バディファイトLoveLive 〜女神たちと少年の紡ぐ軌跡〜   作:穂乃果ちゃん推し

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今回はいよいよ颯樹君たちが0の覇王の秘密を知る事になります!それではどうぞ!視点は真姫ちゃん視点です!前書きでの曲は、WINTER SONGに因みまして!



BiBi「冬がくれた予感」


語られる真実

【前回のラブライブ】by 颯樹

僕は先程行われたデウスVSパイオニアの戦いを絵里ちゃんと見ていた!そのファイトは互いの力を十二分に引き出していたが、デウスCEOの勝利で終わった!だけど僕と絵里ちゃんはある疑問を抱いてしまって……!

 

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デウスVSパイオニアの戦いを見ていた私たちは、颯樹の家へと集まったわ。颯樹から話された事は私たちも知っていたので、状況を理解するにはそんなに時間はかからなかったわ。でも驚いたのはその後…、0の覇王の存在だったのよ!これに驚いたのはミナト……、彼女はそれを聞くなり……。

 

 

ミナト[し、知りません!あんな覇王など……ましてや、裏七天覇王なんて……]

 

零[裏七天覇王……普通の七天覇王よりも、力が強大だった……]

 

希[せやね……問題は裏七天覇王と0の覇王が何故存在しているのかという事や]

 

真姫[ねぇ、その事なんだけど……こういう仮説を立ててみたの]

 

穂乃果[どうしたの?真姫ちゃん]

 

 

私が立てた仮説に疑問を抱いたのは穂乃果。まあ、分からなくもないわね……。話す事にした私は、皆の方を向き、こう続けた。

 

 

真姫[過去にヤミゲドウとの戦いをした事があるでしょ?]

 

ことり[うん]

 

真姫[私たちが持ってた角王とは別の存在……裏角王がいたじゃない?]

 

颯樹[それって確か、ヤミゲドウの体内で生成された角王の闇の部分を具体化した物だったよね]

 

真姫[ええ、それと少し似てるのかもしれないけど……裏七天覇王は、私たちの持ってる七天覇王の裏の存在のような気がするの]

 

 

私がそう言うと、ある人物が口を挟んできたわ。その人物というのは……。

 

 

零[ちょっと待て、という事は俺や楓に真姫が持っている七天覇王とは別の存在がいるという事か?]

 

真姫[まあ掻い摘んで言えば、その通りよ]

 

颯樹[多分、七天覇王が復活したのと同時に裏七天覇王も復活したのかも……。そのうちの一つをパイオニアっていう人が持っていた……っていう事になるのかな?]

 

[うーん………]

 

 

私たちはその後考え込んでしまい、日が暮れてしまったわ。私は颯樹の家へと泊めてもらい、他のみんなは自分の家へと帰って行ったわ……。明日また集まる事を約束して。

 

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~翌日~

 

 

私たちは翌日の朝に颯樹の家へと集まったわ。そして少しした後、来訪者を告げる音が!

 

 

颯樹[はーい]

 

 

颯樹が応答すると、誰かが家の中へと倒れ込んでしまったわ!不審に思った私たちはその人を休ませるようにしたわ。その時、零がその人に駆け寄って声をかけたわ。

 

 

零[!!あんた、デウスと戦っていた…、おい!大丈夫か!?]

 

パイオニア[うっ…、覇王に選ばれし者達よ…、世界を救って…]

 

 

その人は零に何かを伝えると気を失ってしまったわ。私たちは直ぐに颯樹の部屋へと運んだわ。そして暫くした後……、

 

 

パイオニア[助けてくれてありがとうございます]

 

真姫[別にいいわよ、礼なんて]

 

花陽[貴方がデウスと戦っていたっていう……]

 

パイオニア[はい、パイオニアと言います。]

 

颯樹[では、パイオニアさん。早速なんですが、本題へと移らせてください。お答え出来ない物があったらそれは言わなくても大丈夫ですから。]

 

パイオニア[分かりました。]

 

絵里[私たちは生中継されていたファイトを見ました。その中で《0の覇王》が出て来ていたのですが、《0の覇王》とはいったい、何ですか?]

 

 

絵里が疑問をパイオニアさんに聞く。すると少し考えたあとにこう答えが返ってきた。

 

 

パイオニア[《0の覇王》は人に造られし、人造の覇王なんです。それを作ったのは私の祖先です。]

 

秋葉[人造の覇王……]

 

颯樹[続きをお願いします]

 

パイオニア[元々《0の覇王》は人とモンスターの共存共栄を目的に造られました。私の祖先がまだ生きていた頃は、あんなに破壊を考える様なモンスターでは無かったんです。でもデウスが0の覇王を操ってしまったんです!私はそれを幼き日に母から教わりました。『デウスは何れ私が倒さないといけない』って。だから無理を承知でお願いします、貴方方の七天覇王を使って、デウスとその部下である「エクシード」を倒して0の覇王を奪い返して下さい!]

 

 

ヌル・イルシオンVPの事や秘密を話したパイオニアさんは、私たちに頭を下げた。はぁ……仕方ないわね!

 

 

真姫[任せて置きなさい?]

 

パイオニア[え?]

 

真姫[私、「エクシード」の奴らには少しばかり仕返しをしたいと思ってたの。そんなの、言われなくたってやってやるわ!ね、颯樹!]

 

颯樹[フッ、何だ……分かってるじゃん]

 

 

私の言葉を聞くと、颯樹は何かを決意したかのように立ち上がり、パイオニアさんの方を向いてこう告げたわ。

 

 

颯樹[パイオニアさん、貴方の思い、良く分かりました!私たちは貴方の《0の覇王》を取り戻して見せます!お約束します、必ず貴女の手に返してみせると!]

 

パイオニア[ありがとうございます!どうか、よろしくお願いします!]

 

15人[はい!]

 

 

私たちに0の覇王の秘密を教えてくれたパイオニアさんは、私たちの返答を聞くなり帰って行ったわ。待ってなさいよ、紫乃宮秋羅に「エクシード」!絶対にアンタたちを倒して見せるんだから!

 

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~水咲 side~

 

 

私は七天覇王使いがいないか、街中を探していたわ。

 

 

水咲[やっぱりそう簡単には見つからないわね……]

 

 

辺りを見回してみると、向こうから誰かが歩いて来るのが見えたわ。

 

 

?[やっと見つけたぜ、水咲!]

 

水咲[あなたは、秋羅!?]

 

 

私が遭遇したのはなんと秋羅!どうしたのかしら?

 

 

水咲[秋羅、何の用なの?]

 

秋羅[よお、水咲。昨日ぶりだな……]

 

水咲[え、ええ]

 

秋羅[あん時はタダのテストだったがよぉ……今回はマジだぜ、七天覇王を出しな!]

 

水咲[いつかあなたが本気で狙って来る事は分かっていたわ!けど、今度は前みたいに負けない!私があなたを倒す!]

 

秋羅[いいぜ……バディファイトだ!]




今回はここまでです!それではまた次回!次回は2回目となる秋羅VS水咲です!次回もお楽しみに!今回の曲は、



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