鉄華団のメンバーが1人増えました《完結》   作:アグニ会幹部

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タイトルは「宇宙(そら)へ」と呼んで下さい。
ガンダムで良くある読み方ですね。
普段からこう読む私はおかしいのだろうか…。

後、不定期更新ですみませんm(__)m
今回、最初の方は幕間が重なっております。


#07 宇宙へ

鉄華団の本部では、団長オルガ・イツカとオルクス商会社長のオルクスが交渉していた。

 

「確認しました」

「ああ、こちらも」

 

そう言って、オルガとオルクスは頷き合う。

 

「交渉は成立だ。社長自ら顔を出してくれた事、感謝するぜオルクスさん」

「商売ってのは、信用が全てだからな。よろしく頼むぜ、CG…えーっと、鉄華団」

 

 

 

 

「クソ、クソ! クソが!!」

 

全面タッチパネルで、投影機能まで持ち合わせる割と高性能で高い机を勢い良く何度もブッ叩くのは、コーラル・コンラッド。

ギャラルホルン火星支部の支部長で有りながら、裏とも繋がる商人ノブリス・ゴルドンと密約し、彼に都合の良い行動を行って支援金を受け取っていた。

 

だが、そこで監査局が派遣して来たのはセブンスターズの次期当主である小僧達だ。

 

ただの七光りかと思っていたが、彼らはかなり優秀だった。

恐らく、セブンスターズで無くとも今と同じ役職に付いていた程には。

 

情報は全て独自で集められた為隠蔽工作が出来ず、膨大な資料を僅かな時間で監査され、腐敗を許さないと言わんばかりの眼で賄賂を断られた。

 

俗に言って、詰みゲーだ。

バッドエンドだ。

監査局本部から通達が来るのも、そう遠く無い未来だ。

 

有りとあらゆる手管を使い、地道な努力を積み重ね、少しずつ成果を上げ、己の優秀さを猛アピールし。

20年程を掛けて火星支部支部長までのし上がったコーラルの大勝利人生は、30年も生きていない若僧に打ち砕かれる事になる。

 

「これも全てクランクのせいだ、あの馬鹿が余計な事をしなければ…!!」

 

このままではマズい。

しでかした恥は(そそ)がねばならん。

 

何とかしてこの失態を帳消しにして信頼を取り戻さねば、コーラル・コンラッドと言う男の人生は終わってしまう。

 

『司令』

 

頭を抱えていたコーラルの下に、通信が入る。

 

『オルクス商会の代表を名乗る男が、バーンスタインのご息女の件で取り次いで欲しいと…』

「…ほう」

 

その言葉で、コーラルの目に希望が戻る。

 

「良いだろう、繋げ」

 

運はまだ、コーラルを見放してはいなかった。

口角を吊り上げながら、コーラルはそのオルクスと言う男と通信を始めた。

 

 

 

 

その頃、ギャラルホルン火星支部の第3地上基地では。

 

「クランク二尉、命令に背くとはどう言う…!?」

「落ち着け、アイン。例え命令で有ろうと、俺に子供を殺す事は出来なかった。ただ、それだけの事」

 

問い詰めるアインに、クランクは一切の迷い無く…むしろ清々しくそう答えた。

と、そこに部下の1人が入って来た。

 

「クランク二尉、火星支部本部基地から通信が!」

「どうした?」

「はい。『クランク・ゼントとアイン・ダルトンは、自分のグレイズと共に今日中に宇宙に上がれ』と」

「「…!」」

 

 

 

 

交渉の翌日。

朝食中だった鉄華団の基地に、1人の女の子が滑り込んで来た。

 

「私を、炊事係として鉄華団で雇ってください! 女将さんには事情を話して、お店は辞めてきましたから!」

 

三日月の幼なじみ、アトラ・ミクスタである。

突然飛び込んで来た彼女と、彼女の放った言葉を受けて、鉄華団メンバーは固まっている。

 

「これはまた…鉄華団に入る為だけに、店辞めて来たとは。どうするオルガ、彼女は今無職だぞ?」

 

固まった鉄華団メンバーを溶かしたのは、アラズの一言。

 

「あー、そうだな。まあ…良いんじゃねえの?」

「うん。アトラのご飯、美味しいし」

 

オルガの言葉に、三日月も頷く。

彼女が調理した料理は、今は亡き(死んでない)一軍のクズ達にも好評だったのだ。

 

「あ、ありがとうございます! 一生懸命、頑張ります!」

「うん、よろしく」

 

鉄華団、思わぬ所で炊事係をゲット。

クソマズい飯、なんて物は回避出来るだろう。

 

「よ~し、お前ら! 地球行きは鉄華団初の大仕事だ、気ぃ引き締めて行くぞ!」

『おー!!』

 

オルガが立ち上がって、メンバーに呼び掛ける。

呼び掛けられたメンバーも、全員が立ち上がって叫ぶ。

 

「食事中に立つな、不作法だ」

『すんません』

 

アラズの注意で、全員が座って上品(?)に食事を再開したが。

注意しながら飯を食べ終わったアラズは、改めて鉄華団の全員を見る。

 

(しかし、最初の仕事がこんな大仕事とはな。オルクス商会とトドは当てにならなさそうだし、かなりお先真っ暗だぞ…加えて、ギャラルホルンに目を付けられていると来た。これは、思ったより骨が折れそうだ)

 

 

 

 

エレベーターの中で、マクギリスとガエリオは先程のコーラルの進言を思い返す。

 

「お前が睨んだ通りだったな。クーデリア失踪の件、コーラルが絡んでいたようだ。そのコーラルのゲスな申し出を、お前が受けるとは思わなかったよマクギリス」

 

数分前。

コーラルの部屋に呼び出されたマクギリスとガエリオは、コーラルから提案を受けた。

 

何でも、マクギリスとガエリオに同道して貰いたい作戦が有るとか。

 

「失態の穴埋めに必死なのだろう。笑ってやるな、ガエリオ。今やクーデリア・藍那・バーンスタインは、火星独立運動の象徴だ。その娘1人を飼い慣らすだけで火星の市民を黙らせられるのなら、利用価値は有ると思わないか?」

 

 

 

 

シャトルに乗り、鉄華団の主要メンバーは宇宙(そら)に上がった。

この後オルクス商会の低軌道輸送船に拾って貰い、低軌道ステーションに入る予定だ。

 

「あ、あれがオルクスの船じゃないですか?」

 

タカキ・ウノが、近付く光を指差す。

アラズはそれを聞くなり立ち上がり、シャトルの操縦席に向かう。

 

「予定より少し早いな…! あれは!?」

「ギャラルホルンの…MS!?」

「オイ、その奥にも何かいるぞ!!」

 

シャトルに、ギャラルホルンのMSが4機接近して来る。

その奥には、戦艦が2隻。

 

「はあ!? どうなってやがる!」

「トド、説明しろ!」

「お…俺が知るか! ギャラルホルンなんて聞いてねえ! くそっ!」

「白々s…いや、まさか本当に知らないとか? 俺らと一緒に切り捨てられたとか、そう言うバカなオチですかトドさん?」

 

トドは呆れ顔で憐れむアラズに掴みかかり、通信機を引ったくる。

 

「あ」

「俺がオルクスと話をつける! ………はい?」

 

トドが、通信機を耳に当てたまま固まる。

 

「トドさんや、『昔馴染みのオルクスさん』は何て言った?」

「…『我々への協力に感謝する』ですとよ。……クソったれがあ!!!」

 

トドが通信機を放り出す。

アラズはその通信機を取り返した上で、ユージンとノルバ・シノに目配せする。

 

そして、トドを親指で指差してこう言う。

 

「やっちまえ」

「言われ無くとも!!」

 

ユージンとシノが、トドをシャトルの後方に連れて行く。

鈍い音が聞こえて来るが、気にする者はクーデリアとアトラくらいである。

 

「全く、これだから汚い奴らは。裏切った者は裏切られる、世界に有るべくして存在する理だな。いやはやトド、何て無様な奴なんだ?」

「クソ! アラズテメェ、絶対許さねぇぞ!!」

「いや、何で俺? アンタの自業自得では?」

 

アラズの嘲笑に、トドの遠吠えが重なる。

その遠吠えすら嘲笑で掻き消したアラズは、操縦席に通信機を返す。

 

「…アンタ、そんなキャラだったか?」

「いや、別にそんな事ないぞ。何か、笑っとかなきゃいけない気がしたから…こう言うのは本来、俺の役割じゃないんだが」

 

などと軽口を叩いている時、接近するグレイズが通信ワイヤーをシャトルに接触させる。

 

「MSから有線通信! 『クーデリア・藍那・バーンスタインの身柄を引き渡せ』とか言ってますけど!?」

「ですよねー。どうする、オルガ?」

「ミカ、頼めるか?」

 

オルガが、パイロットスーツを着た三日月を見ながら言う。

しかし。

 

「じゃあ、よろしく教官」

「俺はもう教官じゃn……ん? 俺? 何で?」

 

三日月が、アラズを指名した。

「?」を浮かべるアラズに、三日月は理由を言う。

 

「もう少し、アンタが戦う所を見てみたい」

「…へいへい、ご指名とあらば働きますよ。ただな三日月、その代わりと言っちゃなんだがシャトルは頼む。もしヤバくなったら、操縦もな」

 

三日月が頷いたのを確認し、アラズは荷物置きに置いた2つのトランクの片方を開き、専用のパイロットスーツを取り出す。

それを20秒も掛けずに着込み、ヘルメットを着けてシャトル後方に消えて行った。

 

そして、その30秒後。

 

『ビスケット!』

「はい!」

 

シャトル後方のハッチが開き、煙幕が放出される。

 

『小細工を--な!?』

 

シャトルに通信ワイヤーを繋げていたグレイズの頭に、滑空砲の先端が突き付けられる。

 

そして、その引き金は容赦無く引かれた。

 

グレイズの頭が吹き飛び、ハッチから現れたMSにそのまま突き飛ばされた。

 

「三日月め、面倒臭がってるだけじゃないのか? 今度、おやっさんにシミュレーターか何か作って貰って存分にしごき倒すか」

 

穏やかじゃない事を言いつつ、アラズはバルバトスをシャトルから離す。

 

『目標の確保、失敗したようです』

『クーデリアがそこにいるなら、それで良い』

 

アインの報告に、自らMSに乗って出陣したコーラルは言う。

 

『コーラル司令、ファリド特務三佐より殺すなという指示が…』

『クランク! 貴様、いつから監査局の犬になったのだ!? 貴様の上官はこの私だ、貴様は私の命令に従えば良い! 船ごと撃ち落とせ、出来んと言うなら今この場で私がお前を撃ち落とすぞ!』

『……!』

(ふむ、仲間割れでズタズタか。しかし、司令官自ら出て来るとは…)

 

通信周波数をギャラルホルンのモノに合わせて、ア

ラズは彼らの会話を盗聴する。

 

(監査官自らが参加している作戦中の事故ならば、いくらでも言い訳が立つ。その後はノブリスとの契約だ。華々しく散ってもらうぞ、クーデリア!)

 

などと企みつつ、コーラルはシャトル目掛けて攻撃を仕掛ける。

バルバトスはその弾を左手の装甲で逸らしつつ、滑空砲を撃つ。

その滑空砲から放たれた弾は、コーラルのグレイズが持つライフルに直撃する。

 

『く、あっちだ! あのMSから落とすぞ!』

(しめしめ)

 

鉄華団の思い通りと知らず、MS隊はバルバトスを追撃する。

 

「MS隊は敵に釣られたか。オイ、こちらで船を沈めるぞ。コーラルに恩を売るいい機会だ。引導を渡してy」

「社長! 右舷上部後方から、敵艦が!」

「何だと!?」

 

敵艦からの砲撃を受けて、低軌道輸送船が揺らぐ。

 

「迎えに来たぜ、大将!」

 

その敵艦こそ、鉄華団の艦「イサリビ」に他ならない。

イサリビのブリッジにいるのは、艦の名義変更を行っていた明弘だ。

 

「時間通り。良い仕事だぜ、明弘!」

 

 

 

 

イサリビに乗り込み、オルガはブリッジの艦長席…いや、団長席に座る。

 

「オイ、何でこの艦がここにいる!? 静止軌道で合流する手筈だったハズだ!」

「トド。これまでお前が、信用に足る仕事をした事が有ったか? シノ、倉庫にでもぶち込んどけ!」

「あいよ!」

 

シノがトドを連れて行く。

 

何故、ここにイサリビがいるのか。

始めからトドとオルクスを信用していなかったオルガとビスケット、アラズは予め策を練っていた。

だからこそシャトルにバルバトスを積み、イサリビを手配したのだ。

 

『オルガ、()()を出してくれ』

「了解だ。ヤマギに、あれを用意させろ!」

「って…売り物を使う気?」

「ここで死んだら、元も子も無いだろ。ミカ」

「うん」

 

と言いながら、アラズは今もグレイズの攻撃を間一髪でかわしたり防いだりしている。

 

『クソ、ちょこまかと! 援護しろ、接近戦をやる!』

 

右手でバトルアックスを抜き、コーラルのグレイズがバルバトスとの距離を詰める。

その背後には、クランクとアインのグレイズが回り込む。

 

「チ…三日月! どちらかで良い、引きつけろ!」

『分かった』

 

アインのグレイズに、三日月の乗るグレイズの攻撃が当たる。

 

『扱い辛いなあ』

「グレイズに阿頼耶織は付いていないからな。手足を使うのは変わらないんだ、すぐ慣れるさ。とりあえず、ソイツは任せる」

 

三日月に指示を出し、コーラルの攻撃を左側にすっと避ける。

右手に持った滑空砲の先端をコーラルのグレイズの右手に突き付け、引き金を引く。

 

『く!?』

 

右手が吹き飛び、バルバトスはその右手からバトルアックスを奪い取る。

 

「うーん、剣が良いんだがなあ。まあ、贅沢は言わんさ」

 

ぼやきながら、バルバトスはグレイズの頭を左手で掴む。

 

『んな…!?』

「よ」

 

バルバトスは右手でバトルアックスを振り上げ、グレイズのコクピットハッチを吹き飛ばす。

 

「ん?」

 

その時、バルバトスの肩に攻撃が当たる。

クランクのグレイズによる攻撃だ。

 

「チ、面倒な…」

 

バルバトスは頭から左手を放し、その指をコクピットに突き刺す。

コーラルは呆気なく潰され、その命を華々しく散らした。

 

「よし、機体確保。次は--」

 

バルバトスはアインのグレイズに突撃し、バトルアックスを振り下ろす。

その攻撃は右肩に直撃し、右腕を斬り落とした。

 

『!?』

 

三日月もバトルアックスを振り、グレイズの頭を吹き飛ばした。

 

『アイン!』

 

クランクのグレイズが、バルバトスに斬り掛かる。

バルバトスはそれを難なくかわし、反撃。

クランクのグレイズは、逆にその両腕を失う事になった。

 

『ぐうッ…!』

『クランク二尉! ぐわっ!』

 

アインのグレイズは、三日月に掛かり切りだ。

クランクのグレイズを見下ろすバルバトスは、もう1つバトルアックスを拾って両手で2本のバトルアックスを構える。

 

「アンタ、一体何をやっている? 決闘でこちらが出した条件を忘れたか?」

『……ああ、何をやっているんだろうな。本当に、組織とはままならない』

「言い訳を聞く気は無い。--ああ、1つ世界のルールを教えてやる。『決闘で持ち掛けられた条件を破った者。この者は、破られた者に誅戮されなければならない』…300年以上前のルールだがな」

 

そして、バルバトスはバトルアックスを振り上げ--

 

「!」

 

た瞬間、マシンガンか何かによる攻撃がバルバトスを襲った。

 

「上か…!」

 

ギリギリでそれをかわし、バルバトスは攻撃の飛んで来た方向を見る。

 

「コーラルめ、我々を出し抜こうとしておきながらこの始末か」

 

紫色に染め上げられた専用機のコクピットで、ガエリオ・ボードウィンはそう呟いた。

 

 

 

 

その頃、三日月はアインのグレイズの肩を吹き飛ばしていた。

そこに、バルバトスが合流する。

 

『三日月、後は任せろ。一旦イサリビに戻れ。それと、これ持ってって』

『? 何に使うの?』

『俺色に染め上げて、俺の専用機にするんだよ』

 

三日月はアラズからコクピットハッチが吹き飛んでコクピットが潰れたグレイズを受け取り、イサリビ方面に飛ぶ。

 

『逃がすkぐはあ!』

 

一瞬で回り込まれたバルバトスに、アインのグレイズは残った両腕両足を斬り落とされた。

 

「しかし、あのグレイズ…間違い無くエリートのエリートによるエリートの為のエリート専用機だよ。面倒だなー。紫にランス…って事は、ボードウィンかな?」

 

EB-05s シュヴァルベ・グレイズ。

ギャラルホルンの主力モビルスーツである、グレイズの開発過程で生まれた試験機。 

グレイズと同一のフレームをベースとして機体の高出力及び高機動化を目的に開発された姉妹機であるが、組織内に於いてはグレイズの同型機または上位機として認識されている。 

ノーマルのグレイズとは頭部、胸部中央、肩部、腕甲部、腰部、大腿部、バックパックの構成が異なる。

特に、各部に増設された大型スラスターや姿勢制御バーニア等の推進、制動装置が目を引く。 

また、指揮官機として運用される機体は、その指揮官の専用機として扱われている事も多い。

パイロットに合わせたカスタマイズやカラーリングが施され、機体ごとに搭乗者の個性が際立つ傾向にある。

 

「MSを一瞬で…見てくれよりは出来るようだな!」

 

背中のスラスターを吹かせて、シュヴァルベ・グレイズ(ガエリオ機)はバルバトスに突撃する。

 

「クソ、満足に整備も出来てないってのに! まさか、セブンスターズが相手とはな!」




アグニカポイント新規取得
アラズ・アフトル 90AP
三日月・オーガス 10AP
コーラル・コンラッド 10AP
クランク・ゼント 10AP
アイン・ダルトン 10AP
ガエリオ・ボードウィン 10AP


※決闘の条件を破った場合のルールは、本作オリジナルです。

トドェ…。
愉悦なアラズさんェ…。
ギャラルホルンの通信周波数を知ってるアラズさんェ…。
機体の色とランスからパイロットがボードウィン家の人間だと気付いてしまったアラズさんェ…。

後、一カ所∀ネタが有ります。
気付いた方はいたのでしょうか…?(多分分かりにくい)

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