バディファイトLoveLive 〜女神たちと少年の紡ぐ軌跡〜   作:穂乃果ちゃん推し

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今回は【300話突破記念回】をお送りします!テーマはサブタイトルにもある様に[未来の娘]です!その要素がどこかで出てくるので、お楽しみに!それではスタートです!尚、今回は原作キャラの出番は殆ど無いと思って下さい。出ても名前だけです。オリキャラ中心回です!前書きでの曲は、

宮野真守[SHOUT!]


【300話突破記念回】未来の娘

[盛谷家:2階 颯樹の部屋]〔PM10:30〕

 

颯樹「……よし!こんなもんでいいでしょ」

 

美奈「こっちも終わりました〜!」

 

 

颯樹が伸びをした後、美奈が声を上げる。それを聞いた颯樹は、美奈の手元にある紙の束を見る。

 

 

颯樹「……おおっ?……うん、出来てる!」

 

美奈「本当ですか!?……良かった〜」

 

颯樹「しっかし……どうしよっか?そろそろ、帰らないと行けない頃じゃない?」

 

美奈「いえ!結構です!泊まる準備はして来てますので!」

 

 

颯樹が質問すると、『必要ありません』と言わんばかりにリュックの方を見ながら、笑顔で答える美奈。……どうして、こんな事になったのかと言えば、時間を数時間前に遡る……。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

[バディポリス:休憩室]〔6時間前〕

 

先程まで、颯樹と美奈はパトロールを行なっていたが……後に降った長官の指示で、帰宅しようとしていた。

 

 

颯樹「それじゃぁ〜、お疲れ様」

 

夏仁「颯樹さん、お疲れ様です!」

 

美奈「あ、あの!」

 

颯樹「ん?どうしたの?」

 

美奈「少し……良いですか?」

 

 

颯樹は美奈の話を聞くべく、近くの休憩スペースへと腰を下ろす。お互いに座って少しした後、美奈が話し始める。

 

 

美奈「わ、私の……勉強を、見てもらえませんか?」

 

颯樹「それは……いいけど、どうしたの?」

 

美奈「じ、実は……今通ってる学校が、これからテスト期間らしくて……」

 

颯樹「成程ね……それで?」

 

美奈「私は学生とバディポリスをしているので、他の人よりも劣りたくないんです……」

 

颯樹「うーん……わかった。僕の方は構わないけど、御両親には伝えてあるの?」

 

美奈「はい!両親に話したら、快くOKを貰えました!」

 

 

颯樹が質問すると、美奈は自信ありげに答える。それを見た颯樹は手を打った。

 

 

颯樹「それじゃぁ〜……僕の家においで!今日は絵里ちゃんが居ないもんだから、少しだけ暇なんだ〜」

 

美奈「はい!」

 

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[盛谷家:2階 颯樹の部屋]〔そして現在〕

 

このような経緯があり、美奈は颯樹の家にお邪魔しているという訳だ。因みに妻である絵里は、妹である亜里沙の様子を見に、実家へと帰っている。

 

 

颯樹「それじゃぁお風呂、作るね……出来たら呼ぶから、待っててね?」

 

美奈「は、はい!」

 

 

そう言って颯樹は部屋を後にする。1人残された美奈は部屋で待つ事にした。

 

ー[ここからは美奈side]ーーーーーーーーー

 

颯樹さんにこの部屋で待つ様に言われた私は、部屋の中をぐるりと見回しました。とても清潔な部屋で、毎日掃除が行き届いているのだと実感しました。

 

 

美奈「こ、ここが……颯樹さんがいつも使ってる部屋……。何だか、とても落ち着きます……///」

 

 

その場に居るだけで、颯樹さんの空気を感じられる場所にいる私は、少し頬を紅潮させていました。ふと、私は颯樹さんが机の上に置いた物が気になり、机の上を見ました。

 

 

美奈「これ……新しい、デッキ?」

 

 

見た所、それは〈煉獄騎士団団長 ディミオスソード・ドラゴン〉を中心にしている《煉獄騎士団》のデッキでした。その中には〈ディストーション・パニッシャー!!〉と〈その身を砕き、我を支えよ〉が当然の様に入っていました。

 

 

美奈「これ……何だろ?」

 

 

側に置いてあるメモに目を向けた時、部屋のドアが開いて颯樹さんが戻って来ました!

 

 

颯樹「出来たよ……って、何してるの?」

 

美奈「い、いえ!な、何でもありませんよ!」

 

颯樹「大方、そこに置かれてるデッキの事が気になったんでしょ?まあ……美奈ちゃんへのプレゼント、って意味合いで作ってたから、良いけどね?」

 

美奈「!!!」

 

 

私が先程までやっていた事を、いとも簡単に当ててしまった颯樹さん。恥ずかしさと嬉しさが相まって、顔の紅潮を隠せずにいました!

 

 

颯樹「それじゃぁ、美奈ちゃんからどうぞ」

 

美奈「////」

 

颯樹「ん?美奈ちゃ〜ん、どうしたの〜?」

 

美奈「……////」ガシッ!!!

 

 

私は颯樹さんの腕を掴んだ勢いのまま、浴場へと連れて行きました!ああ〜……もう!どうしてそんなに恥ずかしい事が言えるんですかぁ〜!人の胸中も知らないで〜!////

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

[浴場]

 

私は颯樹さんを浴場へと引っ張った後、衣服を脱いで、浴槽へと浸かりました。……当然、引っ張って来たので、颯樹さんも一緒です///

 

 

颯樹「……」

 

美奈「……///」

 

颯樹「……あ、あの〜、美奈ちゃん?」

 

美奈「……な、何ですか?///」

 

 

気まずい空気に耐えられなくなった颯樹さんが、私に話し掛けて来ました。……うぅ、まだドキドキが治まらない……何であんな事をしたんだろ〜!は、恥ずかしい!

 

 

颯樹「あ、あれは……どういう事?」

 

美奈「……ズルいです」

 

颯樹「ふぇ?」

 

美奈「……もう、2度も言わせないで下さい!///……これは、私からの囁かなお返しです////」

 

 

そう言うと私は颯樹さんの唇にキスをしました。颯樹さんは咄嗟の事で頭が回らなくなってしまったのか、少しの間気絶していました。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

[再び、颯樹の部屋]

 

颯樹「それじゃ、寝よっか」

 

美奈「はい///」

 

颯樹「美奈ちゃん、布団に寝る?僕は床の方に布団を敷いて寝るけど……」

 

美奈「だ、ダメです!か、風邪を引きますよ!///」

 

 

私は颯樹さんが床で寝ようとするのを、全力で阻止しました!その後も颯樹さんは、私から離れようとするばかり……。我慢の限界に来た私は、ある行動に出ました!

 

 

美奈「な、なら……一緒に、寝ませんか……?////」

 

颯樹「んなっ!!!」

 

美奈「お、お願いします……」ウルウル

 

 

私が涙目で懇願したら、堕ちたかのように颯樹さんは気絶していました。私は気絶した颯樹さんを引っ張って、部屋の隅に置かれていた布団に入り込みました。とてもふわふわな寝心地に、私の意識は睡眠へと引き込まれて行きました。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

[夢の中]

 

美奈「う、うーん……」

 

 

気が付くと、私はファイトステージに立っていました。その近くには颯樹さんも居るので、同じ夢を見ているのだと気付きました。

 

 

颯樹「み、美奈、ちゃん……?こ、ここは……?」

 

 

少ししてから、颯樹さんも目が覚めたみたいで、私と同じ感想を抱きました。すると、私たちの目の前から声がしました!

 

 

?「お父さん!お母さん!」

 

美奈/颯樹「!?」

 

?「あ〜!やっと気づいた!もう、待ちくたびれちゃったよ〜!」

 

 

私たちの目の前で手を振る女の子。えっ、ちょっと待って……?『お父さん』、『お母さん』?……ま、まさか、さ、颯樹さんとの……こ、子供!?体型は私譲りで、雰囲気と目は颯樹さん譲りな女の子は、声を発しました。

 

 

?「忘れちゃったの?私は盛谷智夏!お母さん、ファイトしよ!」

 

美奈「わ、わかったわ!」

 

智夏「闇に潜みし神よ……禍々しき風格を纏わせ、全てを地に墜とせ!ルミナイズ《闇の神竜》!!!」

 

美奈「血盟は今果たされる……集え、絶望の騎士たち!ルミナイズ《断罪!煉獄騎士団》!!!」

 

 

オープンTHEフラッグ!!!

 

 

智夏「ダークネスドラゴンワールド!」

智夏の手札6/ゲージ2/ライフ10

バディ《ディストーション・ドラゴン》

 

美奈「ダークネスドラゴンワールド!」

美奈の手札6/ゲージ2/ライフ10

バディ《煉獄騎士団団長 ディミオスソード・ドラゴン》

 

颯樹「え、ええ!?……と、とにかく、相手の出方を見ようか……」

 

美奈「これは……颯樹さんが、私に作ってくれたデッキ?……と、とりあえず、やるしかない!私のターン!」

 

 

私がターン開始の宣言をした途端、デッキケースからカードが出現しました!

 

 

美奈「え!?これって……」

 

智夏「あれ?お母さん、知らないの?新しいルール!先攻1ターン目でもドローができるんだよ!」

 

美奈「し、知らなかった……では!ドロー、チャージ&ドロー!」

美奈の手札6→7/ゲージ2→3

 

美奈「ゲージ1を払って装備〈煉獄剣 フェイタル〉!」

美奈の手札7→6/ゲージ3→2

 

 

煉獄剣 フェイタル/攻4000/打撃2

 

 

美奈「フェイタルで智夏ちゃんに攻撃!」

 

智夏「うっ!」

智夏のライフ10→8

 

美奈「私はこれでターンエンド!」

美奈の手札6/ゲージ2/ライフ10

 

智夏「私のターン!ドロー、チャージ&ドロー!」

智夏の手札6→7/ゲージ2→3

 

智夏「ライフ1を払って装備〈絆の暗黒剣 イヴィル・パニッシャー〉!」

智夏の手札7→6/ライフ8→7

 

 

絆の暗黒剣 イヴィル・パニッシャー

フラッグ:ダークネスドラゴンワールド

種類:アイテム 属性:闇竜/武器

攻5000/打撃2

■【装備コスト】ライフ1を払う。

■君の場の《闇竜》が破壊された時、そのターン中、このカードの打撃力+1!この能力は1ターンに1回だけ使える。

■このカードが君の場のカードの効果で破壊された時、君の場に《闇竜》がいるなら、カード1枚を引く。

 

FT『傷つけ、傷つく事こそ、私たちの絆』

 

 

智夏「イヴィル・パニッシャーでお母さんに攻撃!」

 

美奈「うっ!」

美奈のライフ10→8

 

智夏「私はこれでターンエンド!」

智夏の手札6/ゲージ3/ライフ7

 

美奈「(どうして、さっきは1回しか攻撃しなかったの……?このターンで、見極める!)私のターン!ドロー、チャージ&ドロー!」

美奈の手札6→7/ゲージ2→3

 

美奈「レフトに〈煉獄騎士団 シーフタン・ドラゴン〉をコール!」

美奈の手札7→6

 

 

煉獄騎士団 シーフタン・ドラゴン

サイズ1/攻4000/防3000/打撃1

 

 

美奈「ライトに〈煉獄騎士団団長 ディミオスソード・ドラゴン〉をバディコール!」

美奈の手札6→5/ライフ8→9

 

 

煉獄騎士団団長 ディミオスソード・ドラゴン

サイズ2/攻6000/防1000/打撃2

 

 

美奈「さらに〈その身を砕き、我を支えよ〉を【設置】!続いてセンターに〈煉獄騎士団 ナックルダスター・ドラゴン〉をコール!」

美奈の手札5→4→3

 

 

煉獄騎士団 ナックルダスター・ドラゴン

サイズ0/攻2000/防2000/打撃2

 

 

美奈「行くわよ、バトル!」

 

智夏「そこっ!ゲージ1を払ってキャスト〈デスグリップ〉!ディミオスソードを破壊!」

智夏の手札6→5/ゲージ3→2

 

 

煉獄騎士団団長 ディミオスソード・ドラゴン【撃破】!!!

 

 

美奈「そ、そんな……!でも、設置魔法の効果でゲージ+1!続けて、フェイタルの打撃力+1!」

美奈のゲージ3→4

 

 

煉獄剣 フェイタル/打撃2→3

 

 

美奈「シーフタン・ドラゴンで智夏ちゃんに攻撃!」

 

智夏「うっ!」

智夏のライフ7→6

 

美奈「ナックルダスター・ドラゴンで智夏ちゃんに攻撃!」

 

智夏「キャスト〈ドラゴンシールド 黒竜の盾〉!ダメージを0にしてライフ+1!」

智夏の手札5→4/ライフ6→7

 

美奈「……タ、ターンエンド……」

美奈の手札3/ゲージ4/ライフ9

 

智夏「私のターン!ドロー、チャージ&ドロー!」

智夏の手札4→5/ゲージ2→3

 

颯樹「(智夏ちゃんは、まだバディコールをしていない……どんなバディなんだろう?)」

 

智夏「ゲージ1を払ってライトにバディコール!」

智夏の手札5→4/ゲージ3→2/ライフ7→8

 

智夏「今日も宜しくね!煉獄の神!〈ディストーション・ドラゴン〉!」

 

ディス『うむ……我の出番か』

 

 

ディストーション・ドラゴン

フラッグ:無し

種類:モンスター 属性:闇竜/ドラゴッド

サイズ2/攻7000/防4000/打撃2

■このカードは全てのフラッグで使える。

■【コールコスト】君のデッキの上から1枚をこのカードのソウルに入れ、ゲージ1を払う。

■【対抗】【起動】君の場のカード1枚を破壊してよい。破壊したら、君のデッキの上から1枚をゲージに置き、このカードをスタンドする。この効果は1ターンに1回だけ使える。

■『D・EVO』このカードのバトル終了時、君のドロップゾーンの《ドラゴッド》のモンスター1枚までを、【コールコスト】を払わず、このカードの上に重ねてコールする。

【ソウルガード】

 

FT『我が剣に切り伏せられる、幸運な勇者は誰だ?』

 

 

美奈「コレが、智夏ちゃんのバディ……!」

 

颯樹「(す、凄まじい威圧感を感じる……!コレが、《煉獄の神》と呼ばれしモンスターの力!?)」

 

智夏「ゲージ1を払ってレフトに〈アクス・ディスドラゴン〉をコール!このカードは、私の場に《ドラゴッド》……即ち、ディスがいるならサイズ1として扱う!」

智夏の手札4→3/ゲージ2→1

 

 

アクス・ディスドラゴン

フラッグ:ダークネスドラゴンワールド

種類:モンスター 属性:闇竜

サイズ3/攻6000/防1000/打撃2

■【コールコスト】君のドロップゾーンのカード1枚をこのカードのソウルに入れ、ゲージ1を払う。

■君の場に《ドラゴッド》のモンスターがいるなら、このカードのサイズを2減らす。

■君の場の《闇竜》全ては、相手の能力では破壊されず、手札に戻されない。

【2回攻撃】【ソウルガード】

 

FT『かの神が闘いの神だと言うのなら、我は煉獄ーー全てを無に帰す神である』

 

 

智夏「キャスト〈ヴァンパイア・ファング〉!ゲージ+2!……行くよ、バトル!」

智夏の手札3→2/ゲージ1→3

 

美奈「来なさい!」

 

智夏「〈アクス・ディスドラゴン〉でナックルダスターに攻撃!」

 

美奈「ゲージ2を払ってキャスト〈煉獄の炎をその身に宿し〉!シーフタン・ドラゴンを破壊して、その攻撃を無効化!さらに打撃力の数だけダメージを与える!」

美奈の手札3→2/ゲージ4→2

 

 

煉獄騎士団 シーフタン・ドラゴン【撃破】!!!

 

 

智夏「うっ!」

智夏のライフ8→7

 

美奈「さらに!シーフタン・ドラゴンの効果!このカードがカードの効果で破壊された時、相手のゲージ1枚をドロップゾーンに置き、相手にダメージ1を与える!」

 

智夏「う、嘘!?」

智夏のゲージ3→2/ライフ7→6

 

美奈「設置魔法の効果でゲージ+1!さらに、フェイタルの打撃力+1!」

美奈のゲージ2→3

 

 

煉獄剣 フェイタル/打撃2→3

 

 

智夏「〈アクス・ディスドラゴン〉の【2回攻撃】!ナックルダスターに攻撃!」

 

 

煉獄騎士団 ナックルダスター・ドラゴン【撃破】!!!

 

 

智夏「行くよ……ディス!」

 

ディス『了解した』

 

智夏「〈ディストーション・ドラゴン〉でお母さんに攻撃!」

 

ディス『我が攻撃、その身に受けるが良い……』

 

美奈「うっ!」

美奈のライフ9→7

 

智夏「ディスの効果!〈アクス・ディスドラゴン〉を破壊してスタンド!さらにゲージ+1!」

智夏のゲージ2→3

 

 

アクス・ディスドラゴン【撃破】!!!

 

 

智夏「〈アクス・ディスドラゴン〉は【ソウルガード】で復活!イヴィル・パニッシャーの効果で打撃力+1!再攻撃、お母さんに攻撃!」

 

 

アクス・ディスドラゴン/ソウル1→0

 

イヴィル・パニッシャー/打撃2→3

 

 

美奈「キャスト〈ドラゴンシールド 黒竜の盾〉!ダメージを0にしてライフ+1!」

美奈の手札2→1/ライフ7→8

 

智夏「ディスの更なる効果!発動……」

 

智夏/ディス「『D・EVO』!!!」

 

美奈「でぃ……」

 

美奈/颯樹「「『D・EVO』!?」」

 

智夏「チェンジ!"モード・ブレイズ"!」

 

 

ディストーション・ドラゴン "モード・ブレイズ"

フラッグ:ダークネスドラゴンワールド

種類:モンスター 属性:闇竜/ドラゴッド

サイズ2/攻8000/防5000/打撃2

■【コールコスト】ライフ1を払う。

■このカードが登場した時、相手の場のモンスター1枚を破壊する。さらに『D・EVO』で登場した時、相手にダメージ1!

■【対抗】【起動】このカード以外の君の場のモンスター1枚を破壊する。破壊したら、君のデッキの上から1枚をこのカードのソウルに入れ、このカードの打撃力+1!この能力は1ターンに1回だけ使える。

【貫通】【ソウルガード】

 

FT『我が纏いし煉獄の炎に……今、咎を持って焼かれろ!"モード・ブレイズ"!』

 

 

智夏「〈ディストーション・ドラゴン〉の効果……『D・EVO』は、ディスのバトル終了時、ドロップゾーンから好きなディスのカード1枚を【コールコスト】を払わずに、重ねてコールできる!勿論、重ねたカードはスタンド状態なので、攻撃可能になるよ!」

 

美奈「う、嘘……」

 

智夏「さらに〈ディストーション・ドラゴン〉の効果!〈アクス・ディスドラゴン〉を破壊して、デッキの上から1枚をソウルに入れ、打撃力+1!」

 

 

ディストーション・ドラゴン "モード・ブレイズ":打撃2→3/ソウル2→3

 

 

智夏「〈ディストーション・ドラゴン "モード・ブレイズ"〉でお母さんに攻撃!」

 

美奈「うあっ!」

美奈のライフ8→5

 

智夏「イヴィル・パニッシャーでお母さんに攻撃!」

 

美奈「うっ!」

美奈のライフ5→2

 

智夏「ファイナルフェイズ!キャスト!」

智夏の手札2→1/ゲージ3→0

 

美奈「カウンターファイナル!キャスト!」

美奈の手札1→0/ゲージ3→1

 

 

智夏ちゃんがファイナルフェイズを宣言した瞬間、私はカウンターファイナルを唱えた!すると、私以外の時間が止まり、動かなくなった!

 

 

美奈「血盟の下に集いし、絶望の騎士たち……今、絶望も、希望も、全てが私の前に崩れ去る!ドロップゾーンにある《煉獄騎士団》は6枚!よって……ダメージ6を与える!」

 

美奈「殲滅せよ!必殺!〈ジェノサイド・パニッシャー!!〉!」

 

智夏「……」

智夏のライフ6→0

 

 

ゲームエンド!WINNER、星野美奈!

 

 

ファイトの終了が宣言された途端、私と颯樹さんの身体が光り始めました!

 

 

颯樹「こ、これって……」

 

智夏「あ〜あ〜……お別れか〜」

 

美奈「そ、そうね……」

 

 

私がそう言うと、智夏ちゃんは私に何かを渡してくれました。

 

 

美奈「これって……」

 

智夏「戦ってくれたお礼!……それじゃぁ、またね〜!」

 

美奈「あっ!ちょっ、ちょっと〜!?」

 

 

お別れもそこそこに、私と颯樹さんは現実へと引き戻されて行きました。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

[盛谷家:2階 颯樹の部屋]〔翌朝〕

 

美奈「な、何だったんだろ……今の夢……」

 

颯樹「う、うーん……少し寝不足気味だけど、行く?」

 

美奈「そうですね」

 

 

私たちは今日の役目を果たす為に、外へと出掛けました。あっ……勿論、朝ご飯は済ませましたよ?

 

 

美奈「(私のファーストキス……だったんですから、何らかの形で……責任は、取ってくださいね?)」

 

颯樹「どうしたの?」

 

美奈「何でもないです!」

 

 

少し止まっていた私を心配したのか、颯樹さんが声を掛けてくれました。それと共に、私たちは歩き出しました!その際のデッキの中に、〈極天星竜 ヴァインスベルク "フロウライト"〉が入ってるのに気付いたのは、それから数時間後でした。




如何でしたか?作ったら7435文字になってしまった事に、とてもビックリです!今回出て来た[盛谷智夏]というキャラクターは、別小説で出す予定だったのですが、急遽変更して、初登場をこの小説の記念回にしました!これからは別小説で活躍しますので、よろしくお願いします!それではまた本編にて!今回の曲は、

宮野真守[シャイン]

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