東方深意伝   作:ただのみらの

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ただのみらのです!
もう一日中小説書いてますね。……。嘘です。貯めてました。
まあそんなことはどうでもいいです。
それよりも!UA70ですって!最高に嬉しいです。
前書きが結構難しいと思いながら書いてたわけですが、、、まあなれていきます。
それでは、五話目どうぞ!


5,言葉、旅に出ます。

 in 此世界(このせかい)

 

 さて、世界(せかい)が生まれてからかなりの年月が経った。

 何、別に変なことがあったわけじゃない。

 いつも通り平穏な日常を過ごしていた。でも、やっぱり変わったことはある。

 

 まず世界(せかい)についてだが、存在が安定するまで、今日まで時間がかかった。なんでも信仰するのが俺たちしかいないからか、時折力がなくなってしまうらしい。そのため色々と試して、世界(せかい)を今の状態までもってきた。

 

 言葉(ことは)「よし、これで一通り準備は終わったか。」

 俺は今、旅に出る準備をしている。前に地球に行ったときは日帰りだったが、今回は地球で色んな場所を点々としながら旅をするつもりだ。まあ、準備するものは服だけでいいんだけど。

 

 時雨(しぐれ)言葉(ことは)ー!早く来てー!」

 リビングの方から時雨(しぐれ)の呼ぶ声が聞こえる。

 何で呼んでるんだろう?

 言葉(ことは)「はーい!ちょっと待っててー!」

 俺は自分の部屋に荷物をまとめて置いた後、リビングへ向かう。

 

「「「「「言葉(ことは)ー!」」」」」

 リビングに入った途端に皆が抱きついてきた。

 言葉(ことは)「うおっ!どうした!?」

 世界(せかい)言葉(ことは)がもう地球に行くって行ってたから、いってらっしゃいするの!」

 ああ、そっか。永遠のお別れとかじゃないけど、長い間いなくなるのは分かるか、家族だし。

 言葉(ことは)「そっか~、何かグッとくるな。」

 少し上を向いた後に、もう一度みんなの方を見る。

 言葉(ことは)「みんな!ありがとう!それじゃあいってきます!」

「「「「「いってらっしゃい!言葉(ことは)!」」」」」

 

 去り際に見た彼女たちの笑顔は、これから始まる果てのない旅の支えになるだろう。

 

 in地球

 

 言葉(ことは)「うん、今回は上手くいった。」

 俺は地球の中でも一番広い大陸の隅の方に降りた。クレーターは作らずに。

 言葉(ことは)「にしてもここ、霧が少し濃くないか?前が全然見えないんだが、、」

 降りた場所は隅っこの方だが、これじゃ方角やらが分からない。しかし、能力を使って調べるのも味気ない。どうしよう……。

 言葉(ことは)「まあいい、とにかく歩こう。」

 俺は霧の中を歩き始めた。

 

 言葉(ことは)「ん~にしても、前より妖怪が見えなくなった?」

 濃い霧を抜けて、湖のそばにきてからようやく気づいた。

 前に地球に来たときは、獣型妖怪がわんさかいたのに。

 言葉(ことは)「それに、妖怪はいるにはいるけど、簡単には襲ってこないな。」

 ちょこちょこ何体かの妖怪の群れを見るが、縄張りを持ってるらしく、その中に入らない限り襲われることはなさそうだ。

(うん、妖怪たちもちゃんと進化してるんだな。)

 早速新しい発見をし、うきうきした気分のまま俺はまた歩き始めた。

 

 

 言葉(ことは)「はぁ、はぁ!何なんだよ!何でまた追っかけられなきゃいけないのさ!」

 はい。やってしまいました。

 ルンルン気分のまま、速度をあげて走っていると、大きな妖怪の群れの縄張りに入ってしまい、追いかけっこしてます。

 言葉(ことは)「しかも前より速いし!攻撃してくるし!」

 妖怪達は恐らく妖力で作ったであろう球を、俺目掛けて投げてきた。

 言葉(ことは)「キリがねぇ!しかも、木がいちいち高いから前と同じように跳ぶこともできないし!」

(くそっ!何か良い案がないか!?良い案、良い案……)

 言葉(ことは)「待てよ、俺にもアレを加えれば!」

 とてつもなくグッドなタイミングで案を思い付く。

 

 言葉(ことは)「俺に『神力』を『与える』!んでもってとりゃあ!」

 俺は神力を妖怪達と同じように球のようにして

 後ろに投げる。

「グェ……!」

 ボンッ!という音がなると同時に妖怪の呻き声が聞こえた。

 

 言葉(ことは)「当たった!上手くいってよかった!」

 もちろん球を作るのははじめてだ、でも体が勝手に球を作るように動いてくれた。

(能力を使えばある程度補助されるのかな?)

 能力について、また新たな謎ができた。

 

 in近代都市

 

 あらかた妖怪を片付けた後、森を抜けたら近代的な街があった。

 言葉(ことは)「あれ、もうそんなに時間過ぎてたっけ?……?」

 

(まず俺は地球に降りて、追いかけられてた。寝てはいない、眠らされてもいない。ん?ならこれはどういうことだ?)

 何が起きたか分からないので混乱してしまう。しかも、

(ここから『神力』を感じる)

 言葉(ことは)「とりあえず入ってみるか!」

 俺は街の中に一歩足を踏み入れた。

 ビィービィービィー!

 うるさいくらいにサイレンがなってり始めた。

 言葉(ことは)「あ、これやっちゃった感じだな。」

(こんな近代的な、いや、近未来的な場所なんだ、レーザーやら意味わからんロボットに殺されちゃうんだろーな、、、あはは。)

 もう諦めるしかなかった。

 

 in都市内部

 

 言葉(ことは)「いや、だから、俺は宇宙から来たの!そこら辺の妖怪じゃないって!何回言ったらわかるんだよ!」

 

 あのあと俺はレーザー光線とかに焼き消されず、捕縛されて都市の中の地下深くにある牢屋みたいなとこにいる。

 それで、周りに部下みたいなのを連れて来てる銀色の髪をしたお姉さんに色々情報を吐かされている。

 お姉さん「でもあなたからは確かに穢れを検知してます。あなたはそこら辺の妖怪と同じ反応を出してるんですよ?分かります?」

 

 さっきからこんな風に同じ事を繰り返し言い合っている。

 まったく、話が進まんぜ。

 言葉(ことは)「もういい!めんどくさいな!何したら解放する?何でもやるから早く解放してよ、旅の途中なんだ。」

 

 少し言いすぎだか、これくらい言えば少し考えてはくれるだろう。

 お姉さん「へぇ~、何でもやるのね?」

 言葉(ことは)「あ、ああ…。」

 

(少し嫌な予感がする…)

 お姉さん「あなた、私の実験道具になりなさい。」

 言葉(ことは)「はぁ!?」

 

 意味がわからん。周りの部下もそれぞれにこのお姉さんの意見を批判している。

 言葉(ことは)「なんで実験道具何かにするんだ?」

 お姉さん「あなたからは、穢れと一緒にツクヨミ様と同じ力が検出されたから、少し気になってね。色々と確認しないと。」

 

(力って、、神力か!まさかもう新しい神がいるなんて、、、まあ、知能が芽生えはじめてからなら、信仰するっていうのも普通にありえるか。)

 

 言葉(ことは)「まあ、死なないならいいよ。好きにしろ。」

 お姉さん「保証はできないけどね☆」

 

 お姉さんの笑顔は、可愛いというよりとても恐ろしかった。

 

 

 inお姉さんの部屋

 

 言葉(ことは)「あのぉ?」

 お姉さん「ん?どうしたの?」

 言葉(ことは)「なんで俺、あなたの部屋に入ってるんですかねぇ、いいんでしょうか?」

 お姉さん「あなたを監視しないといけないからね、仕方ないわ。それにこう見えて私はここの都市のトップ2よ。色々と融通が聞くの。」

 言葉(ことは)「襲われてしまうってていう意見はなかったんですか?」

 お姉さん「そんなことする前にあなたが死んでしまうわよ。」

 言葉(ことは)「さいですか。」

 

 というわけで、お姉さんの部屋に来てます。

 なんかフラスコやら複雑な機械、実験道具、とにかく科学者って感じがする部屋だ。

 

 言葉(ことは)「お姉さんって「八意 永琳(やごころ えいりん)よ。」…八意さんってどんな実験するんですか?」

 永琳「そうねー、薬を作ったり、そこらへんのガラクタを見てわかるだろうけど、機械を使った実験よ。」

 言葉(ことは)「やっぱそうですか。俺も実験(能力の)したりするんですけど、ここは色々と必要なものが揃ってますね。」

(これだけの物を用意するってことは実験好きなんだろうな)

 永琳「まあ百年もここで実験してたらこんなにも揃うわよ。」

 言葉(ことは)「百年!すごいですね。俺には無理そうだ。」

 

 まあ俺は実験はしてないが、2万年は生きてるんだけど。

 永琳「まあ妖怪風情には無理でしょうね。」

 言葉(ことは)「だから、妖怪じゃないですって…。」

 

 実験道具になる。そういう理由で解放されたのに、まるで今日からのクラスメイト、みたいな感じで話しかけられた。複雑。

 後はここでの注意すべき事とか、ここはどこなのかとか、色々と言われたが、正直あまり覚えていない。

 

 

(旅するはずだったのに、実験道具になるとか、、。何かこの先も不安だな……)

 

 




いやー、3000文字書くのは楽しいけど、肩こりますねぇ。まだ慣れてはないですがどうですかね?読みやすいですか?自分で書いたものを読んでも、中々分かりずらいので、教えていただければ嬉しいです。
では、また次回に!

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