1月に投稿してから私立公立と入試が並び、さらに自分にやる気が湧いてこなくてこんなに伸びてしまいました。
前回調子乗って文字数伸ばすなんて言いましたがこの話少しずつペースアップして増やしていきます。歪みまくる目標やら活動方針ですがよろしくお願いします。
みんながよく集まる部屋に来てみたけど人命と運命の姿は見えなかった。
恐らく管理室に行ったのだろう、別通路使ったからかすれ違ったようだ。
ここにいるやつだけにでも伝えておこう。
「地球に行くんですか?」
「もしかして神を従わせに行くの?それとも制圧ー?」
「こらまて空間、俺は侵略者じゃないんだよ。それより何で神関連だって分かるんだよ」
「だって今地球で起こってる言葉の興味持ちそうな事はそれしかないんだもーん」
そんなに今の地球はつまらないのかよ、地脈の変化とか各力の素の地域ごとの割合とか他にも興味持てるのはたくさんあるのに...
「ま、そういうことで地球に行ってくる。これ運命と人命にも伝えといてくれ」
「それはいいんだけど、ちゃんと連絡とってよね!」
前に全く連絡してなかったからな、やっぱ寂しいよな。連絡してない本人が何を言ってるんだって話だよ誰だよそれ俺だったよ...
「ああ、こまめに話せるように気をつけるよ」
「ふわぁ...言葉兄ぃいってらっしゃい。私もう寝なきゃ...」
「ああ、いってくるよ、おやすみ世界」
「おやすみ世界」
「おやすみ姉様達、言葉兄ぃ...」
俺がここに帰ってきてから世界はよく眠るようになったらしい。その原因は俺が帰ってきたことよりももっと違うところにあるらしいが。
「さて、いってくるか」
「いってらっしゃい、言葉」
「ああ、それじゃまたな」
目を閉じて島を思い浮かべる。神の争う、その島を。
『想像への跳躍』
だんだんと体の感覚がかすれていく。
『現実への昇華』
唱えた瞬間に体を誰かに遠く遠くへ投げられる感覚がおそう。
そっと目を開けると想像した光景が目の前に広がっていた。
(よし、ちゃんと作動するようだな)
練習中に思いついた能力の新しい使い方を試してみたがうまくいった。
案外無茶ができるもんだな、この能力。
「とりあえず湖に下りるか。分解。」
落下の際たまった勢いを散らしてゆっくりと湖のほとりに着地した。
「さてと、どっちの集まりにいこうか」
ここはちょうど東西の勢力を分ける位置にある。
といっても島の中央ではない。島の地形をころころ変えてた荒れた神がいたからなぁ。
さて、
東に軍神、西に祟り神。
正直祟られる方が恐いからそっちに行って身の安全を確保するか。
いや、俺だって怖いもんは怖いよ?いくらつおいと言ってもね、怖いよ?
「ただの臆病者かよ、もういい行くか」
独り言をぶつぶつと吐きながら西へ西へと歩いてく。
祟り神についてはある程度知ってるが、詳しくはしらない。
中々に楽しみだ。
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「また変な使い方みつけちゃったの...変なことしないって約束したのにぃ!」
言葉の移動の衝撃波で服が破けた時雨。
「地球に行きたすぎて僕達のことも忘れてるしね」
目に涙を浮かべる発果。
「結構ひどいよこれ、また僕の部屋に閉じ込めなきゃ...」
目に光の映っていない乱華。
苦悩の種は中々潰れ切らない。
「空間はちゃんと能力で防いだよ〜」
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湖近くの森を抜けると木材で作った柵が遠くに見える。あの辺りが祟り神が治める一国。中々しっかりとした物を作っている。
「さすがは大勢力だな」
なんて感心してると遠くからピリピリとした空気が伝ってくる。
...この距離で俺を感知できるのもさすがだな。
「といっても軍神との争いが控えてるから警戒が強いし当たり前か」
てか警戒されたままじゃ国にはいれないじゃん。
「力封じ」
これで力を感じ取られることはないな。よし行くか。
新たな出会いを求めて神は世界をマワル。
無事合格はしました。
他の受験生の皆様もお疲れ様です。