ですが、これには訳が有るので聞いて頂きたい。
忙し過ぎて時間があまり無く、下痢気味になってその時間はぐだりながらゲームに費やされ、ゲームでバエルとついでにキマリスヴィダールを入手して舞い上がって育成してたら時間がすごく過ぎ去っており、書こうと思ったものの陳腐な記憶力のせいでちっとも頂いた案から作ったMAが覚えられないので簡単にイラスト化してイメージを固めてから書き進めつつ別作品とその挿絵的な何かを書いていたら、こんな事になりました。
今回は初登場機体が大量で設定解説にかなりの字数を取られた為、本文は短めとなります。
設定解説と本文の字数が同じくらいとはどう言う事だ、説明しろ苗木!!
お前が一気に出すから?
………さあ、本文へどうぞ。
長々とすみませんm(__)m
親睦を深める…つもりだったが。
いつの間にか勃発した第二次処女膜戦争で台無しである。
今回、俺は参加しなかったけど。
そんな感じで、ガンダムを無くした奴らに機体を渡したり調整したりで約2日が過ぎた頃。
マッドサイエンティストから、日本基地のバージニア級が完成したとの連絡が入った。
「名前はどうする、ドワーム・エリオン艦長? 俺達の『ゲーティア』みたく、カッコ良く意味の有る名前を付けろよ」
「――私に、ネーミングセンスを求めるのは全くの間違いだとだけ言おう。何か、案がある者は?」
ドワームが募集すると、真っ先にカロムが手を上げた。
「『刀剣号』!」
「却下。次、アマディス」
「『彗星号』」
「却下」
ドワーム艦長、意見をバッサリと斬って行く。
自分から募集しておきながら、えげつない。
「…お前達、真面目か?」
「大真面目よ!」
「じゃあ、アグニカ。お前達のバージニア級は、お前が名付けたんだろう? 意見を出してくれ」
おっと、こっちに回って来ましたよ。
「――そうだな…『サロモニス』とかでどうだ? ソロモン王が残した『レメゲトン』第三部の題名である、『アルス・アルマデル・サロモニス』から取ってみたんだが」
「採用」
「クッ…!! こうもあっさり採用とか気に食わないけど、カッコいいから反論出来ない――!!」
カロムさん、そんな親の仇を見るかのような目で睨まないで。
文句ならあっさり採用したドワーム艦長に言って、どうぞ。
「よし…では、『サロモニス』出航準備!」
「じゃあ、こっちも準備しよう。艦長、『ゲーティア』出航準備を!」
しかし、皆が移動を始めたその時。
『総員、第一種戦闘配備! 上空と海中に、エイハブ・リアクター反応を確認! 数、10!!』
警報が鳴り響き、オペレーターの声が施設内に流れる。
「ああもう、こんな時に…!」
愚痴りながら、俺達はそれぞれのガンダムの下へ走るハメになるのだった。
◇
MAは上空にサリエル、ザフィエルが2機ずつと、マルティエルが1機。
陸、海にバラキエルが2機、スイエル、アズライル、ケルビムが1機ずつ。
『悠矢のヴァッサゴによる観測結果は、そんな感じになる。地上に近い5機を近接戦で叩き、上空の5機は狙撃可能な機体で撃ち落とす』
アグニカのバエルとスヴァハのアガレス、大駕のグラシャラボラス、カロムのパイモン、カサンドラのアスタロト、響のヴァレファール、遼真のゼパル、悠矢のヴァッサゴ、アマディスのフォカロルが地上担当。
ミズガルズのアモン、タスカー夫婦のフラウロス、クジナのグレモリーが上空担当だ。
バエルとアガレスは飛べる為、地上が片付いたら迎撃に出る。
――この余裕の有る戦力、実に素晴らしい。
いや、今までが戦力不足だっただけなのだが。
と、その時。
上空から、ビームとミサイルが降って来た。
「全機、戦闘開始!」
全機が散開し、それをかわしながら攻勢に出る。
『ゲーティアの艦長殿、サロモニスと同じく出航準備を。では副艦長、後は任せた』
『は、はい』
サロモニス艦長ドワーム・エリオンが、副艦長に艦を任せてブリッジを去った。
その会話に、アグニカが耳を傾けていると。
『アグニカ、上!』
「うおう!?」
スヴァハの声を受け、アグニカは直感で左に避ける。
その数瞬後、ビームがバエルを掠めた。
『しっかりしなさい!』
「すまん、カロム――スヴァハ、悪いが付いて来てくれ。先に上を斬り伏せる!」
『了解!』
バエルとアガレスは前方からのミサイル攻撃をかわし、上昇して行った。
『私達も負けられないわよ! 突撃、全てのMAを斬り壊しなさい!!』
パイモンが刀を抜き払い、MAへ突撃する。
同時に、他の機体も最高速度でプルーマの群へ突撃して行く。
そして、その中で。
「――殺す」
圧倒的な殺意を纏い、超高速でプルーマを吹き飛ばしてMA「バラキエル」に取り付いた者がいた。
あまりの速度に対処出来ず、突撃を受けたバラキエルは横へ倒れる。
『 !?』
「――死ね」
眼を赤く輝かせた機体――グラシャラボラスは口を開き、バラキエルに咬み付く。
コンピューター部を咬み壊されたバラキエルが崩れ落ちると共に、バラキエルから生まれたプルーマが停止する。
グラシャラボラスは
飛び散ったオイルを返り血のように浴びながら、グラシャラボラスはバラキエルに再度咬み付く。
更にオイルが飛び、バラキエルは原形すら判別出来ない程に壊された。
「――ハハッ」
大駕は、笑った。
グラシャラボラスも口を開き、バラキエルのオイルで汚れた牙を剥き出しにする。
そのまま、次の機体――ケルビムへ飛びかかった。
◇
MA「サリエル」のビームランチャーが火を吹き、自身に迫るバエルとアガレスを焼き払おうとする。
バエルとアガレスは散開してかわし、サリエルへと肉薄する。
サリエルのビームランチャーをバエルの剣が両断し、翼にアガレスの銃が風穴を開ける。
落下を始めたサリエルのコンピューター部に、ダインスレイヴの弾が突き刺さった。
「まず1機、次!」
側に滞空していたもう1機のサリエルが腕を振るうが、バエルはそれを難なくかわしてビームランチャーに剣を突き刺す。
同時に、狙撃弾がサリエルのコンピューター部を一撃で破壊した。
『…怖い狙撃だなあ』
「ああ、機嫌は損ねないでおこう。次!」
MA「マルティエル」が、3枚の翼に有る拡散ビーム砲を放つ。
バエルとアガレスは後退してそれをかわすと、マルティエルの翼に狙撃弾が幾つか直撃した。
その隙を付いて、バエルとアガレスはマルティエルの拡散ビーム砲を破壊する。
落下するマルティエルに、狙撃弾2発とダインスレイヴ弾が命中した。
「後、2機!」
バエルとアガレスの200m程上空に、MA「ザフィエル」が2機滞空している。
ザフィエルは翼に取り付けられたミサイルを一斉発射し、バエルとアガレスを撃ち落とそうとする。
ミサイルの飽和攻撃を電磁砲や銃で凌ぎながら、バエルとアガレスは上昇してザフィエルとの距離を詰める。
バエルは片方に剣を突き刺し、アガレスはもう片方に銃の弾を叩き込む。
そのまま翼を破壊し、それぞれザフィエルを蹴り落とす。
それぞれのザフィエルに、狙撃弾が直撃した。
「よし、上空のは片付けたか…」
『下の方へ行こう! グラシャラボラス、何かしてなければ良いけど…』
「――嫌な予感しかしないぞ」
そして、バエルとアガレスは降下を始めた。
◇
それは、まさに「殺戮」だった。
ガンダム・グラシャラボラスは眼を赤く輝かせ、既に2機のMAを殺していた。
『 !』
吐き出されたビームを避け、グラシャラボラスはMA「アズライル」に飛び付く。
その隣でMA「バラキエル」のコンピューター部を貫いたパイモンは、グラシャラボラスの暴れようを見て戦慄する。
『な、んなのよあれは――』
『 !!』
グラシャラボラスに組み伏せられ地に伏すMA「ケルビム」が、最期の抵抗と言わんばかりに腕をグラシャラボラスに向けてビーム砲を放とうとする。
『させるか!』
『バスターアンカー、発射!』
ケルビムの腕を飛んで来たベリアルが両断し、ヴァッサゴの胸に配された3門の大型バスターアンカーが火を吹いてケルビムを跡形も無く消し飛ばす。
『ドワーム!?』
『ドワームさん、サロモニスはどうしたんですか?』
『出航準備が出来次第、ゲーティア共々出航しろと言ってある。もうすぐだ、殲滅して後退するぞ』
グラシャラボラスが咬み付くアズライルに、降下して来たバエルの剣が突き刺さる。
続いて降って来たアガレスがアズライルの翼に有る「プラズマ・リーダー」射出装置を射撃して破壊し、グラシャラボラスはアズライルのコンピューター部に爪を突き立てて引き裂いた。
「ハァ、ハァ――」
『退くぞ、大駕。コイツで、襲撃を掛けて来たMAは殲滅した』
グラシャラボラスが暴れている間、他のガンダムも遊んでいた訳ではない。
多少の過剰戦力でMAと相対し、これを殲滅している。
「――俺はまだ殺し足りねェぞ、バエル」
『…退くと言っただろう、大駕――いや、グラシャラボラスか』
バエルはアガレスと協力して、グラシャラボラスを強引に引き戻す。
その時、2隻のバージニア級戦艦が基地から飛び発って来た。
『急いで下さい! どこに伏兵や討ち漏らしが有るか…』
「エイハブ・ウェーブの反応は無いんだろう? なら、撃破出来てない奴はいないハズだ。それに、日本には『急がば回れ』と言う諺が有るんだろ?」
全機が、落ち着いて確実に着艦して行く。
バエルとアガレス、グラシャラボラスもゲーティアへと戻る。
と、その瞬間。
サロモニスへの着艦シークエンスへ入っていたガンダム・ヴァッサゴに、MAが襲い掛かった。
『――な』
『悠矢!!』
ヴァッサゴに襲い掛かったMAへ、ゼパルが体当たりを掛ける。
ヴァッサゴは解放され、代わりにゼパルはMAを捕らえたまま地面へ墜ちた。
『遼真!?』
『行ってくれ! コイツは、俺が止める!!』
ステルスシステムを持つMA「アザゼル」はゼパルの左肩にアンカーを1本取り付け、先端のパイルバンカーを作動させてゼパルの肩を破壊する。
『遼真!!』
サロモニスの甲板に辿り着いたヴァッサゴがアザゼルを射撃しようとするが、アザゼルがゼパルに覆い被さった為に攻撃出来ない。
『――サロモニス、ゲーティア回頭! アラブのアブダビを経由し、アイルランドのベルファスト基地へと向かう!』
『待てドワーム、このままじゃ遼真が――見捨てるつもりか!?』
「…やってくれ、艦長――そして、ドワーム」
『――了解』
アグニカは、ドワームの意見を肯定した。
ゲーティアとサロモニスはそれぞれ回頭し、経由地アブダビへ向けて出航する。
――ガンダム・ゼパルと、そのパイロット…遼真・ウェルティを残して。
『何で、何で見捨てた!? クソ、こうなったら俺も――』
『止めろ、悠矢。今、ヴァッサゴの解析能力を失う訳には行かん…!』
飛び降りようとするヴァッサゴを、ベリアルが制止する。
ゲーティアとサロモニスは、最大戦速で日本を離脱して行った。
「う、らァァ!!」
『 !』
ゼパルはソードアックス「アメノハバキリ」を抜き、アザゼルへ斬り掛かる。
アザゼルの脆弱な装甲は割れ、腕が1本落ちる。
「これ、で…!」
続いてゼパルは大型カイトシールドに内蔵された「ブロードソード」を展開し、アザゼルのコンピューター部を貫く。
『 !!』
対するアザゼルとて、ただではやられない。
破壊が及んでいないコンピューターをフル稼働させて残った腕とアンカーの全てをゼパルに張り付け、パイルバンカーを作動。
その攻撃で、ゼパルのコクピットはパイルバンカーによって貫かれた。
「――なんだよ…呆気ないな」
突如として襲い掛かった浮遊感に身を委ね、遼真はその意識を手放した――。
◇
ゲーティアに戻った俺達は、大駕のサルベージを試みていた。
「――どうだ?」
「無ー理矢理リンクを切ーり離すしかなーいな」
マッドサイエンティストが謎のコードを高速でグラシャラボラスのコンピューターに打ち込み、大駕の阿頼耶織による接続を切り離す。
「――ぐ」
「アグニカ、起きたよ!」
「見りゃ分かる。どうだ、調子は」
大駕は周囲を見回した後、自分の身体を確認したようだった。
「――右腕が、動かない」
「…やはーりか。悪ー魔の力を引きー出した反動ーだな」
悪魔と契約し、身体を奪われた――と言う事か。
とりあえずヤブ医者を呼びつけ、大駕は検査を受けた。
ヤブ医者の報告内容には、耳を疑わざるを得なかったが。
「右腕の神経が、丸ごと無くなっている。切断して、義手に変えるべきだろう」
「…そんな事、起こり得るのか?」
「まさか。神経だけ無くなるなんて、普通は有り得んよ。だが――これが悪魔との契約による代償ならば、科学的に考えても埒が開かん」
ただ事実として、大駕の右腕は動かなくなった。
義手に替えた方が良いと言う以上、任せるしか無いだろう。
オリジナル設定解説です。
大量の新規オリジナルMS、MAが出て来ましたので紹介を。
長くなります(是非も無し)。
満足に活躍させられなかった機体も少なく有りませんが――誠に申し訳ございませんm(__)m
バージニア級戦艦「サロモニス」。
オリジナル戦艦になります。
MA「サリエル」。
カンツウツボさんより頂いた案を元に、設定しました。
蝶に似た翼と、1本の腕を持つ飛行型MA。
胴体にはビームランチャーが取り付けられており、上空からの狙撃を行う。
また、毒ガス兵器を搭載している。
ただ、プルーマの生産力は無い。
MA「ザフィエル」。
オストラヴァさんより頂いた案を元に、設定しました。
全長48mにもなる傘にも似た巨大な翼を持ち、高高度からの爆撃を行うMA。
核ミサイルも搭載可能であるが、装甲の強度は大した物ではなくミサイル以外の武装を持たずプルーマの生産も出来ない。
MA「マルティエル」。
お野菜さんより頂いた案を元に、設定しました。
巨大な3枚の翼を持ち、そこに多くの拡散ビーム砲が内蔵するMA。
ただし、プルーマの生産能力は控えめ。
MA「アズライル」。
-wind-さんより頂いた案を元に、設定しました。
水陸両用で、湾岸都市攻撃を想定しているMA。
頭部に拡散ビーム砲を内蔵し、翼からは「プラズマ・リーダー」を射出可能。
プルーマ生産能力が高く多量のプルーマを随伴するが、水中ではプルーマを展開出来ない。
MA「ケルビム」。
pakuyasaさんより頂いた案を元に、設定しました。
4枚の翼と4つの頭、1本の腕を持つMA。
腕にはビーム砲が内蔵されており、4つの頭による索敵と照準から高い狙撃精度を誇る。
全ての翼の裏にはスラスターが取り付けられ、非常に高機動。
カサンドラ・ウォーレン。
オリジナルキャラクターで、ウォーレン家の初代当主です。
乗機である「ガンダム・アスタロト」は、月鋼の「ガンダム・アスタロトオリジン」と同じになっております。
ガンダム・ヴァレファール。
オリジナルMSで、N-N-Nさんより頂いた案を参考に設定しました。
機体データは以下の通り。
ASW-G-06 ガンダム・ヴァレファール
全高:18.3m
本体重量:33.5t
動力源:エイハブ・リアクター×2
使用フレーム:ガンダム・フレーム
武装:マレファル・ソード×1
マシンガン×1
ショートバレルキャノン×2
閃光弾×1
チャフ配合煙弾×1
概要
響・コフリンの専用機。
専用武器として「マレファル・ソード」、汎用武器として「マシンガン」「ショートバレルキャノン」を装備する。
マレファル・ソードはバエル・ソードと同型の近接武器だが、素材不足だった為に剣はレアアロイで錬成されている。
エイハブ・ウェーブ反応をジャミングする特殊兵装「トリッキー」を搭載しており、隠れた上でデータ回収を行って「プリディクションシステム」なる戦術予測プログラムを走らせる。
名前の由来は、ソロモン王直属の使い魔「ソロモン七十二柱」に於ける序列第六位の悪魔「ヴァレファール(ヴァラハール、ウァレフォル、マラファル、マレファルとも)」から。
ヴァレファールは、10の軍団を率いる地獄の公爵だとされる。
ガンダム・ゼパル。
オリジナルMSで、オストラヴァさんより頂いた案を元に設定しました。
特殊機能を使わせられなかった上に、出落ち機体となってしまいました…申し訳有りません。
機体データは以下の通り。
ASW-G-16 ガンダム・ゼパル
全高:18.6m
本体重量:37.1t
動力源:エイハブ・リアクター×2
使用フレーム:ガンダム・フレーム
武装:アメノハバキリ×1
大型カイトシールド×1
ブロードソード×1
ライフル×1
概要
遼真・ウェルティの専用機。
専用武器として「アメノハバキリ」「大型カイトシールド」「ブロードソード」を、汎用武器として「ライフル」を装備する。
アメノハバキリはソードアックスであり、剣型と斧型を使い分けられる。
大型カイトシールドは巨大な盾であり、ブロードソードを内側に納めている。
ライフルも持っており、これらの武器はバックパックに纏めて取り付けられる。
また「ソードコア」と言う機能が備えられており、高圧電流を剣に纏わせる事が可能である。
名前の由来は、ソロモン王直属の使い魔「ソロモン七十二柱」に於ける序列第十六位の悪魔「ゼパル」から。
ゼパルは26の軍団を率いる、地獄の大公爵だとされる。
ガンダム・ヴァッサゴ。
オリジナルMSで、N-N-Nさんより頂いた案を元に設定しました。
武装は、「機動新世紀ガンダムX」に登場する「ガンダムヴァサーゴチェストブレイク」を参考に。
機体データは以下の通り。
ASW-G-03 ガンダム・ヴァッサゴ
全高:21.5m
本体重量:37.4t
動力源:エイハブ・リアクター×2
使用フレーム:ガンダム・フレーム
武装:頭部バルカン砲×2
クローアーム×2
大型バスターアンカー×3
迫撃砲×4
概要
悠矢・スパークの専用機。
かつて「ヘイムダル」で運用されたガンダム・フレーム。
機体は深紅と黒で塗られており、背中に背負う大型バックパックと頭部のレドームが特徴的。
武装は「頭部バルカン砲」「クローアーム」「大型バスターアンカー」「迫撃砲」と、汎用武器を中心としている。
クローアームは、腕を伸縮させる特殊兵装。
近接戦で優位に働き、大型バスターアンカーを放つ際に機体を固定する役割を持つ。
迫撃砲はそれぞれのクローアームに2基ずつ内蔵され、大型バスターアンカーは胸部に2つと腹部に1つとなっている。
ただヴァッサゴの真価は戦闘ではなく、バックパックとレドームからなるセンサーユニットと演算ユニット、ハッキングシステムに有る。
これらの兵装により、接近するMAの感知と行動予測を可能とした。
名前の由来は、ソロモン王直属の使い魔「ソロモン七十二柱」に於ける序列第三位の悪魔「ヴァッサゴ(ウァサゴ、ウァッサゴ、ヴァサゴとも)」から。
ヴァッサゴは26の軍団を率いる、地獄の君主だとされる。
ガンダム・アモン。
オリジナルMSで、みっつ―さん、N-N-Nさん、ヨフカシさんから案を頂きました。
謎の人気を誇るアモン君――アリババくんとかオジマンディアスとか大騎士勲章のせいですかね?
ただ、セブンスターズのガンダムは私が予め設定している為に殆ど案を生かせず…申し訳有りません。
機体データは以下の通り。
ASW-G-07 ガンダム・アモン
全高:18.2m
本体重量:30.4t
動力源:エイハブ・リアクター×2
使用フレーム:ガンダム・フレーム
武装:ミョルニル×1
ヒュルム×1
アングルボザ×1
ショットガン×1
概要
ミズガルズ・ファルクの専用機。
ギャラルホルン本部「ヴィーンゴールヴ」の「バエル宮殿」に動態保存されている、バクラザン家に伝わるガンダム・フレーム。
全身に配置されたバーニア、スラスターが目を引く。
専用武器として、「ミョルニル」と「ヒュルム」、「アングルボザ」を持つ。
ミョルニルは巨大なハンマーであり、敵を叩き潰す強力な質量兵器。
ヒュルムは狙撃に特化した砲身の長いスナイパーライフルであり、宇宙であれば400km先の標的までロックオンする事が可能。
また、一部パーツの差し換えでダインスレイヴ用の弾頭も運用出来る。
本体には高精度の狙撃を可能とする為のスコープがバックパックに取り付けられており、狙撃時はそれをメインカメラの前に展開する。
アングルボザは小太刀であり、ミョルニルが使えない緊急時に使用される。
他にも、汎用武器として「ショットガン」を装備する。
機体色は黄色と白で纏められている他、バックパックには4本のサブアームが有る。
名前の由来は、ソロモン王直属の使い魔「ソロモン七十二柱」に於ける序列第七位の悪魔「アモン」から。
アモンは40もの軍団を率いる、大いなる侯爵だとされる。
ガンダム・フラウロス。
コクピットが複座式となっている事以外、原作と相違有りません。
カラーは以前プレミアムバンダイで売ってた「ガンダム・フラウロス(厄祭戦仕様)」と同じです。
ガンダム・グレモリー。
オリジナルMSで、パニックさんより頂いた案を元に設定しました。
機体データは以下の通り。
ASW-G-56 ガンダム・グレモリー
全高:18.2m
本体重量:32.3t
動力源:エイハブ・リアクター×2
使用フレーム:ガンダム・フレーム
武装:グレモリー・スナイパーライフル×1
マシンガン×2
概要
クジナ・ウーリーの専用機。
全身に高感度スコープが内蔵されており、連射速度こそ低いがアモンの「ヒュルム」より長大な射程を誇る「グレモリー・スナイパーライフル」を専用武器とする。
クジナの狙撃技術により、何百kmと離れた敵を破壊する事が可能。
また、接近された時の為に汎用武器「マシンガン」を2丁持つ。
名前の由来は、ソロモン王直属の使い魔「ソロモン七十二柱」に於ける序列第五十六位の悪魔「グレモリー(ゴモリー、ガモリー、ゲモリーとも)」から。
グレモリーは26の軍団を率いる、強壮な公爵だとされる。
ガンダム・ベリアル。
オリジナルMSで、一風の陣さんから案を頂きましたが…。
先のアモンと同じく予め設定していた為に案を生かせないと判断し、そちらの案は別ガンダムの方に使わせて頂きます。
ご了承下さいませ…。
機体データは以下の通り。
ASW-G-68 ガンダム・ベリアル
全高:19.0m
本体重量:31.0t
動力源:エイハブ・リアクター×2
使用フレーム:ガンダム・フレーム
武装:グラム×1
アンドヴァリ×2
閃光弾×2
概要
ドワーム・エリオンの専用機。
ギャラルホルン本部「ヴィーンゴールヴ」の「バエル宮殿」に動態保存されている、エリオン家に伝わるガンダム・フレーム。
専用武器として、「グラム」と「アンドヴァリ」が用意されている。
グラムはバエル・ソードと同じ素材で錬成された剣を更にレアアロイで覆う形となっている大剣であり、基本は両手での運用を前提としている。
ただ、ガンダムの出力なら片手での運用が可能。
アンドヴァリは、膝に取り付けられた迫撃砲。
大剣を持っている為に機動性は若干低いが、強度は折り紙付きなので接近して大剣で攻撃を捌きつつ叩き斬る戦法を取る。
名前の由来は、ソロモン王直属の使い魔「ソロモン七十二柱」に於ける序列第六十八位の悪魔「ベリアル」から。
ベリアルは80もの軍団と72の悪魔を率いており、元はルシファーと同じレベルの大天使であった強大な王だとされる。
MA「アザゼル」。
N-N-Nさんより頂いた案を元に、設定しました。
2本の腕と2枚の翼を持ち、光学迷彩を搭載した隠密用MA。
翼には4基ずつアンカーが備えられ、アンカーの先端に付いたパイルバンカーで攻撃を行う。
また、ジャミングでエイハブ・ウェーブを隠匿する為発見が困難。
ただし本体の装甲は脆弱であり、プルーマ生産力も持たずビーム砲も内蔵しない。
次回「乱戦」。
過去編はまだ続き、現代に戻るのはまだまだ先になります。
こんなになるなら厄祭戦だけ別作品として出した方が良かったな、と反省しております。
ですが、始まってしまったので勘弁して下さい…出来る限り早く終われるよう、努力致しますので…m(__)m