東方深意伝   作:ただのみらの

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こんばんわ。ただのみらのです。
3000字書くだけでもきついんですね、、、まあ何事も経験ですが。
それでは、東方深意伝二話目をどうぞ!(ルビふりしました)


2,たくさんの意味。

 ?「ふぅ~、これである程度できたかな?」

 

 

 

 

 

 此世界(このせかい)の娘たちと一緒に、古代?の生物の基礎的なのを作ってきた。

 

 なんで古代?からかと言うと、進化の過程が見たいから!ただそれだけ!

 

 人命(ひとめ)「やっと終わりましたねー、へゃあ!何するんですか!?」

 

 ?「いやいやー、頑張ってくれたからご褒美だよ!」と言いながら人命(ひとめ)を抱っこする。

 

 この子は四人の中でも、落ち着きがあって、がんばり屋だ。

 

 

 

 宇宙を作ってから、彼女達と自己紹介をしあった。そこで分かったこと。

 

 まず、彼女達は神同等の力を持っているが、神ではないらしい。その理由として、信仰を得られないかららしい。なんでも、神様は信仰を得て、はじめて生まれる。だから、信仰してくれる人が少ない、この新しい世界では神でいられないので、人になっているということだ。

 

 

 

 そして、次からが大事、俺も持っているこの『能力』について。簡単にまとめると、、、、

 

 時雨(しぐれ)の能力は、「時を司る」

 

 空間(そらか)の能力は、「空間を司る」

 

 人命(ひとめ)の能力は、「生命を司る」

 

 運命(さだめ)の能力は、「運命を司る」運命(さだめ)の能力は、物事の進む先をある程度決めれるらしい。

 

 他の皆は聞いた通りだった。あやふやなのは、運命自体簡単に変わるからいくら変えてもまたずれるかららしい。

 

 あと司ってはいるけど、「維持するのが私たちの役目ですから、神のように色々変えたりしませんよ。」とのこと。彼女達はあくまで俺の補助役をメインにするみたいだ。

 

 

 

 そしてメインの俺の能力。その『名』を、

 

 

 

『意味を司る能力』

 

 よくわからないと思うが、これには色々効果がある。まぁその説明は長いので省くが。

 

 まぁ、此世界(このせかい)達を生み出したのは、『この世界』『維持』『神様』という言葉の『意味』を強く持たせて、『生み出す』という言葉の『意味』を表したからだ。

 

 これは色々実験したからあってるはず。それに、この力を意識してから、話す言葉の意味は何となくつかめるようにはなった。

 

 あと、此世界(このせかい)達はみんな小さい。ロリコンには堪らn))、、、ごほん。

 

 

 

 まあともかく、自分達のことが分かったのは良いことだろう。

 

 こんな事を思っている間ずっと抱っこしてた人命(ひとめ)は、「トマトかっ!」てツッコミを入れたくなるくらい顔を赤くしていた。

 

 人命(ひとめ)「も、もう無理~///」

 

 どうやら恥ずかしがり屋らしい。

 

 時雨(しぐれ)人命(ひとめ)とイチャイチャしすぎですよ!」

 

 時雨(しぐれ)は俺を見上げてぷんすかしている。

 

 運命(さだめ)「お?嫉妬してるの?時雨(しぐれ)?」すると、横から運命(さだめ)がにやけながら時雨(しぐれ)に話しかける。

 

 時雨(しぐれ)「嫉妬なんてしてません!そ、その、ひ、人命(ひとめ)がかわいそうだからです!」

 

 ?「かわいそうって、そんな、ひどいよー(棒)」

 

(普段しっかりしている時雨(しぐれ)がこんな風になるなんて、何か、面白い!)人命(ひとめ)を下ろしながら、そんな感情のこもってない台詞をいう。

 

 時雨(しぐれ)「ご、ごめんなさい、その、人命(ひとめ)を下ろしてくれれば、いいです。」俺が悲しんでる(演技)を見て時雨(しぐれ)は謝ってくる。

 

 空間(そらか)「あははー!時雨(しぐれ)何か変っ!」と言いながら空間(そらか)が笑う。

 

 人命(ひとめ)「や、やっと地面に降りた、、」

 

(よく分からない場所だけど、楽しいな。ここ。)

 

 俺はただ、「この何もなかった世界」から、「此世界(このせかい)達といる世界」になっただけで心がわくわくしてきた。

 

(この四人と過ごす時間もいいけど、やっぱり気になるな、、)

 

 ?「あのs「あの!」っと、どうした?」

 

 時雨(しぐれ)「その、私たちには名前があるけど、あなたには名前がないのでみんなで名前を決めたんですけど、、」

 

 どうやら、考え事をしている間に四人で話し合っていたらしい。

 

 運命(さだめ)「それで」

 

 空間(空間)「あなたにあげる」

 

 人命(ひとめ)「あなたの名は」

 

 時雨(しぐれ)「私たちの名前を使い」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  「「「「此世界 此世界(このせかい)言葉(ことは)にしました!」」」」

 

 

 

 言葉(ことは)言葉(ことは)、か。ありがとう!人命(ひとめ)空間(そらか)運命(さだめ)時雨(しぐれ)!この名前大切に使うよ!」

 

此世界(このせかい)達がつけてくれた、この名、『絶対』に『忘れない』、『大切』にしていこう…!)

 

「「「「どういたしまして!」」」」

 

 

 

 そこからは皆でたくさん話をしたり、能力を使ってトランプを作って、それで遊んだりした。トランプの作り方は簡単だ。

 

 まず、水に『氷』を与えて、氷に『板』を与えて、板に『分割』を与えて枚数を揃えて、その板達に『紙』を与えて、『トランプ』を与えた。与えた物は全て意味だ。試しにやってみたが、案外簡単に意味を与えれた。ただ少し疲れたが、、、。そして、色々してる内に、ある疑問が生まれた。

 

(この世界にどこまでこの『能力』が通じるんだ?)

 

 言葉(ことは)「皆、ちょっと集まってー!」追いかけっこをしている此世界(このせかい)達を集める。

 

 時雨(しぐれ)「どうしたんですか?」

 

 言葉(ことは)「ちょっと試したいことがあってね。空間(そらか)、俺を中心にこの世界に影響がでないような空間を作ってくれない?」

 

 空間(そらか)「分かったー!そーれっ!」その合図と共に、俺の周りが少し青くなってきた。恐らくこれで隔離されただろう。

 

 言葉(ことは)「よし、それじゃあまず。この土に『人』を『与える』!」そう言った瞬間、土が爆発した。

 

 言葉(ことは)「うわっ!びっくりした!」爆発して宙に浮かんだ土達が人の形を作り、表面から土が皮膚になり始めた。

 

(トラウマになりそう…。)

 

 恐らく、体内でも同じように臓器や骨が作られているだろう。

 

 その状態が数秒続いたあと、俺に似た姿をした、もう一人の人ができた。しかし、うごかない。

 

 ?「…」

 

 言葉(ことは)「何でだ?『人』を与えたのに…。」

 

 空間(そらか)言葉(ことは)!それすごい!」空間(そらか)が隔離された外の世界で驚いていた。

 

 空間(そらか)「それ!中身も外も全部『人』の『形』そっくり!」

 

(人の形にはなるだろう、そりゃあ、だって『人』を与えたから。ん?でも『形』だけ?なるほど、命が足りなかったのか。)

 

 言葉(ことは)「よし!原因もわかった事だし、やってみるか!こいつに『命』を『与える』!」

 

 しかし、なにも変わらない。

 

 言葉(ことは)「あれ?意味を与えたのに変わらない?」

 

 能力が効かないのはおかしいと、そこから色々実験した。此世界(このせかい)達はまた遊び始めた。

 

 それで分かったこと、『生きた人間』だけができることは、できなかった。

 

 そして、機械などができる『動き』はできた。

 

 何とも言えない結果だけの実験だったけど、まあ何もしなかった、というよりは有意義な時間だっただろう。

 

 それに、空間(そらか)に隔離してもらわなくても、世界崩壊!とか、超爆発!とか起こらなかったから良かった。

 

(まあ、意味を持たせて『消滅』させるけど)

 

 言葉(ことは)空間(そらか)ー!これ戻してー!」

 

 遠くで遊んでる空間(そらか)に叫ぶ。

 

 空間(そらか)「?あ、分かったー!」

 

 遊びに夢中になってたのか、少し首をかしげた後に隔離を解いてくれた。

 

 言葉(ことは)「てかもう日が沈みそうじゃん!」

 

(どんだけ悩んでたんだよ、、、)

 

 言葉(ことは)「まあ日が沈みそうでも、腹空かないし、そんな損ではないか。」

 

 運命(さだめ)「だね。まあ腹が空くという感覚はよくわからないけど」

 

 こんな感じで、俺らは空腹にならず、ある程度寝なくても、水を飲まなくても、不調になることはなかった。

 

 そのお陰で三日間くらいぶっ通しで世界の基礎的なのをつくれた。

 

 時雨(しぐれ)言葉(ことは)ー、食べ物ってどんなの?」

 

 時雨(しぐれ)が問いかけてくる。

 

(空腹にならない=食べ物知らないになるのか?不思議だな)

 

 言葉(ことは)「分かった教えてやる!人命(ひとめ)、起きて。今から面白いの作るから。」

 

 俺の作った寝床(仮)で休んでる人命(ひとめ)を起こす。

 

 人命(ひとめ)「んー、、わかったぁ、、」

 

 まだ寝起きで眠そうに返事をする。

 

 人命(ひとめ)「また人つくるの?」

 

 言葉(ひとめ)「いや、今からご飯作るから、人命(ひとめ)にも食べてほしくてね。」

 

 人命(ひとめ)「ご飯?私たち食べなくてもいいからそんなのいらないのに、、」

 

 言葉(ことは)「そうだけど、、味は楽しめるからね、ちょっと待ってて」

 

 俺は泥を固めて器にしたり、土を白ご飯にしたり、草を色んな野菜にしたり、色んなものを準備して料理を始めた。

 

 そして、数十分後、、、

 

 

 

 言葉(ことは)「料理なんてしたことないから適当にやったけど、、。まあ、いっか!皆!これが食べ物だ!」

 

 俺が作ったのは、グラタン、のようなものだ。

 

 何となく自分が好きだったものだろう食べ物だ。

 

 何で好きだっただろう、と思ったかは自分でも分からない。

 

 運命(さだめ)「おおっ!何かいいにおいだな!」

 

 空間(そらか)「ほんとだねー!いいにおい!」

 

 人命(ひとめ)「ほんと、なぜだかお腹がこの食べ物を欲します!」

 

 時雨(しぐれ)「ん~っ!言葉(ことは)っ!早く食べたいです!」

 

 言葉(ことは)「わかったわかった!まず、その前に!」

 

 時雨(しぐれ)「その前に何するんですか?早く食べたいです!」

 

 言葉(ことは)「いや、時雨(しぐれ)落ち着け、クールなお前はどこいった!」

 

(時雨(しぐれ)がこんなに食べ物に興味示すなんて、驚きだな)

 

 言葉(ことは)「んじゃ!皆手を合わせて!それで、いただきますだ!」

 

 空間(そらか)「わかったよー!」

 

 一同「「「「「いただきます!」」」」」

 

 

 

 

 

 世界を作った後のご飯はとてもおいしかった。

 

 

 

 言葉(ことは)「皆、おいしかったか?」

 

 時雨(しぐれ)「ええ!とても!また食べたいです。」

 

 人命(ひとめ)「美味しかったです。これを食べてると幸せになれるんですね!」

 

 人命(ひとめ)はまだテンションが高い。

 

 運命(さだめ)「食べ物って面白いな!また別のも食べてみたいよ。」

 

 空間(そらか)言葉(ことは)っ!またつくってね!」

 

 あまり上手くできたつもりはなかったが、喜んでくれてよかった。

 

 言葉(ことは)「喜んでくれてなによりだ!皆、また手を合わせて。次はご馳走さまな?」

 

 一同「「「「「ご馳走さま!」」」」」

 

 

 

 この世界ができて、一番濃厚だった1日だろう。

 

 この世界がこれから辿っていく『道』がどんなものか、とても気になって仕方がない。

 

 どうか、とても楽しい世界になりますように。

 

 どうか、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 前の世界のように、人々が殺し合うことがないように。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




能力については、文中にあったとおり、のちのち載せていきます。結構複雑、な設定にしてるので。
読んでいたただきありがとうございました。

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