やはり俺がカフェの店長なのはまちがっている。   作:ステツイ

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第17話「出された条件。八幡は動きだす。」

まえがき

 

投稿遅れてすみませんでした。前回からの内容でカフェ要素入れ直すとか考えたらマッカン欲しくなりました。毎日投稿?それは嘘だ。プロフにも書いてる通り不定期投稿だ。だから皆フォローよろしく!!あと、いいねもつけてくれないとヤル気起きないよ...

 

 

 

 

あれから夜家に着いて

 

んーと?秋乃さん曰く、なんか雪ノ下建設を『八引』の傘下にするとか、雪ノ下姉妹を嫁+愛人として歓迎せよ。との事です。うん。わけわかめ。その上条件を満たさない場合『八引』の当主として資格なしとか辛すぎてなんも言えねぇよ。ぼっちの俺からしたら愛人沢山作る!とか無理ゲーすぎる。

 

八幡「どうすっかな...」

 

小町「およよ?お兄ちゃんお困りですか?」

 

ほんと小町ってWordのイルカみたいに現れるよな。いや、嬉しいんだけどね?あの魔王城から疲れて帰ってきたら誰でもイラつくよ。

 

八幡「あー。ちょっとな。でも小町の手を煩わせるにはいかん。あ、今の八幡的にポイント高いな」

 

小町「迷惑かけたくないって心意気はポイント高いけど相談してくれないとかなり低いよ?」

 

でも関係ないだろ。とは言えないな。修学旅行の件で痛い目を見てるしな。

 

八幡「悪い。今は話せねぇんだ。話せる時に話してやるから頼ってもいいか?」

 

小町「うーーん。わかった。今はそれで許してあげる。」

 

八幡「助かる」

 

 

 

 

 

次の日

 

 

 

 

 

葉山「ヒキタニ君ちょっといいか?」

 

八幡「葉山...んだよ。」

 

葉山「昼休みに屋上まで着いてきてくれ。」

 

八幡「あいよ...」

 

 

 

 

 

昼休み

 

 

 

 

 

葉山「それで?何かあったのか?」

 

八幡「あー。一昨日色々とわかったんだが」

 

 

 

 

 

そこから『八引』の当主になる事。それで雪ノ下建設を傘下にし、社長を務める、又は影で操作し貢献する事。その為の条件の事を話した。

 

 

 

 

 

葉山「フフ」

 

八幡「んだよ何が面白い」

 

葉山「いやぁ。秋乃さんが思い違いをしていることさ。条件の殆どが出来ている、出来る事ばかりじゃないか」

 

八幡「確かにな...でも愛人は無理じゃねぇか?」

 

葉山(マジで言ってんのかこいつ?頭おかしいんじゃねぇの?この鈍感!ラノベ主人公!八幡!)

 

葉山「まぁ...それはな?」

 

いや、わかるだろ?みたいな感じでウィンクされてもしらねぇよ。

 

葉山「ところで、俺を屈服させるって?」

 

八幡「まぁ、屈服までとは言えないがスポーツでお前を負かせばいいらしい。」

 

葉山「あぁ。雪乃ちゃんじゃ無理だからか。」

 

葉山「じゃあ今度の球技大会のバスケで俺に勝てばいいんじゃないか?」

 

八幡「えぇバスケかよ」

 

葉山「得意じゃないか」

 

八幡「確かにな」

 

だがこいつに勝つにはもっと練習が必要だ。今のところ五分五分なんだから、完璧に勝たないと屈服とは言えない。あとチームのメンバーも強化せねばならないな。隼人はいつものグループ+誰かだろうな。ならば俺は戸塚+クラスのあまりもんか。辛いな。

 

八幡「ま、善処はするわ。」

 

葉山「ハチらしいな」ハハッ

 

葉山「ところで勉強はどうするんだ?」

 

八幡「あぁ。それは大丈夫だ。数学も勉強し始めて来週からは陽乃さん直々に教えてくれるらしい」

 

葉山「...強く生きろよ?」

 

うーわ、前途多難だわ。裏返すと死ぬなよ?って事かよ。

 

八幡「善処する」

 

葉山「すまないな時間を取らせて」

 

八幡「構わんさ。てか家じゃダメなの?」

 

葉山「最近行けてない理由わかるか?」

 

八幡「知らん」

 

葉山「親がな...」

 

あっ...(察し)そりゃそうだ。弁護士の息子が一般家庭の幼馴染に肩入れし続けたら何かしら言われる可能性はあるな。

 

八幡「ま、雪ノ下建設を担うんだそのうち挨拶しに行くから安心しとけ」

 

葉山「だな」

 

キ-ンコ-ンカ-ンコ-ン

 

葉山「行きますか」

 

八幡「了解」

 

 

 

 

 

数日後『alone』

 

 

 

 

 

八幡「とりあえず条件クリアする為の対処法はこんなもんか...」

 

雪乃→勉強(継続)

隼人→練習(継続)

外面→できる(完了)

愛人→がんばる!(無理)

お金→FXと株(継続)

 

愛人以外は出来るな...っておい、外面出来んの?とか言った奴。カフェで働いてるから慣れてんだよ。ってのは嘘になるが普通に出来るわ。伊達にハイスペック名乗っとらん。だからこそ陽乃さんと秋乃さんの仮面に気が付けるんだよ。

あぁ。下手くそだなって。

 

八幡「とりあえずFXの続きやるか...」カチカチ

 

とか言いつつ勉強もしてるんですけどね。

 

客(何アレ!?勉強合間にパソコンで何かしてる?!しかも店長で注文受けてもすぐに対処するってどんだけのもの同時並行させてるのよ!)

 

 

 

 

 

カランコロン

 

八幡「いらっしゃませ」ポチポチカキカキ

 

三浦「ん?店長なにしてんの?」

 

八幡「FXと勉強です」

 

三浦「FX?それに勉強?」

 

八幡「まぁ、FXは難しいので気になったら調べてみてください。あと勉強は僕も学生なんでね。次のテストで良い点を取らないといけないのですよ。」

 

三浦「え?店長学生なの?初耳」

 

八幡「言ってませんでしたか?こう見えて高校生ですよ」

 

客((私達も初耳だわ!!てか学生に見えねぇよ!むしろ社会人より大人びてるよ!!))

 

三浦「ふーん。あそ。」

 

興味無しかよ

 

八幡「ん?その顔は...何かありました?」

 

三浦(よく見てんじゃん///)

 

三浦「正解。最近さあ」

 

最近戸部と隼人の仲がとても良いらしい。わからない単語(多分アニメネタだな)でも通じ合うらしい。しかも海老名さんも偶に食いつくらしい。

 

三浦「だからさ、あーしも混ぜてほしいんよ」

 

可愛いなこいつ

 

八幡「単刀直入に聞いてみたらどうです?」

 

三浦「ま、したんだけどなんか濁された」

 

八幡「左様ですか。なら、わからない単語が出れば調べては如何?」

 

三浦「お!店長あったまいい〜」

 

え?わからなかったら調べるのって当たり前じゃね?

 

八幡「ありがとうございます。こちら、サービスです」

 

三浦「ん?ありがと」

 

前作ったやつ。今回は上手くいったな。

 

三浦「おお〜店長腕あげたね!」

 

八幡「そうですか?」

 

三浦「グルメのあーしが言うんだし間違いないし!」

 

三浦(はぁ。あーしも料理の練習しないとな)

 

八幡「ありがとうございます。メニュー入りを目指します」

 

三浦「絶対売れるから載せるし!」

 

八幡「善処します」

 

今更ながら善処って使いすぎ?いやいや、善処するって良い言葉だぞ?やらなくても善処はしたんですけどね?って言い訳に転じれる。最高。

 

三浦「今日は早いけど帰るわ」

 

八幡「ありがとうございました。」ペコリ

 

三浦「ん。またね」カランコロン

 

 

 

 

 

相模「ん?三浦さん帰ったの?」

 

八幡「おう、なんか用事でもあんじゃねぇか?」

 

相模「そだね。そうかもね」

 

ん?こいつってそういや

 

八幡「なぁ、相模。お前って俺の事好きなの?」

 

うわ勘違いなら黒歴史入りの名言だな。

 

相模「ん?好きだよ?」

 

さらりと言うな。梅酒かよお前は。

 

八幡「そうか愛人になってくれるか?」

 

こいつを選んだのは早目に沢山作りたいってのもあるがそれよりも責任に負い目を感じてるんだよ。酔った勢いとは言えヤッちゃったしな。

 

相模「どゆこと?」

 

八幡「まぁ嫁はまだ考えてないけど家柄上の都合で愛人は沢山作れってよ。そいで愛人1号にお前を選んだ訳。」

 

相模「家の事は何も言えないけど最初から愛人発言って...」

 

八幡「まぁそのうち1人籍を入れることになるがそれは愛人から選ぶから要は候補者になれって事だな」

 

相模「で?愛人になった後は?」

 

八幡「俺の下で働いて貰う。」

 

相模「ふーん。まぁウチは仕事にそこまで興味ないから給料さえ良ければどこでもいいな」

 

八幡「それじゃあ」

 

相模「でも!流石に愛人1号に感動無しの告白はダメだよね?」

 

八幡「ふむ。」

 

相模「そこで!ウチを落とす様に告白して!駄目だったらやり直し!別に振る気はないから安心して!」

 

マジ?...こいつを落とす?SM?

 

八幡「...南」アゴクイ

 

八幡「俺がお前を選ぶんだ。何も言うな。黙ってついてこい。」チュ

 

八幡「俺の愛人になれ」イケボ ミミササヤキ

 

相模「...///」トロ-ン

 

あっれ〜?やっちゃった〜?顔真っ赤にして怒ってるかなぁ〜??

 

相模「喜んで!///」

 

相模(求めたものの数倍上を越してきた!!///しかも黙ってついてこい。からの愛人になれとか!絶対NTR発生ルートだよ!///)

 

八幡「ありがとう。言ってくれると思ったよ」イケメンスマイル

 

相模「ァゥ..///」

 

 

 

 

 

徐々に耐性が付きつつある相模。内心SMそっちのけで話していたがやはり性癖だけあって告白もそっち路線にされると滅法弱くただの恋する乙女でしかなかった。

と言うか最後のイケメンスマイルは誰でも落とせる。むしろ落ちる。

 

 

 

 

 

八幡「愛人1人確保っと」

 

まぁ相模は予定内だが後は陽乃さん?かな。まぁあの人結構乗り気だったけど「メリットある?」とか言ってきそう。ヤダなぁ。落とすかメリット探しか。なんで魔王が攻略範囲に入ってるんですかね?

 

八幡「そうだ...家帰る前に新しいバッシュとボール買わんと」

 

 

 

 

 

隼人に言われてから練習している八幡。バッシュことバスケシューズは靴底に穴がボールは継ぎ目がツルツルになる程使い回していた。

 

 

 

 

 

八幡「ま、なんだかんだ言って俺も努力家だな」

 

 

 

 

 

確かに彼は努力家である。しかし素質がある分努力すると累乗される。その上努力家なので並大抵の努力の遥か上を指す。努力するにも素質があるらしい。最強かな?

 

 

 

 

 

八幡「折角だし家に自転車置いて走って買い物行くか。着替えれるし一石二鳥だな!」ワクワク

 

別にワクワクしてねぇよ。最近パソコンだったり勉強だったり座ることが多いからって身体動かす事に楽しみなんか覚えてないよ!ホントダヨ、ハチマンウソツカナイ。

 

 

 

 

 

彼は元々上手いバスケの練習を始める際行った事がある。

まず1日目に自分の動きやフォームを動画に撮り確認する。

2日目に本や資料、インターネットなどでプロの動きを見る。

3日目にその動きをコピー。

そして遂には「アニメの技やってみよう!」とかやり始めたり

毎回録画しては見直し夜寝る前に次の練習内容を決める。

彼の練習は自分の弱点を潰し、他者の上手い部分を盗み取り自分のものにするものである。しかしプロだって結局偏りのある選手が多い。ディフェンス型、攻撃型様々。だからこそ彼はその全ての才能を取り込む。使い分ける。

だからってリアルメテオジャムはキモいだけである。

 

 

 

 

おまけ

 

【八幡を愛する会】

 

小町<お兄ちゃんのバスケがキモい

 

葉山<あぁ。球技大会の練習か。それで?キモいとは?

 

小町<これ見てください

 

八幡のリアルメテオジャム、リアルロングスリー、リアル1人ダンクの動画

 

戸塚<八幡バスケも上手なんだね!

 

留美<人間業じゃない...

 

平塚<いや、黒子のバスケの技をリアルに再現されると怖いな。そもそも彼はバスケが出来たのか

 

義輝<もちろん!八幡は昔からバスケをしておったがここまでは上手くなかったぞ?

 

結衣<最近超練習してるみたいだよ?

 

陽乃<え?勉強もしてるのに?

 

雪乃<この前部室でFXもしていたわ

 

全員(((彼は一体何を目指してんだ?..)))

 

 

 

 

 

おまけ2

 

川崎「ん?比企谷じゃん」

 

八幡「ん?サキサキか」ダムダム

 

川崎「サキサキ言うな。ところで何してんの?」

 

八幡「バスケ」シュ

 

川崎(は?こんなところからシュート?)

 

バスッ!

 

八幡「まだまだだな。緑間さんはコートの端から届くみたいだが俺にはここら辺が限界か...」

 

川崎(いや、自陣のスリーポイントラインから届く時点で化物だよ)

 

八幡「それよか川崎はなんでここに?」

 

川崎「大志から買い出し頼まれてね」

 

八幡「そうか。」

 

川崎「ねぇ...」

 

八幡「ん?」ダムダム

 

川崎「あんた私に言った事覚えてんの?」

 

八幡「ん?」パシッ!クルッ!

 

川崎「愛してるぞ川崎って」

 

八幡「は?!」シュッ!

 

記憶にオボエガナイヨ?

 

ガゴン!

 

川崎「動揺してんの?覚えてないの?」

 

八幡「な、な、なんのことでせう?」ダラダラ

 

川崎「ほら、学祭の時に」

 

あ。あれか。冗談に決まってんだろ

 

八幡「思い出したわ。悪かったな。冗談のつもりだったよ」ダムダム

 

川崎「そ」

 

八幡「ん」パシッ!クルッ!

 

川崎「私はあんたの事愛してるけどね」

 

八幡「え?!」シュッ

 

まじで何イッテルノ??

 

ガゴン!

 

川崎「ね?勘違いしちゃうでしょ?あんたそう言う事自然とやっちゃうところあるから気をつけなよ」

 

八幡「すみませんでした」

 

川崎「ま、冗談だよ」

 

八幡「何が?」

 

川崎「さぁ?自然と言うところ?私があんたの事愛してる事?どれかは嘘だよ。」

 

八幡「全くわからん。」

 

そもそもお前が俺の事好きとかありえないだろ。接点とか店関連の事しか...

 

ギュ

 

ん?背中があったかいなぁ〜?小町でも抱きついてるのかなぁ〜?(白目)

 

八幡「何してんだよ」

 

川崎「どう?勘違いした?」

 

八幡「する訳ないだろ。俺の黒歴史舐めんな。」

 

嘘です。かなり動揺してます。

 

川崎「じゃあもう勘違いはしないの?」

 

八幡「はっ。勘違いしちゃう脳内お花畑牧場の奴らとは違うんだよ」

 

川崎「私になら勘違いしてもいいんだよ?」ミミモトササヤキ

 

この子言ってる意味わかってる?それって「私を好きになってもいいんだよ?」って事だよ?

 

川崎「プッ顔真っ赤にしてんじゃないよ。」

 

川崎「それじゃ私はもう行くね」

 

八幡「あ、ああ。」

 

川崎「今ので分かったなら女の子を勘違いさせない事。いいね」

 

八幡「は、はひぃ!」

 

川崎「じゃ。」

 

八幡「お、おう」

 

川崎「愛してるぞ八幡!」

 

八幡「はぁ...こりゃしてやられたな。」シュッ

 

ポスッ!

 

 

 

 

 

夕日を背にボールをリングにシュートする横顔は夕日に負けぬ位赤かったらしい。

 

 

 

 

 

川崎(うぅ...///私なんて事を?///)

 

 

 

 

 

サキサキはサキサキで乙女でした。

 

 

 

 

 

 

 


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