バディファイトLoveLive 〜女神たちと少年の紡ぐ軌跡〜 作:穂乃果ちゃん推し
地の文は真姫ちゃん視点です。それではどうぞ!
私は、昨日の夕方に会ったファイターにボロボロにされたわ。アイツの顔を見るだけでもムカムカするのに、この真姫ちゃんが、あろう事か無名のファイターに惨敗という屈辱を味わうという悲惨な結果になった。
~昨日の夕方 ファイト後~
真姫「待ちなさいよ…!」
盛谷「その状態ではムリだ。世界大会出場なんて諦めろ。まぁ、威勢の良さだけは認めてやる。俺達のチームは、いつでも空いている。今は3人いるけど、その気になったら、俺の元に来い。歓迎してやる。ほら、くれてやる。お前が俺のチームに来る時は、そのデッキに見合うお前になっている事だろうからな。決断はいつでもいい。いい返事を待ってるぜ。」
真姫「さつき……!ガク!」
穂乃果「真姫ちゃん?真姫ちゃ〜ん!!」
アレが、昨日起こった顛末。情けないわね。この私が負けるなんて。でも、勝つためには、このデッキを使うしかないのかしら。
一方、部室では。
穂乃果「大丈夫かな? 真姫ちゃん。」
絵里「ええ。きっと大丈夫よ。」
海未「でも、ボロボロにやられてましたから…。」
凛「もしかして、抜けてしまうのかな?」
7人「ええ?」
穂乃果「凛ちゃん!人聞きの悪いことを言わないで!」
凛「でも、あり得るにゃ!あんな負け方したら…。」
にこ「真姫ちゃんの復活を信じて、待ちましょう。」
凛「うん…。分かったにゃ…。」
???「少しいいかしら?」
8人「はい。」
理事長「突然の知らせです。西木野真姫さんが長崎に引っ越すことになってしまいました。それに伴い、転校です。」
絵里「どういう事です?!理事長?!」
理事長「私だって止めました。ですが、本人曰く、自分の弱さを嘆き、別の所での世界大会出場を目指すということです。」
絵里「そうですか…。」
理事長「すみません。こんな事になってしまったにも関わらず、止められずに行かせてしまいました。」
穂乃果「はい…。」
理事長「失礼しました。」
穂乃果「真姫ちゃんが…。転校……?」
海未「そんな……。」
ことり「真姫ちゃん……。」
8人「うわぁぁぁ!」
一方、私はと言うと、転校の準備を進めていた。
転校先は、長崎県大村市にある大村城南高校。
真姫の父「本当に行くのか?」
真姫「ええ。ありがとう、パパ。」
真姫の母「辛かったわね。向こうでも頑張ってね。」
真姫「行ってきます。」
そう言って私は羽田空港へと向かった。
そして、μ'sとの別れが近づく。さよなら、μ's。
長崎県大村市に到着後、アイツの家を訪ねた。
盛谷「はい。」
真姫「あの、私をチームに入れて!」
盛谷「良し。ようこそ、ブラックオーシャンズへ。」
真姫「よろしくお願いします。」
盛谷「そのキャリーケースは?」
真姫「引っ越してきたから。」
私が引っ越してきた事、アイツの学校に転入する事、お世話になる家がない事を伝えると、アイツは突然どこかと連絡を取り出した。
盛谷「分かった。同棲生活なんてしたこと無かったが、母も了承してくれた。この家を使え。よろしく、真姫。せっかくだから、名前で呼んでくれ。敵意を向けられたままでは、何かとやりづらいからな。」
真姫「よろしく。さつき。」
私はこうして、ブラックオーシャンズへ入った。
覚悟してなさい!μ's!本戦では手加減なしよ!
とんでもない急展開!真姫ちゃんがブラックオーシャンズへの加入!そして、8人となってしまったμ's!これからはどうするのか!次回もお楽しみに!