今後は更新ペースをあげられると思いまーす。
「な、なぜ、ピッコロ大魔王が…!?」
「奴は…生きていたんです どうやったか知りませんが…」
武天老師が死んだはずのピッコロ大魔王を確認すると当時ピッコロ大魔王と戦った三人に問いかけた。
クリリンや悟空そして天津飯も昨夜その事実を知ったばかりで信じられずにいる。
「ぴ、ぴ、ピッコロ大魔王が復活しましたあぁぁ!!み、皆さんに、避難してくださーい!!」
先ほどまで黙っていた実況も、動揺しながらピッコロ大魔王の復活に絶叫する。
それを合図に観客たちは動きだし、逃げ惑う。
─────────キングキャスル。
「ピッコロ大魔王じゃと!?」
国王は偶然にもこの事態をテレビ中継で見ていた。
「ピッコロ大魔王はあの少年たちが倒したはず…。
なぜ、それが今となって…?この国は滅んでしまうのか……!」
国王は、3年前の恐怖を思い出しながら、同時にピッコロ大魔王を倒した3人を思い出す。
髪の毛がはね上がり、ピッコロ大魔王を倒した少年。
額に六つの焼き印を入れ、少年と共にピッコロ大魔王と戦った ハゲ頭の少年。
三つの目を持ち、最初にピッコロ大魔王とその部下に立ち向かった青年。
「も、もしや…!?」
国王はその記憶を辿りながらテレビを抱えた。
テレビ移り青年達は過去にピッコロ大魔王と戦った少年たちの特徴と合致する。
「これは、運命なのか…この青年たちが頼みの綱だ…!」
─────────天下一武道会会場
「ピッコロ大魔王!今頃出てきたっておせぇぞ?おらたち うーん強くなってからな!すぐに倒したちまうぞからな」
「それは……この軍勢を見てから言うんだなっ!」
ピッコロ大魔王がそう言って、両手を左右に広げると、上空に待機していたピッコロ大魔王の部下たちが空を多い尽くした。
「これが俺の部下達だ!全軍っ!ここにいる全ての人間を殺せ!」
「来るぞ!一匹一匹の力は対したことはない!逃げる観客を庇いながら戦うぞ!」
ピッコロ大魔王の合図により、逃げ惑う観客たちや参加者に襲いかからんとする魔物たちを見た 武天老師は指揮をとり魔物を蹴散らしていく。
「クリリン!おらたちも戦うぞ!」
「あぁ!!分かってる!数を減らしながらピッコロ大魔王に近づこう!」
悟空とクリリンも力を合わせ、魔物を数を削っていく。
「相手が数ならこっちも数だぜ!四身の拳!!」
「この巨大操気弾をくらいやがれ!」
天津飯は自信の数を増やし、手数を増やしていく。
ヤムチャは巨大な気功波を操作し、魔物を減らしいく。
「おらも戦うだよ!」
「ワシも無駄に長くは生きておらん!貴様らごときに負けん!」
チチも戦闘に参加し 武天老師も生み出してきた技で対抗する。
魔物と人間が戦う、天下一武道会場はまさに戦場と化した。
▽クリリン△
突然、現れたピッコロ大魔王。
今日仕掛けてくると予想はしていたものの、実際に起こると狼狽えてしまう。
ピッコロ大魔王は自分の他にざっと見る限り1000体ほどの魔物を連れて、会場全員を消しかけてきた。
しかし、この魔物達、武天老師様が言っていたように一匹一匹は対した実力はない。
それを補うために数を準備したのだろう。
でも、魔物達は自分主義で協力せずチームプレーをしてくることもないので安易に倒せる。
悟空と俺もピッコロ大魔王を目指し、立ちはだかる魔物達を倒していく。
「ふん、待ちな」
ピッコロ大魔王が見え始めた所で他の魔物とは比べ物にならない気を持った魔物が現れた。
「俺はドラ、ここを通りたいなら俺を倒していきな」
「おめぇの相手をしてる暇はねぇんだ!どけ!」
悟空がドラと名乗る魔物に蹴りを繰り出すと、簡単には避けられてしまった。
こいつ、やっぱり他の奴とは違う。
「どうする?悟空、こいつを倒すのは時間がかかりそうだぞ?」
「ここは、俺に任せて二人はピッコロ大魔王を」
「天津飯!」
天津飯が駆けつけてくれた。
俺たちは天津飯にドラの相手を任せ、ピッコロ大魔王の場所へ向かう。
「ピッコロ大魔王ッ!」
「悟空、あいつ生まれ変わりの方のピッコロと話してるぞ」
ピッコロ大魔王の下へ辿り着くと、ピッコロとピッコロ大魔王が話していた。
悟空と俺は気配を消し様子を伺うことにした。
「我が息子よ、大きくなったな」
「……俺の親なのか…?」
「私と手を組み、世界を支配しようではないか!」
や、やばい!あの二人が手を組んだら厄介だ!
くそ、今のうちに止めるべきか…?
「……いや、俺は俺のやり方でやる…!」
「そうか……まぁ、貴様の返事なぞ どうでも良いんだがな!」
「ぐわぁっ!?な、なにをする!?」
ピッコロ大魔王の表情は代わり、不気味な笑みを浮かべ ピッコロの胸に手を当てた。
ピッコロがピッコロ大魔王の中に吸い込まれたように見えた。
その瞬間、ピッコロ大魔王の気が倍増して膨れ上がるのを感じる。
「クリリンッ!」
「あぁ!!分かってる!気功拳ッ!!」
「「かめはめ波あぁぁーーーーっ!!!」」
俺と悟空は冷や汗をかき焦りながらも、最大威力のかめはめ波をピッコロ大魔王に撃ち放った。
しかし、それでもピッコロ大魔王の気は消滅することなく存在していた。
「フハハハ!!素晴らしいパワーだっ!目障りな小僧二人の攻撃を受けてもダメージを受けていない!!俺は最強だあぁ!!」
「ぐっ!」
「な、なんて気だっ!」
ピッコロ大魔王が叫ぶだけで衝撃波が生まれ、辺りの地形を変えていく。
魔物達は主人に恐怖したのか、こちらに近づくことはなくなった。
「どうして、こんなパワーアップを!?」
「私は我が息子マジュニアと同化したのだっ!無理矢理だがな!さーて、貴様ら覚悟しろ」