バディファイトLoveLive 〜女神たちと少年の紡ぐ軌跡〜   作:穂乃果ちゃん推し

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この回は、前回のファイトで相手に惨敗という形で負けてしまった真姫ちゃんにスポットを当てて進めていきます。
地の文は真姫ちゃん視点です。それではどうぞ!


第4話 真姫の葛藤

 

私は、昨日の夕方に会ったファイターにボロボロにされたわ。アイツの顔を見るだけでもムカムカするのに、この真姫ちゃんが、あろう事か無名のファイターに惨敗という屈辱を味わうという悲惨な結果になった。

 

~昨日の夕方 ファイト後~

 

真姫「待ちなさいよ…!」

 

盛谷「その状態ではムリだ。世界大会出場なんて諦めろ。まぁ、威勢の良さだけは認めてやる。俺達のチームは、いつでも空いている。今は3人いるけど、その気になったら、俺の元に来い。歓迎してやる。ほら、くれてやる。お前が俺のチームに来る時は、そのデッキに見合うお前になっている事だろうからな。決断はいつでもいい。いい返事を待ってるぜ。」

 

真姫「さつき……!ガク!」

 

穂乃果「真姫ちゃん?真姫ちゃ〜ん!!」

 

 

 

アレが、昨日起こった顛末。情けないわね。この私が負けるなんて。でも、勝つためには、このデッキを使うしかないのかしら。

 

 

一方、部室では。

 

穂乃果「大丈夫かな? 真姫ちゃん。」

 

絵里「ええ。きっと大丈夫よ。」

 

海未「でも、ボロボロにやられてましたから…。」

 

凛「もしかして、抜けてしまうのかな?」

 

7人「ええ?」

 

穂乃果「凛ちゃん!人聞きの悪いことを言わないで!」

 

凛「でも、あり得るにゃ!あんな負け方したら…。」

 

にこ「真姫ちゃんの復活を信じて、待ちましょう。」

 

凛「うん…。分かったにゃ…。」

 

 

???「少しいいかしら?」

 

8人「はい。」

 

理事長「突然の知らせです。西木野真姫さんが長崎に引っ越すことになってしまいました。それに伴い、転校です。」

 

絵里「どういう事です?!理事長?!」

 

理事長「私だって止めました。ですが、本人曰く、自分の弱さを嘆き、別の所での世界大会出場を目指すということです。」

 

絵里「そうですか…。」

 

理事長「すみません。こんな事になってしまったにも関わらず、止められずに行かせてしまいました。」

 

穂乃果「はい…。」

 

理事長「失礼しました。」

 

 

穂乃果「真姫ちゃんが…。転校……?」

 

海未「そんな……。」

 

ことり「真姫ちゃん……。」

 

8人「うわぁぁぁ!」

 

 

一方、私はと言うと、転校の準備を進めていた。

 

転校先は、長崎県大村市にある大村城南高校。

 

 

真姫の父「本当に行くのか?」

 

真姫「ええ。ありがとう、パパ。」

 

真姫の母「辛かったわね。向こうでも頑張ってね。」

 

真姫「行ってきます。」

 

そう言って私は羽田空港へと向かった。

 

そして、μ'sとの別れが近づく。さよなら、μ's。

 

 

長崎県大村市に到着後、アイツの家を訪ねた。

 

盛谷「はい。」

 

真姫「あの、私をチームに入れて!」

 

盛谷「良し。ようこそ、ブラックオーシャンズへ。」

 

真姫「よろしくお願いします。」

 

盛谷「そのキャリーケースは?」

 

真姫「引っ越してきたから。」

 

私が引っ越してきた事、アイツの学校に転入する事、お世話になる家がない事を伝えると、アイツは突然どこかと連絡を取り出した。

 

盛谷「分かった。同棲生活なんてしたこと無かったが、母も了承してくれた。この家を使え。よろしく、真姫。せっかくだから、名前で呼んでくれ。敵意を向けられたままでは、何かとやりづらいからな。」

 

真姫「よろしく。さつき。」

 

私はこうして、ブラックオーシャンズへ入った。

 

覚悟してなさい!μ's!本戦では手加減なしよ!

 

 

 




とんでもない急展開!真姫ちゃんがブラックオーシャンズへの加入!そして、8人となってしまったμ's!これからはどうするのか!次回もお楽しみに!

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