東方深意伝   作:ただのみらの

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おはようございます。ただのみらのです。
たった数時間でUAが25ですって、嬉しい((o(^∇^)o))
あと、ルビふりました。色んなとこに。
此世界(このせかい)の名前とかは全部ふってます。
色々ややこしい話になりますが、読んでください!
それでは、東方深意伝三話目をどうぞ!


3,地球探検家 言葉

 世界を創ってから、今は大体2万年くらいかな?多分そのくらい。

 

 その間は、此世界(このせかい)達と一緒に、何気ない生活を送っていた。

 

 人命(ひとめ)はまったりと、

 

 時雨(しぐれ)は真面目に

 

 運命(さだめ)は皆をからかいながら

 

 空間(そらか)は元気に遊びながら

 

 そして、俺、言葉(ことは)は、能力について実験し、宇宙空間に此世界(このせかい)の家を作りながら、

 

 ほんとに、何気ない生活を送っていた。

 

 唯一変化があったのは、地上、まあ地球全体に、『不思議』な力を持った動物が出始めたということだ。

 

 人命(ひとめ)に聞いてみると、

 

 人命(ひとめ)「あれは獣ですよ。よく分からない力を持ってますが。」

 

 どうやら獣らしい。不思議な力については人命(ひとめ)も分からないらしいが。

 

 しかし、気になってしまうと後に回せない。

 

 言葉(ことは)「皆!俺ちょっと獣達のこと見てくる!」

 

 そうして俺は家を飛び出し、地上へ降りた。

 

 

 

 

 

 

 

 言葉(ことは)「あちち、やらかした!大気圏のこと考えずに降りたのは馬鹿だった、、」

 

(降りて早々やっちゃったなー)

 

 周りを見ると、辺り一面クレーター+焼野原

 

 俺は大気圏で燃え始めた火を消すのに必死で勢いを消すのを忘れてた。

 

 能力?咄嗟に出てこなかったんだよ。ちくしょーめ!

 

 言葉(ことは)「まあ今更色々言ったって意味ないしな。」

 

 ぶつぶつと独り言を言いながら地面を能力で元通りにし、探索を始めた。

 

 

 

 

 

 言葉(ことは)「獣がいたところってこの辺じゃなかったっけ?落ちてるときに場所ずれたかな?」

 

 湖畔を歩いているが、今のところ爬虫類的なやつしか見れてない。

 

 言葉(ことは)「もーいいや。のんびりと探そう。」

 

 早くも諦めてまったり探索することを心に誓った。

 

 しかし、その誓いは早くも破られた。

 

 

 

 

 

 言葉(ことは)「な、何なんだこいつらー!」

 

 俺今、獣の集団に追いかけられてます。

 

 ただいま、全力疾走してます。

 

 おかしいでしょ!何で湖のそばにある森に入ったただけでこんなに獣いんの!?

 

 言葉(ことは)「もう!キリがない!こうなったら…。俺の『速さ』と『逃走』を『強化』!」

 

 実験で手に入れた能力の使い道。『能力強化』

 

 どうやらこの能力には人や物にある言葉の意味を強化して、その人や物自体を強化できるらしい。

 

 しかし、強化の意味を付与しないといけないので、若干手間がかかる。

 

 一言分だけだが。

 

 そこで俺は、今自分の『速さ』と『逃走』(逃げてること)を『強化』したのだ。

 

 言葉(ことは)「でも!ここまでしてもあいつらまだ追ってくる!」

 

 正直体力が限界に近い。

 

 しかも、森の中は意外と入りくんでて、走りにくい。

 

 能力で強化するのもいいが、もう1つこの能力について、分かったことがある。

 

 それは、能力に使う言葉の数だけ、何かしら代償があるのだ。

 

 しかし、代償はある程度消せる。だって自分から『代償』という言葉を抜けばいいから。

 

 それでも、無理な強化や能力の使い方をすると、その分代償を負う。

 

 割と複雑な能力らしいのだ。

 

(体力じゃなくて、何か別のことに能力を使えないか!?)

 

 言葉(ことは)「あっ、良い手があった!てかはじめからこうすればよかった!」

 

 頭にある作戦を実行するため、言葉を紡ぐ。

 

 言葉(ことは)「俺の『跳躍』を『強化』!」

 

 瞬間、世界から音が消えた、いや、俺が音の速さを越えた。

 

 言葉(ことは)「って!これはやばすぎ!」

 

 この能力について、思う強さによって能力の働く強さが変わる。

 

 言葉(ことは)「それに、これがやりたかった事じゃないしね!」

 

 軽く木が点に見えるくらいまで高く飛んでいた俺は、下で俺を見上げている獣達を視界に入れる。

 

 言葉(ことは)「俺は『視界内』を『操る』!」

 

(よし!後は!)

 

 言葉(ことは)「獣達、追うのをやめろ!」

 

 獣達に向け命令する。

 

 すると、獣達はせっせと追ってきた道を戻っていった。

 

 ちなみにこの様子が見えたのは、実験中に視力を強化したから。

 

 言葉(ことは)「成功した!やったぜ!」

 

 素直に思い通りにいったことを喜んだ。

 

 そして、落下する感覚を楽しんだ。

 

 楽しんだ?

 

 言葉(ことは)「って勢い消さないといけな」

 

 ドォォォォォォォォォォン!

 

 

 

 

 

 ...クレーター直しを終えた後。

 

 言葉(ことは)「にしてもあの獣、体力多すぎだな」

 

 俺は追いかけられてる時に感じてることを、近くの木を切って作った切り株の上で整理する。

 

(まず)

 

 言葉(ことは)「あの獣が使っていた『力』は『何』だ?」

 

(なるほど、妖力、か)

 

 言葉(ことは)「妖力をもってるから、獣ってよりかは別の生き物な感じがする。あいつらは『何』だ?」

 

(妖怪かぁ)

 

 言葉(ことは)「まあ、これくらい分かればそれなりの収穫でしょ!早く家に戻って料理しないと時雨(しぐれ)が暴れちゃう!」

 

 そんな黄昏時(たそがれどき)のこと

 

 こうして俺の地球探検は一時幕を閉じた。

 

 

 

 

 

 その夜、、

 

 人命(ひとめ)「それで、あの獣について何か分かりましたか?」

 

 言葉(ことは)「ああ、色々と分かったことがある。」

 

 そして人命(ひとめ)に分かったことを全て語った。

 

 まず、獣ではなく妖怪、そして持ってる力は妖力。

 

 妖力についてはさっき調べたばかりだが、攻撃的な使い方が一番扱いやすいらしい。

 

 そして次に、俺の能力について。

 

 何で自分の能力について話したかというと、何となくだ。

 

 ただ、此世界(このせかい)達には話しとくべきだと感じただけ。

 

 後は地球の環境とかその他諸々を教えてあげた。

 

 人命(ひとめ)「へぇ~、地球も大分変わりましたね!楽しそうです。」

 

 運命(さだめ)「だな、私は言葉(ことは)の開けた穴を見てみたいが」

 

 と運命(さだめ)は俺の失敗をにやけながらいじってくる。

 

 空間(そらか)「私も見てみたい!言葉(ことは)もっかいやって見せてよ!」

 

 とそこへ空間(そらか)からの追撃。

 

(俺の精神は半分ぼろぼろだよ、トホホ、、)

 

 とまあこんなことがあった後に、我が家は久しぶりに眠りについた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しかし、俺だけは違った。

 

 言葉(ことは)「何だここ?」

 

 白い部屋、壁は何となく見える。

 

 しかも、とても広い。

 

 言葉(ことは)「これは部屋というよりも、空間?」

 

 若干反響する自分の声を聞きながら、色々と推測しようとしてみる。

 

 ?「君は見届けるべきだ、此世界(このせかい)の行く末を、そして確かめるんだ、自分の意味を、世界の意味を、全ての意味を。」

 

 言葉(ことは)「…!?誰だ!」

 

 ?「僕は『世界』さ、君の世界。」

 

 言葉(ことは)「俺の、、、世界?」

 

 俺は声だけの誰かと会話する。

 

 ?「そうさ、君の世界、そして僕は」

 

 

 

 

 

 君の、、、、

 

 

 

 

 

 何か言いかけていた、しかしその前に意識がとんだ。

 

 なんだったのかは分からない。

 

 でも、何故か落ち着くような雰囲気だった。

 

 そして、決めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 あの声の言うとおり、意味を探そう、と。この世界の意味を。




今回は少し少なめですね。
さて、能力について色々とわかってきた今回、どうでしたでしょうか?能力については前回書いた通り、複雑です。しかし、ちゃんと全容はのせます!待っててください!
あと、できればですが、ここをこうしたらいい、ここが変。とかアドバイスがあれば嬉しいです。
コメントの方に何か書いていただければ直していきますので、よろしくお願いします!
それでは、また次回で!

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