バディファイトLoveLive 〜女神たちと少年の紡ぐ軌跡〜 作:穂乃果ちゃん推し
俺たちがここにいられるのも今日と明日のみになった。最後の思い出を作るべく、颯樹はどうやら早めに出たらしい。
楓[どうしたんだろう?]
零[昨日の夜も何処かに出てたらしいからな…]
不審がった俺たちは、颯樹を追うために朝食を手早く済ませて、デッキを持って探し始めた。
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~颯樹 side~
~浦の星女学院 ファイトステージ~
僕は千歌ちゃん達と一緒に設営をしていた。内容はこのファイトステージでトーナメントをする為である。僕はくじを作っている所だ。
颯樹[んー、こんなもんでどう?]
千歌[どれどれ〜?うん、OKだよ!じゃああとは零君達を呼び出すだけだね!]
?[こっちも終わったわ〜。]
?[こっちもOKずら〜!!]
梨子[やっと終わったね!]
千歌[うん!2人の驚く顔が目に浮かぶよ〜!!]
僕は2人に向けてLINEを送る、答えてよ〜?
~颯樹 side out~
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俺たちは内浦と沼津の街を探し回ったが、颯樹は一向に見つかる気配がない。すると俺のLINEに着信が!
零[ん?]
楓[どうしたの、お兄ちゃん?]
零[颯樹からだ、読むぞ?]
楓[うん。]
零[『浦の星女学院のファイトステージにて待つ!入校許可は取ってあるので、直ぐに来たれ!』だと。]
楓[行ってみよう!]
俺たちは浦の星女学院のファイトステージへと向かう事とした。そこに颯樹がいると可能性を踏んで……。
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~浦の星女学院 ファイトステージ~
俺たちは颯樹からの情報を頼りに浦の星女学院へと向かった。ファイトステージに入ったは良いものの、中が暗くてよく見えない……。しばらく進むと、少しずつ明かりが付き始めた!
颯樹[待ってたよ!零君、楓ちゃん!]
零[こんな手の込んだ事を仕組んだのは颯樹か?]
颯樹[いいや違うよ?僕も誘われた組!本当の首謀者は、ファイトステージ中央に居るよ!]
そう言われて俺たちはファイトステージ中央に目を向ける。すると中央にスポットライトが当たる!
千歌[ようこそ!待ってたよ!]
零[千歌!?]
Aqours[浦の星女学院、ファイトステージへようこそ!]
楓[Aqoursの人たち!?]
颯樹[これから僕たち3人にAqoursのメンバー9人を加えた12人でトーナメントを行うよ!]
ダイヤ[このトーナメントは貴方方の為に用意したのですわ。]
大会の趣旨をダイヤが伝える。すると梨子が続ける。
梨子[バディファイトの大会はチーム戦が多いの、だからこのような形にしました!]
?[零くん達にはまだマルと善子ちゃんとの戦いが残ってる。]
善子[そこで得策だったのが、このトーナメントという訳よ?リトルデーモン?]
鞠莉[貴方達にバディファイトの大会の厳しさを教える為!]
果南[千歌の誘いを受けて、このメンバーが集まった!]
零[颯樹……お前……。]
俺が感嘆の声を上げていると、颯樹から返答を貰う。
颯樹[ね?みんな、零君たちのことを気にかけて集まってくれたんだよ?やろうよ!トーナメント!]
零[そうだな!]
楓[うん!やろうよ!]
こうして俺たちはトーナメント戦をすることになった!後に決まった組み合わせが…こうである。
①千歌を筆頭とした、千歌・花丸・鞠莉のチーム
②梨子を筆頭とした、梨子・颯樹・善子のチーム
③果南を筆頭とした、果南・楓・ルビィのチーム
④曜を筆頭とした、曜・零・ダイヤのチーム
試合表は……、
第一試合:千歌チームVS曜チーム
第二試合:梨子チームVS果南チーム
となった。今ここに、トーナメントが始まる!
今回はここまでです!それではまた次回!今回の曲は、
Guilty Kiss「Guilty Night,Guilty Kiss!」