バディファイトLoveLive 〜女神たちと少年の紡ぐ軌跡〜 作:穂乃果ちゃん推し
城田純「バディファイト×バディファイター」
【前回のラブライブ!】by 楓
ハロウィンイベントへと赴いた私たちは、猫娘のコスプレをした海未さんと遭遇!私は秋羅という人にコテンパンにのされていた事もあり、ファイトへの自信を失い掛けていました……でも、お兄ちゃんのケアにより自信を取り戻した私は海未さんと戦い、勝利しました!どんな相手でも絶対に倒します!私たちは負けません!
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ボクと颯樹君は、例の事件のパトロールでハロウィンイベントが行なわれている街を廻っていた。
キョウヤ[この街はいつも通りに賑やかでいいね]
颯樹[そうだね…出来れば君とでなく、絵里ちゃんと来たかったよ]
キョウヤ[そう言うなよ……僕たちはパトロールで街を廻ってるんだよ?]
颯樹[その自覚があるだったら……何?その格好は?]
颯樹君はボクが来ている格好について指摘をして来た!何かおかしい事でもしたかな?そう思いながら、ボクは颯樹君の質問に答える。
キョウヤ[何って、ヴァンパイアだよ?知らないのかい?]
颯樹[そういう事やない!何でそない格好してパトロールしてるんかって事や!]
キョウヤ[うん?ああ、せっかくのハロウィンだからね…1度仮装をして見たかったんだよ…]
颯樹[キョウヤ、君……変わったね……]
キョウヤ[ボクが変われたのは、君たちのおかげさ…。]
颯樹[そうなんだね…]
その時、颯樹君のスマホにLINEが届いた!
颯樹[ん?希ちゃんからLINEだ…]
颯樹君はLINEを開いて確認する……すると、そこには猫娘のコスプレをした園田海未が映っていた!
颯樹[ブホッ!!]
キョウヤ[ど、どうしたんだい颯樹君!鼻血なんて噴き出して!]
颯樹[な、何でもないよ……(希ちゃん、今度会ったら…ふふふっ……)]
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ウチらは海未ちゃんと分かれて、街を廻っていた。
希[ふうっ……猫娘の海未ちゃん、眼福やったな〜]
零[全くだ…]
楓[…ふん!]ドスッ
零[ゴフッ]
零君は楓ちゃんのエルボーを脇腹に受けた!
零[痛っ、何すんだよ!]
楓[お兄ちゃん、鼻の下伸ばし過ぎ!]
秋葉/絵里[ふふふっ……]
希[さ!こんな変態野郎は放っといて、ウチらは街を廻ろうやん!]
3人[賛成!!]
そう言ってウチらは零君を放り出し、街を周り始める。ゴメンな、零君♡堪忍してや……
そして取り残された零君はというと……
零[誰か俺に慈悲をぉぉぉぉぉぉ!!]
心の叫びをこれでもかというくらい発散させていた……
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クロノア[おーい、秋羅〜!!んもぅ!ひと目離すと居ないんだから……まあいいわ、私だけ楽しもうかしら!]
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零君を放り出して街を廻っているウチらは、如何にも男子には縁がなさそうなお店を周り歩いていた……。その頃、零君は……、(次からは零君side)
零[俺、暇だな……女子の買い物は長いし、一人で街を廻るか……]
俺が街を廻っていると、思わぬ事態に遭遇する!
[うわぁぁぁ!!]
男の悲鳴が聞こえた!周りの人達はあまり気づいていないようだ……。
零[何だ?今の声……行ってみるか!]
声がした方に俺が行くと、男の人が倒れていた!
零[おいあんた、大丈夫か!]
男性[うぅ……、気をつけろ…あの女は…]
零[女?]
俺が前を見ると、男性を見下す女がいた……。その女性は髪を腰の辺りまで伸ばし、胸は楓や絵里にも引けを取らない大きさで、スレンダー体型をしていた……。
零[あんたは……?]
クロノア[私はクロノア、その男をやったのは私よ]
クロノアと名乗る女性は、俺を見下したままで続ける。
クロノア[つまらないわね……それに目的のカードも持ってないみたいだし…]
零[目的のカード?どういう事だ?]
クロノア[ねえ貴方、ここら辺で〈七天覇王〉ってカードを見かけなかったかしら?]
零[〈七天覇王〉?何だそれは]
クロノア[噂にしか聞かれていないのだけれど、何でもその7枚の〈七天覇王〉を集めると伝説の龍神を呼び出し、あらゆる奇跡を齎すという噂よ?だけど7枚の〈七天覇王〉のカードは全国のどこかに散らばっているの…]
零[そうなのか、俺は知らない。他を当たってくれ]
クロノア[そう……なら、挨拶序にファイトしましょう?あなたの実力、見てみたいの。]
零[分かった、相手をしよう]
今回はここまでです!それではまた次回!次はVSクロノアの模様をお届けします!今回の曲は、
DAIGO「BUTTERFLY」