バディファイトLoveLive 〜女神たちと少年の紡ぐ軌跡〜   作:穂乃果ちゃん推し

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今回は鞠莉さんが登場します!それではスタートです!視点は零君視点です!


金色の少女と星の導き

淡島ホテルの前で正座させられている穂乃果と花陽、ことりは颯樹に事情を説明し始める。

 

 

颯樹[ホンマに……タダの悪戯……やったんやね?]

 

Printemps[はい……]

 

ジード[俺はデッキの中に居たから分からなかったが、相当拙い事をしてしまった見てぇだなぁ……。]

 

穂乃果[ううっ……。]

 

 

Printempsの3人が颯樹に見つかってから約一時間近く…3人は颯樹のお説教を正座をさせられて、聞いていた。近くで見てた俺たちは罪悪感を感じてしまい……

 

 

零[颯樹、そろそろ許してやれよ……]

 

颯樹[ホンマにええん?]

 

千歌[ずっと正座させられると、可哀想だなって……思えて来て……。]

 

曜[私たちをつけてきたと言う事は少し許せないけど、反省もしてるみたいだしね。]

 

颯樹[分かった、ごめんね。正座までさせて……]

 

 

そう言って颯樹は声を希の声から戻してPrintempsの3人に頭を下げる。いきなり謝られた事に少しビックリしたのか、3人は少し慌てていた。暫くして花陽が口を開く。

 

 

花陽[こちらこそすみませんでした……]

 

楓[それで結局、3人は何をしに来たんですか?]

 

ことり[それは、そこに颯樹君がいるから…!]

 

ジード[ことり、少し大人しくしてろよ?]

 

ことり[ご、ごめんなさい……。]

 

 

感情を昂らせたことりをジードが黙らせた。そのタイミングを見計らって花陽が話し始める。

 

 

花陽[実は1ヶ月後に秋葉ドームで大きな大会があるそうなんです!それを報告に来たんです!]

 

Printemps以外の全員[!?]

 

 

花陽の報告に衝撃を受ける俺たち…無理も無い、バディファイトの大会は俺と楓の異世界から来た者にとっては初めての事であり、元からいるメンバーにとっては久しぶりの大会なのだから!

 

 

千歌[それっていつあるんですか!?]

 

穂乃果[うーんとね、9月23日かな?]

 

千歌[9月23日……梨子ちゃん、曜ちゃん!]

 

曜[うーん、参加したいのはやまやまなんだけど……]

 

梨子[私たちは参加出来ないわよ?]

 

千歌[ええ!?どうして!?]

 

?[だってその日は浦女の学園祭でしょ?]

 

 

俺たちの会話に割って入ったのは、金髪の美少女だった!千歌はその人物を見た途端、直ぐに声を上げた!

 

 

千歌[鞠莉さん!]

 

楓[え!?あの人が鞠莉さん!?]

 

鞠莉[チャオ〜!ホテル前での話も何だから、中に入っちゃって?そこで聞こうじゃない!]

 

 

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淡島ホテル エントランスホール

 

 

穂乃果と花陽が鞠莉に先程俺たちに話していた内容をもう一度伝える。それを聞いた鞠莉は……。

 

 

鞠莉[その日は浦女の学園祭だから、私たちは参加できないの〜。]

 

千歌[そんなぁ〜、忘れてた〜!]ガーン

 

梨子[それより千歌ちゃん、鞠莉さんに零君たちの説明をするんでしょう!?]

 

 

千歌は梨子の言葉で思い出した様に焦り、颯樹と一緒に俺と楓の説明を鞠莉にする。少しして……。

 

 

鞠莉[へぇ〜、異世界の子たちねぇ〜。ふふふっ、果南とダイヤなら信じないわね?]

 

梨子[やっぱりダイヤさんも信じませんよね……。]

 

千歌[それで鞠莉さん!零君と楓ちゃんの相手をしてあげて欲しいんです!]

 

鞠莉[私とファイト?]キョトン

 

 

キョトンとした様子で千歌のお願いを聞く鞠莉。それに颯樹が続ける。

 

 

颯樹[でも一応、果南ちゃんには勝ったよ?]

 

鞠莉[ふーん……でも〜それって〜、2人がかりで、よね?]

 

零/楓[うっ!!]

 

 

痛い所を疲れた俺たち。それを言われちゃ何も言えないな……実質の所は、2人で掛からなきゃ倒せなかったんだよなぁ〜、アレは……。しかしこの後の鞠莉の言葉に衝撃を受ける事に!

 

 

鞠莉[分かったわ!ファイトすればいいのよね?OKよ]

 

曜[はいはーい!私もまだ相手をしていないのであります!]

 

颯樹[それじゃぁ鞠莉ちゃんと曜ちゃん、相手を選んで貰えるかな?]

 

鞠莉[じゃあ私は……、零君!相手をしてあげるわ!]

 

零[よろしく頼む、鞠莉!]

 

曜[なら私は楓ちゃんだね!(*> ᴗ •*)ゞ]

 

楓[よろしくお願いします!]

 

 

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~淡島ホテル内 ファイトステージ~

 

 

俺たちは鞠莉の案内の下、地下のファイトステージへと連れられた。煌びやかな装飾が施されたファイトステージは、どこか高級感を漂わせていた……勿論ファイト空間は確保してあり、俺と鞠莉は中央部のステージへと向かう。

 

 

零[先ずは俺からか。]

 

鞠莉[よろしくねっ、零君!]

 

零[ああ、よろしく頼む]

 

 

挨拶を済ませた俺たちは自分のエリアに着く。今こそ勝負の時!

 

 

零[導け、我が希望の未来!進め、己の願いのために!ルミナイズ!!<shooting star>!!]

 

鞠莉[星よ、全てを凍てつかせ、新たなる世界を生み出せ!ルミナイズ!!<ブレイジング・スター>!!]

 

 

オープンTHEフラッグ

 

 

零[スタードラゴンワールド]

 

鞠莉[レジェンドワールド]

 

零[俺から先攻で行かせてもらう!チャージ&ドロー!!ゲージ1とライフ1を払って装備、<超光刃 スターロード>!!(LP 10→9)]

 

 

超光刃 スターロード/攻6000/打撃3

 

 

零[スターロードでアタック!]

 

鞠莉[キャスト、<聖杯>!攻撃を無効化!]

 

零[ターンエンド]

 

鞠莉[行くわよ、私のTURN!ドロー、チャージ&ドロー!!レフトにコール、<幻星の巨神 アストライオス>!ゲージ2を払ってライトにバディコール、<星神 アストライオス>!(LP 10→11)]

 

 

幻星の巨神 アストライオス/サイズ0/攻防2000/打撃1

 

 

星神 アストライオス/サイズ2/攻防6000/打撃2

 

 

鞠莉[キャスト、<星の導き>!ドロップゾーンにある《星》のカードを1枚デッキに戻して、ゲージ+2してカードを2枚ドロー!!]

 

 

星の導き

[クラン] レジェンドW

[属性] 星/チャージ/ドロー

[種類] 魔法

■君のレフトとライトに《星》がいるなら使える。

■【使用コスト】君のドロップゾーンにある《星》のカード1枚をデッキに戻す。

■君のデッキの上から2枚をゲージに置き、カードを2枚引く。このカードは1ターンに1枚だけ使える。

 

 

鞠莉[ふふっ、いい手札になったわ〜。]

 

零[何をする気だ?]

 

鞠莉[ゲージ2を払って設置、<大魔法 凍てつく星辰>!この魔法が場にある時に私のレフトとライトに《星》があれば、相手の場のカードとソウルにある全ての効果が無効化されるわ!]

 

零[何ぃ!?]

 

颯樹[これが《星》の真骨頂……、勝てるかな?]




今回はここまでです!それではまた次回!次回はVS鞠莉、後編です!その後にはVS曜をお届けします!今回の曲は、



嵐「ZERO-G」

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