地球の戦士 クリリン   作:蒲鉾侍

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第3話

どうやってバクテリアンって人を倒そう?

気功波?いやそれは取っておきたいよな。

 

考えとこ。

 

____

 

思いつかない。

 

もう試合が始まりそうだ。

 

審判に呼び出されて審判の人が俺と相手の解説を

 

「負けるなよー!クリリン!」

 

悟空の応援が頼もしい。

 

審判が大きく手を振り上げた。

唾をゴクリと飲み込む。

 

「はじめっ!!」

 

試合が始まった。

 

「ぐへへ」

 

相手のバクテリアンが近づいてくる、く、臭い!なんていう臭いだ!

 

「はっ!!」

 

「わっ!」

 

うわっ!?いきなりパンチをしてきた。

危なかった…ギリギリで避けることが出来た。

 

「はあぁ」

 

「…お…おお」

 

口臭を嗅がされてクラクラする。

 

「ほりゃ!」

 

「あ…あ」

 

今度はあそこの臭いを嗅がされて、倒れてしまった、臭い臭すぎる。

こいつには品がないか。

…品が"ない"?何か思い出せそうなんだが思い出せない。

 

「このっ!このっ!」

 

「くっ!」

 

屁をかましてきたり蹴ってきた、これはやばいぞ!

 

そうだ!

思い出した!

 

「お前には「俺には「「鼻がないじゃないか!!」」

 

悟空も気づいていたようだ。

そうだ!前にこいつと戦った時はこれで助かったんだ!

 

「悟空、ありがとう」

 

「カーッ!!」

 

今度は 唾 だな!リングか汚れさせないように。

 

「そりゃ!」

 

俺は相手の顎を蹴飛ばした、バクテリアンは上を向いて蹴られたショックで、唾が自分の顔にかかってしまった。

 

「あ、そうだ」

 

俺は相手の顔に向かって、屁をしてやったら相手は降参してきて俺の勝ちになった!

 

……『鼻がないじゃないか』これはショックだった言葉だったんだ。

まぁ、勝てたからいいか!

 

 

次はヤムチャさんとジャッキー・チュン…仙人様じっくり観察しないと。

 

「選手は出てきてください!」

 

ヤムチャさんとチュンさんの試合はすぐに終わってしまった。

ヤムチャさんの技が当たっていれば勝てたかもしれないのに!

 

次の試合はナムって人とランファンっていう女の人の試合だった。

実力は完全にナムっていう人の方が上かな。

ランファンっていう人はお色気で攻めたけど最終的にまけた。

ナムさんの勝ちだった。

 

次の試合は悟空とギランっていう恐竜の試合だけど、悟空が出てこない。

 

みんなで探したらランファンさんが見つけてくれた。

悟空は腹一杯で眠たくなったのか知らないけど木の影で寝ていた。

のんきなだなー相変わらず、まぁ悟空らしいけど。

 

 

試合の結果は悟空の勝ち。

試合の途中で悟空に尻尾が生えた、あれ今回の大会って……ま、まさかそんなはず…。

試合は悟空の相手のギランってやつがグルグルガム?ってやつを出したんだが、尻尾が生えた影響で力が増したのかグルグルガムをちぎった悟空にびびって相手が降参した。

 

 

 

次は俺とジャッキー・チュン、仙人様との戦い。

その前に悟空がインタビューされたり、

チュンさんがマイクパフォーマンスしたりした。

緊張する。

勝てるかな…?いや、わからない。

でも、勝てるように努力はする。

 

試合が始まる!

 

 

「第5試合はじめーーっ!!」

 

 

言い終わったのを確認すると俺は地面を蹴ってチュンさんに向かって行った。

 

「とりゃあーっ!」

 

パンチは避けられ、蹴りも避けられた、しかし試合はこれから。

 

「でええーっ!!!」

 

「…むう」

 

受け止められた…しかし俺の攻撃はグーのパンチではなく、パー、手を開いた形であった、これが何を意味するか。

 

「ハァーーッ!!」

 

この手と手は重なりあっている、このゼロ距離で俺は気功波を撃った!

 

「クッ!」

 

相手は急に襲いかかった手の痛みに驚き、後ろに下がった。

ダメージは少なそうだ。

 

「お主、無茶なことをするのう、もう少し威力があったらお主もダメージを受けていたぞ」

 

「これぐらいの無茶しないと武天老師様には勝てませんよ」

 

「……いまはそう言うことにしておこう」

 

会話を終えて再び、お互いに構え直した。

お互いに本気の構えである。

攻撃は転じることもでき、防御に転じるこも出来る

自分が一番行動に移しやすい形。

 

「ハッ!!」

 

先に動いたのはクリリン、地面を蹴った場所は凹んでいる。

ただ単に歩き出したのではなく、気を織り混ぜ自分のスピードをあげたのだ。

 

「とりゃっ!!」

 

「く、ふりゃ!」

 

ジャッキー・チュンの想像していたスピードを越えて跳び蹴りを繰り出した

クリリンだったがギリギリの所で避けられて足を捕まれてしまった。

 

「ほれーほれーどうしたー?」

 

「かめはめっ!!」

 

クリリンは足を捕まれて体が反対の状態で両手を重ね合わせた。

 

「なっ!!は、離すからやめ「波ァーーッ!!」

 

クリリンの両手から青い閃光が放たれた!!

これには流石に避けれずにモロに喰らってしまった!

 

「ぐ、少し位手加減せんかい!」

 

「たたたたたたっ!!」

 

気功波の連続攻撃!しかしこれは一つ一つに威力がないのか、相手に当たって、"地面に沈んでいく"だけ。

 

「そろそろ、反撃させてもらうぞい」

 

「こい!」

 

ジャッキー・チュンはトップスピードを出して迫っていく。

 

さっきまで避けれていたが、数発があたっただけでかなりダメージを受けてしまう。

 

な、なんて攻撃だっ!これ以上当たる訳には行かない!

 

「ハッ!!」

 

気を解放し、舞空術で空に飛び上がった。

これが間違いだった、いや、これが負けに繋がったとかじゃなくて。

 

「お、お主、どこでそれを!?」

 

最初は何を言ってるか、よくわからなかった。

 

舞空術を見るのは初めてだから驚いてる?いや違う多分一度見たから驚いてるんだ。

 

「鶴……仙…流…!」

 

そう、鶴仙流天津飯や餃子が弟子入りしている所。

もともと、舞空術は鶴仙流だと、前世で天津飯に聞いたことがある。

武天老師様の目前で使ってしまったのは間違いかもしれない。

もしかして、俺は鶴仙流の手先と思われているのかもしれない。

しかしそんなの俺は説明できないなので、この驚いてるのを戦闘に役立てるしかない!

 

「かめはめ波!!」

 

「なっ!くぅ、少しかすりよった!」

 

隙をついたのに当たらなかった、当たったら勝負は一気にこちらに傾いただろうに。

 

かめはめ波は地面に消えていってしまった。

 

もう、こちらの体力は少ない、決めるしかない!!

 

この新技で!!

 


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