スーパーロボット大戦V~次元を渡る者達~   作:ジンオウガ

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今回は前半と後半と別けてやります。
オリ主の機体は少しの間シュヴァルベグレイズ(改造)になります。
今回は三日月視点になります。後、原作のアマクサよりもある奴で強化させています。


第3話~流星の記憶~前半

木星圏内にワープで着いたヤマトはトビアの提案により木星帝国の基地の偵察する為に、トビア、千歳、三日月、竜牙の4名を向かわせたのだった。三日月のバルバトスルプスにクタン参型を装備させ、竜牙は赤いカラーリングに変更され改良されたシュヴァルベグレイズ改に乗り向かっていた。

 

「ねぇ二人供」

 

『ん?何?』

 

『どうしたの三日月君?』

 

「さっきの自爆した奴が言ってたアムロ・レイってどんな奴なの?」

 

『俺も気になっていたんだが、何者なんだ?』

 

三日月はクタン参型に掴まっているトビアと千歳に聞き、同じくクタン参型に掴まっている竜牙も三日月と同じ質問をする。数分前に木星帝国の偵察隊を拘束し情報を得ようとするがその前に自爆したのだがその前に木星帝国兵が言ったアムロ・レイという人物が気になっていたのだ。

 

『アムロ・レイは百年近く前の伝説のエースパイロットよ。一年戦争時にRX―78ガンダムを駆る白き流星で撃墜スコアは百機以上だったらしいわ』

 

『百機以上!?とんでもないパイロットだな』

 

『そしてシャアの反乱のアクシズ・ショックの中心にいたのもアムロ・レイって話よ。でも彼はMIA認定されているし、もし生きていてももう100歳以上なのよ』

 

「んじゃ、あの軍人のデタラメ?」

 

『もしくは……クローンの可能性があるかもな』

 

『それを確認する為にも急ごう!』

 

そう言って、トビア達は木星帝国の基地へと向かうのだった。

 

 

 

 

木星圏に着いた4名は木星帝国の基地がある小惑星を視認する。三人はクタン参型から離れ、三日月もクタン参型から分離する。すると基地から数機のバタラが出てくる。

 

『ガンダムは今のところいませんね』

 

『とりあえずは一安心ね』

 

『油断大敵だぞチトセ。こうした場合絶対奴らは隠し玉を用意してるはずだ』

 

「三人供、来るよ!」

 

三日月が言った通りバタラがビームライフルを放って来る。4名は散開し各個撃破に移る。三日月はバルバトスルプスの圧倒的機動力で近付きバックパックのツインメイスを使いバタラを次々と殴り倒していく。竜牙はシュヴァルベグレイズ改の機動力を巧みに使いライフルでバタラを撃ち落とし、更にはワイヤークローを射出しバタラを拘束し引き寄せて至近距離からライフルで撃ち抜く。そして弾切れになったライフルを投げ捨て両腰に取り付けていたブレードを装備して近接戦闘をしていく。トビアと千歳もそれぞれの戦闘スタイルでバタラを撃ち落とし行く。

 

「ここまでは普通だけど……」

 

『あぁ…ちょっと呆気ない気がっ!?三人供!避けろ!』

 

『『え?』』

 

「っ!」

 

竜牙が叫んだ次の瞬間、四人を謎のモビルスーツの攻撃が襲う。

 

『は、速い!?』

 

「今の感じ……何か前にも感じた奴に似てる」

 

『フハハハ!!見たか海賊共!我らがアマクサの力を!』

 

『オープンチャンネルか』

 

『そのアマクサはアムロ・レイの戦闘データをインプットした人工脳と脊髄をある男から頂いた技術により完成させた機体だ!』

 

「もしかして……三人供、気を付けて。もしかしたらあの機体……()()()()()()()()が使われてるかも」

 

『阿頼耶識システムだと!?それって三日月の背中にある奴だよな!?……まさか、あのガンダムモドキは!』

 

『人工脳と脊髄だけ取り付けられた阿頼耶識システム搭載型モビルスーツ!?』

 

『そ、そんな……!?』

 

三日月の言葉に竜牙達は驚愕していた。あのアマクサというモビルスーツには人工的に造った脳と脊髄だけをコクピットに取り付けられた阿頼耶識システム搭載型モビルスーツであり、その人工脳にはアムロ・レイの戦闘データがインプットされているのだ。

 

『テメェら……っ!そんな事が許されると思っているのか!?』

 

『知った事ではない!貴様らを倒せるなら何でも使う!それにいくらでも代えの人工脳はあるのだからな!』

 

『この……下衆共がぁ!!』

 

木星帝国兵の言葉に怒りを露にした竜牙はアマクサに向かってブレードを振るうがまるで生身のような動きで避け、そのまま蹴りを入れた。

 

『がぁ!?』

 

『竜牙君!!』

 

千歳は急いで援護をするが、アマクサは素早い動きで避け、背後に回り込み手に持ったビームライフルで背中を撃つ。

 

『キャアァァ!?』

 

「竜牙!千歳!」

 

『な、何て動きだ!これが、阿頼耶識システムの力なのか!?』

 

「やっぱりあの時の黒いグレイズと同じ奴だ!」

 

三日月はかつて、エドモントンでの戦いで戦った黒いグレイズを思い出しで顔をしかめる。四人は最大のピンチに陥ってしまうのだった……

 

 

~後半に続く!~




これは木星帝国ならやりそうだと思って出しました。そして木星帝国に阿頼耶識システムの技術を教えた男はいずれ出します。ヒントはケツアゴ……

では、また次回に!

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