第16話
俺と悟空の修行が始まった。
悟空は精神修行をしている。
心を無にするのもあるだろうけど多分気の事もあると思う。
俺は毎日神殿から飛び降りている地面ギリギリで着地するから反動がついて地面に穴があいてしまう。
1日、2日は、特になにも言われなかったが。
3日目からは、ウパに冷たい目で見られるようになった。
他には、瞑想をしたり。気功拳の改良もしている身に纏う気密度で2倍や3倍も出来そうだ。
最近は気功拳をしたまま生活している。
調整を間違えたら気がすっからかんになるから、弱めの気功拳でしている。
これをしていくと気の貯蔵量が上がって気功拳を多発してもよくなり気功波なんかもたくさん撃てる。
セルゲームの時の悟空が超サイヤ人のまま生活していたのを参考にしてこの修行を考えたんだ。
天界で修行を始めて半年。
なんと、天津飯も神殿にやってきた。
ここに来るのに1ヶ月かかったらしい。
俺と悟空の時は如意棒が伸びてくれたから楽だったけど天津飯はよじ登ってきたから時間がかかったんだろう。
それにしても、今回は一人なのか?
「クリリン 孫 神龍を生き返らせてくれたらしいな感謝する」
今回は一人できたらしい。
餃子はヤムチャさんと下界で修行しているそうだ。
それから修行をしながら四人で総当たりの組手をしたりして能力を高めあった。
1年が経つと神様が相手しくれるようになった。
神様は強かった。
ちなみに、悟空の尻尾は神様が生えないようにした。
……大猿になったら危ないもんな。
2年が経つと悟空がいつの間にか身長が高くなってた。
くぅ、俺だって少しはデカくなったんだぞっ!
小回りの良さで勝ってやる!これからはスピードを鍛えるぞ。
天津飯も悟空に正面から挑むのはキツくなって来たのか技の多さで勝負すると言っていた。
天津飯はけっこうなんでも出来るからな。
そして、3年の時が経過した。
天下一武道会は明日開催される。
今日は修行を早めに切り上げて体を休めることにした。
夜中に神様の叫び声が聞こえた。
「なんだとっ!!!?」
神殿の中まで声が響き渡る。
神様は下界の様子を見ているはずだ様子を見に行こう。
悟空や天津飯も様子を見に行くようで途中で合流した。
「どうしましたっ!?神様っ!」
「どうしたっ!?」
いつもの夜とは違う。
どこか不気味な風が吹いていた。
寒気を感じながら神様を見ると、腰を抜かしていた。
その横でミスター・ポポが神様を心配している。
「……よく聞け………お前達…」
神様は立ち上がって俺達の方を向いて真剣な眼差しで話始めた。
「今下界を見ていた…すると一瞬だか、奴の姿をみた」
奴?
「ワシが、見たのはピッコロ」
ピッコロ?そりゃいるんじゃないか?明日天下一武道会にでるんだし。
「ピッコロ?明日天下一武道会、に出るやつだろ?」
悟空が俺の疑問に思っていた事を言ってくれた。
なぜ焦ってるだ?
ピッコロが世界征服を始めたとかかな?
それだったら三人で止めに行かないと──。
「違うっ!ワシが見たのはピッコロではなく、ピッコロ大魔王じゃっ!!!!」
「「「!!?」」」
ど、どういうことだよっ!?あいつは俺と悟空で倒したんだぞっ!?
生きてるはずがないっ!だって、ピッコロって、ピッコロ大魔王の生まれ変わりだろっ!?
なんで、ピッコロ大魔王が生きてるんだよっ!?
……思い出した。前世で魔人ブウの復活の時、ピッコロが言ってた。『俺は、頭の核さえ、無事たったら回復はできる』
ピッコロ大魔王もナメック星人悟空が、突き破ったのは腹、頭ではない。
くそっ!いや?待てよ?
俺と悟空は強くなった、今では、あいつくらいなら……なんとかなるかもしれないぞ!