」

 

キッチンは春樹と卓也が入っているためもう一人入れるスペースはなさそうだ

 

「餃子の方が大変なんだからそっちを頼む」

 

「わかったわ」

 

「というかリボン。泊まるなら先に言ってくれ。常識だぞ」

 

「うっ...悪かったわよ...」

 

「まったく」

 

「だから言ったじゃん」

 

「ならその時に夏紀が連絡くれよ」

 

「うっ...」

 

「はぁ。次から気をつけてくれよ?」

 

「「ごめんなさい」」

 

「おう」

 

キッチンに入れないので優子と後から来た夏紀餃子チームに戻った

 

「ここから見ても春樹って手際いいわね」

 

「あーわかる。手慣れてる感じ」

 

「ねーみぞれ」

 

「ん?」

 

「春樹っていつもご飯作ってるの?」

 

みると話していたのぞみが疑問に思ったのでよく知っているであろうみぞれに問いかけてみた

 

「うん」

 

「ふーん」

 

「っていうかみぞれ、どれくらいの頻度でここに来てるわけ?」

 

横で餃子を作りながら聞いていた優子が入って来た

 

「週に1回。多い時は週に2、3回かな」

 

「さすがに多すぎない?」

 

「そう?」

 

「親は心配しないの?」

 

「互いの親公認らしいわよ」

 

「えー。まだ高校生なのに」

 

「はぁ...私のみぞれが~...」

 

「のぞみ」

 

いつも春樹と一緒にいることを知っているため寂しくなったのかのぞみがみぞれに抱き着いた

 

「莉子と友恵ー。ちょっとキッチンいいか?」

 

「なにー?」

 

「ちょっと火の番を頼む」

 

「りょーかい」

 

春樹は二人にキッチンを任せ一旦リビングを出て風呂場に向かった。それをみぞれはのぞみに抱きつかれながら目で追っていた

 

「タオル人数分あったかな...」

 

「大丈夫」

 

「うぉっ!?みぞれ...驚かさないで」

 

「ごめん」

 

「いいよ。それで大丈夫って?」

 

「私も家から持ってきた」

 

「お、さすが~」

 

春樹はみぞれの頭を撫でまわす

 

「じゃあ風呂掃除しちまうか」

 

「ハル。ちょっといい?」

 

「ん?」

 

みぞれに呼ばれて春樹が振り向くとぼふっとみぞれが抱き着いた

 

「どした?」

 

「なんだか今日は、ハルが遠い」

 

「あー。ずっとキッチンにいたから」

 

「のぞみ達がいて楽しいけど、やっぱりハルがいないの寂しい」

 

「そっか。ごめんな」

 

「ううん。ハルは悪くない」

 

数分間抱き合った二人はお互いに満足できた

 

「じゃあ俺は風呂洗ってから戻るから」

 

「うん。わかった」

 

先に戻ったみぞれは知りえないが寂しさを感じてくれていることを知った春樹のニヤけは止まらなかった

 

「あ、みぞれちゃんおかえり~」

 

「ただいま?」

 

「こっちおいでよー。お話ししよ~」

 

リビングに戻ったみぞれを呼んだのはしのぶと澄子のサックスコンビだった。みぞれとしては仲が悪いわけではないがのぞみや優子ほど絡みもないので少し緊張している

 

「みぞれちゃん、よくここに来てんだよね」

 

「うん。週に1回は。多いときだと2、3回」

 

「そうなんだ。よく一緒に帰ってるもんね」

 

「部活以外では何してるの?」

 

「家でまったりしてるかな。たまにでかけるけど」

 

「へー。でもみぞれらしいかも」

 

「私らしい?」

 

「イメージでね。みぞれって外でワーッと遊びまわるより家でゆっくりしてそうだなって」

 

「確かにそんなイメージかも。でも出かけるときはどこに行ったりするの?」

 

「近くを散歩したり、たまにゲームセンターに」

 

「みぞれちゃんがゲーセン!?」

 

「うん」

 

「あーでもみぞれってよく携帯で音ゲーやってるよね」

 

「そういえば合宿のときやってるの見たかも」

 

「合宿はあまりハルと一緒にいられなかったから...」

 

「春樹くんと...」

 

「あまり一緒に...?」

 

澄子としのぶは合宿のときを振り返る。食事のとき、練習のとき、お風呂上りのとき...ずっと一緒にいなかったっけ...?

 

「そ、そういえば私みぞれちゃんと春樹くんの出会いのこととか聞きたいな」

 

「え...」

 

「あ、それ私も気になる!」

 

「えっと...」

 

みぞれ達の馴れ初めが気になった2人はみぞれに詰め寄る。押し寄せる2人にみぞれは壁際まで追い詰められてしまった

 

「ちょっと二人とも。みぞれいじめてないで手を動かしなさいよ」

 

「俺に超絶ラブリー天使をいじめるのは誰だ?そいつ夕飯抜きにすんぞコラ」

 

「春樹はこっちでしょ。油もういい感じだと思うよ」

 

「あいよー」

 

風呂掃除から戻って来た春樹はみぞれを追い詰めている2人に問いただそうとするがキッチンから友恵に呼ばれた

 

「サンキュー二人とも」

 

「ううん。見てるだけだったし」

 

「じゃああとは揚げて混ぜるだけだから大丈夫よ。あ、包み終わった餃子こっちに持って来てほしい」

 

「りょーかい」

 

油の温度もちょうどいいので卓也にこねてもらった肉を挙げていく。その間にエビチリを完成させていく

 

「すごい手際の良さだな」

 

「そうか?肉挙がるの待ってる時間がもったいないからな。同時進行ってやつだ。あ、サラダ忘れてた」

 

忘れてたと言いつつもまったく慌てる素振りのない春樹は予め盛り付けていたサラダを冷蔵庫から出す

 

「純一。運ぶの手伝ってくれ」

 

「あいよ」

 

「卓也もこれ頼む」

 

「わかった」

 

春樹は純一にサラダを、卓也に完成したエビチリを持っていってもらった

 

「さて、酢豚ももうできるし。餃子も第一陣があと2分ぐらいだな」

 

「運ぶの手伝うよ~」

 

「サンキューりえ。じゃあ小皿と醤油刺し持っていってほしい。紙皿で買ってきてるから」

 

「りょーかい」

 

「私はなにかあるかな?」

 

「美代子は箸とコップかな」

 

「わかったよ」

 

「純一~。それ出したら飲み物よろしく!」

 

「オッケー!」

 

「春樹くんなんだか店長みたい」

 

「そうか?俺の家だし俺が指示出した方がいいかなって」

 

「その考えめちゃ助かる~」

 

「じゃないとサボるからな。な~みる?」

 

「さ、サボってないよ...?」

 

「ホントか~?調や慧菜に話しかけてたとこしか見てないんだが...」

 

「え、えっと...」

 

「まったく。酢豚と油淋鶏できたから持っていって」

 

「喜んで!」

 

やはりサボっていたみるにできた料理を任せて春樹は餃子の第2陣、3陣に取りかかった

 

「ハル」

 

「みぞれ~」

 

「お疲れ様。そろそろ私も手伝わして」

 

「じゃあご飯いるやつ聞いてきてくれ。んで盛るのも頼んだ」

 

「うん」

 

せっかくキッチンに来てくれたみぞれだが春樹の頼みでご飯食べる人数を確認してご飯をよそい始める

 

「餃子も完成っと」

 

春樹も役割を終えてエプロンを脱ぎ最後の餃子を持ちながらキッチンを出た

 

「お待たせ」

 

「悪いわね。全部任せっきりで」

 

「構わんよ。みんなで楽しんでくれるならなんだっていい」

 

「ハル」

 

「ん?」

 

「ハルも楽しまなきゃダメ」

 

「わかってるよ。じゃあ部長。なんか一言」

 

「えぇ」

 

みんな座っている中優子が立ち上がった

 

「まず家を貸してくれて料理まで用意してくれた春樹。ありがと」

 

「おう」

 

「それに突然だったけどみんな集まってくれてありがと。私達の代はいろんなことがあったけどこのメンバーは本当に最高よ。明日からの練習も頑張って絶対全国で金賞獲るわよ!」

 

『おー!!!』

 

「じゃあいただきます!」

 

『いただきまーす!!』

 

優子の号令で全員一斉に箸を伸ばして食べ始める

 

「うまっ!!」

 

「餃子の焼き加減最高!!」

 

「酢豚もタレが絡んでて美味しい!」

 

「エビがぷりっぷり!」

 

箸が止まらないとはこのことだろう。全員お昼にバーベキューで腹いっぱいになってるはずなのにさすが学生と言うべきか

 

「ご飯おかわり〜」

 

「早いな純一」

 

「もうご飯が進むわ進むわでよ」

 

「だがすまん。また炊いてるからあと10分ぐらい待ってくれ」

 

「そりゃそっか」

 

「「...」」

 

みんな絶えず箸を進める中莉子と美代子の表情が曇っている

 

「ど、どうした...?もしかして口に合わなかったか...?」

 

「ううん。美味しいよ...美味しいんだけどね」

 

「なんか、負けた...」

 

「勝ち負けがあるのか...?」

 

「だって...」

 

「ねぇ...」

 

「んー。まぁなんだ。気にするなって」

 

「どうしよ。嫌味にしか聞こえない...」

 

「おいおい」

 

「ハル」

 

「ん?」

 

「はい」

 

「あーん。あふっ!」

 

『イチャイチャすんな!!!』

 

みぞれが酢豚をハルに食べさせると全員から非難の声が上がる

 

「なんで俺ら怒られてんだ?みぞれわかる?」

 

「わからない」

 

「だよなー」

 

「あんた達のせいでせっかくのご飯が全部デザートになっちゃうのよ」

 

「だってさみぞれ。よくわからんが控えた方がいいらしい」

 

「うん」

 

「助かるわ」

 

斯くして春樹の作ったもの全部調味料が全て砂糖の味になることは防がれた

 

「今回ちょっとピリ辛にしてみたんだけど、みぞれ大丈夫か?」

 

「うん。これぐらいなら」

 

「よかった」

 

みぞれは事前に所望していた油淋鶏を食している

 

「ハルの作るもの全部美味しい」

 

「そんなことないだろ。中学のときに作った黒焦げのコロッケ覚えてるだろ?」

 

「あれは仕方ないと思う」

 

「油の温度と揚げる時間ちゃんと調べなかったからな...」

 

「あれもいい思い出」

 

「それからカツ系とか唐揚げは上手くなったもんだ」

 

「あれ美味しかった。明太パスタ」

 

「ホント?じゃあ今度また作るよ」

 

「楽しみ」

 

(結局イチャイチャすんのかよ!!!)

 

全部砂糖味になることは防がれた...のか?

 

全員食べるに食べあんなに作った餃子はみるみるうちになくなっていく。春樹自身も作りすぎた感があったのだがなんてことはなかった

 

「食べたな〜みんな」

 

「美味しかったー」

 

「満腹」

 

「食べすぎたまであるかも」

 

「ごちそうさま〜」

 

「じゃあちょっと休んだらみんなで手分けして片付けするわよ」

 

「ん?いいよ別に」

 

「あんたがよくても私達が納得しないのよ。いいから座ってなさい」

 

「だって何がどこにあるとか」

 

「あーもううっさい!みぞれ春樹抑えといて!」

 

「うん」

 

優子に言われてみぞれが春樹の右腕をがっしり掴んだ

 

「みぞれー」

 

「ハルが全部やる必要ない」

 

「みぞれのいう通りだよ!あとは私達がやるから!」

 

「一番信用ができないのがお前なんだよのぞみ」

 

「なんでよ!?」

 

「バケツとかひっくり返しそうだし」

 

「そんなことしないよ!」

 

「まぁまぁ。のぞみにはテーブル拭き頼むから」

 

「澄ちゃーん...」

 

「じゃあそういうことで春樹、いろいろ使えわせてもらうね」

 

「あー。んじゃ頼むわ夏紀」

 

家に集まらせてもらって晩御飯までご馳走になって片付けまでさせるのはさすがにということで春樹とみぞれを残して全員が動き始めた

 

「なんだか悪いな」

 

「私も手伝いたかった」

 

「それは私達もだよー」

 

「あれ莉子。それに卓也も」

 

「俺達は買い出しをしたから片付けには参加させてもらえなかった」

 

みんなと一緒に移動した莉子と卓也が戻ってきた

 

「みぞれは春樹の見張りだし後藤達は私達よりも早めに来ていろいろしてくれてたんだから当然だよ」

 

「のぞみがもっともなこと言ってやがる」

 

「春樹ってさ、私に対しての当たり酷くない?」

 

「そうか?」

 

「さすがの私でも傷つくの!」

 

「へー」

 

「ハル。めっ」

 

「のぞみすまなかった」

 

「...謝られてるのになんか納得できない!」

 

「傘木手止めるなよ...」

 

テーブル拭き担当はのぞみと純一。その他は皿洗いとその拭き取りを担っている

 

「そういやお疲れ様だったな莉子も卓也も」

 

「何がだ?」

 

「低音パートでいざこざあったんだろ?」

 

「あー」

 

春樹の指摘に心当たりがある莉子と卓也

 

「私達がなんとかできればよかったんだけどね。ほとんど黄前さんに任せちゃったし」

 

「久美子は面倒見がいいからな。それに今回の主犯は久美子の直属の後輩の奏だし。どっちかと言えば夏紀の担当だろ」

 

「悪かったよ...」

 

「別に責めてるわけじゃないって。あの問題児には俺からたっぷりと言っといたから」

 

「そうみたいだな。合宿前に久石から謝罪があった」

 

「まったく問題児ばかりで大変だよまったく。なぁのぞみ?」

 

「うっ...」

 

「お疲れ様ハル」

 

「うーみぞれ〜。俺の癒し〜」

 

「ちょっ、ハル」

 

春樹は頭を撫でるみぞれを抱き寄せる

 

「アンタは全部請け負いすぎなのよ。少しは回しなさいよね」

 

「リボンには言われたくねー。阿形祭り前のこと忘れたとは言わさん」

 

「うっ...」

 

「私達だって部長副部長に任せっきりなとこあったし」

 

「みんなで分担できればよかったね」

 

「友恵もりえもありがとな。でも普通他パート事情なんてわからないって」

 

「でもミーティングで各パートの内情話してればよかったかも」

 

「確かに莉子の言う通りだわ。そしたらみんなで解決できたな」

 

「もう遅いかもしれないけど明日からのミーティングでは共有していこうよ」

 

「そうだな。みんなそれでいいか?」

 

『異議なーし』

 

「俺達のパートは報告することなにもなさそうだなみぞれ」

 

「うん」

 

「あら、ならウチもないよ」

 

「そんなこと言ったらこっちだって平気だよ」

 

「ホルンはみるちゃんが一番不安だからね〜」

 

「なっ!?りえ酷い!」

 

「だってたまにパート練の教室からホルンじゃ出ない音聞こえてくるんだもん」

 

「それは...」

 

「まぁリーダーがみるなら自然と下はしっかりするかもね。反面教師ってやつ」

 

「夏紀まで!?うわーん!調ちゃーん!」

 

「おーよしよし。ちょっと。本当のことでももう少し言葉を選ばないと」

 

「フォローできてないよ調ちゃん!」

 

「頑張ろうねみる」

 

「うわーん!!」

 

カチャカチャ、キュッキュとキッチンからは止まず音が鳴っている

 

「そういえばリボンさー。最近麗奈から妙に視線感じるんだけどなんか知ってる?」

 

「あーそれ私気づいて聞いてみたよ。なんかライバル視されてるみたいだよお二人さん」

 

「どういうことだい友恵さんや。そもそもパートが違うじゃなぁいか」

 

「なにその話し方。理由までは聞いてないけど」

 

「さよか。まぁ俺とみぞれの方が上手いけどな」

 

「やってる楽器が違うでしょ。春樹が言ったんじゃない」

 

「そうだった。今度本人に聞いてみるか」

 

「それがいいんじゃないかな」

 

「俺よかみぞれの方がよっぽど上手いのにな」

 

「ハル。嘘はよくない。ハルの方が上手」

 

先ほどまでの甘い雰囲気が一変した

 

「おいおいみぞれさんよ。そいつは聞き捨てならないな。ちょっと前まではオレだったかもしれないけどこの前からみぞれの急成長自覚ないのかよー。今は断然みぞれの方が上手い」

 

「ハルこそ過小評価。ハルはずっと私に合わせてくれてた。それだけでハルの方が上手いって明白」

 

二人は見つめ合いつつもその目つきは珍しく鋭くなっていた

 

「無自覚に手を抜いてた時点で三流以下だって自分でわかってる。今更本気出したところで今まで全力で積み上げてきたみぞれに追いつけるわけない」

 

「追い付けてないのは私の方。ハルはただ待っててくれてるだけ。私が追い付けたとしても追い越せることは絶対にない」

 

「なにおう...今日は全然引き下がらないじゃんかみぞれ」

 

「このことでは絶対引かない。ハルが諦めて」

 

「...」

 

「...」

 

春樹とみぞれが一歩も引かない。鋭い眼光のまま見つめ合っている

 

「なにしてるのよあの二人は」

 

「たまにあるよね。お互いに相手のことが1番って言ってる惚気合いなのに」

 

「だ、大丈夫なのかな...」

 

「大丈夫よ慧菜」

 

「でも...」

 

優子と夏紀の慣れてる組は呆れた感じで特に行動に移すことはなかったがあまり見慣れていない慧菜はアワアワと不安がっている

 

「ほら。どうせああなるんだから」

 

「あー」

 

春樹とみぞれはお互いに額を合わせて動かなくなってしまった。いつの間にか自分の言っていたことの強情さよりも相手に言われていたことの嬉しさの方が勝っている

 


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