鉄華団のメンバーが1人増えました《完結》   作:アグニ会幹部

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タイトルが予告と違うって?
(予定)と言ってたので、変わる事も有りますよそりゃ。
あ、今回は特殊読みでは有りません。
別に「天使の王(ルシフェル)」と読んでも問題は無いですけど。

後、オリジナル設定解説が長くなったので本文は短めです。
次回は出来る限り早く出せるようにしますので、お許し下さい。


超、カオス…。


#52 天使の王

月面へと攻め込まず、艦隊の所に残ったMS隊によるMAの掃討は順調に進んでいた。

 

『敵戦力の42%を削れたぞ! このまま、残らず狩り尽くすz…ッ、な…ん、だ――通信、が…』

 

無線通信が、突如として途絶えた。

一時的に指揮系統に混乱が生じたが、ミシャンドラとサブナックは光信号によって隊を統制する。

 

ヴァレファールがヴァッサゴの肩に手を置き、接触回線を開く。

 

『これは何だ?』

『通信をジャミングするMAがいる。解析――「シャティエル」か』

『つまり…それを倒せば、通信は』

『ああ、回復する。アリアドネを開いた後、通常無線もある程度復活していた。このMAが、通常無線を封鎖していたと考えるべきだろうな』

 

通信が回復しない中、様々なMAと多量のプルーマが飛び回る。

このプルーマは、MA「アルミサエル」が生み出したモノが殆どだ。

 

『なら話は簡単――シャティエルをやる』

『任せた』

 

ヴァレファールはヴァッサゴから離れ、剣を構えてシャティエルが張り付いているらしい巨大MA「マルキダエル」に突撃する。

ヴァッサゴはバスターアンカーを展開し、近付いていたMA「サンダルフォン」を狙撃した。

 

『  』

 

動きが鈍ったサンダルフォンを、通りすがりのウヴァルが斬り捨てる。

そのウヴァルの背後に迫ったMA「レリエル」は、グレモリーによって頭部を打ち砕かれた。

 

『よっ!』

 

ヴァレファールはプルーマの群を突破し、マルキダエルに張り付いた。

 

それを振り落とそうとするマルキダエルに、戦艦サロモニスから「カラドボルグ」が発射される。

放たれたカラドボルグの弾頭は、射線上にいたMA「ラグエル」を粉砕してマルキダエルを貫く。

 

『      』

『はああ!』

 

ヴァレファールが剣を突き刺し、マルキダエルとシャティエルを破壊する。

2機のMAは誘爆し合い、爆散した。

 

『よし、通信回復。全軍、陣形を立て直せ!』

 

オセアニアのラーペ少将が、全軍へと指示を出す。

ヘイムダルも、現状を確認する。

 

『サロモニス、そちらに異常は?』

『有りません。ただ、月面へ行ったドワーム艦長達との連絡が取れません』

『阿頼耶織のリミッターを解除しているからかも知れません。どうやら、向こうも楽には行ってないみたいですね』

 

全方位へビームを撒き散らすMA「オファニエル」が、多方向からのダインスレイヴで沈黙する。

各経済圏の部隊もかなり減ってこそいるが、それぞれの指揮官の下で戦線を維持しMAを順調に撃破しているようだ。

 

『敵MAの大半は片付けたし、突入部隊の一部が「百合の花園(ヘブンズフィア)」の中枢へと向かったみたいだ。我々も仕事を果たすz』

 

サロモニス副艦長からの通信が、そこで途絶えた。

 

『――! サロモニス!?』

 

サロモニスに、とあるMAが張り付いたからだ。

当のサロモニスのブリッジも、突然の騒然としている。

 

「何事だ、状況を報告しろ!」

「MAに取り付かれました! しかし、これは妙な――!? 敵は、あらゆる装甲の隙間から侵入しています!」

「何だと!?」

 

MA「タブリス」――全身をナノマシンによって構築されており、機体の変質能力を持つ。

 

「何者かに、艦のコントロールが乗っ取られ始めています!」

「乗っ取られた区画は速やかにパージし、起爆せよ!」

 

副艦長の命令で、ブリッジクルーは操作をしようとしたものの――既に、操作不能に陥っていた。

 

「ダメです…乗っ取られます!」

「何だ、何が起こっているんだ!?」

 

MA「シャムシャエル」による、ハッキング攻撃。

あらゆるコンピューターの掌握と自壊を可能とするこのMAも、タブリスと同じくナノマシンで造られた機体だ。

 

そして、航行を不可能としたサロモニスにMA「ザフキエル」のビームランチャーが向けられる。

 

「敵がこちらを狙っています!」

「見りゃ分かる!」

 

動きを止めたサロモニスに群がろうとするMA「ラムエル」「ラメエル」「イロウエル」を、ガンダム達は足止めする。

しかし――ザフキエルのビームランチャーは発射され、サロモニスのブリッジを焼き払った。

 

『サロモニスが…!』

『クソ!!』

 

舌打ちするパイロット達だったが、サロモニスは沈み行く。

やがて爆発し、エイハブ・リアクターを残して宇宙のチリに成り果てた。

 

『ッ、これ以上はやらせるな!』

『言われなくとも!』

 

ガンダム達の双眼が赤く輝き、蹂躙を開始する。

力を解放した悪魔(ガンダム)の力は絶大であり、プルーマと天使にはなすすべも無い。

リミッターを解除したガンダムとやり合えるのは、ほんの一部のMAに限られるのだ。

 

『うおおおおおお―――お?』

 

暴れ回っていたガンダム達が、突如として動きを止めた。

それは、サロモニスが撃沈した場所にMAがいたからである。

 

 

8枚の巨大な翼を持ち、200m以上の巨体を誇る――他とは一線を画す威圧感を放つ、巨大なMAが。

 

 

『――計測、不能…? 悠矢、あれの解析は?』

『………解析不能だ、名前さえ読み取れない。もう少し接近して、詳細なデータを取りたい所なのだが――』

 

そうは言ったものの、悠矢だけでなくその場の全員が何となく察していた。

知識などではなく、悪魔からのフィードバックと野生の直感が「あれに近付けば死ぬ」と確信を持って訴えて来ている。

睨み合いが数分続いた、その時。

 

『――向かって来ないのか?』

『………な――!!?』

 

目の前のMAが、喋りだしてしまった。

今までに無かった怪奇現象を目の当たりにし、パイロット達は固まる。

 

『ふむ、貴様らに取って「未知」たる私の存在は脅威そのもの。確か――触らぬ神に祟り無し、と言う諺が有った。では、こちらから仕掛けるとしよう』

 

唖然とするパイロット達を見飽きたか、武装を展開して。

 

『「Co…失礼。()()()()使()()()()()()()()()()()M()A()。以後、お見知り置きを――そして、滅びよ地球人。私は少しばかり、地球人に因縁が有ってな』

 

かつて無い敵、最強のMAである「天使王」ルシフェルが前戯(たわむれ)を始めた。

宇宙を覆い隠すような錯覚さえ覚えさせるルシフェルの巨大な翼が、大きく広げられる。

ダインスレイヴの特殊弾頭と黄のビームが、戦いの光に照らされた宇宙を裂く―――

 

 

 

 

対ガンダムを想定したMA達が、何十機ものガンダムを相手に猛威を振るう。

既に何機かは倒したものの、それでもまだ残っている。

 

『そこか』

 

ストラスは試作型ダインスレイヴを放ち、メタトロンの動きを制限する。

メタトロンがダインスレイヴをかわした所で、マルバスがダブルピストルで更に動きを抑える。

 

『kill!』

 

カイムの剣が、メタトロンの右腕を斬り落とす。

隙が出来たメタトロンを、エリゴールの槍が貫く。

そこへナベリウスが狙撃し、メタトロンは沈黙した。

 

『――サロモニスは撃沈したか…全員、気を抜くなよ!』

 

ベリアルがプルーマを片付け、アンドレアルフスが強化された「天使長」ザドキエルに迫る。

アンドレアルフスは太刀を振り、ザドキエルのワイヤーブレードと打ち合う。

迎撃するザドキエルの下部に鉈を構えたシトリーが回り込み、攻撃する。

 

『      』

 

パイモン、プルソンの追撃で、ザドキエルが揺らぐ。

「V04-0210 ヴァルトラウテ」「V05-0913 シュヴェルトライテ」「V07-0402 ジークルーネ」「V09-0330 ロスヴァイセ」の同時攻撃で、ザドキエルは遂に沈黙した。

 

『      』

 

「V06-0523 ヘルムヴィーゲ」が巨大な獲物を振り、巨大人型MA「アサエル」と打ち合う。

アサエルが全身のビーム砲を放ち、周囲を破壊して行く。

 

『環境ってモノを考えないのか…!?』

『10年近く核戦争をし、地球環境をズタズタにした人間(わたしたち)が言っても説得力が無いな』

『そりゃそうか――何だ!?』

 

イポスと背中合わせになったヘルムヴィーゲだったが、それを狙ってビームが飛んで来た。

ヘルムヴィーゲは装甲の隙間に直撃を受け、あえなく撃破された。

 

『ク、どこから砲撃を…!?』

『向こうだな。ビームランチャーを装備したMAがいる』

 

フォルネウスがイポスに近付き、そのMA「ザフキエル」を指し示す。

 

『頼めるか?』

『ああ』

 

ザフキエルにフォルネウスが突撃し、ザフキエルはビームランチャーをフォルネウスに放つ。

フォルネウスはそれを難なくかわし、距離を詰める。

 

『この距離ならば…!』

『           』

 

ザフキエルの前に、MA「セラフィム」が現れる。

セラフィムは高い機動性を駆使し、フォルネウスの背後に回り込む。

 

『ぬ…!』

 

左手をとっさに背後へ向け、ダインスレイヴを撃ち放つ。

対するセラフィムは、ダインスレイヴに貫かれながらもレールガンでフォルネウスの五体を破壊した。

 

『――行くわよ、エドゥ!』

『はい!』

 

フェニクスとハルファスが、MA「マスティマ」に突撃する。

マスティマは剣を構え、2機のガンダムによる猛攻を捌く。

 

『『ああああああ!!』』

 

やがて、フェニクスとハルファスの瞳が赤く輝く。

攻撃速度はどんどん速くなり、マスティマの対応速度を上回る。

 

好機と見た2機は剣と槍を揃えて構え、マスティマに正面から突撃する。

それを受け、マスティマは。

 

『     』

『――な!?』

『ま、ず――』

 

胸部を貫かれる代わりに2機を拘束し、抱え込んで自爆した。

マスティマの自爆に巻き込まれて大破した2機のガンダムに、通りがかった「天使長」ハシュマルがトドメを刺す。

 

『やらせるか…!』

 

アムドゥスキアスとグシオンが、ハシュマルを潰すべく動く。

 

『  』

 

ハシュマルはアームを月面に滑らせ、何かのスイッチを押した。

すると、ハシュマルの周囲にミサイルポッドが現れ――旧時代より使われる「ハザードシンボル」が、そこには刻まれていた。

 

『…! あれは!?』

『  』

 

ミサイルが放たれ、戦場へとばらまかれる。

 

『全軍、迎撃しr――』

『      』

 

アムドゥスキアスに乗るサミュエルが、全軍に警告するより早く――ハシュマルがばらまいた「戦術核ミサイル」が、一斉に起爆した。

 

 

 

 

絶望。最強。無敵。

あれを表すには、それで足りるだろう。

 

突如現れた謎のMA「天使王」ルシフェルの力は、圧倒的だった。

ガンダム達を一蹴し、たった一度の拡散ビーム砲の発射でMS隊と艦隊を壊滅させたのだから。

 

ガンダム・ヴァレファールは剣で斬りかかったものの、一撃でコクピットを破壊された。

ガンダム・ウヴァルは、コクピットを潰された上でどこかへ放逐された。

ガンダム・バティンは武器を全て破壊され、月面へと吹き飛ばされた。

 

『足掻くな。何であれ、全滅するのだ』

 

ルシフェルが、翼の拡散ビーム砲を再び放つ。

放たれた黄色のビームが、残った艦隊を巻き込んで行く。

 

『それ以上させるか!!』

『はあああああ!!』

 

ミシャンドラが無謀にも突撃し、サブナックが拡散ビームを避けて弾幕を張る。

しかし、ナノラミネートコートに守られたルシフェルを傷つけるのは困難だ。

 

ルシフェルはサブナックをワイヤーブレードで捌きつつ、ミシャンドラにもワイヤーブレードをけしかけて武器を破壊する。

 

『うおおおお!』

 

ルシフェルがミシャンドラに気を取られたと見て、グレモリーがバトルアンカーをルシフェルに振り下ろす。

しかし――ナノラミネートコートにあっさり弾かれてしまい、続くワイヤーブレード攻撃を受けた事でバトルアンカーの片方がへし折れる。

 

『な』

『無駄だ』

 

ワイヤーブレードの追撃でグレモリーは吹き飛ばされ、ナノラミネートコートをバラバラにされ戦闘不能へと追いやられた。

 

続いてアンドラス、オロバス、マルコシアスが攻撃を仕掛ける。

アンドラスは剣、オロバスはショーテル、マルコシアスは斧で三方向からの同時攻撃だが――ルシフェルは、3本のワイヤーブレードで対処仕切った。

3機はことごとく無力化され、戦闘不能となってしまう。

 

『デタラメ…!』

『ク…!』

『ダメか…!』

 

残された2機のガンダム――ヴァッサゴとブエルを捕捉して、ルシフェルはそちらを向く。

 

『…どうだ? ハッキングは』

『無理だな。何で命令を伝達して、何で動いてるのか…そもそも、どうすればコンピューターと接触出来るのかがまるで分からん』

『こちらは、センサーが反応しなかった理由くらいしか分からなかった。あれからはエイハブ・ウェーブが発生していない――つまり、エイハブ・リアクターとは違う何かを動力源としている』

 

ヴァッサゴの解析では、ルシフェルの動力源がエイハブ・リアクターでない事くらいしか突き止められなかった。

ブエルのハッキングも通用しない以上、ルシフェルは現在の人類では理解出来ない存在だと言えるかも知れない。

 

『エイハブ・リアクターじゃない動力源って何だ? 核融合炉とかか?』

『いや、核融合炉ではない。どれかと言うなら――いや、これも違う。何で動いてんだあれ』

 

要するに、殆ど何も分からない。

 

『私の解析は済んだか? では、終わりにしよう』

 

そう言って、ルシフェルはワイヤーブレードを射出する。

ルシフェルがヴァッサゴとブエルを軽くあしらった時、月面の方から大爆発が起きた。

 

『あれは――』

『核爆弾か…!』

 

ガンダムのパイロット達が呆気にとられる中、ルシフェルは。

 

『頃合いか』

 

それだけの言葉を残し、戦闘宙域から離脱した。




オリジナル設定解説のコーナー。
今回はMA大量です。


シャティエル
GORISANさんより頂いた案を元に、設定しました。
攻撃武装こそ装備しないが、電子戦に長けたMA。
厄祭戦時にはそれぞれの機体が各経済圏と火星の通信網を掌握し断絶させ、ハッキングによるデータ破壊と改竄を行って各経済圏の連携を断った。
これを受け、ヘイムダルは独自通信方法として「アリアドネ」を世界各地にバラまいた。

アルミサエル
お野菜さんより頂いた案を元に、設定しました。
翼さえ持たず、武装も持たないMA。
プルーマを大量生産し、他のプルーマを持たないMAを援護する役割を担う。

マルキダエル
ムリエルさんより頂いた案を元に、設定しました。
防御力の高い、宇宙防衛用MA。
装甲が異常な程分厚いが、近接武器を持たない。
2枚の翼にはガトリングガンが装備されており、頭部にビーム砲を内蔵する。
また、プルーマの生産力が非常に高い。
自分から攻撃をしない、珍しい特性を持つ。

サンダルフォン
お野菜さんより頂いた案を元に、設定しました。
2枚の翼に拡散ビーム砲、頭と胴体にビーム砲を備えている。
1回ビームを撃つごとに敵を解析し、予測射撃を行う。
ただし、プルーマ生産能力を持たない。

レリエル
お野菜さんより頂いた案を元に、設定しました。
漆黒の身体と翼を持ち、胴体にビーム砲、翼に散弾銃を内蔵するMA。
光学迷彩を搭載しており、奇襲と速攻が得意。
ただし、光学迷彩使用時にはあらゆる武装が使用不能になる上にプルーマの生産能力は低い。

ラグエル
pakuyasaさんより頂いた案を元に、設定しました。
亀のように丸く、分厚い装甲で覆われたMA。
底面にはスラスターが付けられており、地上ではホバー走行を行う。
本体に武装は無いが、プルーマの生産能力がかなり高い。

オファニエル
ツチノコさんより頂いた案を元に、設定しました。
UFO型のMAで、機体側面の全方位にビーム砲を備えている。
また、プルーマの生産能力が高い。

タブリス
トラクシオンさんより頂いた案を元に、設定しました。
ナノマシンによって造られた後期型MAで、機体を様々に変質させる事が可能。
戦艦に張り付いて穴を開け、小型化して侵入したりもする。
プルーマの生産能力は持たない。

シャムシャエル
Astray noirさんより頂いた案を元に、設定しました。
プルーマ以下の大きさである、最小のMA。
ナノマシンウイルスを散布してコンピューターを掌握し自壊させる、凶悪な能力を持つ。
本体はかなり脆弱である為、普段は隠匿している。

ザフキエル
Astray Noirさんより頂いた案を元に、設定しました。
コロニー破壊用のMA。
高速巡航形態と戦闘形態に移行出来、尻尾のように本体と同等の長さを持つビームランチャーを持つ。
プルーマ生産能力が高い他、鈍重なMAの移送も行う。

ラムエル
N-N-Nさんより頂いた案を元に、設定しました。
頭部が異様に巨大化しており、そこにはビーム砲が内蔵されている。
頭部は360度高速回転させる事が出来、拡散ビーム、歪曲ビーム、高出力ビームを使い分けられる。
ただ、接近戦用の武器を持たない。
プルーマ生産能力は並。

ラメエル
N-N-Nさんより案を頂いた「ラファエル」を参考に、設定させて頂きました。
2枚の翼と腕を持つ、典型的なMA。
翼にはそれぞれ拡散ビーム砲が内蔵されており、翼を分離させて自由度の高い攻撃が可能となる。
翼へのエネルギー供給は、プルーマへの給電能力を応用している。
しかし、その為プルーマの随伴数は少ない。

 イロウエル
赤くて3倍な彗星さんから頂いた案を元に、設定しました。
2枚の翼を持ち、胴体にミサイルポッドが搭載されたMA。
頭部にはビーム砲が備えられている他、胸部には大型火砲「バスターアンカー」が内蔵されている。
プルーマ生産能力は並程度。

V06-0526 ヘルムヴィーゲ
全高:21.1m
本体重量:43.9t
動力源:エイハブ・リアクター×1
使用フレーム:ヴァルキュリア・フレーム
武装:ヴァルキュリア・バスターソード×1
   電撃角×2
概要
「量産型ガンダム・フレーム」をコンセプトにスリーヤ・カイエルが開発した、ヴァルキュリア・フレームの6番機。
対MA戦を想定した巨大武器「ヴァルキュリア・バスターソード」と超重装甲が、本機の大きな特徴である。
フレームの稼働限界ギリギリまで施された重装備で敵の攻撃を受け止め、その状態からの極至近距離戦闘を想定している。
名前の由来は、ワーグナーの歌劇「ニーベルングの指環」に登場する戦乙女(ヴァルキリー)の1人「ヘルムヴィーゲ」から。
名前の意味は、「兜の揺り籠」。
形式番号の「0526」は、石動・カミーチェの声優である前野智昭さんの誕生日から。

V04-0210 ヴァルトラウテ
全高:18.5m
本体重量:38.1t
動力源:エイハブ・リアクター×1
使用フレーム:ヴァルキュリア・フレーム
武装:ヴァルキュリア・レールガン×1
   ヴァルキュリア・アックス×1
概要
「量産型ガンダム・フレーム」をコンセプトにスリーヤ・カイエルが開発した、ヴァルキュリア・フレームの4番機。
ヴァルキュリア・レールガンは、後に一部のレギンレイズに搭載されるレールガンのプロトタイプ。
レギンレイズの物と比べて威力は高い上に、ダインスレイヴ弾頭も運用可能。
ヴァルキュリア・アックスは、長柄の巨大な斧。
全身の装甲は分厚めに造られており、ヘルムヴィーゲ程ではないが結構な重量が有る。
名前の由来は、ワーグナーの歌劇「ニーベルングの指環」に登場する戦乙女(ヴァルキリー)の1人「ヴァルトラウテ」から。
名前の意味は、「戦場の勇気」。
形式番号の「0210」は、メカデザイナーの鷲尾直広さんの誕生日から。

V05-0913 シュヴェルトライテ
全高:18.5m
本体重量:34.2t
動力源:エイハブ・リアクター×1
使用フレーム:ヴァルキュリア・フレーム
武装:ヴァルキュリア・ソード×1
   ヴァルキュリア・ライフル×1
概要
「量産型ガンダム・フレーム」をコンセプトにスリーヤ・カイエルが開発した、ヴァルキュリア・フレームの5番機。
片手用の西洋剣「ヴァルキュリア・ソード」を主武装とし、これとヴァルキュリア・ライフルを用いて戦う。
機体コンセプトは「ガンダム・パイモン」で、背部には同系統の高機動バックパックが装備される。
名前の由来は、ワーグナーの歌劇「ニーベルングの指環」に登場する戦乙女(ヴァルキリー)の1人「シュヴェルトライテ」から。
名前の意味は、「剣の支配」。
形式番号「0913」の由来は――忘れました。
誰か突き止めて下さい。
私が一体、どういった思考の下でこの数にしたかを(無茶言うな)

V07-0402 ジークルーネ
全高:18.5m
本体重量:31.3t
動力源:エイハブ・リアクター×1
使用フレーム:ヴァルキュリア・フレーム
武装:ヴァルキュリア・ランス×1
   ヴァルキュリア・シールド×1
概要
「量産型ガンダム・フレーム」をコンセプトにスリーヤ・カイエルが開発した、ヴァルキュリア・フレームの7番機。
馬上槍に似たヴァルキュリア・ランス、ヴァルキュリア・シールドを装備する。
機体コンセプトは「ガンダム・キマリス」で、元機体と同じく敵に突撃する人間ダインスレイヴ。
名前の由来は、ワーグナーの歌劇「ニーベルングの指環」に登場する戦乙女(ヴァルキリー)の1人「ジークルーネ」から。
名前の意味は、「神聖の勝利」。
形式番号「0402」の由来は――忘れました。
誰か突き止めて下s(ry

V09-0330 ロスヴァイセ
全高:18.5m
本体重量:30.3t
動力源:エイハブ・リアクター×1
使用フレーム:ヴァルキュリア・フレーム
武装:ヴァルキュリア・ナノラミソード×1
   ヴァルキュリア・ビームマント×1
概要
「量産型ガンダム・フレーム」をコンセプトにスリーヤ・カイエルが開発した、ヴァルキュリア・フレームの9番機。
「ガンダム・アンドロマリウス」が参考にされており、ナノラミネートソードとビームマントを装備している。
ただ、漆黒の機体色を持つアンドロマリウスとは対象的な純白の機体色をしている。
名前の由来は、ワーグナーの歌劇「ニーベルングの指環」に登場する戦乙女(ヴァルキリー)の1人「ロスヴァイセ」から。
名前の意味は、「白き戦場の馬」。
形式番号の「0330」は、作者の誕生日から。
――これくらい許してね(テヘペロ、と言う感じの悪ふざけです。

セラフィム
VOLTEXさんより頂いた案を元に、設定しました。
胴体は細長く、6枚の翼を持つ宇宙用MA。
内2枚は前方へ展開してビームを放ち、他2枚はそれぞれレールガンを内蔵し、残りの翼はスラスターが敷き詰められていて高機動を実現している。
ただ、プルーマの随伴数が少ない。

ガブリエル、ルシフェルのデータはまたいずれ。


次回「厄祭戦、終結(予定)」

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