バディファイトLoveLive 〜女神たちと少年の紡ぐ軌跡〜 作:穂乃果ちゃん推し
宮野真守[SHOUT!]
[盛谷家:2階 颯樹の部屋]〔PM10:30〕
颯樹「……よし!こんなもんでいいでしょ」
美奈「こっちも終わりました〜!」
颯樹が伸びをした後、美奈が声を上げる。それを聞いた颯樹は、美奈の手元にある紙の束を見る。
颯樹「……おおっ?……うん、出来てる!」
美奈「本当ですか!?……良かった〜」
颯樹「しっかし……どうしよっか?そろそろ、帰らないと行けない頃じゃない?」
美奈「いえ!結構です!泊まる準備はして来てますので!」
颯樹が質問すると、『必要ありません』と言わんばかりにリュックの方を見ながら、笑顔で答える美奈。……どうして、こんな事になったのかと言えば、時間を数時間前に遡る……。
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[バディポリス:休憩室]〔6時間前〕
先程まで、颯樹と美奈はパトロールを行なっていたが……後に降った長官の指示で、帰宅しようとしていた。
颯樹「それじゃぁ〜、お疲れ様」
夏仁「颯樹さん、お疲れ様です!」
美奈「あ、あの!」
颯樹「ん?どうしたの?」
美奈「少し……良いですか?」
颯樹は美奈の話を聞くべく、近くの休憩スペースへと腰を下ろす。お互いに座って少しした後、美奈が話し始める。
美奈「わ、私の……勉強を、見てもらえませんか?」
颯樹「それは……いいけど、どうしたの?」
美奈「じ、実は……今通ってる学校が、これからテスト期間らしくて……」
颯樹「成程ね……それで?」
美奈「私は学生とバディポリスをしているので、他の人よりも劣りたくないんです……」
颯樹「うーん……わかった。僕の方は構わないけど、御両親には伝えてあるの?」
美奈「はい!両親に話したら、快くOKを貰えました!」
颯樹が質問すると、美奈は自信ありげに答える。それを見た颯樹は手を打った。
颯樹「それじゃぁ〜……僕の家においで!今日は絵里ちゃんが居ないもんだから、少しだけ暇なんだ〜」
美奈「はい!」
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[盛谷家:2階 颯樹の部屋]〔そして現在〕
このような経緯があり、美奈は颯樹の家にお邪魔しているという訳だ。因みに妻である絵里は、妹である亜里沙の様子を見に、実家へと帰っている。
颯樹「それじゃぁお風呂、作るね……出来たら呼ぶから、待っててね?」
美奈「は、はい!」
そう言って颯樹は部屋を後にする。1人残された美奈は部屋で待つ事にした。
ー[ここからは美奈side]ーーーーーーーーー
颯樹さんにこの部屋で待つ様に言われた私は、部屋の中をぐるりと見回しました。とても清潔な部屋で、毎日掃除が行き届いているのだと実感しました。
美奈「こ、ここが……颯樹さんがいつも使ってる部屋……。何だか、とても落ち着きます……///」
その場に居るだけで、颯樹さんの空気を感じられる場所にいる私は、少し頬を紅潮させていました。ふと、私は颯樹さんが机の上に置いた物が気になり、机の上を見ました。
美奈「これ……新しい、デッキ?」
見た所、それは〈煉獄騎士団団長 ディミオスソード・ドラゴン〉を中心にしている《煉獄騎士団》のデッキでした。その中には〈ディストーション・パニッシャー!!〉と〈その身を砕き、我を支えよ〉が当然の様に入っていました。
美奈「これ……何だろ?」
側に置いてあるメモに目を向けた時、部屋のドアが開いて颯樹さんが戻って来ました!
颯樹「出来たよ……って、何してるの?」
美奈「い、いえ!な、何でもありませんよ!」
颯樹「大方、そこに置かれてるデッキの事が気になったんでしょ?まあ……美奈ちゃんへのプレゼント、って意味合いで作ってたから、良いけどね?」
美奈「!!!」
私が先程までやっていた事を、いとも簡単に当ててしまった颯樹さん。恥ずかしさと嬉しさが相まって、顔の紅潮を隠せずにいました!
颯樹「それじゃぁ、美奈ちゃんからどうぞ」
美奈「////」
颯樹「ん?美奈ちゃ〜ん、どうしたの〜?」
美奈「……////」ガシッ!!!
私は颯樹さんの腕を掴んだ勢いのまま、浴場へと連れて行きました!ああ〜……もう!どうしてそんなに恥ずかしい事が言えるんですかぁ〜!人の胸中も知らないで〜!////
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[浴場]
私は颯樹さんを浴場へと引っ張った後、衣服を脱いで、浴槽へと浸かりました。……当然、引っ張って来たので、颯樹さんも一緒です///
颯樹「……」
美奈「……///」
颯樹「……あ、あの〜、美奈ちゃん?」
美奈「……な、何ですか?///」
気まずい空気に耐えられなくなった颯樹さんが、私に話し掛けて来ました。……うぅ、まだドキドキが治まらない……何であんな事をしたんだろ〜!は、恥ずかしい!
颯樹「あ、あれは……どういう事?」
美奈「……ズルいです」
颯樹「ふぇ?」
美奈「……もう、2度も言わせないで下さい!///……これは、私からの囁かなお返しです////」
そう言うと私は颯樹さんの唇にキスをしました。颯樹さんは咄嗟の事で頭が回らなくなってしまったのか、少しの間気絶していました。
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[再び、颯樹の部屋]
颯樹「それじゃ、寝よっか」
美奈「はい///」
颯樹「美奈ちゃん、布団に寝る?僕は床の方に布団を敷いて寝るけど……」
美奈「だ、ダメです!か、風邪を引きますよ!///」
私は颯樹さんが床で寝ようとするのを、全力で阻止しました!その後も颯樹さんは、私から離れようとするばかり……。我慢の限界に来た私は、ある行動に出ました!
美奈「な、なら……一緒に、寝ませんか……?////」
颯樹「んなっ!!!」
美奈「お、お願いします……」ウルウル
私が涙目で懇願したら、堕ちたかのように颯樹さんは気絶していました。私は気絶した颯樹さんを引っ張って、部屋の隅に置かれていた布団に入り込みました。とてもふわふわな寝心地に、私の意識は睡眠へと引き込まれて行きました。
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[夢の中]
美奈「う、うーん……」
気が付くと、私はファイトステージに立っていました。その近くには颯樹さんも居るので、同じ夢を見ているのだと気付きました。
颯樹「み、美奈、ちゃん……?こ、ここは……?」
少ししてから、颯樹さんも目が覚めたみたいで、私と同じ感想を抱きました。すると、私たちの目の前から声がしました!
?「お父さん!お母さん!」
美奈/颯樹「!?」
?「あ〜!やっと気づいた!もう、待ちくたびれちゃったよ〜!」
私たちの目の前で手を振る女の子。えっ、ちょっと待って……?『お父さん』、『お母さん』?……ま、まさか、さ、颯樹さんとの……こ、子供!?体型は私譲りで、雰囲気と目は颯樹さん譲りな女の子は、声を発しました。
?「忘れちゃったの?私は盛谷智夏!お母さん、ファイトしよ!」
美奈「わ、わかったわ!」
智夏「闇に潜みし神よ……禍々しき風格を纏わせ、全てを地に墜とせ!ルミナイズ《闇の神竜》!!!」
美奈「血盟は今果たされる……集え、絶望の騎士たち!ルミナイズ《断罪!煉獄騎士団》!!!」
オープンTHEフラッグ!!!
智夏「ダークネスドラゴンワールド!」
智夏の手札6/ゲージ2/ライフ10
バディ《ディストーション・ドラゴン》
美奈「ダークネスドラゴンワールド!」
美奈の手札6/ゲージ2/ライフ10
バディ《煉獄騎士団団長 ディミオスソード・ドラゴン》
颯樹「え、ええ!?……と、とにかく、相手の出方を見ようか……」
美奈「これは……颯樹さんが、私に作ってくれたデッキ?……と、とりあえず、やるしかない!私のターン!」
私がターン開始の宣言をした途端、デッキケースからカードが出現しました!
美奈「え!?これって……」
智夏「あれ?お母さん、知らないの?新しいルール!先攻1ターン目でもドローができるんだよ!」
美奈「し、知らなかった……では!ドロー、チャージ&ドロー!」
美奈の手札6→7/ゲージ2→3
美奈「ゲージ1を払って装備〈煉獄剣 フェイタル〉!」
美奈の手札7→6/ゲージ3→2
煉獄剣 フェイタル/攻4000/打撃2
美奈「フェイタルで智夏ちゃんに攻撃!」
智夏「うっ!」
智夏のライフ10→8
美奈「私はこれでターンエンド!」
美奈の手札6/ゲージ2/ライフ10
智夏「私のターン!ドロー、チャージ&ドロー!」
智夏の手札6→7/ゲージ2→3
智夏「ライフ1を払って装備〈絆の暗黒剣 イヴィル・パニッシャー〉!」
智夏の手札7→6/ライフ8→7
絆の暗黒剣 イヴィル・パニッシャー
フラッグ:ダークネスドラゴンワールド
種類:アイテム 属性:闇竜/武器
攻5000/打撃2
■【装備コスト】ライフ1を払う。
■君の場の《闇竜》が破壊された時、そのターン中、このカードの打撃力+1!この能力は1ターンに1回だけ使える。
■このカードが君の場のカードの効果で破壊された時、君の場に《闇竜》がいるなら、カード1枚を引く。
FT『傷つけ、傷つく事こそ、私たちの絆』
智夏「イヴィル・パニッシャーでお母さんに攻撃!」
美奈「うっ!」
美奈のライフ10→8
智夏「私はこれでターンエンド!」
智夏の手札6/ゲージ3/ライフ7
美奈「(どうして、さっきは1回しか攻撃しなかったの……?このターンで、見極める!)私のターン!ドロー、チャージ&ドロー!」
美奈の手札6→7/ゲージ2→3
美奈「レフトに〈煉獄騎士団 シーフタン・ドラゴン〉をコール!」
美奈の手札7→6
煉獄騎士団 シーフタン・ドラゴン
サイズ1/攻4000/防3000/打撃1
美奈「ライトに〈煉獄騎士団団長 ディミオスソード・ドラゴン〉をバディコール!」
美奈の手札6→5/ライフ8→9
煉獄騎士団団長 ディミオスソード・ドラゴン
サイズ2/攻6000/防1000/打撃2
美奈「さらに〈その身を砕き、我を支えよ〉を【設置】!続いてセンターに〈煉獄騎士団 ナックルダスター・ドラゴン〉をコール!」
美奈の手札5→4→3
煉獄騎士団 ナックルダスター・ドラゴン
サイズ0/攻2000/防2000/打撃2
美奈「行くわよ、バトル!」
智夏「そこっ!ゲージ1を払ってキャスト〈デスグリップ〉!ディミオスソードを破壊!」
智夏の手札6→5/ゲージ3→2
煉獄騎士団団長 ディミオスソード・ドラゴン【撃破】!!!
美奈「そ、そんな……!でも、設置魔法の効果でゲージ+1!続けて、フェイタルの打撃力+1!」
美奈のゲージ3→4
煉獄剣 フェイタル/打撃2→3
美奈「シーフタン・ドラゴンで智夏ちゃんに攻撃!」
智夏「うっ!」
智夏のライフ7→6
美奈「ナックルダスター・ドラゴンで智夏ちゃんに攻撃!」
智夏「キャスト〈ドラゴンシールド 黒竜の盾〉!ダメージを0にしてライフ+1!」
智夏の手札5→4/ライフ6→7
美奈「……タ、ターンエンド……」
美奈の手札3/ゲージ4/ライフ9
智夏「私のターン!ドロー、チャージ&ドロー!」
智夏の手札4→5/ゲージ2→3
颯樹「(智夏ちゃんは、まだバディコールをしていない……どんなバディなんだろう?)」
智夏「ゲージ1を払ってライトにバディコール!」
智夏の手札5→4/ゲージ3→2/ライフ7→8
智夏「今日も宜しくね!煉獄の神!〈ディストーション・ドラゴン〉!」
ディス『うむ……我の出番か』
ディストーション・ドラゴン
フラッグ:無し
種類:モンスター 属性:闇竜/ドラゴッド
サイズ2/攻7000/防4000/打撃2
■このカードは全てのフラッグで使える。
■【コールコスト】君のデッキの上から1枚をこのカードのソウルに入れ、ゲージ1を払う。
■【対抗】【起動】君の場のカード1枚を破壊してよい。破壊したら、君のデッキの上から1枚をゲージに置き、このカードをスタンドする。この効果は1ターンに1回だけ使える。
■『D・EVO』このカードのバトル終了時、君のドロップゾーンの《ドラゴッド》のモンスター1枚までを、【コールコスト】を払わず、このカードの上に重ねてコールする。
【ソウルガード】
FT『我が剣に切り伏せられる、幸運な勇者は誰だ?』
美奈「コレが、智夏ちゃんのバディ……!」
颯樹「(す、凄まじい威圧感を感じる……!コレが、《煉獄の神》と呼ばれしモンスターの力!?)」
智夏「ゲージ1を払ってレフトに〈アクス・ディスドラゴン〉をコール!このカードは、私の場に《ドラゴッド》……即ち、ディスがいるならサイズ1として扱う!」
智夏の手札4→3/ゲージ2→1
アクス・ディスドラゴン
フラッグ:ダークネスドラゴンワールド
種類:モンスター 属性:闇竜
サイズ3/攻6000/防1000/打撃2
■【コールコスト】君のドロップゾーンのカード1枚をこのカードのソウルに入れ、ゲージ1を払う。
■君の場に《ドラゴッド》のモンスターがいるなら、このカードのサイズを2減らす。
■君の場の《闇竜》全ては、相手の能力では破壊されず、手札に戻されない。
【2回攻撃】【ソウルガード】
FT『かの神が闘いの神だと言うのなら、我は煉獄ーー全てを無に帰す神である』
智夏「キャスト〈ヴァンパイア・ファング〉!ゲージ+2!……行くよ、バトル!」
智夏の手札3→2/ゲージ1→3
美奈「来なさい!」
智夏「〈アクス・ディスドラゴン〉でナックルダスターに攻撃!」
美奈「ゲージ2を払ってキャスト〈煉獄の炎をその身に宿し〉!シーフタン・ドラゴンを破壊して、その攻撃を無効化!さらに打撃力の数だけダメージを与える!」
美奈の手札3→2/ゲージ4→2
煉獄騎士団 シーフタン・ドラゴン【撃破】!!!
智夏「うっ!」
智夏のライフ8→7
美奈「さらに!シーフタン・ドラゴンの効果!このカードがカードの効果で破壊された時、相手のゲージ1枚をドロップゾーンに置き、相手にダメージ1を与える!」
智夏「う、嘘!?」
智夏のゲージ3→2/ライフ7→6
美奈「設置魔法の効果でゲージ+1!さらに、フェイタルの打撃力+1!」
美奈のゲージ2→3
煉獄剣 フェイタル/打撃2→3
智夏「〈アクス・ディスドラゴン〉の【2回攻撃】!ナックルダスターに攻撃!」
煉獄騎士団 ナックルダスター・ドラゴン【撃破】!!!
智夏「行くよ……ディス!」
ディス『了解した』
智夏「〈ディストーション・ドラゴン〉でお母さんに攻撃!」
ディス『我が攻撃、その身に受けるが良い……』
美奈「うっ!」
美奈のライフ9→7
智夏「ディスの効果!〈アクス・ディスドラゴン〉を破壊してスタンド!さらにゲージ+1!」
智夏のゲージ2→3
アクス・ディスドラゴン【撃破】!!!
智夏「〈アクス・ディスドラゴン〉は【ソウルガード】で復活!イヴィル・パニッシャーの効果で打撃力+1!再攻撃、お母さんに攻撃!」
アクス・ディスドラゴン/ソウル1→0
イヴィル・パニッシャー/打撃2→3
美奈「キャスト〈ドラゴンシールド 黒竜の盾〉!ダメージを0にしてライフ+1!」
美奈の手札2→1/ライフ7→8
智夏「ディスの更なる効果!発動……」
智夏/ディス「『D・EVO』!!!」
美奈「でぃ……」
美奈/颯樹「「『D・EVO』!?」」
智夏「チェンジ!"モード・ブレイズ"!」
ディストーション・ドラゴン "モード・ブレイズ"
フラッグ:ダークネスドラゴンワールド
種類:モンスター 属性:闇竜/ドラゴッド
サイズ2/攻8000/防5000/打撃2
■【コールコスト】ライフ1を払う。
■このカードが登場した時、相手の場のモンスター1枚を破壊する。さらに『D・EVO』で登場した時、相手にダメージ1!
■【対抗】【起動】このカード以外の君の場のモンスター1枚を破壊する。破壊したら、君のデッキの上から1枚をこのカードのソウルに入れ、このカードの打撃力+1!この能力は1ターンに1回だけ使える。
【貫通】【ソウルガード】
FT『我が纏いし煉獄の炎に……今、咎を持って焼かれろ!"モード・ブレイズ"!』
智夏「〈ディストーション・ドラゴン〉の効果……『D・EVO』は、ディスのバトル終了時、ドロップゾーンから好きなディスのカード1枚を【コールコスト】を払わずに、重ねてコールできる!勿論、重ねたカードはスタンド状態なので、攻撃可能になるよ!」
美奈「う、嘘……」
智夏「さらに〈ディストーション・ドラゴン〉の効果!〈アクス・ディスドラゴン〉を破壊して、デッキの上から1枚をソウルに入れ、打撃力+1!」
ディストーション・ドラゴン "モード・ブレイズ":打撃2→3/ソウル2→3
智夏「〈ディストーション・ドラゴン "モード・ブレイズ"〉でお母さんに攻撃!」
美奈「うあっ!」
美奈のライフ8→5
智夏「イヴィル・パニッシャーでお母さんに攻撃!」
美奈「うっ!」
美奈のライフ5→2
智夏「ファイナルフェイズ!キャスト!」
智夏の手札2→1/ゲージ3→0
美奈「カウンターファイナル!キャスト!」
美奈の手札1→0/ゲージ3→1
智夏ちゃんがファイナルフェイズを宣言した瞬間、私はカウンターファイナルを唱えた!すると、私以外の時間が止まり、動かなくなった!
美奈「血盟の下に集いし、絶望の騎士たち……今、絶望も、希望も、全てが私の前に崩れ去る!ドロップゾーンにある《煉獄騎士団》は6枚!よって……ダメージ6を与える!」
美奈「殲滅せよ!必殺!〈ジェノサイド・パニッシャー!!〉!」
智夏「……」
智夏のライフ6→0
ゲームエンド!WINNER、星野美奈!
ファイトの終了が宣言された途端、私と颯樹さんの身体が光り始めました!
颯樹「こ、これって……」
智夏「あ〜あ〜……お別れか〜」
美奈「そ、そうね……」
私がそう言うと、智夏ちゃんは私に何かを渡してくれました。
美奈「これって……」
智夏「戦ってくれたお礼!……それじゃぁ、またね〜!」
美奈「あっ!ちょっ、ちょっと〜!?」
お別れもそこそこに、私と颯樹さんは現実へと引き戻されて行きました。
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[盛谷家:2階 颯樹の部屋]〔翌朝〕
美奈「な、何だったんだろ……今の夢……」
颯樹「う、うーん……少し寝不足気味だけど、行く?」
美奈「そうですね」
私たちは今日の役目を果たす為に、外へと出掛けました。あっ……勿論、朝ご飯は済ませましたよ?
美奈「(私のファーストキス……だったんですから、何らかの形で……責任は、取ってくださいね?)」
颯樹「どうしたの?」
美奈「何でもないです!」
少し止まっていた私を心配したのか、颯樹さんが声を掛けてくれました。それと共に、私たちは歩き出しました!その際のデッキの中に、〈極天星竜 ヴァインスベルク "フロウライト"〉が入ってるのに気付いたのは、それから数時間後でした。
如何でしたか?作ったら7435文字になってしまった事に、とてもビックリです!今回出て来た[盛谷智夏]というキャラクターは、別小説で出す予定だったのですが、急遽変更して、初登場をこの小説の記念回にしました!これからは別小説で活躍しますので、よろしくお願いします!それではまた本編にて!今回の曲は、
宮野真守[シャイン]