評価していただいた方、お気に入りにしてくださった方、本当にありがとうございます!
これからもがんばってゆきます!
では、ごゆっくり・・・・
「・・・・・んん?」
見たこともない部屋だけど・・・・多分無事に転生できたのかな?
「清麿~~~っ!日曜日だからってお昼まで寝てちゃだめよ~~~っ!はやく起きなさ~~いっ!」
「もう起きてるよ~~っ!」
はっ!?口が勝手に・・・・ん?清麿?・・・・
「ならいいわ、降りてきて顔でも洗いなさい」
「は~~~いっ!」
また口が勝手に・・・・・今はそれどころじゃない!はやく鏡を見なくては!
一階に降りて洗面所に向かい、鏡を見る。
「・・・・やっぱり・・・・俺、高峰清麿になってる・・・・」
確かにかっこよくしてとは言ったけど、まさか清麿になるなんて・・・・しかもなんか小っちゃい・・・・セッコロぐらいの身長しかないじゃん・・・・
「清麿、はやくご飯食べちゃって」
うおっ!?まさか母さんまで清麿の母さんかよ・・・・
「清麿?どうかした?」
「!ああっ、ごめん、なんでもない」
「そう?ならいいんだけど・・・」
どうやら転生できたみたいだけど、こんなことになるなんてなぁ・・・・・・あっ、この鮭うまい・・・・・特典もしっかりとあるみたいだし、呪文も後で確かめないと・・・
「せっかく引っ越してきたんだし、川神の町を探検してきたら?転入する小学校の子達見つけて友達になっちゃいなさい」
ええっ・・・・友達作れとかハイレベルすぎるでしょ・・・・まぁ、川神の町も気になるし、行ってみますか!
今日一日町を探検してみたけど・・・・やっぱり前の世界とあんまり違いはないな・・・・まぁ時代が違うわけでもないし当たり前か・・・
「腹減ってきたなぁ・・・・九鬼ビルは遠いし、川神院見て今日は帰ろ・・・・」
帰り道の途中にある公園が見えてきた時だった。公園の入り口から野球のボールが飛んできた。それを追うように額にバッテンの傷がある男の子が出てきた。
「危ないなぁ・・・まぁ、歩道から出てないから大丈夫か・・・」
その時突然車が車道を外れ、歩道に突っ込もうとしていた。運転手が居眠りしているようだ。
ヤバイッ、このままだとあの子に激突するっ!クソッ、できるかわからないけど・・・・・・やるしかないっ!
ゼオンのように手を前に出し、あの呪文を叫ぶ。
「第一の術 ザケルッ!!!!」
ザケルが車の前の地面に当たり地面が爆発し、車の軌道を逸らすことができた。あの子はどうやら無事のようだ・・・・
「な、なんとか出せたっ・・・・よかったぁ・・・・・・・」
なぜか目蓋が重くなってきたぞ・・・しかも体も力が入らない・・・・・男の子と一緒に燕尾服を着た金髪の男性がこちらに向かって走ってきている姿を見て、俺は意識を手放した・・・・・
こぉんな作品を見ていただいてありがとうございます。
処女作なのでアドバイスや誤字などありましたら、報告していただけると嬉しいです。