バディファイトLoveLive 〜女神たちと少年の紡ぐ軌跡〜   作:穂乃果ちゃん推し

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今回はゼロスとの戦いのその後を描きます!それではどうぞ!前書きでの曲は、




高坂穂乃果(CV:新田恵海)[夢なき夢は夢じゃない]


終わり……そして

デウスとゼロスは戦意喪失している所を颯樹の連絡によりバディポリスへと連行、秋羅は今回の事件に関しての重要参考人としてバディポリスへと出頭する事となった。

 

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〔バディポリス内〕

 

 

長官「颯樹君、美奈さん…本当に良くやってくれた」

 

2人「ありがとうございます!」

 

長官「今回連行されて来た2人の男……そして重要参考人として出頭されて来た1人の少年からも話が取れて、事件は晴れて解決だよ」

 

颯樹「本当にありがとうございました!」

 

美奈「颯樹さんは本当に頑張ってくれてたんです!私の活躍なんて霞んじゃうくらい……」

 

颯樹「ううん、ゼロスを倒せたのは美奈ちゃんの協力もあってこそ……だから美奈ちゃんも良くやった」

 

 

颯樹と美奈は長官へと報告を済ませて、司令室を後にした。

 

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事件の決着から2日後、久しぶりに動き過ぎた零たち異世界組は、筋肉痛を起こして寝込んでおり、まともに活動する事が出来なかった。さらに2日後……。

 

 

颯樹「さて、どうする?そろそろ帰る?」

 

零「いや、待ってくれ颯樹!」

 

颯樹「ん?どうしたの?」

 

零「あと1日だけ、明日まで……時間をくれ」

 

楓「お兄ちゃん?」

 

零「ごめん……けど、最後にこの世界の東京をもう一度見たいんだ」

 

颯樹「分かった、じっくり楽しんでね」

 

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秋葉「先ずは何処に行く?零くん」

 

零「なあ……前から思ってたんだけど、この世界の俺たちの家に行ってみないか?」

 

楓「この世界の?」

 

秋葉「私たちの家?」

 

 

零たちは、元の世界では自分たちの家のはずの家に着いた。

 

 

零「……!あるんだなぁ……」

 

楓「私も驚いてるよ……」

 

秋葉「どうやら、他の人が住んでるみたいね?」

 

 

その家の表札には「中川」と書かれていた。

 

 

秋葉「それもそうよね……家の場所は同じでも、別の世界だもの。他の人が住んでいても不思議じゃないわよね」

 

楓「うん………」

 

零「行こう……」

 

 

それから零たちはこの世界での出来事を思い出しながら街を歩く……。

 

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それから数時間後、零たちは真姫の別荘へと帰って来た。ドアを開けるとそこには、颯樹や絵里の他に今日まで零たちに関わって来た皆がいた!

 

 

21人『お帰り!』

 

颯樹「お帰り、3人とも!」

 

零「え、何だよ…これ」

 

絵里「何って事ないわよ?今日は皆でゼロス事件の解決と、貴方達との最後のパーティーよ」

 

希「今日はパーっとやろうやん!」

 

楓「あ、ありがとうございます!」

 

秋葉「とても嬉しいわ!」

 

零「ありがとう、皆!」

 

 

3人は皆の下へと向かい、パーティーを楽しんだ。時にはゲームをしたり、皆でバディファイトをしたりして盛り上がった。

 

 

秋葉「………」

 

零「どうしたんだ?」

 

秋葉「零くん、楓ちゃん……」

 

零「秋葉?」

 

楓「お姉ちゃん、どうしたの?」

 

秋葉「二人とも……今回の事は、本当にごめんなさい!私……2人に悪い事しちゃったなって……」

 

零「何を今更……そんな事気にしてないよ」

 

秋葉「!良くないわ、私のせいで……」

 

零「……確かに、最初はさ『ふざけるな』って思った。タダの悪戯でこの世界に飛ばされたなんて、考えたくなかった……正直、秋葉を恨んだよ……地獄送りにしてやりたいとも思ったよ」

 

秋葉「………」

 

 

零は話し出す。それに連れて秋葉の顔がどんどん俯いていく……だが、次の言葉に秋葉は驚く。

 

 

零「でもさ、今は違う……寧ろ、秋葉に感謝すらしてるよ」

 

秋葉「え?」

 

零「秋葉の悪戯でこの世界に飛ばされなかったら、颯樹たちには会えなかったし……バディファイトだって知らなかった。それに、俺たちの知らないμ'sにも会えたしな!」

 

楓「うん!」

 

秋葉「零くん、楓ちゃん……」ウルウル

 

零「正直、今になって言う事じゃないけど……帰りたくないって思うよ。けど……俺たちには、俺たちの未来がある……だから、我儘は言わない。だからさ、最後にお願いを1つ……聞いてくれないか?颯樹」

 

颯樹「あはは……バレてた?どうしたの?」

 

零「昨日、ミナトから聞いたんだ……伝説の神竜は全ての〈七天覇王〉を入れたデッキでファイトして、そのファイトエネルギーを発生させないといけないらしい。だから明日……最後のファイトをして欲しいんだ」

 

颯樹「そうだったんだね……了解!でも、最後って言うからには、僕も今まで以上の力を持って相手をするからね!生半可な軽い気持ちじゃ、僕には勝てないのを心得ておいてね!」

 

零「ああ!明日はよろしく頼む!」

 

颯樹「さっ、パーティーを続けよ!」

 

 

この後パーティーは深夜近くまで続き……全員真姫の別荘で泊まった。そして決戦の日が訪れる……。

 

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〔闇結界内〕

 

 

颯樹「懐かしいね、此処」

 

零「ああ、颯樹と初めてファイトした場所だよな」

 

颯樹「あの時の僕は《悪神竜》を使っていて……」

 

零「俺はドラゴンワールドVer.のドラムのデッキを使っていた」

 

颯樹「でも、それから結構な時間が経った!」

 

零「俺たちは次第にどんどん強くなった!」

 

楓「私たちも色々な事を経験した!」

 

秋葉「ゼロス事件も乗り越えて、今ここに生きてる!」

 

颯樹「さあ!今この瞬間から、卒業試験を執り行う!代表……神崎零!」

 

零「おお!」

 

颯樹「このファイトで、僕を越えていけ!」

 

零「分かった!」

 

颯樹「見せるは混沌……掴むは理想!機械仕掛けの神に集いし軍団よ、今ここに降り立て!ダークルミナイズ、《混沌の機神軍》!!」

 

零「今描く理想の未来、掴め!己が信じる道に立つ可能性を!ルミナイズ、《アルティメット・ギャラクシー》!!」

 

 

オープンTHEフラッグ

 

 

颯樹「the Chaos」

颯樹のライフ10/ゲージ2/手札4

 

零「スタードラゴンワールド」

零のライフ10/ゲージ2/手札6

 

颯樹「全力で行くよ、零くん!」

 

零「おお!全力でこっちも相手をするぜ!」




今回はここまでです!次回は遂にラストバトル!颯樹VS零、どうなるのか要注目!それではまた次回!今回の曲は、



Aqours[WATER BLUE NEW WORLD]

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