鉄華団のメンバーが1人増えました《完結》   作:アグニ会幹部

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こんな短いペースで投稿するの久々な気がする…。
今回で、過去編は終了です。
長かった…。


#54 天使の残党

P.D.0002年。

全経済圏の総意で「アデレード禁止条約」が締結。

核爆弾を始めとし、ダインスレイヴ、カラドボルグなどの危険と判断された幾つかの兵器の使用が禁止された。

これにより、ギャラルホルンが量産型MSとして開発していた「ヘリヤル」の建造が中止される事となる。

また、ガンダム・バティンのパイロットであったウィルフレッド・ランドル主導の下、アグニカ・カイエル本人監修で厄祭戦の記録を記した「アグニカ叙事詩」が発売された。

 

P.D.0003年。

ガンダム・バルバトスのパイロットをしていたクレイグ・オーガスが、ギャラルホルンを脱退。

火星に移住したらしいが、その行方はギャラルホルンも掴めなかった。

 

そして、P.D.0004年。

火星にて、残存していたらしいMA…「天使長」ハシュマルが確認された――

 

 

 

 

「天使長」ハシュマルに関しての報告を受け、緊急でセブンスターズ会議が行われた。

 

「火星で『天使長』ハシュマルが確認された。世界の秩序と安寧を維持するギャラルホルンの責務として、これの討伐隊を組織したい。故に、今回セブンスターズを召集した。何か、経緯について質問は無いか?」

 

セブンスターズに召集をかけた第四席エリオン家の当主ドワーム・エリオンが、ここへ至る経緯を簡単に説明した。

質問が無いのを確認し、討伐隊の編成を開始する。

この数年で、セブンスターズは会議に大分慣れてきたようだ。

 

「『天使長』が出て来た以上、ガンダムは必要になる。ただアデレード禁止条約でダインスレイヴは使えないし、セブンスターズのガンダムとバエルは『バエル宮殿』に封印してしまった。従って、他の家のガンダムを持ち出して何とかするしかない」

「そうすると――」

 

セブンスターズが、一様に俺を見て来る。

うん、ですよね。

 

「俺は、世間では死んだ事になっている。このような任務を行うには、適任と言えるだろうな。だが、バエルは封印してしまったぞ?」

「他のガンダムを使えば良いのでは?」

「無茶を仰られますな、セブンスターズの皆様」

 

まあ、それしか無いだろう。

機体は――クレイグが置いて行った、ガンダム・バルバトスを借り受けるか。

 

「言っとくが、俺だけではキツイぞ。バエルでならともかく、他のガンダムでは性能を引き出し切れない。それで『天使長』に挑むとか無理、間違い無く死ぬ。最低でも1機、ガンダムで助っ人が欲しい」

「ふむ…じゃあ、助っ人の選定はお前に任せる」

 

任せる、と言われてもな。

曲がりなりにも、敵は「天使長」ハシュマル。

同じく「天使長」であるザドキエルを撃破した事は有るが、あれはスヴァハと2対1かつ敵にガンダムを知られていなかった、ザドキエルが元々宇宙をホームグラウンドとしていたからこそだ。

 

地上でも充分に性能を発揮可能で、ガンダムのデータも溜め込んだ「天使長」ハシュマルを撃破するにはそれなりの備えがいる。

 

――やはりここは、ダインスレイヴが欲しい。

条約違反を覚悟の上で、ダインスレイヴ持ちのガンダムを引きずり出すか。

こんなコトなら、禁止条約に「MAが相手の場合は適用しない」とか付けとくべきだった。

 

「ガンダム・フラウロスを連れて行くから、アイツらに召集掛けてくれ。後、極秘裏にダインスレイヴ弾頭の用意を」

「――条約違反だぞ、最高幕僚長」

「百も承知だ。だが、備えは万全にしなければならない。場合によっては、火星に向けてダインスレイヴを撃つコトになる。最終的に倒せたとしても、地形がどうなるかは分からん」

「やれやれ…」

 

セブンスターズは頭をかきながらも、それらの条件を認可した。

 

セブンスターズ会議の数時間後、俺とバルバトス、タスカー夫婦とフラウロスはグラズヘイムⅡに上がった。

そこでカイエル家が個人所有するハーフビーク級戦艦「ヴァイシュヴァーナラ」に乗り換え、火星へと出発した。

 

 

 

 

約1ヶ月で、戦艦は火星の衛星軌道上へ到着した。

今回はアーレスに入らず、すぐにハシュマルの撃破へ向かうコトとなっている。

 

そして、ヴァイシュヴァーナラのセンサーは「天使長」ハシュマルのエイハブ・ウェーブを観測した。

 

「ダインスレイヴ弾頭を装填して出ろ、とは――ギャラルホルンの信用を地に落とすつもりか?」

「まさか。相手はMA、それも『天使長』だ。言い訳はいくらでも出来る。居住者の退去も終了している、遠慮無く戦おう」

「――本当に、バルバトスでやる気?」

「当たり前だ。この1ヶ月で、シミュレーションは充分やった。クレイグのクセが付いてるから、多少動かし辛いが…まあ、何とかなるさ」

 

ただ、クレイグの戦闘スタイルはアグニカとは異なっていた。

その為、バルバトスを少しでもアグニカの戦闘スタイルに近付けるべく小型のメイスを2本持って来ている。

 

『バルバトスとフラウロス、10カウントの後に射出します。ご武運を』

『ありがとう』

「ああ。我々を射出した後、ヴァイシュヴァーナラはここに待機。我々が『天使長』ハシュマルを討伐し次第、ケーブルで回収しろ」

『了解しました。カウント、開始します』

 

そして、10カウントの後でバルバトスとフラウロスはヴァイシュヴァーナラより出撃した。

 

『目標より、高熱源体接近』

『ほっ!』

「ビームか」

 

冷静に見極め、バルバトスとフラウロスは攻撃を回避する。

 

「ダインスレイヴ、行けるか?」

 

ハシュマルの頭部ビーム砲による攻撃を右手のメイスで弾き、アグニカはそう問う。

 

『照準が定まれば――ッ!?』

『かわすぞ!』

 

機体に逆制動をかけつつ、ダインスレイヴを前方へと突き出して照準を合わせていたフラウロスが、突如上へ飛んだ。

その、僅か数瞬後。

 

 

黄色のビームが、フラウロスの下を掠めた。

 

 

「な、これは――!?」

 

ビームはその1本だけではなく、もう1本のビームが彼方より撃たれ――ハーフビーク級戦艦ヴァイシュヴァーナラを、一撃でいとも容易く貫通した。

 

『な、なんだあああああa』

 

船体に大穴を開けられたヴァイシュヴァーナラが、轟沈する。

続いて、フラウロスの物とは比較にならない程巨大なダインスレイヴ弾頭が2機のガンダムを襲う。

 

『クソ!』

「これは…ハシュマルの攻撃ではない!」

 

2機はダインスレイヴをかわし、火星から撃たれるハシュマルのビームもかわす。

 

「このままでは嬲り殺される――俺がヴァイシュヴァーナラを沈めた奴を引き付ける、その隙にハシュマルを討伐してくれ!」

 

アグニカはそれだけ言い残し、黄色のビームをかわしながら吶喊して行った。

 

 

 

 

『アグニカ!?』

『向こうはアイツに任せるしかない…! 私達は、ハシュマルを叩くぞ!』

 

フラウロスは大気圏突入用のグライダーを展開し、火星へと降りる。

そのフラウロスにハシュマルはビームを放つが、レアアロイで造られたグライダーを破壊するコトは出来ない。

 

ハシュマルはその後も何発かグライダーにビームを撃ったが、フラウロスが大気圏を突破したコトを確認して移動を開始した。

 

『メイベル、撃てるか!?』

『足を止めるわ!』

 

フラウロスが1発目のダインスレイヴを撃ち、それはハシュマルの目の前に突き刺さった。

 

『    』

 

ハシュマルの足場が崩壊し、陥没した地面にハシュマルが落ちる。

 

『追撃行くぞ!』

『了解!』

『        』

 

ハシュマルが頭部ビーム砲を地面に向けて撃ち、地面が更に崩壊する。

フラウロスは構わず2発目のダインスレイヴを撃ち、ハシュマルのスラスターを破壊した。

 

『よし!』

『近付いて、撃ち殺すわ!』

 

フラウロスが火星へと着地し、ハシュマルに向けて重火器を撃ちまくる。

 

『     』

 

地面が陥没した穴に入り込んだハシュマルの上部に有った岩盤が崩れ、ハシュマルを覆って行く。

しかし、最後の抵抗としてハシュマルは市街地に向けてプルーマを仕向ける。

 

『させるか…!』

 

フラウロスはプルーマを撃ち落として行くが、撃ち漏らした10機程に群がられる。

 

『ク!』

『こうなれば…!』

 

フラウロスは群がったプルーマを捕まえたまま、埋もれ行くハシュマルに突撃し――道連れに、火星の大地へ埋没した。

 

 

 

 

「――貴様は…!?」

 

黄色のビームの出所へ辿り着いたアグニカは、絶句していた。

それは、そこに1機のMA――いや、常軌を逸した「何か」がいたからだ。

それが何なのかは…アグニカには想像さえ出来なかった。

 

『ふむ…分からぬか? あの時、私を見たモノの全てを破壊したのは失策だったか』

「――なん、だと…?」

 

そのアグニカの驚愕は、あらゆる機体を全て破壊したと言う事実と、MAが突如として理性的に喋り出した事実の2つに向けられたモノだ。

 

バルバトスは、右手のメイスをそのMAに向ける。

 

「貴様、何者だ」

『知らぬか。では名乗ろう――私は「天使王」ルシフェル。全ての天使…いや、()()全ての天使を生んだガブリエルめを殺したのは貴様だな? 火神(アグニ)の名を持つ者よ』

「――『天使王』ルシフェル、だと?」

 

有り得ない、とアグニカは断言する。

 

「四大天使」ガブリエルの設計図を見る限り――元々ガブリエルは、3機の自分と並ぶ「四大天使」たるMAを造れるハズだったのだ。

 

「破壊」を司る智天使、ウリエル。

「進化」を司る熾天使、ミカエル。

「修復」を司る大天使、ラファエル。

この3機を造るハズ、とガブリエルの開発者であるプラージャ・カイエルとエイハブ・バーラエナは予測していた。

 

ならば、目の前にいる「天使王」ルシフェルは何なのだ?

「厄祭戦」に於いてラファエルが確認されなかったのは――ガブリエルが、ラファエルの代わりにこのルシフェルを造っていたからではないのか?

 

そのような疑問がアグニカの思考を埋め尽くしたが、動揺を悟られないよう声音に気を付けながらアグニカはルシフェルに質問を投げる。

 

「お前は、ガブリエルに造られたのか?」

『いや? 私はガブリエルが造られる前、月にて悠久の眠りについた。ガブリエルが動き、花園を作り上げた時に目を覚ましたのだ。その後にガブリエルめと接触し、私を覆い守る鎧を造るよう依頼したに過ぎん』

 

――成る程。

大体の事情が見えてきた、とアグニカは整理する。

 

ルシフェルがガブリエルと接触したのは、ガブリエルがラファエルを造る前だった。

ルシフェルはガブリエルを上手く誘導し、ラファエルではなくルシフェルを覆う「鎧」を造らせた。

そして、その鎧を造るにはラファエルに使うハズのリソースを回す必要が有った。

 

 

即ち――この「天使王」ルシフェルは、少なくとも「四大天使」と比肩する力を持っている。

 

 

(いや――ビームでナノラミネートアーマーを破壊するコトは、「四大天使」であったウリエルやミカエルにも出来なかった。コイツの戦闘力は、間違い無く「四大天使」を上回るか)

 

故に、「天使王」。

あらゆる天使…「四大天使」をもひっくるめてその頂点に君臨する、天使の王――それこそが、目の前にいるMA「天使王」ルシフェルなのだ。

 

「ビームでナノラミネートアーマーを破壊出来るのは、単純に出力が大きいだけではない。そもそものエネルギー源が、通常と違う…?」

『如何にも。――さて、お喋りはここまでだ。貴様が私に、どのような抵抗をしてくれるのか…楽しませてもらうぞ?』

「!」

 

ワイヤーブレードが展開されるより早く、バルバトスはルシフェルに肉薄した。

懐へ飛び込み、メイスを振って腹部のビーム砲を損傷させる。

 

『ほう?』

「死ね!」

 

バルバトスは両手のメイスを大きく振りかぶり、ルシフェルに痛打を加え――

 

「何ッ…!?」

『ふ』

 

――られなかった。

何故か。

 

 

「分離した、だと――!!!?」

 

 

()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

頭部、胸部、8枚の翼部が分離し、それぞれが飛んでバルバトスを囲む。

 

『甘いな。ビーム砲を1つ潰したコトは賞賛に値するが、それだけでこの私を弑そうとは片腹痛い』

 

それぞれに取り付けられたビーム砲が火を吹き、バルバトスを炙る。

 

「が、ぐ――!」

 

防御を成さなくなった肩パーツをパージし、左腕のパーツも外す。

溶けた右手のメイスを放棄して、残った左手のメイスでルシフェルの翼を弾き飛ばす。

 

『成る程、伊達に「四大天使」共を倒してはおらんか』

 

ルシフェルは身体を再度合体させ、瞬時に胸部のビーム砲を復活させる。

 

「――自己再生だと!?」

『フ…ナメてもらっては困るな』

 

胸部のビーム砲が放たれ、バルバトスを襲う。

バルバトスはメイスを交差させてビームを受け止めるものの、押されて火星へと落ちて行く。

 

「まずッ…!?」

 

ビームに押された為に高速で大気圏を抜け、ビームの射線から脱したバルバトスは火星へと落ちる。

バルバトスに離れられたビーム砲は巨大な岩盤を溶かして峡谷を作り出し、消えた。

 

「アイツらは…チ、この辺りはハーフメタルのせいでセンサーが…!」

 

フラウロスの捕捉を諦め、アグニカはバルバトスの状態を確認する。

全身に負荷が掛かり、機体性能が極端に落ちている。

 

『――つまらん』

 

上空のルシフェルは、置き土産としてダインスレイヴを装填し、バルバトスに照準を合わせた。

対するバルバトスは、メイスを右手に持って投擲姿勢を取る。

 

ツインリアクターシステムの力を、右手のみに集中させる。

過剰エネルギーが、剥き出しになった右肩から放出され――メイスが、大きく振られた。

 

「ただで死ねるかよ――届けッ!!」

 

バルバトスがメイスを上空へ投げるのと、ルシフェルがダインスレイヴを放つのはほぼ同時だった。

 

『ッ!』

 

バルバトスが打ち上げたメイスは、ルシフェルの頭部装甲の1枚を弾き飛ばした。

ルシフェルの放ったダインスレイヴはバルバトスの足下に直撃し、バルバトスは出来た穴へと沈んで行った。

 

『――やられたな』

 

頭部装甲が弾き飛ばされたコトによって露わになった黄金の双眼で、ルシフェルはバルバトスを睨みつける。

しかし、その後すぐルシフェルはどこかへと飛び去って行った。

 

 

 

 

「、ッ…」

 

バルバトスが地に埋もれた後、そのコクピットでアグニカは頭を抱える。

 

スラスターは、大気圏で焼け爛れて無事に天寿を全うされた。

火星へ叩き付けられた衝撃で、コクピット内のモニターは粉砕した上に全身の関節に負荷が掛かった為にツインリアクターのパワーも発揮出来ない。

おまけに、ハーフメタル埋蔵地域に落ちたせいでエイハブ・ウェーブで見つけられる可能性はゼロな事に加えて、アーレスへの連絡も取れない。

 

アグニカはこう断言出来た――詰みゲー、と。

 

「はあ…」

 

絶対絶命に追い込まれたアグニカであったが、ひとまずはモニターの破片が刺さりまくってボロボロになってしまったパイロットスーツを縫い直した。

 

それから数十日が経ち、トランクに入れて来たあまり美味しくない非常食が底を尽きた。

取り込んだモノを分解してエネルギーとする身体の構造上、何かを取り入れないと動かなくなる。

 

そして、アグニカの身体はスリープモードへと入った。

このモードには、身体のエネルギーが尽きるコトで切り替わる。

 

光がコクピットに差し込んで身体を照らすまで動かなくなる、コールドスリープのようなモノだ。

それを認識する為に、胸部の人工肉が裂けて機械部が露わになったりするのは如何ともし難い仕様らしい。

 

 

それから、309年もの月日が流れ。

 

 

P.D.0313年。

ガンダム・バルバトスとアグニカ・カイエルは、CGSの社長マルバ・アーケイにより発見された。

アグニカ・カイエルはアラズ・アフトルと言う偽名を名乗り、そのままCGSへと加入。

 

更にその10年後、P.D.0323年。

彼は子供達が集められたCGS参番組、その教官を受け持つ事となる――。




アグニカポイント新規取得
アグニカ・カイエル 90AP
ゴドフレド・タスカー 90AP
メイベル・タスカー 90AP
※アグニ会結成につき、ポイントシステムが出来たので再び加算開始です。


オリジナル設定解説のコーナー。


アデレード禁止条約について。
原作に於いては「禁止条約」としか言われていなかったため、命名。
オーストラリアのアデレードで調印が行われた事から、こう呼ばれている――と言うオリジナル設定です。

EB-01 ヘリヤル
全高:18.0m
本体重量:30.0t
動力源:エイハブ・リアクター×1
使用フレーム:ヘリヤル・フレーム
武装:100mmライフル×1
   ヘリヤル・ブレード×1
   シールド×1
   胸部60mm機関砲×2
   280mmバズーカ×1
   対艦用バスターソード×1
   レールガン(ダインスレイヴ対応)×1
概要
厄祭戦後、ギャラルホルンが開発した量産型MS。
ヴァルキュリア・フレームを素体としており、ゲイレールやグレイズの先祖にあたるフレーム。
性能はロディ・フレームやヘキサ・フレームより高く、調整された機体ならばヴァルキュリア・フレームに匹敵する。
ただ「量産機」としては失敗したMSであり、数十機が造られた時点で生産は打ち切られた。
ヘリヤル・ブレードの錬成に手間がかかる事、ヘリヤル・ブレードと対艦用バスターソードの扱いには相応の技量が求められる事、フレームに希少金属部品を使用する事などが問題点として上げられる。
また条約でダインスレイヴが禁止兵器とされた事も追い討ちをかけ、生産中止とされた。
しかし、この機体の反省点はゲイレールなどに受け継がれる事となる。
カンツウツボさんより頂いた案を元に、設定しました。
機体の設定上、描写する事が出来ませんでした。
身勝手ですが、何卒お許し下さいm(__)m


今回を持ちまして、#33より行って来た過去編は終了となります。
これで、本作の主人公であるアラズ・アフトル――もとい、アグニカ・カイエルが#01でCGSに入るまでの経緯を描けたかなと。

次回からはP.D.0325年のセブンスターズ会議場へと戻り、物語が進みます。
過去編で張られて回収されていない複線なども、随時回収して行きます。
後しばらく、この物語にお付き合い頂ければ恐縮ですm(__)m


次回「組織再編(予定)」

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