地球の戦士 クリリン   作:蒲鉾侍

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第5話

 

 

占いババの宮殿の宮殿につくと体に傷だらけになった挑戦者が出てきた。

やっぱりここの連中は強いらしい。

達人レベルの戦士を5人も倒さないといけない。

とりあいず、一番最初に俺が行くことにした。

 

「僕がいきましょう!」

 

「へっ!ガキかよ!」

 

俺の対戦相手の名前はドラキュラマン。

確かこいつは吸血鬼だったな。

…血は吸わせないからな!

 

「とりゃっ!!」

 

「ひゃおっ!」

 

相手はコウモリになって俺の攻撃を見事に避けた。

 

「遅い!!」

 

「キッ!?」

 

 

攻撃を見切り、コウモリを池に叩き落とした。

 

カリン塔で鍛えたから勝てたんだな と思う。

それにしてもあっけなかった。

これも修行のおかげだな!五人抜き…頑張ってみるか!

 

次の相手は透明人間のスケさん らしい確かに見えない。

でも、気を探ると相手の場所はわかるので案外簡単だ。

 

 

「ふはは、どうだ、見えんだろう!」

 

「そこだァ!!」

 

自分が透明人間だからって油断をしているスケさんに向かって気功波を打ち込む。

 

「終わりだっ!!」

 

スケさんの背後に周りこっちも池に叩き落とした。

よし!順調!

 

今度はステージを変えて、悪臭のする悪魔の便所っという場所に移動した。

次の相手は闘う干物ミイラくん。

さっきの奴等のように一筋縄ではいかなさそうだ。

相手はでかい…スピードで撹乱するか!

 

「うおおっー!!」

 

「ハッ!!」

 

「くっ!!?」

 

スピードで撹乱する事はできなさそうだ。

こいつもかなりのスピードだ。

恐らく悟空はこいつに勝てる。

あいつは、闘う度に強くなるんだ。

ここで差を開けられる訳にはいかない!

 

「ハッ!!」

 

「とりゃっ!!」

 

くっ、なかなか思うように攻撃が入らない!

この場所は狭いし、戦いにくい…どうすれば…!

あ、そうか!

 

「舞空術~!」

 

「なっ!?」

 

舞空術があるのを忘れてた。

よーし、反撃開始!

 

「だだだだだっ!!!」

 

「くっ!!?」

 

気功波のラッシュで足場を削っていく。

下のなんでも溶けてしまう消化液に落とすつもりだ。

…もちろん、落とす気はないけど。

 

「降参しないと、最後の足場を打つぞ?」

 

「くっ、俺の敗けだ」

 

俺はミイラくんに勝利を納めた。

そして、次は天下一武道会で二回優勝したアックマン。

 

「むっ、足場がないではないか」

 

「降参してくれたり…?」

 

「しない、俺も飛べるからな」

 

やっぱり、戦う事になっちゃうかー。

相手のは舞空術では無く翼で羽ばたいている。

次に控えている人の気配が気になって集中できない。

すばやく、終わらしたいな。

 

「気円斬!!」

 

「なんだ?そのちんけな技は?」

 

むっ、気円斬はちんけな技はじゃない!

思わず、気円斬を投げてしまい天井が裂けてしまった。

あぁ!こんな使い方するためじゃなかったに!

 

「…降参する」

 

「へっ?」

 

な、何故か降参されてしまった……。

まっ!結果オーライてやつ?

 

「次は外に来てもらう」

 

えぇ、また外…?

室内は俺がボロボロにしやったからか…。

 

外に出ると、狐の面を被った人がいた。

……確かこの人…。

 

「さぁ、始めるかの」

 

「…いえ、降参です。悟空!あとは頼む!」

 

「え?良いのか?クリリン!」

 

「あぁ、良いんだ」

 

そして、狐の面の人のと悟空の戦いが始まった。

悟空…良かったな…。

 

────────。

 

「ワシじゃよ、悟空」

 

「じ、じーちゃん!じーちゃん!!」

 

狐の面をはずすと優しそうな眼差しで悟空を見つめた。

悟空のじいちゃんか…。

いやー、知らなかったなー…………。

 

最後のドラゴンボールを集めた悟空はウパと一緒にカリン塔に行った。

そのあと空が暗くなったのでウパの父さんのボラさんは生き返ったみたいだ。

そして、悟空が帰ってきて、三年後に天下一武闘会で会うことにした。

 

「三年後、天下一武闘会でっ!!!」

 

三年後に集結を誓った。

 

 

この3年間、無駄にしない!!

 

____

 

俺は修行場所に来た。

俺の修行場所に選んだのは、武天老師の家ではなく、カリン塔。

もちろん、カリン様からは了承を得た。

悟空!待ってろよー!

 

 

 

 

 

──────────────。

この三年間でどれだけ、強くなったんだろう。

少しでも差がなかったら良いけど。

しかし、この三年間戦ったりしてたのはカリン様だけ。

少し不安心を読まれたのかカリン様に。

 

「大丈夫じゃ、お主は強くなった、自信を持て!」

 

自信を持って、"自身"を持つ、大事な事だ。

そうだ、俺は強くなったんだ!

やるぞ~。

 

舞空術で、天下一舞踏会の会場に向かうと思った以上にはやくついて驚いた。

確かに力はついた、あとは自信を持つんだ!

 

悟空は遅れてやって来た。

今回は鶴仙流の天津飯と餃子が参加するらしい。

 

悟空に「風格ついたな!強そうだ!」と言うと、

 

「おめえも、かなり強くなったな!おら、勝てるかなぁ?」

 

なんて言ってくるもんだから、照れてしまった。

 

俺は決意を固め、歩を進めた。

 

天下一武闘会が始まった!!

 

 


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