バディファイトLoveLive 〜女神たちと少年の紡ぐ軌跡〜 作:穂乃果ちゃん推し
内田彩「Yellow Sweet」
皆さんおはようございますっ、小泉花陽です。
私は穂乃果ちゃんとことりちゃんと一緒に浦の星女学院のファイトステージへと来ています。丁度状況は中堅戦が終了して、颯樹くんとルビィちゃんが自分の陣地へと戻っていくみたいです。
穂乃果[いいファイトだったのに、残念だったね……。]
ことり[うん……。]
花陽[ねえ、穂乃果ちゃん、ことりちゃん。]
2人[ん?]
花陽[颯樹くんって、私たちの事を本当に愛してくれてるのかなぁ?]
私が唐突に質問を投げ掛けたので、2人は戸惑っていました。ですがそれも一瞬で、私の質問に答えを出してくれました。
ことり[何を言ってるの花陽ちゃん?颯樹くんは他の女の子に目が眩むような男の子じゃないよ?]
穂乃果[そうだよ花陽ちゃん!だってあの日私たちをしっかり愛してくれたんだもん、そんな事無い!]
花陽[それは分かってるよ?!でも……]
私が返答に困っていると、2人が私の顔を覗き込むかのように見ていました。その2人の目はハイライトが無くて、『言わないとどうなるか分かるよね?』と目で訴えるかのような視線でした。これに観念した私はある仮説を2人に伝えました。
花陽[も、もし…もしも…だよ?颯樹くんが他の女の子とデキちゃったりしてたら?!]
ことり/穂乃果[!?]
花陽[流石にそういう事は無いかなって思うよ!でも見ちゃったの……颯樹くんと梨子ちゃんが仲良さげに話してた所……。]
私が見た事をそのまま伝えると、2人の目が一瞬で獲物を狩るかのような豹の眼になりました!かく言う私もそうなってますが……。ことりちゃんはその事を知るや否や、颯樹くんの元へと行き、呼び出そうとしていました。
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~ことり SIDE~
花陽ちゃんからとんでもない事を聞いたことり達は早速颯樹くんに尋問をする事にしました。
ことり[颯樹くん]
颯樹[何、ことりちゃん……ヒィっ!]
ことり[少しだけ話したい事があるから……来てくれない?]
颯樹[拒否権は?]
ことり[ないよ♡]
颯樹[分かりました]
ことり達は颯樹くんを連れてファイトステージを一旦退出して、浦の星女学院の体育館裏へと移動しました。
~ことり SIDE OUT~
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~浦の星女学院 体育館裏~
花陽[さぁ、話してもらえますか?]
颯樹[な、何を……?]
ことり[ことり達を本当に愛しているのか!]
穂乃果[梨子ちゃんとの関係は……!]
私たちが颯樹くんに口を割らせようとした……その時!
梨子[颯樹く〜ん、どこ〜?]
颯樹[(ヽ(゚Д゚;)ノ!!)]
花陽[何処を見てるんですか?]ガチャ
颯樹[え?!]
ことり[もう逃がさないよ♡]ガチャ
穂乃果[穂乃果たちは悲しいなぁ〜、颯樹くんが穂乃果たちに隠し事してたんだもん……。でももうこれで……ニゲラレナイヨネ……?]
梨子[あ!いた!颯樹くん、次の試合が始まるよ……?]
颯樹[梨子ちゃん……捕まっちゃった……。]
私の右手と颯樹くんの左手に手錠をして少しした所で、梨子ちゃんがこの状況に居合わせることに!
梨子[何をしてるんですか、颯樹くんは私のです。勝手に取らないでください。]
ことり[それは愚問だよ、梨子ちゃん。颯樹くんとことり達は深い愛で繋がってるの、そっちこそ取らないでくれるかな?]
梨子/ことり[ムムム……!!]バチバチバチ!!
ことりちゃんと梨子ちゃんが颯樹くんの為に争っています!はわわわ、颯樹くんが羨ましいです……。そんな中、颯樹くんが決定的な事を梨子ちゃんに伝えました!
颯樹[あの〜]
梨子/ことり[何!?]
颯樹[だから、梨子ちゃんは大丈夫なの?]
梨子[へ?]
颯樹[今頃ダイヤさんが、とんでもない状態になってるかも……]
梨子[あっ…]ピュー!!
颯樹くんが内容を伝えると、梨子ちゃんは全速力で走ってファイトステージへと戻って行きました!私たちも戻る事にしました、話を聞くのは大会の後にするからね?颯樹くん♡
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その後ファイトステージでは……、
ダイヤ[梨子さん……]ユラユラ
梨子[はい……]ガクガク
ダイヤ[試合を放り出すとは、ぶっぶーですわ!]ドォォォン!!
梨子[ごめんなさいぃ〜!!]
堪忍袋の緒が切れたダイヤさんに気の済むまでお説教を喰らっていました……私たちの良いところを邪魔した罰ですよ♡
今回は花陽ちゃん視点が殆どの回でした!次回は気を取り直して大将戦を描きます!それではまた次回!またオリカの提案がありましたら『オリカ大募集!』の活動報告へとお願いします!!今回の曲は、
小泉花陽(CV:久保ユリカ)「孤独なHeaven」